女性上位ゲームの利点?
M男向け・女性上位のエロゲーと言われても、どうにもよくわからないなと思ってたんですが。具体的に「ヒロインがひどい目に遭わない。すべて女性主導。快楽堕ちや悪堕ちのような立場逆転なし」と考えると、わかる気もしてきました。
うちのゲームの場合『サキュバスエンサークルメント』が近いわけですね。
このゲームの女性上位は、エロ的な発想よりもゲーム的な構造からそうなっています。サキュバスを倒して勝って終わりにしてしまうと、それ以上ゲームが続かないので……登場する5人のサキュバスは、普通の人間ではまず倒せない超強い大悪魔、なんとか倒してもすぐ復活する、どうしょうもない無敵の存在となっていて、脱出するのが目的のゲームになりました。エンディングも島から脱出できるだけであんまり勝っていません。
原初的なレトロゲームは同じキャラが何度も登場して襲ってくる、それをエロゲーとして上手くやれそうな設定を考えたらこうなったとも言えます。
『スターパイズラー2』は主人公が勝つと立場逆転してしまいます。一度勝つとヒロインとのHもそこで終わりです。
女性上位のエロゲーというのはよく考えると、ヒロインが決定的に敗北することはないので、同じヒロインを何度も使い回してゲームステージを構成できるわけです。そう考えるとけっこう作るの楽なタイプのゲームなんじゃないか? と思ったりもしたんですけど、はてさてどうでしょう。
実際『サキュバスエンサークルメント』は作るのが楽なゲームだったのかというと、まあその……実は内部構造がすごく簡素なので、水着版や英語版もすぐ作れたんですよね。敵キャラやギミックも少ないです。『いもうとクノイチ』や『コマフル』と比べると、楽に作れたゲームではありますねぇ……。
まあ同じキャラを何度も使い回せても、それで面白くなるかはまた別の話です。
基本HCG3枚のミニゲーム。こういうのもいいですよね。