●スキャンダラスブラック12●
今日は更新しない!疲れた!
と言って風呂に入ったら元気になって
「はっはっはっ!書くぞ書くぞ!」
と変なスイッチが入ったけど
右手が途中で死んで
皆さん自分の限界には気をつけましょうという話です。
というわけで大臣の命の・・・かけら・・・・!!!!!
「んぐっ!はぁ、あぁっ!あっ!あっ!」
鬼灯が艶っぽい声を上げて快楽を訴えるが、アデスはその唇に人差し指を当てる。
「あらあら、お声、出しちゃったら外に聞こえちゃいますよー?いいんですかぁー?」
「・・・・っ」
群衆のすぐ横で、閻魔の第一補佐官が閨の行為に耽っているなどと、知れてしまったら大ごとだ。今の鬼灯の醜聞となればメディアの恰好の的で、大々的に報道されてしまうだろう。
人に注目される立場になって、鬼灯は改めてその不自由さを感じた。
鬼灯が戸惑っている間もアデスは口づけを続け、甘い唾液に濡れた鬼灯の舌を吸い、その快感で黒髪の鬼神を震わせる。
アデスの魔術で周囲から見えていないとはいえ、なんとも落ち着かない状況に、鬼灯は当惑を隠せない。
そんな鬼灯の様子を軽く笑い、アデスは下半身をさらに密着させ、わざとつま先立ちになり、踵で着地して僅かながら縦に擦る。
「んぐっ・・・・!」
電撃のような快感が腰を突き抜け、それだけで体中の力が抜けてしまう。
「ふふっ、気持ちいーですかぁ?」
(気持ちいい・・・・・・?)
アデスに言葉を投げかけられ、鬼灯はその言葉を頭に染み込ませる。すると胸の刻印がはっきりと浮き上がり、鬼灯の身体は欲情でのぼせ上り、触れるそよ風にさえ感じてしまうほど身体が性的にのぼせ上ってしまった。
「うっ・・・あぁ、き、気持ちよく、ない、ですっ・・・!」
艶まみれの声で言ってアデスを睨むが、その表情は泣き出しそうに緩んだもので、相手を威嚇する以上に、加虐心をそそる蠱惑的なものだった。
「ふふん、相変わらず、ゴージョーな子ちゃんですねえ・・・」
鬼灯の細顎を掴んでいた手が離れ、着物の襟に一瞬でもぐりこむと、肌触りの良い胸元を探り、すぐさま反応した突起に指を掛ける。
「あ、あぁっ・・・くあぁぁあっ・・・!」
あまりの心地よさに声を抑えることができない。しかし喘ぎ声をあげた直後、自らの失態に気づいて急いで両手で自らの口を押さえる。
指の隙間からふうふうと荒い息を吐きながら、目だけはアデスを睨んでいたが、その黒い瞳は潤み、相手をつけあがらせるだけだった。
「んんふ、ふ、んんっ!んっ!んんんっ!」
指先で連続して胸の突起を弾かれ、そのたびに鬼灯の身体が縦に揺れる。
体の感度が増して、疼き始めていたそこを一気に刺激され、たまらない愉悦が上半身を中心に浸透してゆく。
鬼灯はたまらず背を大きくのけぞらせ、髪の先が何かに触れる感触を受ける。
目だけを動かして背後を見ると、鬼灯たちに向けて視線を投げかけ、明らかに目を丸くしている通りすがりらしい鬼がいた。
その鬼はすぐに立ち去ったが、二人の睦み合う瞬間を見られたにしては反応が薄い。
「あらら、悪い子ちゃんですねえー。結界の外にでちゃいけないでしょ?さっきは髪の毛がちょーっと結界からでちゃっただけで済んだようですが、これ以上ののけ反りはいけませんよ?」
アデスが囁くと、明らかに手と感じられる二本の何かに鬼灯は背中を押され、アデスの身体に接触するよう押し戻した。
アデスの放つ香水、イランイランの香りをかぐと、頭がくらくらするほどの官能に包まれ、情欲で一瞬何も考えられなくなってしまう。
鬼灯の片手はアデスの胸に縋り付き、下半身の力は完全に抜け、両足の間に差し込まれたスーツをまとった太腿へさらに股座を食い込ませてしまう。
「んんっ!んーっ!んんっ・・・!んう、ふうぅ、んぐ、んっ・・・!んん・・・っ!」
上半身でも下半身でも弾ける悦楽に、鬼灯の性感神経は理性と欲望の間で混乱をきたし、冷静な鬼灯を大きくとりみださせていた。