「おっちゃん冒険者の千夜一夜」
という本を電子書籍で購入しました。
存在を知ったのはネット連載漫画で(現在2話まで)
https://firecross.jp/ebook/series/447
原作が「なろう」系の小説作品です。
評価を書くからには面白いわけですが、その理由を
できるだけネタバレを避けて言いますと、
○登場人物にバカが居ない
→バカが話を引っ張ったり、主人公サイドをピンチに
陥らせたりしない。
→バカが見てて恥ずかしい言動をすることがないので、
共感性羞恥持ちの人に優しい。
○エロ、ゲス、天賦のモテ才能が無い。恋愛描写も無い。
(見た目が良い女性は少し出てくる)
○文体は小難しくなく、伝わりやすい表現方法をとっている。
カタカナ効果音を用いたオノマトペが無くて読みやすい。
(個人の感想)
○とにかく物語が動く。主人公は作戦を進めつつも、
人間の汚さによる裏切りに配慮してるので、
読んでてツライ大惨事にならない。
→読んでる途中でこちらのテンションが下がりにくく
冗長さを感じにくい。
○主人公の戦闘能力は、他の中世ファンタジー物と比べて
中の中ぐらい?
→ルーラ、トペルーラ、積載量増加、程ほどのネームド敵が
使うぐらいの剣技。
最大の武器はアンデッドを含めたモンスターとの
交渉技能と、シェイプチェンジ。
他にも良いところが多いのですが、ざっとこんな感じです。
欠点はといえば、角川やホビージャパンがよくやる、
「なろうカクヨムあがりなんざ、単価1200円ぐらいでええやろ」
というアレです。ボッタ。
買う読者が減るから、その辺は早く改善して欲しい。
おのでらさんの本ですらそのぐらいの評価。
あえて悪いところを強引にあげると、
アレをするにはコレが必要で、そのためにはソレが、
みたいな流れが多く、RPGゲームでのお使いクエ連発
みたいに感じたりするかも?ぐらいかと。
よく言えばそれだけ複雑な流れを、丁寧に考えたな
って感じですけど。
一巻を読み終わった時点で二巻購入確定なんすけど、
これを読んでくれた方々にもお勧めなんすよ。
三巻まで出てます。
値段高いけど、ボリュームは結構ありますし。
挿絵は漫画版と小説版で結構違うけど、どっちも良い味
出してます。
アマゾンの著者欄にイラストレーターの名前も載せてるのは
高感度高いです。挿絵量はそこそこ。
昔のスニーカーとかの頃と比べると、ページ数に対しての
枚数は少なく感じるかも。
↓アマゾン
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B079TMF8JL/ref=ppx_yo_dt_b_d_asin_title_o00?ie=UTF8&psc=1
落描き。