サークルSBD 2015/02/02 00:00

スカンク娘 A GO-GO その3

これは!と気になったスカンク娘さんたちを、各々簡単にではありますが少しずつご紹介させて頂いております。
既にご存知な内容も多いかも知れませんが、宜しくお付き合い頂ければ幸いです。

週刊ヤングジャンプの看板作品の一角として現在も絶賛連載中の漫画『TERRA FORMARS テラフォーマーズ』。
弊ブログでも以前こちらの記事にて少し触れており、「いつかはスカンクの能力持ちの女性出てきてくれないかな~って思ってます。スカンク強いよスカンク。」などと書いていたりしたものですが・・・・念願かないました!ブラボーッ!!!
先日の木曜に発売されたヤングジャンプ 2015年 2/12 号に、スカンク(の能力持ちの)娘さんがメチャくさいのをぶっぱなして敵を倒すという、そのものズバリなシーンの描かれた回がついに掲載されました!
版権もののキャラとしては『風かおる女子高生』の香ちゃん『エンジェルノート』のシンカちゃん以来の衝撃。
それもTVアニメ化までされた話題の人気作品内でスカンク娘の猛烈にくちゃ~い活躍が見られるとは感涙ものです。
スカンク娘の時代、来たかな?来たのかな!?来てちゃぶだい。
そんなわけで今回は『テラフォーマーズ』特集です。みんなで叫ぼう人為HENTAI。

※この記事には『テラフォーマーズ』及びそのスピンオフ作品の内容についてのネタバレが含まれています。
あらかじめご了承下さいませ。



柳瀬川 八恵子(やなせがわ やえこ)」さんは、やや臆病なところはあるものの、辛い状況を耐え忍んでも折れない芯の強さを持った、明るく健気な女性です。
火星行きのメンバーに選ばれる前は、いろんな人に騙されたりと様々な不幸に見舞われた挙句、パンの耳とマヨネーズで暮らすような貧乏生活を余儀なくされていたらしいいわゆる薄幸の美女で、お金には滅法弱いのがウィークポイント兼チャームポイント。
八恵子という名前は入力時の予測変換で出て来にくいせいか、インターネット上では「八重子」と記述されていることが非常に多く、現在の時点では作品のウィキペディアにすら間違った漢字で登録されていたりする辺りの事情も、彼女の薄幸イメージをそこはかとなく後押ししている気が致します。 (ウィキペディア上の名前、直ったみたいです。)
そして極めつけはもちろん例のアレ。スカンクのごにょごにょです。

八恵子さんがスカンク娘化手術を受けた頃の様子は、スピンオフ作品『テラフォーマーズ妄想訓練記 教えて! ミッシェル教官』内の8話め「八恵子とM.O.手術(モザイクオーガンオペレーション)」に描かれています。
火星行きのメンバーは全員それぞれ手術によって何らかの生物の特殊能力を身につけているのですが、彼女の場合、「手術のベースとなる生物(の能力)に要望はあるか?」と尋ねられて「お金儲けができる能力がいいです・・・!」と即答したところ、なぜだかスカンクにされちゃったみたいです。
確かに当方をはじめ世界のスカンクフェチ相手に秘密の商いを始めたらいくらでもお金を引き出せそうではありますが。
スカンクに決まったのが彼女の答えのせいかどうかは不明ですし、諸々の厳しい条件が付きまとう手術なので贅沢は言っていられないものの、ごく普通の女の子だった八恵子さんの反応はといえば案の定、恥ずかしがるわ涙ぐむわ落ち込むわと大変なことに。
火星行きメンバーの友人に「どんな生物になったの?」と尋ねられ、「オナラ女」「すかしっ屁するんじゃねえぞww」と皆に後ろ指さされて嘲られる光景を思い浮かべてしまい、スカンクだなんて知られたくない!とついつい「ハツカネズミ・・!」などと答えてしまったり。
コンプレックスのあまり脳内で自分のことを、ブボッ!!と放屁する人面スカンクになぞらえていじけてしまう、何とも薄幸かわいそう系女子の八恵子さん。
しかしとある事件をきっかけに、それだけでは終わらない彼女の真の魅力が描かれていきます。
一説によれば、「かわいい」というのはもともと、「かわいそう」から派生した言葉なのだそうですね。
この『妄想訓練記』では絵柄もほんわかとまるっこくなって、八恵子さんかわいいよ八恵子さん。
トホホな泣き笑いの表情もめちゃ可愛らしいのに、知らないうちに「日本チームの毒ガス兵器」「熊殺し(ベアキラー)」の異名を頂いてしまう八恵子さんに幸あれ。
このお話では、スカンク娘としての彼女の貴重な初ぶっぱなしを拝むことができます。
肝心のぶっぱなす瞬間が丸ごと省略されているのは実に残念ですが・・・・・・・・・・・・グリズリーよ、安らかに眠れ。

スカンク娘となった彼女の日常の様子は、無料Web漫画サービス『となりのヤングジャンプ』内連載『今日のテラフォーマーズはお休みです』の14話「勝負師(ギャンブラー)八恵子&アレックス」にて見ることができます。
このシリーズは"もしも火星行きメンバーが火星ではなく他の平和な無人星に不時着していたら"という設定のパラレルワールドですので、『テラフォーマーズ』本編では血生臭いことになっている皆さんもほんわかのびのびと自由を謳歌しており、心なしか八恵子さんもSKNKコンプレックスから解放されて自分の能力に対し前向きになっているみたいです。
冒頭からいきなり人為変態でSKNK化完了済みの八恵子さん。
とある計画の遂行に必要となるチームメイトのアレックスくんを呼び出すと、SKNKパワーで作ったらしい「臭箱」こと簡易ガス室に彼を閉じ込め、ニオイ責めを駆使して強引に協力を迫ります。
その計画とは・・・・・・・・・
本編でもちらほらと出てきますが、八恵子さんといえばやはりお金絡みのネタ。
スカンクの能力、きっちりお金儲けに役立ちましたね。
特殊な協力者が不可欠な上にいろいろと問題をはらんでいそうではありますけど・・・・
ちなみにスカンクの天敵は一部の猛禽類とされていますが、そういう鳥はものすごく目がいいかわりに嗅覚はものすごくニブいので、スカンクがどれほどくちゃいプ~をしようと構わずそのまま捕食してしまうためらしいです。
ただし眼や気管支にまともに入ってしまった場合は別で、スカンクに例の一発をぶっかけられた大きな鳥が飛び立てなくなってヨロヨロ歩いているところが目撃された例もあるようです。
天敵同士(正確には少々異なりますが)のコンビっていいよね!

さて、それらのサイドストーリーを踏まえたところでいよいよ今回の『テラフォーマーズ』本編のぶっぱなしへと相成るわけですが、実は本編中でも過去に一度だけ、それっぽい場面が描かれていたことはありました。
コミックス10巻収録の第88話「MIGHTY HEART 愛と正義」では、八恵子さんが人為変態して能力を使用し、押し寄せてくる敵の大群の足を止めることに成功しています。
ただしこの時点ではまだ彼女の能力の詳細は明かされず、ただ臭いと密接な関係があることだけがおぼろげにわかるという状態でした。
特徴が「悪臭」であることに加えて、鼻すじにシマスカンクの特徴である白い線があらわれていたり、臭腺という表現が使われていたり、敵が八恵子さんの能力を封じようとして狙ったのが彼女の腰付近に位置する二点(スカンクの臭液を製造・貯蔵している袋もしくはそこから肛門に繋がる管にあたる位置)だったことなどから、スカンクなのかもしれないという期待はあったものの、その時点では残念ながらまだ推測の域を出ず、何とももやもや感の残る展開ではありました。
彼女はいずれまた活躍してくれる・・・・・・・・・・・・そう信じつつ待つことしばらく。
ついにこの度、第127話「BOERTE CHINUA 蒼白の狼」にて八恵子さんがシマスカンクの能力者として堂々参戦、絶体絶命のピンチからの大逆転を見事果たす大活躍をしてくれました。
ただし八恵子さんのアレは気体ではなく、スカンク本来の「臭液」として描かれておりますので、苦手な方はご注意を。

戦いの相手は、この回のサブタイトルにもなっている通り、ハイイロオオカミの能力を持ったごっつい軍人です。
百戦錬磨の格闘家をも軽く圧倒する凄まじい運動能力に加え、恐るべき鋭さの嗅覚により敵の攻撃動作までもを「嗅ぎ取って」先読みできるという強敵で、体格も戦闘をくぐった場数も、本来は非戦闘要員だった八恵子さんとの差は歴然。
彼女のみならず、残った仲間の誰であろうとも真正面からまともにぶつかってはまず勝ち目が無さそうなくらいです。
そんな相手に八恵子さんが圧勝できた要因は、まず第一に、そんな軍人のそれをも凌駕する彼女自身の戦う覚悟・・・・自分や仲間の生命と尊厳をかけて強大な敵に立ち向かう、その『スゴ味』。
倒されて満身創痍になった仲間からも「よせ・・・・・八恵子・・・・・」と止められますが、彼女は必死の形相で叫びます。
「やってみなきゃ分かんないでしょうがっ!!!」
姐御!と慕いたくなる見事な覚悟。
少年漫画の主人公の台詞としては割合よく見かける一言ですが、臆病な上に自分の能力にコンプレックスを持っていた八恵子さんが言うと重みがまた一味違います。
花も恥らうハタチの乙女が、薬物で HENTAI 変態してスカンク娘に。
かつてヘッピリムシの能力者(男性)は必殺技を掌からドガーンと撃ち出してましたが、実に良いヒップしてるおにゃのこな八恵子さんの場合は・・・・・そうです当然のごとくお尻からです。もういろんな意味で必然ですよね。
ちなみに恒例の編集部お手製アオリ文には、「純情可憐な砲撃手」と書いて「シマスカンク」とルビがふってありました。
ぶっぱなしのコマではアングル的に砲門が見えないのですが、八恵子さんのスカンクスプレーもおそらく大体こんな感じで発射されているものと思われます。
勝因の第二は、相手のハイイロオオカミくんがスカンクのアレの威力をあまりにも過小評価し侮り過ぎていたこと。
作中にはマーズランキングという数値が存在し、基本的にはそれが上位なほど戦闘力に優れるとされているのですが、そのランキングが八恵子さんよりも圧倒的に上な他のキャラを既に倒していたため油断したというのもあるのでしょう。
「臭さじゃ俺は殺せない」「もし放ちやがったら『臭っ!』って言った後に殺す」と豪語し、完全になめきった様子です。
事実、ぶっぱなされたアレを手で払いのけた辺りのコマでは、顔をしかめつつもまだそこまでのダメージは負っていないようにも見えます。
しかし・・・・・・・・・・・・
第三には、仲間たちの存在が挙げられるでしょう。
思えばどんな時も、彼女がそのくちゃい能力を自らの意思で使用するのは、自分の身だけでなく大切な仲間を守るためにでした。(パラレルワールドの八恵子さんの場合、 尻 私利私欲のために使ったりもしていましたが・・)
もともとスカンクの本領は専守防衛。襲い来る凶暴な牙をも退けさせ命を守り抜く力こそがスカンクの本分とも言えます。
そんな祈りを込めたせっかくのイッパツも、もし八恵子さんが一人きりだったなら、相手の反射神経と先読み能力の前にその真価を発揮できなかっただろうと思われるのですが、それをオオカミくんのお鼻の穴へといやらしくすべり込ませるために、ボロボロになって倒れていた仲間が最後の力をふりしぼってくれました。

「『痛んだ卵とニンニクの臭い』 文字にすればそれだけである」
たかがそれだけ、されど世界一くさいといわれるスカンクのアレですから、直撃をくらえばもちろんただでは済みません。
しかもそれが嗅覚に優れるイヌ科のケモノだった場合、一体どういうことになってしまうのか。
作中にはそれを象徴するかのような印象的なイメージが1ページぶち抜きででかでかと描かれています。
吸い込んだ鼻を中心に頭が内部から爆発を起こしたかのような鮮烈で強烈過ぎる感覚。まさにあたまがパーン!状態。
そして無様にゴロゴロと転げ回りつつ「ウゥンギャアアアアアア!!!!!」「ォ・・・オォギャアアアアアアアアア!!」と絶叫しまくるオオカミくんのナイス反応。
どんだけ臭かったのでしょうか。
うらやま・・・・・いや悲惨ですね。おそろしいですね。
でもこの彼は結局、スカンクスプレーにやられた後ヤケドして車から転げ落ちただけなので多分まだ生きていると思われますし、命までは落とさなかっただけラッキーかも?
しかしスカンクのアレは蛋白質と強く結合するため物理的に除去するのは困難を極めるといいますから、ニオイ中和剤も無いのに当分あの状態のままで「臭さじゃ殺されない」というのはむしろ、アンラッキー・・・・・?

惜しむらくは、状況が状況ですから仕方がないのですが、今回のぶっぱなし時の八恵子さんは表情とシャウトに気合が入り過ぎていて、あまり可愛らしいとかエッチいといった雰囲気ではなかったことでしょうか。
さらにこのオオカミくんとスカンク娘の決戦は、始まってから数ページほどで全てが決着してしまうあっさり加減なため、またもやくすぶるようなもやもや感が残らなくもないのですが・・・・
しかし今回は版権作品においてこれまではひたすら省略やごまかしに終始されてきたスカンク娘のぶっぱなしの瞬間がきっちりと描かれており、その意義は非常に大きいと思われます。
キャラがすぐに退場してしまいがちな『テラフォーマーズ』本編でこれまで無事に残ってこれた八恵子さんですから、この先生キノコれるならば彼女の能力が発揮される機会もまだまだあると信じたいものですね。
関連作品が漫画にノベルにゲームにと多岐に渡るため結構大変ではありますが、スピンオフ作品の方もなるべくチェキチェキしていきたいと思います。
皆様からの耳寄りな速報などもお待ちしております。

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