モーレツ先生！
その昔、「Ｏｈ！モーレツ」というネタが一世を風靡した時代がありました。
マリリン・モンローの伝説のお色気シーンにインスパイアされたものと思しきTVのCMが元ネタなのですが、これが当時凄まじい勢いで流行ったらしく、猫も杓子も、果ては幼児までもが回らない舌で「もーれちゅ」と口走る有様だったそうで、時は流れ流れてこの2000年代になってからも、同社（丸善石油は合併して現在はコスモ石油）でリメイク版CMが作られたり、あのサザンオールスターズの桑田佳祐御大までが真似していたりと、それはそれはもう大変なサンペイ汁です。
さて、そこまでの大流行とくれば、日本が世界に誇るMANGA業界が黙ってはおりませんですよこれ。
当時早速、このような このような漫画が登場して人気を博していたようです。
破天荒で型破りな行動からモーレツ先生とあだ名されるスタイル抜群の美人女教師・浅丘リリ子先生と生徒達との交流を軸に、お笑いもありお色気もありの疾風怒濤な学園生活を描いた作品、牧村和美・著 『モーレツ先生』。
絵柄は流石に時代を感じさせるものの、少年と一緒にマンガを読んでいるところやバイクにまたがって真横を向いているところの絵などは、リリ子という名前の通り凛々し可愛い雰囲気ですごい良いですよね。
私は今風な萌え絵ももちろん好きなのですが、昔々のこうした古式ゆかしい美人画（？）も結構好みだったりします。
健康的で開けっ広げな明るさと清楚で上品な佇まいの美しさを同時に兼ね備えた上、そこはかとない自然な色気を常に身にまとっている感じなのも実に素晴らしいです。
しかしリリ子先生の魅力はそれだけではありません。
なんとこの美人先生が、モーレツな毒ガスおならでチカンを撃退するシーン！もあったりするのです。
嗅いだ少年の言によれば、「スカンクよりひどい」らしいです・・・・・・・・・・(；´Д｀)ﾊｧﾊｧ
なお当記事は、「アリマセン」さんからの情報提供を受けて作成されました。
アリマセンさん、ありがとうございます！
件のシーンでは、全体的にややコミカル寄りなタッチながらも、乗客や生徒の臭がる様子とか、お尻をくすぐられて色っぽくあえいだり、放屁後照れて逃げ出すリリ子先生のちょっと可愛い姿が見られてなかなかいい感じです。
ただ、非常にあっけらかんとしたあっさりめな描写に終始しているためフェチ的には幾ばくかの物足りなさも残りますし、また残念なことに『モーレツ先生』の単行本は現在絶版となっており、巷の古書店等ではプレミアが付いていたりして、おならの部分だけちょいと一読み的な気分で気軽に入手するには、今のところ少々ハードルが高めかも知れません。
しかし、東京の国立国会図書館には、本作の単行本や当時連載されていた雑誌等が収蔵されている模様ですので、近郊にお住まいの方や東京方面へ出かけられる方は、折を見て一度お寄りになってみてはいかがでしょうか。
国会図書館には（確実ではありませんが）図書の内容をコピーしてもらえるサービスもありますので、公開羞恥プレイになってしまうかもですが、件のシーンなどなどが気に入った際には自家用保存版をお持ち帰りすることも可能かも・・・？
最後に、アリマセンさんからお寄せ頂いた『モーレツ先生』おなら回の解説文を以下にそのまま掲載させて頂きます。
『電車内で痴○にその官能的な美尻をなで回されたリリ子先生は、そのくすぐったさに身悶えしつつ堪えるも、遂には「プシーン」という極めて特徴的な描写を伴い一発の放屁をしてしまいます。その時真っ先に異変を感じたであろう痴○は思わず手を離し、リリ子本人は「もれた」と一言。
たちまち車内にはえもいわれぬ凄まじい屁の、それもうら若くも美しき女教師の屁の薫りが漂い、突如としてその不幸に見舞われた周囲の乗客たちは一様に渋い顔をし、また鼻に手をやる者も数名。
「だれかやったな」「くしゃいへーだ」「モーレツやナ」とこの耐え難い悪臭から口々に呟き、しかしてその密閉空間には文字通り屁の抜け出る道もなく、例えあれどもどうしようもないほどにリリ子の屁は臭すぎました。当のリリ子は自らの屁の満ちる海の中でただ一人羞恥を理由に赤面します。
目的地であるしんじく駅に到着したところでリリ子らは大慌てにて降車。依然車内の酷い臭いは散らないのか、扉の傍には思い切り鼻を摘まむ少年が一人。リリ子とともに乗車していた少年二名も、なんとも臭そうな表情のまま飛び出します。
「あれ先生のオナラだね」「スカンクよりひどいよ」
一先ず脱出した駅のホーム。待ちわびた新鮮な空気の在りかなれど、少年らは鼻に重く残り続ける屁の臭みに辟易しながら、その元凶たる尻を持つリリ子を非難します。一方リリ子は「チカンげきたいにはあれにかぎる」とあっけらかんとした態度で返し、二人の前でおどけて見せるのでした。』