こんにちは、Dream Taleのぼっちです。
現在「獣の夢みる恋物語」という凌○ロマンスADVを制作中です。
体験版がこちらからダウンロード可能なので、
よろしくお願いします。
今回は、先日実施したCG添削配信のフォローとダイジェストになります。
初配信終了しました
獣の夢みる恋物語は、
現在制作にあたりグラフィッカーの
待蔵先生に彩色添削・補助をしてもらっています。
普段は裏でやってもらっているのですが、
9/9にCG添削の様子を配信いたしました。
配信自体初めてなのに、裏で話してる人の副音声という
難易度の高いことに挑戦したので
至らない点もあったかと思いますが、
なんとか無事終了できました。
めっちゃトークデッキ用意してたのに
ほぼ技術的な解説の伝達で終わってしまった笑
お越しいただいた皆さまありがとうございました。
特にコメントしてくださった方には感謝!!
これまでこのCi-enで添削のBefore⇒Afterは
何度か載せていましたが、
具体的にどのような部分が修正されているかは
あまり書いていなかったので、
参考になれば幸いです。
ダイジェスト公開
配信という特性上、興味はあったけど
見られなかったという方もいるかと思いますので、
今回は特別に、全体公開で添削過程をお見せいたします。
本当は動画を撮っていたのでそちらを上げるつもりでしたが、
自分を萌え声だと思い込んでいる万引き犯の金切り声が大量に録音されていたのでなかったことにしました。
(だからボイチェンのピッチ下げろって言ったじゃん……by先生)
代わりに静止画でダイジェストをまとめます。
添削配信ダイジェスト
今回のテーマ
触手凌○です!!!!
せっかくなので全年齢ではできないような配信にしようと思い、
R-18らしい絵を選びました笑
どういうシチュエーションなのかは……
また改めて紹介しますね。
今回はこの絵を元に、
以下の5つ点について添削をしてもらいました。
①パース
まず、パースの効いた絵を描く場合は
パース定規を元に空間上に箱を描いて、
その中に納まるようにキャラを描くといいそうです。
魚眼パースにしたい場合、
最初から魚眼にするより
まず三点透視図法のパースを固めたあと
パース定規を魚眼に変換するのがおすすめです。
【補足】
配信では映ってませんでしたが、パース定規⇒オブジェクトの
この部分にチェックをつけると魚眼に変換できます。
(※クリスタv2.0以降から可能)
今回の場合、構図の関係から
人体からパースを取るのは不可能だったので
背景からパースをチェックしました。
魚眼をかけると背景の柱が図の赤線のようにもう少し歪むので
修正いたします。
(雲の流れも同様に修正)
②デッサン
今回の絵では、
の違和感に指摘が入りました。
(この辺は個々人に依るところなので割愛)
③髪の流れ
アオリ構図で下から上にいる人を見上げている場合、
前髪はパース線に沿った流れになります。
元絵ではあまりあおられていなかったので、
流れを修正予定です。
なお前髪が顔(特に目)を隠してしまう場合、
触手で引っ張って後ろ側に流すという天才的手法を提示されたので
ぜひ実践してみてください笑
④触手の描き方
物議を醸したパートです笑
まず触手自体の塗りについては、
ラフは触手ブラシで塗ったままなので、
機械的な感じになっているとの指摘が。
この量手書きめんどくせ~~~ヤダ~~~~と
喚いたところ、一番簡単な触手の塗り方を
教えてもらえました!
それが、
- 普通にエアブラシで陰影をつける
- 空の写真などを使ったテクスチャを貼る
- ハイライトを乗せる
です!
ポイントは2のテクスチャを1本ずつ変えることで
均一感を減らしつつ楽できるという点です。
配信上では、このCGの背景からテクスチャを生成するという
荒業が披露され騒然となりました笑
背景の一部をコピペ⇒トーンカーブをいじり……
焼き込みカラーで貼りつける!
すごい!それっぽくなった!
また汁は単色で塗ると画一的になってしまうため、
たまるところは白く、薄くなるところは透明に近い色で塗る
を意識しましょうとのことです。
配信では利用するブラシ含めて解説しておりました。
ちなみに
- 触手構図の参考になる触手モノのAVタイトル
- 触手はなぜ赤が多いのか
の話の時に触手有識者の知恵が欲しかったのですが、
視聴者含め自信ニキがいなくて残念……!
(この配信絶対触手有識者必要でしょ!ってずっと言ってた)
⑤エフェクト
※ここから動画が撮れていなかったため、完成品からのスクショになります
今回場面は屋外・夕方ですが
雰囲気を暗めにしたかったので全体的に色を落としたいのが要望です。
ざっくりとした手順としては、
- トーンカーブで全体の明度を落とす
- 太陽光を加算発光でキャラのアウトラインに乗せる(ペンツールなどではっきりした形で描く)
- 環境の光をエアブラシで表現
という感じで、このようになります。
配信では各レイヤーの合成モードとともに塗り方を解説していました。
そして環境光の入れ方の解説ですが、
今回の配信一番の問題シーンです
自然光のエフェクト色の解説で急に地学の勉強が始まり、
視聴者「?」ワイ「????????????」の状態になってました笑
※待蔵先生は光工学専攻だったのでガチの専門です
私の理解が追いつかず解説がgdgdになり申し訳ございません!
上図は
「夕方の場合、太陽は地球から見た時沈みかけている(ほぼ真横にある)ため、地平線に近い箇所ほど太陽の色(黄色)になり、頂点に近い箇所ほど青くなる」
ことを表しています。
今回の絵では
左側(太陽の位置)ほど黄色で、真ん中から右側は青っぽくなる
のが正しい環境光の入れ方になります。
よく空気感の表現として青色をスクリーンで入れたりしますが、
きちんと地学的な根拠があって使われている表現ということですね。
ようするに、環境光や陰影を入れる場合
光源の位置や色、種類を意識する
のが重要!!
あまりにも……難しい……!
以上のような修正を経て、添削後の画像がこちらになります!
(※エフェクト以外の修正箇所は解説のみで修正点は非表示になっています)
Beforeと比較するとこう!
こちらの添削を元に、ラフを修正して清書したものが実装されます。
どうぞご期待ください!
今後の添削配信について
私自身も得られるものが多かったので
また配信したいのですが、
- 音声・録画まわりの環境改善が必要
- 今月のノルマに色ラフがもうない
- そもそも見せられる色ラフがあとちょっとしかない
などの理由から、
しばらく先になりそうです。
今後のラインナップは
- 戦闘エフェクトの掛け方(全年齢)
- 背景素材の合わせ方(全年齢)
- 血液の描き方
のいずれかを予定しております。
このあたりの表現で悩んでいる方がいらしたら、
次回の配信をご視聴いただくと参考になるかもしれません。
配信上では、具体的なレイヤーモードやブラシの説明もしています。
もしよろしければ、
今回見逃した方もご覧いただけると幸いです。
今回のような添削を受けたい場合、
せんせーのSkebから依頼してみてください!
https://skeb.jp/@yuuji8668
※通話・配信形式の添削は募集されてません
なんだかんだ長丁場付き合ってくれた待蔵先生に一番の感謝!