●忘我の君40●

ダラダラしていたら40まで来ました・・・

これからもよろしくお願いいたします。

今回EROSなので後ろに注意して読んでくださいね・・・・!!

くれぐれも・・・・!!



王の手が下から伸び、鬼灯の長襦袢をくくっている帯にかかる。しっかりと結ばれているはずの帯はいとも簡単に着物から離れ、一瞬空気を含んで朱が舞い上がる。
その間から見え隠れする白い肌に、眩暈がしそうなほどの色香が醸し出されていた。



全裸になった鬼灯の白い身体を大きな手でするすると撫で回し、その滑らかな肌の感触を愉しむ。
性感帯を通ると、鬼灯の肌がビク、と小さく反応し、その反応の感覚はやがて短くなり、とうとう鬼灯の口から喘ぎ声として発散した。



「ぁぁっ・・・・」



わずかに聞き取れた程度だったが、その一声で身体中の血液が沸騰するほど、雄ならば欲情する。



白澤も例に漏れず、一瞬おとなしくしていた身体を再び暴れさせ、ガムテープでふさがれた口を懸命に動かしてもがきまくっている。



「んっ・・・なんですか・・・」



「いや、せっかく観客がいるものだからな・・・」



そう言って王は鬼灯の白い身体を両手に抱くと、くるりと反転させて白澤と対峙させた。
一瞬目があったが、両者の瞳の色は正反対だった。
一方は嫉妬で目を血走らせ、一方は欲情で涙を潤ませている。



自分の裸を見られているのと、さすがに白澤に面と向かって自分の痴態をみせるのは気が引けている鬼灯だったが、背後から逞しい身体に抱きすくめられ、背中に分厚い胸板を感じ、後ろから軽くのしかかられて、逃げ場をふさがれた。



「悪趣味では・・・?」



「最初にこれを極め込んだのはおまえだ。ならば、皿まで食わせてやるまでよ・・・な?」



最後の呼びかけは白澤に向けてだったが、当然白澤の口から感謝の言葉など出るはずもなく、動かせない口から意味不明の濁音を含んだ嬌声を発し続けている。



「王・・・その、私はここまでするつもりは・・・っ」



流石に羞恥が先に立ち、相手に抗議しかけたところで、耳を甘噛みされて言葉を切らされる。



背後から伸ばされた逞しい手が白い胸をまさぐり、もう一方は両足の間へと進んでゆく。



「んんっ・・・!あ、はぁ・・・!」



触られればすぐに発情してしまう王の神気に当てられ、鬼灯の身体はすでに抱かれるようになっていた。
病的なほど真っ白な身体は薄く紅づき、ほんわりとした色香を立ち上がらせ、すでに相手を誘う媚態を示し始めている。



指を舐めるように口腔に指を入れられ、鬼灯は促されるまま紅い舌で艶めかしく舐る。半分伏せられた目に長い睫毛がかかり、絶世の美しい横顔で王を愉しませる。



鬼灯の身体からは咽かえるほどの色気が立ち上り、白い肌も、王の愛撫によってしっとりと湿り気を帯びてゆく。



「んぶっ・・・ふ、ふ、はぁ・・・」



浮き上がった腹筋の凹凸の一つ一つを愛おしそうに撫で、そのまま両足の間へと男の手が移動する。



ビク、と鬼灯の身体が跳ねあがり、ぎゅっと目がつぶられる。



最も敏感な部分に触れられ、鬼灯が快感を感じているのは明らかだ。王に触れられれば強○的に発情し、快感を貪る身体になってしまっている鬼灯にとっては当然の反応だが、目のまで見ている白澤には衝撃意外の何物でもない。



「んぐーー!んぐぐぐぐ!」



感じ入っている鬼灯の姿と王の行為に抗議すべく、再び激しく暴れて文句を言うが、当然身体は動かず口はガムテでふさがれている。



卑猥な水音と鬼灯の切羽詰まった吐息が流れていたが、王はふと愛撫の手を止め、そのまま鬼灯の両膝の裏に手を添えると、左右に大きく開脚させた。



「んっ・・・はぁ、王、これは・・・嫌です・・・」



鬼灯の秘めた部分が全てさらけ出され、欲情して濡れた自身が、白澤の目の前に開かれる。



「どうした?コヤツの前で我らの交わいを見せると企んだのはそなただぞ?しっかり見せつけてやればいい・・・」



「し、しかしこれは・・・んんっ・・・!」



根元から先端までヌルリと撫で上げられ、鬼灯の腰から背筋に向かって快楽の電流が走る。
羞恥の体勢を何とかしたかったが、王に快感を与えられている間は抵抗ができない。



されるがままに性感を高められ、王から一方的に与えられる刺激に反応し、その淫らな身体を白澤に晒し続けるだけしかできなかった。



王の掌の技巧はいつもよりも巧みで、男の逞しく大きな掌に包まれている丁度良い安定感も手伝って、鬼灯は余すことなく快感に身体を震わせる。



根元から先端までを激しく上下に擦り、一気に絶頂感がせりあがったところで動きを止め、五指を使ってバラバラの動きで自身をタッチする。
絶頂の波が少しおさまったところで最も敏感な先端を親指の腹で撫でられ、鬼灯は首を仰け反らせて快感を訴えた。



「はぁ、はぁ・・・うっ・・・んん、もう、ああっ・・・」



快感を持ち上げられては引き下げられ、その繰り返しに鬼灯は意識が曖昧になってくる。
目のまで白澤に見られていることも忘れて、白い身体をくねらせて、ただただ快楽に翻弄されていた。



目の前で他人の性交を見せつけられて、白澤は若干おとなしくなったものの、納得いかない相貌で二人を睨みつけていた。
時折乱れる鬼灯の色香に見惚れそうになるが、自分の目の前でこんな行為が成されるなど、許せない。



「ふふ、達したいか?鬼灯・・・」



「ああっ!あっ!ああっ!んんんっ!」



急に激しく上下に扱かれ、一気に絶頂感がせりあがる。またここで動きを止められ、焦らされるのかと覚悟していたが、王の手の動きは止まらない。



「あっ・・・と、とめてっ・・・!だめ、だめです・・・!」



切羽詰まった鬼灯の陶酔した声が部屋に響き、次いで身体は強く硬直する。



独特の匂いが白澤の鼻孔をくすぐり、鬼灯が達したのを確認した。
しかし、絶頂しても王の手の動きは止まることがない。



「あぁっ!と、止め・・・もう、出しました・・・っ!」



「そんな事は分かっておる。余に身を任せよ、鬼灯」



一度射精して覿面に敏感になった表皮をさらに激しく摩擦され、鬼灯が白い身体をくねらせて身悶える。
はあはあと上がる鬼灯の息は桃に染まり、嗅ぐものを片っ端から魅了する。



先ほど射精した鬼灯の精液を潤滑油代わりにして、さらに滑らかな動きで自身を責めたてられ、鬼灯は快感の強烈さに首を仰け反らせ、左右に振り、王のたくましい腕を掴んだ。
怪力の鬼灯に掴まれて痛みを感じないのか、王は構わず激しい動きで鬼灯を責めたててゆく。



「んんっ!も、もう、あぁぁ・・・っ!」



鬼灯の声が切羽詰まり、弄ばれている自身の先端から再び絶頂の証が吐き出される。
激悦を終えた鬼灯はグタリと身体を背中の王に預け、荒い吐息で肩を上下させている。



激しい快感に翻弄され、達したさらなる絶頂に、鬼灯の頭は真っ白になっていた。



「見事な潮吹きだったぞ、流石にこれは堪えたか・・・」



寄りかかる鬼灯の頭を優しく撫でながら、まだ快感を極めた自身をゆるゆると弄んでいる。
いつまでたっても終わらない快感に、鬼灯の理性が蕩けそうだった。



「はぁ・・・はぁ・・・も・・・この姿勢・・・嫌です・・・」



吐息交じりに吐き出した言葉を聞き取り、王は面白そうに聞き返す。



「なんだ、神獣に我らの我らの性交を見られるのに羞恥を感じるか?望んだのはそちだぞ?」



「・・・・・」



沈黙で答えを返す鬼灯に、王が行動を示した。



「あっ!な、何を・・・!やめてください!」



解き放った鬼灯の帯を使ってその両目をふさぎ、視界を奪ってしまう。



「これなら、見られていることを忘れられるだろう?ほら、続きだ鬼灯・・・。まだまだその可憐な声で鳴いてみせよ・・・」



耳を甘噛みされ、鬼灯の背筋にビリビリと快感が走った。


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