兵庫 2022/02/22 05:33

「おっちゃん冒険者の千夜一夜」

という本を電子書籍で購入しました。

存在を知ったのはネット連載漫画で(現在2話まで)
https://firecross.jp/ebook/series/447
原作が「なろう」系の小説作品です。

評価を書くからには面白いわけですが、その理由を
できるだけネタバレを避けて言いますと、

○登場人物にバカが居ない
→バカが話を引っ張ったり、主人公サイドをピンチに
 陥らせたりしない。
→バカが見てて恥ずかしい言動をすることがないので、
 共感性羞恥持ちの人に優しい。

○エロ、ゲス、天賦のモテ才能が無い。恋愛描写も無い。
(見た目が良い女性は少し出てくる)

○文体は小難しくなく、伝わりやすい表現方法をとっている。
 カタカナ効果音を用いたオノマトペが無くて読みやすい。
 (個人の感想)

○とにかく物語が動く。主人公は作戦を進めつつも、
 人間の汚さによる裏切りに配慮してるので、
 読んでてツライ大惨事にならない。
→読んでる途中でこちらのテンションが下がりにくく
 冗長さを感じにくい。

○主人公の戦闘能力は、他の中世ファンタジー物と比べて
 中の中ぐらい?
→ルーラ、トペルーラ、積載量増加、程ほどのネームド敵が
 使うぐらいの剣技。
 最大の武器はアンデッドを含めたモンスターとの
 交渉技能と、シェイプチェンジ。


他にも良いところが多いのですが、ざっとこんな感じです。

欠点はといえば、角川やホビージャパンがよくやる、
「なろうカクヨムあがりなんざ、単価1200円ぐらいでええやろ」
というアレです。ボッタ。

買う読者が減るから、その辺は早く改善して欲しい。
おのでらさんの本ですらそのぐらいの評価。


あえて悪いところを強引にあげると、
アレをするにはコレが必要で、そのためにはソレが、
みたいな流れが多く、RPGゲームでのお使いクエ連発
みたいに感じたりするかも?ぐらいかと。

よく言えばそれだけ複雑な流れを、丁寧に考えたな
って感じですけど。


一巻を読み終わった時点で二巻購入確定なんすけど、
これを読んでくれた方々にもお勧めなんすよ。
三巻まで出てます。
値段高いけど、ボリュームは結構ありますし。

挿絵は漫画版と小説版で結構違うけど、どっちも良い味
出してます。

アマゾンの著者欄にイラストレーターの名前も載せてるのは
高感度高いです。挿絵量はそこそこ。
昔のスニーカーとかの頃と比べると、ページ数に対しての
枚数は少なく感じるかも。

↓アマゾン

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B079TMF8JL/ref=ppx_yo_dt_b_d_asin_title_o00?ie=UTF8&psc=1

落描き。


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