CF2.5の紹介 オブジェクトの種類
今回は私がゲーム制作で使用している制作ツール「Clickteam Fusion 2.5」(CF2.5)の紹介記事です。
・ゲーム作りたいけどプログラミング言語とか怖いよぉ
・どのソフトで制作していいかわからないぞよ
・CF2.5は聞いたことあるけど情報少なくて未知の物体すぐる
そんな方向けの記事です。
CF2.5はオブジェクトありき
オブジェクトは直訳すると「物」なわけですが、そういうものがあると思っておいてください。
CF2.5はこのオブジェクトが無いことには始まりません。
制作の流れは次のようになります
オブジェクトを設置する
↓
動作を開始する条件を設定する
↓
実際の動作の内容(アクション)を設定する
これを繰り返して制作を進めます。
この時に重要なのがオブジェクトの種類です。
オブジェクトの種類によって設定できる条件やアクションが異なるからです。
CF2.5は多種多様なオブジェクトが用意されています。
目的に沿ったオブジェクトを設置する必要があるわけですね。
オブジェクトの紹介
実際にCF2.5でゲームを作る際によく使うオブジェクトをいくつか紹介します。
アクティブオブジェクト
最重要オブジェクトです。
ゲーム中で座標移動をしたり、他のオブジェクトと衝突したりするものはこれを使います。
多数のアニメーションを内包できます。(数十種類×32方向)
オブジェクト自身が32個のフラグと260個の変数と文字列を持てます。
ゲーム内の大多数はこのアクティブオブジェクトで構成することになるでしょう。
背景オブジェクト
その名の通り背景を表示するオブジェクトです。
設定でアクティブオブジェクトと衝突するかしないか選べます。
背景オブジェクトは条件やアクションを設定できず、
フラグや変数も持ちませんが動作が軽いです。
また、自動的に最背面に描画される特性を持ちます。
カウンターオブジェクト
数字を表示するために使います。
自身は変数を持たないので、他のオブジェクトの変数やグローバル変数を参照して数字を表示します。
一方、表示している数字を他のオブジェクトから参照することはできます。
文字の画像を用意すれば任意の装飾文字で表示できます。
文字列オブジェクト
文字を表示するために使います。
複数のパラグラフを内包でき、順次切り替えて表示できます。
かなり低機能な文字表示機能で長年CF2.5の弱点でしたが
最近CF2.5界の神様がエクステンション(プラグインのようなもの)を公開し、
1文字ずつ表示や縁取りを簡単にできるようになりました。
斜め表示なども可能になり、もはや弱点ではなくなりました。
Iniオブジェクト
セーブデータの読み書きを行うのに使います。
セーブデータの内容も自分で作るので、効率よく使いこなすにはそこそこ修練が必要です。
以上、基本的なオブジェクトを紹介してみました。
様々なオブジェクトを使い分けて作る それがCF2.5
上記の他にも実に様々なオブジェクトがあります。
レイヤーを移動させるもの、ジョイパッドの入力を取得するもの、
角度の計算をしてくれるものなど沢山あります。
しかし、基本は一緒です。
オブジェクト設置→条件を設定→動作を設定
この流れです。
前回、前々回でも述べましたが、CF2.5はプログラミング言語を使いません。
オブジェクトを設置して簡明なGUIでポチポチしながら作る。
これがCF2.5なのです。
ゲーム作りたいそこのあなた!
楽しいCF2.5ライフを始めてみましょう!