サークルSBD 2012/07/27 23:30

『さよなら人類』 第五話 後編

第五話後編 :SBD・著



ディーバ・ルは、亀頭の鈴口におもむろに自分の唇を押し当てた。
そして、ガリッという鈍い音と共に、プッと頬を膨らませると、”何か”を思いきり、ハムサンのペニスに吹き入れ始めた。

「ぐっ、ぐゃあああああーーーーッ!!!!」

痛みとも何ともつかない異様な刺激に襲われ、ハムサンは思わず叫んだ。
精液が逆流するような感覚だった。
睾丸の中に、何かを注入された。
熱い液体。
どんどん侵食されていく、痺れが広がっていく!

「私の血よ」

顔を上げて、ディーバ・ルがニッと微笑んだ。
その唇の端から、真紅の血の筋が垂れていた。

「人間よ。私の血を受けるがいいわ。
所詮、私達とお前達とは相容れない存在。
知らないのかしら?
私達の血は、お前達にとっては毒なのよ!」


「くッそおお、おお!ぉぉぉお!」

カイトが背中を弓なりにして叫んだ。彼は泣いていた。
叫ぶことで彼は、射精を堪えようとしていた。
今度発射してしまえばもう、通算三度目にもなる。
一度射精する毎に、脱出への体力も気力も奪われていくのだ。
ハムサンが死を賭して自分に託してくれた、結果がこれか!

しかしディーバ・ルは、拳を握って耐えようとするカイトを肩越しに見下ろし、冷ややかに宣告した。

「黙れ、と言っておいたのに。
そんなに反抗したければ、どうせならもっと激しくいやらしく動いてみなさいよ。
この私に、腰を使わせるつもり?
どうなるか、わかっているのかしら」

ディーバ・ルのヒップが、ぐるぐるっと、軽く8の字を描くように円運動した。

きつく締まった膣内では、たっぷりの粘液に覆われた無数のヒダや細かな柔突起が彼のペニス一面に絡みつき、蠕動を繰り返して、休む事なく貪欲に責めたてていた。
じっとしているだけでも強烈な快感をもたらすディーバ・ルの膣。
そのためにカイトはなるべく動きを無くすべく堪えていたのだが、ディーバ・ルが自ら腰を振ったために、いやでもカイトの肉棒は上下左右からモロに膣壁に擦られ、にゅるにゅると刺激されまくる事となった。

「アーーーーーーーーー~~~~~ァァァァァァ!!!」

カイトは、ビクビクと全身を引きつらせながら、盛大に三度目の精を放出した。

「ね?これを続けさせたら、命の保証はできないわよ」

しばし放心状態に陥ったカイトを見下ろしたディーバ・ルはそう言って、ふん、と嘲るように鼻を鳴らした。


下腹部が熱く、ジンジンとした妙な痺れに支配されてきた。早くも毒が回ったのか。
一度は観念したつもりのハムサンも、これからどうなるか想像もつかない不安に、ただ怖れおののいていた。
友の悲鳴を聴きながら、どうすることもできない自分を呪った。

この毒で、俺は死ぬのか?
ハムサンは思った。
どんな毒なのか、それがはっきりしない。
ナイルスネイルが復讐の手段として選んだものだ・・・・
苦悶しつつ死に至るという、細胞組織そのものを破壊していくタイプの毒か?
しかし、今となってはむしろ、痛みはまるで感じない。
すると、神経を侵し、呼吸困難や心臓麻痺を引き起こすというタイプの毒なのか・・・
軍の教官に教えこまれた戦闘の為の毒の知識が、ハムサンの脳裏に皮肉な形で甦ってきていた。

ディーバ・ルが、ハムサンに向き直って言った。

「お前の仲間はいい声を聴かせてくれたよ。お前にはもっと素敵に唄ってもらうからねぇ」

「へッ・・・・知るかい。どうせ俺はもう、くたばるだけなんだろ。
畜生、得物にさえ手が届けば・・・・・もう一度ぶち込んでやりてえぜ、キサマのドテッ腹によ!」

ハムサンは、遠くの床に落ちたショットガンに向かって手を伸ばし、身悶えた。

「こっのクソ化け物がっ、はなせ、はなしやがれっ!コケにしやがって!殺るならひとおもいに殺れぇっ!」

「そう。お前は死ぬのよ・・。
ただし誤解しているようだから教えておいてやる。
もう一度言う。私は化け物じゃない、ディーバ・ルだ。
このディーバ・ルの手にかかって死ぬ事を誇りに思うがいい。
そうとも、お前の願い通り、毒がお前を殺す前に、私が直接、息の根を止めてあげるわ。
最初からお前の死に様は、狂い死にって決めてあるんだから!」

ディーバ・ルはいたずらっぽく二ッと笑うと、アカンベーをするように舌を出してみせた。
そしてその桃色の舌で、胸の谷間から顔をのぞかせたままになっていたハムサンの亀頭を、ペロリとひと舐めした。


黙って顔をしかめているハムサンを見て、ディーバ・ルの舌がもう一度、テロテロと亀頭をねぶった。

「う・・」

ハムサンは低くうめいた。

「な・・・なんだ、この感じ!?」

「ふ、ふ、ふ・・」

ディーバ・ルは、ハムサンの動揺した顔を愉しげに見ている。

「ックックッ・・・何て顔」

ハムサンは、何とも複雑な表情でディーバ・ルの目を見返した。

「ほら、もっと気持ち良くしてあげる。刺激をもっと増し加えてあげるわ」

ディーバ・ルは再度、舌をハムサンの亀頭に這わせた。
そして、すぐにスッと舌を引いた。

「どう?」

「う、う・・なんだ・・!これは、毒の効果か・・・!?
貴様、はじめからこれが目的で・・!」

「気づいたみたいねぇ。でもどうしようもないわよ。お前は死ぬの。
そら、もう一撃、くらいなさい?」

ディーバ・ルはそう言ってさらに一舐め、ハムサンのペニスの裏筋へ舌をぬるりと往復させた。

「哀れな人間。もうお前の感覚は二度と、慣れるという事が無い。
味わった刺激は味わった時のまま決して薄れる事無く、ただただ積もり積もって、命尽きるその時までお前を責めさいなむ・・・。
ほぅら、もう一撃よ」

ディーバ・ルの舌が、そろりと亀頭を這う。

「・・・く・・・ぅ」

「ふふ・・・どうかしら。
私の与えた快感の一部始終を、今もそこに感じるでしょう?
どう?無数の幻の舌に舐められ続ける気分は」

「だから・・・・どうした!クソ面白くもねぇ手品だぜ・・!」

「クックックッ・・。いいわその言葉、後でもう一度聞かせて頂戴。
一つだけ教えておいてあげる。
一度でもイったら、お前はおしまいよ」


しばらく活動を止めていたディーバ・ルの乳房が、再びふゆふゆと揺れ動き始めた。
これまでとは異なる、柔らかな乳房の感触を味わわせるようなソフトで緩やかな圧迫が、断続的に繰り返される。
谷間に埋まったハムサンのペニスは、意思とは裏腹に、限界にまで硬く膨れあがっていた。
それが、ハムサンにとっては屈辱であり、恐怖でもあった。

「ほうら、こんなに大きくしちゃって。
私が憎いんでしょう?でもダメね。
この私にかかれば、結局こうなっちゃうの」

「く・・そ・・・・!」


ぷにゅぅ・・

やわやわと波打つ乳房に呑まれ、ハムサンのペニスは再び完全に谷間の奥へと埋もれてしまった。
ハムサンのいきり立った大きめの一物も、ディーバ・ルの乳房の圧倒的なボリュームの前には、子供のそれ同然だった。

ぷにゅう、ぷにゅぅぅぅ・・・

ペニスは、マシュマロより柔らかく弾力のある乳肉に四方八方からピッチリと包み込まれていた。
カイトを捕らえている膣とはまた一味違う独特の動きで、乳房はハムサンのペニスを強烈に刺激していた。

「う・・・く・・・!」

「ックックッ・・。どんなに耐えてもあがいても、もうその快感から逃げられはしないよ。
あとは加速度的に刺激が増していくだけ・・。
私の編み出した、一番残酷な処刑法よ。お前にはこれがふさわしいわ・・」

ぷにゃっ、ぷにゅぷにゅ・・・

「あっあ、やめろっ!くそぉっ!あふ、やめろッ!やめろぉーッ」

「ほうらほうら、さっきまでの威勢はどうしたのかしら」

「あーっ、ぐっあ、ぐ・・ぞ・・!ぐぐぐゥ・・・ウ・・!!」

「どう?私のおっぱい、大っきいでしょ、柔らかいでしょ、気持ちいいでしょ?
これに包まれて、平気でいられた人間なんて、一人もいないの。
舌でねぶり回す感触だって、いまだに感じられるでしょう?
ほおら、もう止められない。イくしかないのよ」

ふにゅ、ぷにゅぅ・・ぷにゅぷにゅぅ・・・

豊満な乳肉による、あまりにも柔らかな圧迫。めくるめくその感触。
ヴァギナに勝るとも劣らない"性器"としての乳房に、怒張した肉棒をあの手この手で執拗に責めたてられ、ハムサンは絶頂の淵へと追いつめられつつあった。

彼はついに、無意識の内にか、自ら腰を動かし始めていた。

「ち、ちくしょおぉーーーーっ!!」


どぴゅうっっ!!!!

悔しげに一声叫んだハムサンは、身をよじりながら思いきり射精していた。
それだけは阻止しようと歯をくいしばって必死に堪えたハムサンだったが、到底、意思の力で押しとどめきれるものではなかった。
精液はかなりの勢いで発射されたが、ディーバ・ルのあまりにも豊かな乳房はそれを外に漏らすことなく、全てを谷間深くに閉じ込めていた。

しかし、一旦射精したにも関わらず、ハムサンの腰の動きはまだ止まらない。
ハムサンは目を丸くして、奇声を発した。

「は、う、わぁっ!?こ、れ、は・・!?あ、が、がぁ!」

「イったらお前はおしまいになるって言っておいたでしょう。
どうかしら?イク瞬間の快感が、消えずに永遠に続く気分は・・・ックックッ。
さぁ、これからが、本当のお仕置き・・」


にゅるるぅぅ・・・!

精液でぬらぬらと滑るようになったディーバ・ルの柔肌が、再びハムサンの亀頭をぴったりとくるみこみ、密着して刺激を加えてきた。
しかも今度は、射精したばかりで敏感になっているところへである。

にゅるにゅる・・ぬるぅ・・・!

「ごはぁっ!!」

ハムサンは、びくびくと肩を痙攣させながらのけぞった。

「ぐっぞぉーッ!うううっ、うぅーっああ!!」

「もっと、強烈にイかせてあげる・・・。死んでよ」

ディーバ・ルの言葉と共に、ペニスを包み込んだ乳肉が蠕動し、亀頭をまた谷間の上へと押し出した。
柔らかな大地を割って芽吹いたつくしのような亀頭を、ディーバ・ルの唇が、にゅぷっ!ときつく咥えこんだ。

「や、め、ろォォォオオオオオオオ!!」

耳に刺さるハムサンの絶叫を涼しい顔で聞き流すと、お返しとばかりにディーバ・ルは、

ニュプッ!ニュプッ!ちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱ、くちゅくちゅくちゅ・・・!

小さな唇で強くペニスを締め付けしごきながら、敏感になっている亀頭に舌を当ててぐるぐると回転させた。

「あひいぃーーー!!!ひいっイイィーーーーッ!!!!」

下半身をガッチリと押さえつけられているハムサンは、上半身を床に打ちつけるようにして転げ回った。


ちゃぷっ!

ディーバ・ルの唇が淫らな音をたてて亀頭から離れた。
乳房が揺れ動いて、再び亀頭を完全に呑みこんだ。
その直後、


ドピュッ!ドクッドクッ!

乳房に閉じ込められたハムサンの亀頭が大量の精液を放出した。

「うわァ、わああぁぁぁぁーッ!!いッぎゃぁぁはあああーーーーー!!!!」

ハムサンは絶叫した。
しかしディーバ・ルは情け容赦無く、ぬるぬるの乳肉を激しく上下にすり合わせ続けた。

・・・にゅるにゅるんちゅ・・・にゅるにゅるにゅるん・・・にゅるっぷりゅっ・・にゅるっちゅ・・・

ハムサンは半狂乱になって叫びまくった。

「ひいぃっ!あっ!あひひいいいいぃ!!もういやっ、やーっ!やめ、やめでぐれぇぇっぇぇ」

「ダメ。さ、もう一度イくの」

・・ぷにゅんちゅ、にゅるうぅっるぅ・・・ぷゅんっ


ドピュッ、ピュピュゥーーーゥッ!

ディーバ・ルの声に導かれるように新たな精液が噴出させられ、射精の強烈な快感が更にまた、それまで積もり積もった刺激に上乗せされた。
しかもその度に、放出した精液のせいで、刺激的なぬめりもいっそう増していくのだ。
ディーバ・ルはその為に、肌からの吸収をわざと無くして、精液がペニスの周りに溜まるようにしていた。
彼女の先の言葉通り、消えない快感が無限に増幅されてゆく、これは実に残酷な処刑法であった。


「ハ・・・ム・・サ・・ン・・・・!」

カイトは、突っ張ったハムサンの両足の震えと叫び声から、ナイルスネイルのおそるべき性技がハムサンを死の淵に追いやりつつある事を悟ったが、どうしようもなかった。
カイト自身、もはや余力は残されていなかった。
少しでも起きあがろうとすると、ディーバ・ルは先手を打って腰をグラインドさせ、ペニスのあらゆる場所を、ぬるぬると絡みつくヒダや柔突起の密生した膣壁で嬲りまくるのだ。
カイトがのけぞって床に倒れ、たまらず射精するまで、そのグラインドは容赦無く続くのだった。


「あっひィ!!ヒ・・・ィィ!ヒィィーーッ」

・・・ぷゅにゅん・・にゅうるにゅるる、にゅるるん、にゅるっ!ぷにゅぅっ・・

「やめでッやめでェッ、だずげでぐだざぁぁっィ、やめ、やーーッ!!やめでェーーーッ!!」

ハムサンは、あまりの快感に、のたうち回った。

「ふん。止めて欲しいの?そう・・・ふふふ」

「ううーッうッ、も、もう、やめっ、やッ、うふぅっ」

「ダメよ」

・・・ぷるん、にゅぅぅる、にゅぅぅぅるるるう!

「はぎゃぁああぁぁああぅふ!!!!あぎゃ!はぐっ、ぐぷぷ・・」

息を詰まらせ、痙攣しながら悶えるハムサン。

ディーバ・ルはその様子を、ほのかに頬を上気させてうっとりと眺めていた。


・・・ぷにゅにゅ、ふにゅにゅ、ぷにゅにゅ、ふにゅにゅ・・・

「ぐぷっ・・うぐふーっ、ふぁっぁっ、あっ、ああんっあああーっ!!」

・・・ぷにゅる、ふにゅ!ぷにゅる、ふにゅ!ぷ、にゅぅ・・・

「あっあっぐぅ!!あーっ!!ふっ、ぁぁあン、アッ!ぁぁぁぁあああぁァアアア!!!!」

・・・にゅぅるるっ、ぷゅん、にゅるにゅるにゅるにゅる!


ドピュッ、ピュルルッ、ピューーーーーー!

「はひィィーィーッ!!!アヒぃいゃやいいイイッ!!ひぎぁぁあゃああぁぃぃいひいぃィイイイイ!!!!!」

もはや快楽の喘ぎというよりは断末魔に近いハムサンの痛切な悲鳴に耳を澄ませていたディーバ・ルは、目を細め、うっとりとして言った。

「あぁん・・なんて良い声。生命のまたたきを感じるわ。もっと聴かせて・・・ほら、聴かせるのよ」

・・ぷるん・・っぷるん・・・にゅるるるるる・・・にゅぅるる・・プニュゥニュニュゥッ・・・

「ナブラマージャのペット、お前もだよ?・・聴かせなさい、素敵なレクイエムを」

ディーバ・ルは、ダンスのように優雅に腰を振った。
膣とペニスがきつく擦れ合い、溢れた粘液が淫らな音を立てた。

くちゅくちゅぅくちゅくちゅぅ・・・

ひとたまりもなく、カイトは絶叫のようなよがり声を上げた。

「は!ああはあああっ!!ァァアアアア!!!」

たちまちカイトは、もう何度目かわからない絶頂に達し、白濁液をディーバ・ルの熱い膣内にぶちまけた。


ハムサンは、もはや声も無い状態で、顔を真っ赤に染めて悶え狂っていた。
決して消退しない、感じた時のままの強烈さで永遠に続く性感。果てしなくどんどんと増し加えられてゆく刺激。
数度の射精を経て途方もなく積み重なり膨れ上がったその快感は、既に人の耐えられる限度を超えていた。
しかしディーバ・ルの魔性の乳房は、なおも容赦無くぷにゅぷにゅとペニスを柔らかにくるみこんで責めたて続けていた。

肺の中の空気を搾り出すように、ハムサンの喉が震えた。

「・・・あひぅ・・・ぐぎひぎ・・・ぃ・・・・ぃ!!」


ぴゅ・・・

ハムサンのペニスが、さすがに量の減った精液を発射した。
と同時に、涙でぐしゃぐしゃになった真っ赤な顔から、鼻血が噴き出し始めた。

ドクドクドク・・

おびただしい量だった。

・・・にゅうるにゅるる、にゅるるん、にゅるっ!にゅぅっ!

水のように揺れる柔らかな乳房は、なおも官能的にその身をくねらせ続けている。
ハムサンは床に上体を静かに横たえたまま、鼻血を出し続けた。


「ぶぁ」

一言、意味の無い言葉を残して、ハムサンの顔がガクッと力無く横を向いた。


ぷりん・・

ディーバ・ルの乳房が、ハムサンの股間を離れた。


ドサ、ドサッ!

ハムサンの両足が、床の上に投げ出された。
全身の力を失くして横たわるハムサンの肉体、その中で唯一股間のペニスだけが、ビクビクと脈動を繰り返していた。
やがて、見る間に睾丸がきゅうっと収縮し、


ぴゅっ!

もはや何も触れてはいないむきだしの男根が、水じみた薄い精液を少量、放出した。

二、三度同じように射精を繰り返した後、ペニスの脈動も徐々に弱まっていき、ハムサンはそれきり二度と動くことはなかった。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

月別アーカイブ

限定特典から探す

記事を検索