●忍んできた夜7●

そう言って白澤は上体を起こし、邪魔な掛け布団を床へ投げ捨て、ほぼ半裸に乱れ切った鬼灯の姿を晒し出す。
自分をかばう物がなくなってしまい、鬼灯が戸惑った雰囲気を漂わせるのが伝わってくる。



しかし白澤は構わず、鬼灯の体から身を少し離し、投げ出された両足の間に座り込む。



(じゃあ、素股させてもらおっと・・・)



先ほど弄った鬼灯の、弾力のあるスベスベした内腿の感触を思いだし、白澤の身体が期待でどんどん高揚してゆく。



開いていた鬼灯の両足首を持ち、膝立ちの体勢をとらせて足をしっかり閉じさせる。
鬼灯の半分さらけ出された白い臀部がいやに眩しい。その肌の弾力に、顔が緩むのを止められない。
このまま乱暴に掴んで揉んで、そのまま指を突き入れて泣き声をあげるまでいじり倒したい。
そのまま閉じられた内腿の間に己の滾りきった屹立をゆっくりと突き入れる。



(おおっ・・・!思ってったとおりスベスベ・・・!)



硬く閉じられた鬼灯の大腿の間に屹立を滑らせ、深く突いて鬼灯自身にも刺激を与えてゆく。自分の快感源に鬼灯自身が擦れ、相手の思った以上の熱の高さにゾクゾクと鳥肌が立つ。
柔らかく程よい弾力がある内腿の感触と、鬼灯自身に擦れているという二つの刺激がますます白澤を興奮させ、無意識に吐く荒い息が抑えられない。



白澤の屹立が鬼灯自身を擦りあげると、鬼灯の腰がビクビクと痙攣し、背筋もわずかに反応している。顔を見れば、眉は眉間に寄せられ、目は硬く閉じられ、すっかり顔を紅潮させて辛うじて息だけは乱さずにギリギリのラインでとどまっているようだ。



(んんっ・・・気持ちいいんだけど・・・)



鬼灯の内腿が極上の肌触りで気持ち良いのには変わりないが、女の子と違って肉付きが薄いので両足をしっかり閉じさせても若干隙間が空き、白澤が望むほど強い刺激が得られない。
鬼灯はかなり感じているらしく、自身をしとどに濡らして白澤の擦り上げにいちいちビクビクと反応している。



(よし、じゃあこうしよう・・・)



白澤は腰の動きを止め、鬼灯の膝頭を掴み、両足を左へ倒した。
これで両足が密着する体勢になり、白澤の屹立を楽しませてくれるはずだ。



すっかりまくり上げられた赤い長襦袢に、鬼灯の白く滑らかな下半身がうっすらと闇に浮かび上がる。
両足を横倒しにされて男の性器が隠され、この様だけみれば大柄な女性にも見える。



下半身を横倒しにしたことで臀部がさらに明らかになり、白澤はそこにもいたずらを加えたくて仕方なくなってくる。



(うーん、鬼灯色っぽいなあ・・・)



その色っぽい人物と、これから快感に耽られるのだ。白澤の興奮はますます高まってゆく。



僅かに両足の間から除く陰嚢を狙い、白澤は屹立を付きこんでゆく。
陰嚢の柔らかさと今度こそみっちりと食い込んでくる両太腿の内側と、熱くなった鬼灯自身という、いくつもの感触が屹立を刺激し、突き入れただけで白澤は先走りの液をもらしてしまった。



「はあ・・・気持ちいいよ・・・鬼灯・・・」



快感に胴震いしながら、素直に感想を口にする白澤。鬼灯の耳にもしっかり聞こえているに違いないとわかって、わざと口に出して囁く。



柔らかく密着している柔らかい内腿と、先端に当たる硬さを持ったヌルヌルの鬼灯自身がたまらなく気持ちが良い。
白澤は鬼灯のことなど鑑みることをすっかり忘れ、夢中で腰を動かし、快楽を貪り続ける。



鬼灯の口からはっ、はっ、と荒い吐息が吐き出され、時折ビクビクと腰を痙攣させている。
トロトロと透明の液が溢れ出し、明らかに絶頂が近いことを示しながら、白澤から与えられる素股の快感に流されている。



(あ、そうだ・・・)



腰を動かす白澤の視線の先に、せわしなく揺さぶられる白い美尻がある。後ろ向きで情を交わすときにいつも顕にさせている、唯一、鬼灯が見せる秘部である。



(どうせなら、こっちも・・・)



見せはするが、あまり触れさせてもらえない見事な美尻をいきなり鷲掴みにし、鬼灯の身体がビクリと大きく跳ね上がる。
そのまま何度も乱暴に弄び、滑らかな皮膚と尻肉の弾力を堪能する。ときおり戯れに軽く表面を叩いたりして、思う存分加虐心を満たす白澤。
軽く叩かれるたびに、強く掴まれるたびに鬼灯が明らかに抗議の声がこもったうめき声をあげるが、白澤は気にしない。



起きたければ起きればいい。しかし、起きた直後に、最初に自慰をしていたことを思う存分指摘するつもりでいる。



鬼灯の貞操観念はぶっ飛んでいるというか、自分を大切にしないというか・・・とてつもなく薄いが、自分が快楽を感じていることを相手に悟られるのを非常に嫌がるところがある。
自分が羞恥を感じているのか、相手をつけあがらせないためなのか理由はよくわからないが、そんな鬼灯が自分から快感を求めて自慰に耽る場面をバッチリ抑えたのである。



ここまで寝たふりを続けて自慰をなかったことにしようとしてごまかしているのだから、これ以上の事をしても鬼灯は寝たふりを通すだろう、と白澤は踏んでいた。



(こういうときは、とっとと起きないと、こういう目にあっちゃうんだよ~、鬼灯・・・)


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