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小動物の記事 (6)

サークルSBD 2011/09/07 23:30

『シリアルスカンク』 突発的外伝

3匹目(軽)→ 子リスのチャックル
3匹目(重)→ 子リスのチャックル


シリスカ・突発的外伝   こうひー・著


「おい。例の被験体、見つかったか?」
「ああ、631番か・・・今も探しに行ってはいるんだが・・・」


慣れない穴掘りに、そのペンギンは四苦八苦していました。
「フゥ・・・フゥ・・・
へへ・・・ボロ配管のせいで、地盤が緩んでて助かったぜ。
研究所だか何だか知らねぇが、俺様をあんな檻の中に閉じ込めやがって・・・
あんな連中のところで朽ち果ててたまるかよ!俺は誰ともつるまねぇ。男は無所属、これ」

などと言いつつも弛んだ土を掘り進んでいたペンギンは、徐々に土が固くなってきたのに気がつきました。
「ちっ!これ以上は無理、か・・・
まぁいい、もう研究所からも十分に離れただろうし、そろそろお日様も恋しくなってきたしなぁ」
ペンギンは掘るのをやめると、ぐっとトンネルの天井を睨みつけました。鳥目だけど。


ミシエルはそろそろ「我慢」できなくなっていました。
「は・・・ぅぅ・・・ふぅ・・・
どこかに可愛い男の子でもいないかなぁ・・・
えへへ、こんな気分の時って、すっごくいいニオイ・・・させちゃうんだよね。
ぁ・・・ダメ、ちょっと休憩」
ジワジワと込み上げる疼きに耐えられなくなって、ミシエルはけもの道の真ん中にへたり込みました。

「あれ?」
ふと地面を見ると、何やら下から盛り上がってきているのが分かりました。
「あ~・・・ふふ、モグラさん・・・かな?こないだ愛してあげたばかりなんだけどなぁ。
あの子、可愛かったなぁ。最期あんなに嬉し泣きしちゃって・・・あん、思い出しただけでお尻が・・・
どうしてあげよっかなぁ。お顔出したところにカウンターパンチ!ってのも面白そうだけど、まずはご対面っと」

ボコッ

眩しいお日様を予想していたペンギンは、目の前に現れた獣に目を見張りました。
「な・・・・・・!?」
(な、何だコイツは?黒地に白の毛皮?いい趣味してやがるな)

一方、モグラの登場を期待していたミシエルも、地面から顔を出した変な鳥に首を傾げました。
(・・・何?体の色は似てるけど、仲間・・・じゃないわよね?でも目元とか、なんか可愛いかも~♪)

しばらくそのまま見詰め合っていた1匹と1羽でしたが、先に沈黙を破ったのはペンギンのほうでした。
「・・・よし。お前は何も見なかった―――」
ヒョコヒョコと翼(?)をばたつかせながら、彼は出てきた穴の中に消えていきました。

一瞬きょとんとしたミシエルでしたが、すぐに口の端に妖艶な笑みを浮かべて背中を向けると、
ペンギンの戻っていった穴の入り口をその大きなお尻でのっしりと塞ぎました。
「――うふふ・・・見逃してなんか、あげないんだから」

ペンギンは他の適当な場所に出口を空けようと、トンネルを戻ろうとしていました。
「何だか分からんが、いま誰かと関わり合いになっても面倒くさいからな。
面倒くさ・・・くさ・・・

「くっせえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?」

ぷすぅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ

「ふふ・・・ほらほら、ど~お?」
ミシエルの肛門からゆっくりと漏れる気体に追いつかれて、ペンギンは臭さの余り七転八倒していました。
「ふおおぉおぉぉぉぉ!?何だごれは!何ばぼれわ!?」
恐ろしいホッキョクグマの口臭よりも、研究所のアホ飼育係が出した腐った魚よりも酷い臭い・・・
いまだかつて嗅いだ事の無い激臭に捲かれたペンギンは転げ回りつつ、掘り進んできたトンネルを逃げ戻ろうとしました。
「臭ぇ臭ぇ臭ぇ臭ぇ臭ぇ!!は、やく、逃げ・・・・・・っ」

どさ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「ぎぃやぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?」

ペンギンの目前で無情にも土砂崩れが起きて、彼の逃げ道を塞いでしまいました。

涙目で振り返ったペンギンの見たものは、今や唯一の出口と化した地上への穴を塞ぐ、大きなお尻。
そしてその真ん中で息づく、ピンク色の蕾でした。
(尻!?じゃ、じゃあこの臭いは・・・屁ぇ!?じょ、冗談じゃねぇ!一体何者なんだよあいつは!?)

「うふふ、いいでしょう?
もうちょっとしたら出してあげる・・・そしたらもっともっと、愛してあげるね」
ミシエルはエモノを虜にする瞬間を想像しながら、オナラガスの噴射を続けました。

すぅ~~~~~~~~~~~~~~~~ぅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「くおお・・・ぉ~~~・・・・!!」
(く、臭えぇっ!うう・・・このままじゃアイツの屁で嬲り殺されちまう・・・
悠長に穴掘りなんかしてらんねぇし、こうなったら・・・強行突破しかねぇ!!)


ミシエルはふと、肝心なことに気づきました。
「あ、そっか。来た道も塞がないとダメなのよね・・・どうしよ?」
彼女が首だけ振り向いたその時、

ずんっ!!

「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!?」

ミシエルの女の子の部分に、強烈な衝撃が走りました。


出口を塞ぐミシエルのお尻に、決死の突撃を企てたペンギンでしたが、柔らかくて弾力があるその大きな肉塊を跳ね除けることは
出来ませんでした。
今や彼のクチバシはミシエルの秘めたる部分を刺激するように食い込み、さらに噴射口が文字通り目と鼻の先に迫っていました。
(お、終わった・・・・・・)
ペンギンは観念しました。

「はぁ・・・はぁ・・・今の、なかなか、よかった、わ」
ミシエルは快感に乱れた息遣いを整えつつ、お尻の下の「お相手」に語り掛けました。
「今度は私から、あなたにお礼。じっくりと楽しんでね。いくわよ・・・」

ペンギンの目の前で、ピンク色の蕾が花開きそして――

ぷぶしゅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!
ぼぅふぅうっ!ぶぅぅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!

「ピッギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

ペンギンのくぐもった悲鳴が、ミシエルの尻肉を揺らしました。
ミシエルは悪臭に震える彼を彼女自身で味わいながら、ますます力強くガスを噴射しました。

ブブウゥッ!!
プウウウウウゥウウゥウゥゥ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ!!

熱い彼女の香りがペンギンの流線型のボディを撫で回し、強烈な臭いをその短い毛皮一歩一本に刻み込んでいきました。
そしてその行き着く先はことごとく、あわれな犠牲者の鼻腔へ・・・・・・。


ひょっこり道から湧いて出た、見たことも無い白黒の鳥。
強烈なスカンクの香りですっかり染められ、それでもかろうじて息のある彼を見下ろして、
ミシエルは「まいったか!」とばかりに満足げに微笑みました。
「ふふん。どうだった?私のキモチ、受け取ってくれた?」
ペンギンは霞む目をかすかに開いて、枯れかけた喉で答えました。
「俺・・・の負・・けだ・・よ。姐・・さん。奴らの、し、刺客・・・なのか?」

ミシエルは知らないわ。と首を振りました。
「あなたが何を言ってるのかわからないけど。私はあなたと愛し合っただけ♪それ以上でも以下でもないわ」

「変なヤ・・ツ、だな。あんた・・・。
そう、だ、俺・・・俺の名・・・・・はブッ!?」

ミシエルは再び、地面に埋まったペンギンの顔にお尻を押し付けて言いました。

「もういいわ。だって・・・私は何も見なかったんだもの」


プゥゥゥゥぅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~・・・・・・

ばたばたばたばたばたばたばたばたばたばたばたばたばたばたばたばたばたばたばたばたばたばた

ペンギンはもう、断末魔の叫びすら上げることもできず、地面の下でぜんまい仕掛けのオモチャのように、
翼を羽ばたかせていました。
(臭っっっっっっっさあああ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ぁ!!)
もはやミシエルのオナラの威力以外、何も考えることが出来なくなった彼は、ただひたすらに天国へと羽ばたいていくのでした。

ばたばたばたばたばたばたばたばたばたばたばたばたばた ばたばた ばた

・・・・・・・・・・・・・・・ぱた

「さよなら、クチバシのお兄さん♪」

ぎゅむっ ぎゅむぎゅむぎゅむ ・・・プゥゥ~~~ッ ざくざく

事切れた彼をお尻で穴の中に押し込み、最後にガスと土の中に埋葬して、ミシエルはすっきりした面持ちで
旅を再開するのでした。


ゴム長靴の足音が近づいてきました。
「お~い、631番~。ペンギン~。どこ行った~~~?
・・・まぁ呼んで出てくるなら苦労はしねぇな。
しっかし臭ぇなー。また下水管がぶっ壊れやがったのかなー。
早く帰りてーな~・・・ちきしょう、どこ行きやがったんだよ・・・。

折角、ラヴィワクチンの鍵になりそうな被験体だったのになぁ・・・」


ミシエルは至福の時を過ごせた一方で、運命の大きなすれ違いをしてしまったようでした。
でも、ゴム長靴の足の下、澱んだガスの中、虚ろな目で眠る631番と呼ばれたペンギンには、もう何の関係も無いことでした。


外伝・終

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サークルSBD 2011/09/06 23:30

『シリアルスカンク』 3匹目 子リスのチャックル(重)

2匹目→ コウモリのビギンズ
3匹目(軽)→ 子リスのチャックル


3匹目 子リスのチャックル   こうひー・著


「ねえねえ、お姉ちゃんのシッポ、大きいねぇ!」
不意に可愛らしい声が聞こえて、ミシエルは辺りを見回しました。
ですが声の主はどこにも見当たりません。
(空耳・・・・・・?)
彼女はその体の中から湧き起こる疼きのあまり、木陰で休んでいたのです。
ですから、いよいよ例の病に神経までもが侵されたのかと、少し不安になりました。
(ううん、そんなに早く進行するはずは無いわ)
「誰?どこにいるの!?」
彼女は不安を払拭する意味も込めて、少し強めに呼びかけました。

すると「ひゃあ!」と間の抜けた叫び声がして、

「きゃっ!?」
ぽてっ

何か小さなものが落ちてきて、ミシエルの頭でワンバウンドして、彼女の目の前に落っこちました。

「うう・・・痛いよう・・・」
その薄茶色の小さな物体がもぞもぞと起き上がると、それがリスであることが分かりました。
どこか幼さの残る眼差しでキョロキョロすると、彼はくるっとミシエルに向き直りました。
「あ、ごめんなさいっ!ボク、びっくりして・・・」

彼はそこまで言うと、凍りついたように黙り込みました。そして真ん丸の瞳を見開いて震え上がりました。
「あ、あわわ・・・す、スカンク・・・・・・!!」
彼の脳裏に、その恐ろしい毒ガス使いについての記憶が、次から次へと浮かんでは消えました。
(おかあさんがいってた、白黒のけものを見かけたらすぐに逃げろって・・・うう、でも足が動かないよう!
あの大きな怖いオオカミだって、ぷぅ~ってされたら、あっというまにやられちゃうんだもの・・・
きっとボクなんて、このあいだ巻き込まれたお隣のおじさんみたいに・・・
おっきなお尻で、いっぱいおならされて・・・くさくてくさくて・・・死んじゃうんだ!やだ!いやだよぅ!!)

「ね、ねぇ・・・ボク・・・?」
ミシエルが固まっている子リスに恐る恐る声をかけると、彼はビクッとして後ずさりを始めました。
「ひぃ・・・っ!こ、来ないでぇ、オナラしないでぇ!!」
「・・・えっ?」
「あわわ・・・誰か助けてぇ!臭いのイヤだあぁぁ!!」
「・・・・・・・・・」

「えぅ・・・やだ・・・ひぃぃ・・・」
背中が木に当ってそれ以上後ろに下がれなくなってもなお、顔を背けて震えている小さなリスに近寄ると、ミシエルはやさしく
頭を鼻先で撫でてやりました。
「怖がらなくてもいいよ・・・」
「えっ・・・オナラ、しないの?」
「フフッ・・・スカンクだからって、誰にでもオナラする訳じゃないのよ。身を守る時だけ」
(本当はもう1つ、出しちゃう時があるけど・・・ね)

「ほんとう?見逃してくれるの?」
「見逃すも何も、あなたにオナラする理由なんてないもの。あなた、お名前は?」
「グスッ・・・うん、ボク、チャックルっていうの!」



「わぁい!やっぱりお姉ちゃんのシッポは大きいや!」
すっかりミシエルと打ち解けたチャックルは、彼女の周りをちょろちょろ動きながら、はしゃぎ回っていました。
特にミシエルの大きなシッポがお気に入りで、「ボクのシッポに似てるけど、すごく大きい!」などと言っては、よじ登ったりぶら下がったり
して遊んでいました。
「ふふ・・・」
ミシエルは病気のことを忘れ、慈愛に満ちた眼差しでチャックルを見守っていました。
(このまま、あんな病気――ラヴィなんか、消えてしまえばいいのに・・・)
ひとときの平穏に身を委ねながら、ミシエルはそう願っていました。



しかし、それは叶わぬことでした。



「ふぅ・・・つかれちゃった」
遊びつかれたチャックルが大きなミシエルのお尻にちょんと寄りかかって座ると、彼女が細かく震えているのが感じられました。
「? お姉ちゃん、どうしたの?」
「!! はぁっ!・・・・あぅぅ・・・!!」
苦しそうな、それでいてどこか艶かしいミシエルの喘ぎ声に、チャックルは驚いて彼女の顔を見上げました。
「ね、ねぇ・・・大丈夫?どこか痛いの?」
チャックルは心配そうにミシエルの背中に――小さな彼ではお尻までしか届きませんでしたが――撫でようとして触れると、彼女は敏感に反応しました。
「ひゃうっ!?」
かすかな感覚は大きな快感としてミシエルの全身を駆け巡り、その興奮は腰周りへと伝わっていきました。
ふわっ
「わぁっ!?」
ミシエルのシッポは一瞬のうちに膨れ上がり、そばにいたチャックルは跳ね飛ばされて転がりました。
「ひゃ、ぁぁ・・・だ、ダメ・・・」
ミシエルはそこから離れようとしましたが、快感に痺れた足はいうことをききません。
起き上がったチャックルの目の前いっぱいに、ミシエルのお尻が広がっていました。
「・・・え?」
既に大きく膨れ上がった彼女の蕾を、何が起きたか分からないチャックルは呆然と見つめることしか出来ませんでした。
「あっ・・・はぅっ!・・・・・・チャック・・・・逃げ・・・・・・」
ミシエルは体内から込み上げる衝動に最後まで抗らおうとしましたが、彼女の体を侵す伝染性性的興奮暴走病「ラヴィ」はそれを許さず、
小さなチャックルに、最も残酷な仕打ちを与えたのでした。



プゥッ スゥゥ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ・・・



「・・・・・・ひ、ぁぁっ・・・!!」
ミシエルの強烈なガスに包まれたチャックルは、一瞬きょとんとしてから、弾かれたようにもんどりうって倒れました。
「・・・ぅぅ・・・ぎぁ・・・・・はぁ・・・ぅ・・・・!!」
小さな体を苦しみに震わせて、チャックルは悶えていました。
引きつったようにのけぞり、必死に鼻を覆っては、小さな喘ぎ声を漏らしながら浅い呼吸を繰り返していました。
(ああ、チャックル!わたし・・・わたし何てことを!!)
ミシエルは小さな友達の余りの苦しみように、そのままの姿勢で動けずにいました。
ただでさえ強烈なスカンクのガスが、ラヴィによってもたらされた性的興奮によってその威力はパワーアップしていました。
猛獣さえ悶絶させるであろうそれを、まだ小さなチャックルがまともに吸い込んでしまったのですから、平気なハズがありませんでした。



「はぁ・・・はぁ・・・ぁぅ・・・くさいよぅ・・・お姉ちゃん・・・どうして・・・っ」
チャックルは激臭に喘ぎながらも、ミシエルに訴えかけました。
ミシエルはそれに答えることもせず、自分のオナラで苦しんでいるチャックルを見下ろしていました。
(可哀想、こんなに苦しんで・・・)
「チャックル・・・ごめんね、チャックル・・・私が悪いの・・・」
(でも・・・)
臭さに霞んだチャックルの目は、ミシエルの眼差しが今までの慈愛に満ちたものではなく、妖しく笑うものになっているのを見ることはできませんでした。
また、目の前に彼女の豊満なお尻が迫っていることに気づくのにも遅れてしまいました。

(でももう、ガマンできない!!)
ミシエルは抵抗できないでいる仰向けのチャックルの上に、ゆっくりとお尻を落としていき、彼の目と鼻の先に肛門を合わせました。
「・・・な・・・!?や・・・やめて・・・」
チャックルはようやく、目の前にあるミシエルのお尻と、妖しく蠢く肛門を確認することができました。
・・・・・・でも時すでに遅く、ミシエルはまさに毒ガスを放たんとしていました。
「ごめんね、チャックル。みんな私が・・・私のこの病気が悪いの。
もうあなたを、こうして愛さずには、いられない・・・・・・」

プシュ スゥ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~・・・・・・

彼女の肛門が緩み、生暖かい強烈なオナラガスがチャックルの全身を包み込みました。
「ぁぁぅ!・・・・・・うああああああ!!」
再び悶え苦しむチャックルを肩越しに見て、ミシエルは例えようのない快感に陶酔しきっていました。
(かわいい・・・この子を、もっと・・・)
ミシエルはバタバタと転げ回るチャックルをゆっくりとお尻で押さえつけると、

むっすぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ

静かにガスを放出し、チャックルを激臭の海に沈めていきました。
「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!」
最後の力を振り絞って暴れるチャックルですが、どんなに足掻いてもミシエルの柔らかいお尻にすべて吸収されてしまいます。
かえって彼女のデリケートな部分を刺激して、快感を与えることになっていました。
「んっ、はぁぁん!チャックル、チャックルぅ!!」
ミシエルが思わず腰を動かすと、大きなお尻はチャックルをグリグリと圧迫するとともに、ぷすん ぷすんとガスを漏らして、
虫の息の彼をさらにいたぶりました。
「ぅあっ!・・・へぐぐ、むっう!?・・・んぁっ・・・・っん!!」
彼の苦しみの声が尻の下から漏れるたびに、ミシエルは息を荒げながら、グラインドとガスとで応えていました。

「はぁはぁ・・・ふぅ・・・チャックル、私のかわいいチャックル・・・」
どのくらいの時が過ぎたでしょうか。
ミシエルは腰の動きを止めて、お尻の下のチャックルに語り掛けました。
「こんなことになって、ごめんね。でも私もう、止まらない・・・
あなたを私のものにしたくて、私の香りで染めたくて、たまらない・・・のっ」
そう言うと、お尻をすこしずつずらして、肛門をチャックルの鼻先にあてがいました。
「・・・・・・ぁ・・・・・・・・ぅ・・・・・・・・」
もはやチャックルは身動きひとつできず、自分がどうなっているかも理解できませんでした。
彼の最期の視界には、キレイなピンク色の蕾が迫って・・・次の瞬間、圧迫感と、ミシエルの体温と、暗闇とが訪れました。

「ごめんね・・・チャックル。最期に、私のとっておきをあげる」


ボブッブブブップゥ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ!!


ミシエルの肛門と、チャックルの鼻との間で爆発したオナラは次から次へとチャックルの鼻腔になだれ込み、命もろとも嗅覚を侵しつづけました。

ブゥッ ブスッ ブススゥ~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ

熱い気体の中、臭気と衝撃に翻弄され続けたチャックルの意識は、次第に真っ白になっていきました。

「ああっ!チャックル!!可哀想なチャックルぅぅ!!ああ~~~~んっ!!」
チャックルが息絶えた後も、ミシエルは快感と征服感に我を忘れて、ガスの放出が終わるまで叫び続けました。



プゥッ

「あっ」
つい漏らしてしまった一発に、ミシエルは思わず振り向きました。
チャックルの亡骸を埋めた場所の土が少し飛びました。
「ウフフ・・・まだ少し残ってたみたい。ゴメンね」
ミシエルはどこか吹っ切れたような虚ろな笑顔でささやくと、その場を後にしました。
夕暮れの、気味が悪いほど真っ赤な世界に、大きなシッポを持った獣のシルエットが消えていきました。


~つづく~

突発的外伝 → ???

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サークルSBD 2011/09/06 23:00

『シリアルスカンク』 3匹目 子リスのチャックル(軽)

2匹目→ コウモリのビギンズ


3匹目 子リスのチャックル   こうひー・著


「ねえねえ、お姉ちゃんのシッポ、大きいねぇ!」
不意に可愛らしい声が聞こえて、ミシエルは辺りを見回しました。
ですが声の主はどこにも見当たりません。
(空耳・・・・・・?)
彼女はその体の中から湧き起こる疼きのあまり、木陰で休んでいたのです。
ですから、いよいよ例の病に神経までもが侵されたのかと、少し不安になりました。
(ううん、そんなに早く進行するはずは無いわ)
「誰?どこにいるの!?」
彼女は不安を払拭する意味も込めて、少し強めに呼びかけました。

すると「ひゃあ!」と間の抜けた叫び声がして、

「きゃっ!?」
ぽてっ

何か小さなものが落ちてきて、ミシエルの頭でワンバウンドして、彼女の目の前に落っこちました。

「うう・・・痛いよう・・・」
その薄茶色の小さな物体がもぞもぞと起き上がると、それがリスであることが分かりました。
どこか幼さの残る眼差しでキョロキョロすると、彼はくるっとミシエルに向き直りました。
「あ、ごめんなさいっ!ボク、びっくりして・・・」

彼はそこまで言うと、凍りついたように黙り込みました。そして真ん丸の瞳を見開いて震え上がりました。
「あ、あわわ・・・す、スカンク・・・・・・!!」
彼の脳裏に、その恐ろしい毒ガス使いについての記憶が、次から次へと浮かんでは消えました。
(おかあさんがいってた、白黒のけものを見かけたらすぐに逃げろって・・・うう、でも足が動かないよう!
あの大きな怖いオオカミだって、ぷぅ~ってされたら、あっというまにやられちゃうんだもの・・・
きっとボクなんて、このあいだ巻き込まれたお隣のおじさんみたいに・・・
おっきなお尻で、いっぱいおならされて・・・くさくてくさくて・・・死んじゃうんだ!やだ!いやだよぅ!!)

「ね、ねぇ・・・ボク・・・?」
ミシエルが固まっている子リスに恐る恐る声をかけると、彼はビクッとして後ずさりを始めました。
「ひぃ・・・っ!こ、来ないでぇ、オナラしないでぇ!!」
「・・・えっ?」
「あわわ・・・誰か助けてぇ!臭いのイヤだあぁぁ!!」
「・・・・・・・・・」

「えぅ・・・やだ・・・ひぃぃ・・・」
背中が木に当ってそれ以上後ろに下がれなくなってもなお、顔を背けて震えている小さなリスに近寄ると、ミシエルはやさしく
頭を鼻先で撫でてやりました。
「怖がらなくてもいいよ・・・」
「えっ・・・オナラ、しないの?」
「フフッ・・・スカンクだからって、誰にでもオナラする訳じゃないのよ。身を守る時だけ」
(本当はもう1つ、出しちゃう時があるけど・・・ね)

「ほんとう?見逃してくれるの?」
「見逃すも何も、あなたにオナラする理由なんてないもの。あなた、お名前は?」
「グスッ・・・うん、ボク、チャックルっていうの!」


「わぁい!やっぱりお姉ちゃんのシッポは大きいや!」
すっかりミシエルと打ち解けたチャックルは、彼女の周りをちょろちょろ動きながら、はしゃぎ回っていました。
特にミシエルの大きなシッポがお気に入りで、「ボクのシッポに似てるけど、すごく大きい!」などと言っては、よじ登ったりぶら下がったり
して遊んでいました。
「ふふ・・・」
ミシエルは病気のことを忘れ、慈愛に満ちた眼差しでチャックルを見守っていました。
(このまま、あんな病気――ラヴィなんか、消えてしまえばいいのに・・・)
ひとときの平穏に身を委ねながら、ミシエルはそう願っていました。



しかし、それは叶わぬことでした。



「ふぅ・・・つかれちゃった」
遊びつかれたチャックルが大きなミシエルのお尻にちょんと寄りかかって座ると、彼女が細かく震えているのが感じられました。
「? お姉ちゃん、どうしたの?」
「!! はぁっ!・・・・あぅぅ・・・!!」
苦しそうな、それでいてどこか艶かしいミシエルの喘ぎ声に、チャックルは驚いて彼女の顔を見上げました。
「ね、ねぇ・・・大丈夫?どこか痛いの?」
チャックルは心配そうにミシエルの背中に――小さな彼ではお尻までしか届きませんでしたが――撫でようとして触れると、彼女は敏感に反応しました。
「ひゃうっ!?」
かすかな感覚は大きな快感としてミシエルの全身を駆け巡り、その興奮は腰周りへと伝わっていきました。
ふわっ
「わぁっ!?」
ミシエルのシッポは一瞬のうちに膨れ上がり、そばにいたチャックルは跳ね飛ばされて転がりました。
「ひゃ、ぁぁ・・・だ、ダメ・・・」
ミシエルはそこから離れようとしましたが、快感に痺れた足はいうことをききません。
起き上がったチャックルの目の前いっぱいに、ミシエルのお尻が広がっていました。
「・・・え?」
既に大きく膨れ上がった彼女の蕾を、何が起きたか分からないチャックルは呆然と見つめることしか出来ませんでした。
「あっ・・・はぅっ!・・・・・・チャック・・・・逃げ・・・・・・」
ミシエルは体内から込み上げる衝動に最後まで抗らおうとしましたが、彼女の体を侵す伝染性性的興奮暴走病「ラヴィ」はそれを許さず、
小さなチャックルに、最も残酷な仕打ちを与えたのでした。



プゥッ スゥゥ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ・・・



「・・・・・・ひ、ぁぁっ・・・!!」
ミシエルの強烈なガスに包まれたチャックルは、一瞬きょとんとしてから、弾かれたようにもんどりうって倒れました。
「・・・ぅぅ・・・ぎぁ・・・・・はぁ・・・ぅ・・・・!!」
小さな体を苦しみに震わせて、チャックルは悶えていました。
引きつったようにのけぞり、必死に鼻を覆っては、小さな喘ぎ声を漏らしながら浅い呼吸を繰り返していました。
(ああ、チャックル!わたし・・・わたし何てことを!!)
ミシエルは小さな友達の余りの苦しみように、そのままの姿勢で動けずにいました。
ただでさえ強烈なスカンクのガスが、ラヴィによってもたらされた性的興奮によってその威力はパワーアップしていました。
猛獣さえ悶絶させるであろうそれを、まだ小さなチャックルがまともに吸い込んでしまったのですから、平気なハズがありませんでした。



ほどなくチャックルは力尽き、小さな手足が力なく地面に投げ出されました。
「チャ・・・チャックル!?」
ミシエルはハッと我に返ると、自らのガスに倒れた子リスの様子を伺いました。
ほんのかすかに、かろうじて聞こえる呼吸音と、上下する胸に、彼がまだ生きていることが見て取れました。
安心したミシエルでしたが、チャックルの股間を見て目を見張りました。
まだ小さな性器が勃起し、天を指してピクピクと痙攣しています。

「こんな小さな子がどうして・・・?もしかして、私の病気が!?」
ミシエルも彼女の体を侵す「ラヴィ」について完全に知っているわけではありませんでしたが、今までのスキンシップや、チャックルを気絶させた
強烈なオナラを介して、病魔を彼に伝染してしまったのかも知れないと考えました。
動物を色情狂に変え、やがて破滅をもたらす恐るべき病「ラヴィ」。
こんな小さな子がどれだけ耐えられるだろうか・・・そしてその苦しみは・・・。
ミシエルはしばらくの間、思いつめた表情で横たわるチャックルを見下ろしていましたが、意を決したようにおもむろに後ろを向きました。

「それならば、いっそ私の手で、安らかに――」

ミシエルはお尻をぐっと突き出すと、チャックルの顔面に突きつけました。
自分の肛門から彼の鼻先まで、いくばくも無い距離です。
このままオナラを嗅がせ続ければ、彼は天に召されることでしょう。
途中で目を覚まして悶え苦しむかも知れないけど、その時はこのままお尻で押さえつけてガスを注入し、天国に送るまでの事・・・。
ミシエルは先ほどのチャックルの苦しみようを思い出しました。体の疼きとともに、ある種の衝動が込み上げてきます。
冷たい笑みを漏らしながら、ミシエルは肛門に神経を集中させました。



さようなら、チャックル――



ブッシュゥぅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ



咄嗟に逆立ちしたミシエル放出したガスは、あたり一面に撒き散らされました。
はぁはぁと苦しそうに息をしながら、ミシエルは姿勢を戻しました。
「ん・・・・うぅ・・・・・・」
ガスを吸い込んだチャックルが、苦しそうな声を漏らしました。
ミシエルは彼を咥えると、彼女の香りが停滞した場所から遠ざけて、木の洞の中に彼を隠しました。
これなら肉食獣が来ても安全でしょう。

「愛し合うのも天国へ行くのも、あなたにはまだ早いわよね、坊や」

ミシエルはチャックルの顔をペロッとひと舐めすると、足早に去っていきました。
(治療法が見つかったら、また戻ってくるわ。だからそれまではどうか、生きていて!!)

「・・・んっ」
あの衝動がまた、彼女の体を駆け抜けました。
(次に会う獣には――わたし・・・我慢、出来ないかも)


~つづく~

3匹目(重)→ 子リスのチャックル
突発的外伝 → ???

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サークルSBD 2011/09/05 23:30

『シリアルスカンク』 2匹目 コウモリのビギンズ

1匹目→ ドブネズミのスヰミー


2匹目 コウモリのビギンズ   SBD・著


それは、スヰミーの死からさかのぼること一ヶ月ほど前のことです。

ミシエルは、小高い丘の上から夕陽を見るのが好きでした。
その日の夕暮れも、彼女はお気に入りの木陰で、向こうの空が紅から紫に変わっていく様をいつまでも眺めていました。
一年を通じて気候の安定したこの土地では、夜風で体が冷え過ぎる心配なども無用です。
ミシエルはいつしか、樹の幹に体をあずけて、うとうととしていました。

ところで、いくら風邪をひく心配が無いとはいえ、こんなにあけっぴろげな場所でのん気に眠りこけているのは、ミシエルのような山猫くらいのサイズの小柄な動物にとっては本来、ほとんど無謀とも言える行為です。
いつ、恐ろしいオオカミなどの捕食者が忍び寄って来るか・・・。
けれどミシエルはのほほんとしたもので、「むにゅ・・おいしぃよぅ」などとつぶやいて、まるで無防備もいいところでした。
それは何故なのでしょうか?
彼女は知っているのです、ここいらの危険な捕食者たちのほとんどは、彼女を見つけたところで、獲物にしようなどという考えを起こしたりはしないということを。
集団になれば無敵を誇るオオカミたちですら、黒地に白のストライプに彩られたミシエルの毛皮を見ると、彼らの方から一目散に逃げていきます。
こののんびり屋さんな愛らしい女の子ミシエルは、オオカミすら恐れるデンジャラスウエポン、くさいくさい自家製のどくガスで武装した、スカンク娘だったのです。

けれど世の中というのは本当のところ、油断は大敵、何が起きるかわからないものです。
わざわざ危険を冒して自分を襲う者なんてありえないとばかり、安心しきってまどろむミシエルに、こっそりと忍び寄る小さな影がありました。

「あ・・・・・ん。・・・やぁン・・・!」
ミシエルは、甘い吐息をもらしました。
その声に自分で驚いて、彼女はぱちりと目を覚ましました。
すでに夜の帳が下り、辺りは闇に包まれています。
「ハァハァ、ハァハァ、ハァハァ・・・・・・」
真っ暗な中、どこからか、何者かの不気味なあえぎが聴こえてきます。
ミシエルは、自分の体に起きている異変に気づきました。
頬がかっとほてり、全身が汗ばみ、呼吸が荒くなっています。
下半身の、女の子の部分が、まるで泉のように、快感を噴き上げていました。
つい今しがたまでそこには、執拗な愛撫が加えられていたのでしょう。
ミシエルのその部分はじんじんと疼き、もっともっとというようにひくひくと震えていました。
「ハァハァハァハァ・・・・・・」
おそらくその愛撫を加えていた何者かは、ミシエルが目を覚ましたのに驚いて、そこを飛び退いていたのでしょう。
しかし、絶え間なくもれるそのあえぎによって、彼の居場所はたやすく知れました。
「う、上・・・・?」
ミシエルが見上げると、彼女が寄りかかっていた樹の梢の高いところに、黒い影がへばりついていました。
闇よりもなお黒い毛皮を持ったその生き物は、見つかってしまったことを知ると、しがみついていた梢を蹴って、ぱっと空中に躍り上がりました。
その瞬間、ミシエルには真っ黒な生き物が、何倍にも大きく膨れ上がったように見えました。
いいえ本当は、彼は膨れたのではなく、閉じていた翼を開いたのです。
そして黒い生き物は翼をはためかせると、ミシエルめがけて一直線に飛び込んできました。

「あーっ!ああっやめ、ダメ・・・!」
我慢できないくらいに疼いていたところを再び刺激され、ミシエルは思わず声を上げていました。
火のついたように快感が燃え上がる女の子の部分を、濡れた小さな舌でちゅくちゅくとねぶられるだけでなく、その生き物の全身に生えた短くて柔らかい産毛で、周囲の敏感なデリケートゾーンをもすりすりとくすぐられ、ミシエルはもうどうにでもしてとばかりに四肢を投げ出して仰向けに転がり、身悶えていました。
「あ、あなた何、なんなのよぉ!こ、こんなことして、どうなるか、しってるの!?」
ミシエルは、法悦の叫びの合間をぬって、ようやくそれだけを口にすることができました。
「ち、ち、ちがうよ、許して、許して、オ、オ、オレ、止まんない、止まんないんだぁ・・・ハァハァハァ」
黒い生き物は、奇妙なことを口走りました。
「オレは、コ、コ、コウモリの、ビギンズ・・・!オレは、病気だ、病気なんだ!許して、あの病気なんだ、許して」
ずぶり。
「あっ!な、な・・・イヤ・・!」
「ハァハァハァハァ!んひゃ、ぎ、ぎもぢいいいいいい」
ビギンズはいつしか、腰を使い出していました。
小さなビギンズの一物が、ミシエルの女の子をずぶずぶと突きまくっています。
あまりにサイズの差があるので、ミシエルが痛みを感じることはありませんでしたが、いきなりこんなかたちで無理やり「初めて」を奪われたショックに打たれて、彼女は何もできず呆然と、単調な刺激のリズムに身をまかせるだけでした。
その瞬間について、彼女には夢がありました。
星降る夜、最愛の彼とあたたかな寝床で、ロマンチックなムードに酔わされ、ついに身も心も彼に捧げて・・・・・。

単調なリズムが早まっていき、ついに限界を迎えたビギンズは、ミシエルの中にオスの精をぶちまけました。
ぬるぬるといやらしく濡れそぼったミシエルのそれは、反射的に、ビギンズの一物をきゅうっと締め上げました。
「ぁぎゃあーーーああーーあーーーー」
あまりの快感に悲鳴を上げながらなおも精を放出し続け、やがてビギンズは、ミシエルの柔らかなおなかにぽすんと顔を押しつけるようにして崩折れました。
しかし驚いたことに、彼の腰はいまだに動いて、ミシエルを突き続けていました。
「ハァハァ、ハァハァ・・・・・たまんない、止まんない、たすけて、たすけてえ」
「そう・・・そういう、病気なのね」
ミシエルが、妙に冷めた声で言いました。
その調子は、ビギンズに尋ねているようでもあり、独り言を言っているようでもありました。
「聞いたことがあるわ。えっちなのが止められなくなっちゃう病気があるって・・・。コウモリからうつる、ラヴィっていう病気」
「それだよう、それだよう、オレ、オレ、だめだあああ、きもちいいよおおおおお、ひいいい」
ビギンズの腰の動きがまた早くなりはじめました。
「あははは・・・うふふ」
ミシエルの喉から、何だか気味の悪い低い笑いがもれました。
「・・・あたしにうつしたのね」
「ハァハァ、ごめんよ、ごめんよぉぉお!うっ、ーー~~~!!」
ビギンズはそう言いながらも、忘我のえへらえへら笑いを浮かべて、二度目の精をぶちまけていました。
しかしその時には既に、彼らを取り巻く周囲の空気に、ある重大な変化が起こっていたのです。
「あああはあああ・・・・・・・・はぶっ!?ほンげっ、ンぎゃはああああああ!?ごぼげぼおおおっ!!」
ビギンズの快楽の悲鳴は、途中から、本物の悲鳴にとってかわりました。
「へげええぇっっ!へがあっ!ギャヒイイ臭い、臭いくさいいいいいい!くさあああああああああい!」
ビギンズは仰向けに倒れると、鼻をつまんだまま地面を転げ回りました。

ーーーーーーっ・・すぅぅ・・・
黄色い気体の噴出が止み、膨らんだミシエルの肛門が、元の大きさにすぼまっていきました。
放出された気体は大気中に急速に浸透していき、もし昼間なら、黄色い雲のようなもやがミシエルの下半身を中心に広がっていく光景が見えたことでしょう。
何の心の準備も無く、どくガスともいわれるスカンクの臭いオナラを肺の奥までまともに吸い込んだビギンズは、あまりの苦しさに目を飛び出させ、泡を吹きながら、七転八倒ののたうちダンスをおどりました。
1キロ先でもにおうといわれるそのオナラは、小さなコウモリに、まずは、脳天を思い切り殴られたようなショックを与えていました。
スカンクのガスを吸い込んだ者が最初の一瞬に感じるのは、嗅覚というよりむしろ、電撃が走るような痛覚なのです。
痛みに似たその衝撃はすぐに薄れますが、いよいよそれに取って代わるのがオナラのニオイ、つまり強烈な臭みです。
臭みはほんの一息、二息つく間に、どんどんと果てしなく強く濃くなっていきます。
やがては脳みそまで溶けて腐っていきそうな猛烈な臭さになり、呼吸の度にそれを味わわされることで、犠牲者は衰弱し、やがてはろくに息もできず、自力で立つこともままならなくなるのです。
ビギンズは涙を流して悶えながら、めちゃくちゃに翼をばたばたさせて、しゃにむに空へと舞い上がりました。
しかし、ニオイの汚染はすでに、上空にもかなりのところまで及んでいました。
「たしゅけて、たひゅけて!じんじゃう、じんじゃう!ぐるじおおお!」
ビギンズは、飛んでいるというよりはむしろ、落下しないように踏ん張っているといった様子で、必死にばたばたともがいていました。
視界は黄色く染まって何も見えず、ただひたすら翼を動かすことだけに必死なビギンズは、気づいていませんでした。
さっきから自分が、最初飛び立った辺りをぐるぐると旋回しているだけだということに・・・。

「逃がさない・・・。こうなったらあたしだって、すごくえっちなこと、させてもらっちゃうんだから。いやって言ったって、もう遅いの」
辺りに濃厚に漂うひみつの香りにミシエルがぽおっと頬を染めると、彼女の尻尾は待ってましたとばかりにピンと立ちあがりました。
スカンク娘は、上空のコウモリにお尻を向け、肩越しに狙いを定めて、甘い吐息をつきました。
お尻の割れめの中央で、放射状のシワのある桃色の円が、みるみるうちにぷくーっと広がっていきました。
「あなたみたいな男の子は、こうよ」
ミシエルがそう言うと、桃色の中心部のシワがほどけ、ぽちっとしたちっぽけな穴がそこに開きました。
そのとたん、ぷううううううっという破裂音を響かせて、内側に充満していた気体の塊が、一気に空中へと噴き出しました。
スカンク娘のお尻の谷間から放出された黄色い気体の奔流は、雲のようにむくむくと広がりながら、周囲の空気ごとコウモリの小さな体をすっぽりとのみこんでしまいました。
「ハヒ、ンハヒイイイイイイイィスカン臭いくさいすかんくさあああいいイイイイイイイイーーーーーーーー!!!」
コウモリは空中でもがきながら絶叫し、白目をむいてまっさかさまに地面に墜落しました。


ミシエルには、スカンク娘としての夢がありました。
星降る夜、最愛の彼とあたたかな寝床で、ロマンチックなムードに酔わされ・・・・・。
そして身も心も彼に捧げた後で、そっと彼の鼻にむかって、とっておきの猛烈にくさいどくガスを浴びせかけるのです。
悶え狂う彼の顔を豊満なお尻でふさぎ、肛門のふっくらした柔ひだをお鼻の穴に押し当て、もうミシエルのこと以外考えられなくなってしまうまで何度でも、においたつ臭いオナラの香気をお見舞いし・・・・
そうして彼をミシエルだけのものにするのです。

「あなたが、夢みてた初めての彼になるなんてちょっとシャクだけど・・・。もういいわ。よく見たらあなた、小さくて可愛い。うふふっ。えい」
ミシエルは、落下したまま動けないでいるビギンズの鼻先で、尻尾を立てて後ろを向きました。
そしておもむろに、倒れた彼の上へお尻をおろしはじめました。
ビギンズの意識がはっきりしていたら、大きく広がった肛門のピンク色が近づいてくるのが目に飛び込んできたことでしょう。
ミシエルの肛門の接近は、ビギンズの鼻に触れるか触れないかのところで止まりました。
「あたしのオナラのニオイ、すごくいやらしいでしょ。気がヘンになっちゃいそうなほどくさいでしょ。まだまだよ。あなたをもっとあたしにメロメロにさせてあげるんだから・・・。ほらこれ、あたしの気持ち。受け取ってくれる?」
前後不覚に朦朧となっていたビギンズは何も言いませんでしたが、彼の言葉を待つことなく、ミシエルの肛門は一、二度収縮し、ガスをごく少量、すぅっ・・・と放出しました。
ガスがビギンズの鼻に吸い込まれると、そのとたん彼の体が震え出し、ビギンズはめちゃくちゃに暴れ始めました。
「暴れちゃだめ」
ミシエルは、あわててお尻全体でビギンズにのしかかり、圧迫してその動きを封じました。
ビギンズは、お尻の谷間から頭だけを外に覗かせた状態で、指一本動かせなくなりました。
「ちゃんと受け取ってくれないと、こうよ」
ミシエルは、くすくすと笑って言いました。
ブッ!とくぐもった音がして、ミシエルのお尻が揺れました。
そして数秒後、お尻とビギンズの体の間から、オナラのニオイがたまらなく立ち上ってきました。
ビギンズは泣き叫びながら首を振りましたが、においは容赦なくたちこめていきます。
ビギンズは、生きながらオナラで燻製にされているのでした。

ミシエルのお尻に押さえつけられながらも、ビギンズの腰がいつの間にかまた例の動きを始めていました。
息が荒くなればますますスカンクのニオイを吸い込むだけだというのに、彼は運動を止めようとはしませんでした。
ぴくぴくと脈うつ小さな一物が尻肉をつんつんと突く感触に刺激されたのか、ミシエルの肛門がまた新たにガスを放出しました。
ぷうぅっ・・・・ぷうぅ
ビギンズの叫びは弱弱しくなり、腰の動きは逆に力強くペースを早めていきました。
彼ははひはひとミシエルのくさいオナラ混じりの息をしながら、柔らかくてあたたかいお尻の下で、気も狂わんばかりの壮絶な絶頂を迎えようとしていました。
スカンクの臭いガスがまた、今度はほとんど音も無く放出されました。
ミシエルのお尻の割れ目とビギンズの体の隙間から漂い出してきた、一段と濃密な黄色をした温かい気体は、実際に聴こえてくるかすかな「ぷすーーーー」よりも、「もあぁぁあああぁああっ」という表現がむしろぴったりなくらいのねばっこさで、哀れなコウモリの首全体をふわふわと、なめるように覆っていきました。
「ハヒーッヒドスギルーッこんなァァス、スカンクーッ!!スカーッ!!くさあああおならぎゃああうほぎゃあああああああああああ!!」
混濁する意識の中で、ビギンズは思いました。
オレ
もう
ダメ。

ミシエルは、背筋がぞくぞくするほどの快感を味わっていました。
ビギンズの運んできた病魔がミシエルにも感染しており、すでに彼女の上にも影響を及ぼし始めていたのかどうか、それはわかりませんが、その時の彼女は確かに、かつてないほどたまらなく色っぽい気分になっていました。
自分のしたオナラの強烈なニオイがたちこめて、ビギンズの悶え声が上がる瞬間が、彼女に極上のエクスタシーをもたらしていました。
もう、がまんできない!
彼女は、ビギンズにあそこをなぶられていた時にも負けないよがり声を上げて、腰を浮かせました。
「ああはぁっ!好きよ・・嗅いで!あたしのオナラのくささに、めちゃめちゃに狂って死んで」
ミシエルが狂乱したようにそう叫ぶと、肛門が、一息の間にビギンズの顔より大きく広がって、ボンッとはじけました。
ブリブリ!ブスーッブリブリブリ!!スゥーーーーーッ
プウウゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーィ

ミシエルがついに力尽きて地面にぐったりとその身を投げ出した時には、コウモリのビギンズはこと切れていました。
涙と涎にまみれ、いかにも「くさいよう、くさいよう」といった、どこか間抜けでユーモラスな表情を顔に貼り付けたまま、彼は固く冷たくなっていました。
あの苦悶の中でもビギンズは絶頂を迎えていたらしく、彼の股間はおびただしい白濁液で汚されていました。


ミシエルは、よろよろと起き上がると、疲れた体と重たい尻尾を引きずるようにして、丘を下り始めました。
動物を色情狂に変えてしまうおそろしい伝染病「ラヴィ」の治療法を、一刻も早く探さなければ。
噂によれば、ラヴィには潜伏期、前駆期、狂躁期、末期があり、末期に至ればその先には恐ろしい破滅が待っているとのこと。
ミシエルは、ビギンズの亡骸に目をやりました。
「・・・ラヴィで死ぬより、えっちでよかったでしょ。感謝してよね」

長い旅になるかも知れないと、ミシエルは思いました。
もし戻ってこられたら、またここから夕陽を眺めよう。
ミシエルはそう心に誓って、歩き出すのでした。


行く先々に悪臭と死を振りまく謎の怪物の噂が、小動物たちの間で恐怖と共に囁かれ始めたのは、それからしばらく経った後のことでした。



~つづく~

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サークルSBD 2011/09/04 23:30

『シリアルスカンク』 1匹目 ドブネズミのスヰミー

1匹目 ドブネズミのスヰミー   こうひー・著


「フゥ、やっと森にたどり着いたぜ。下水を出てから2ヶ月くらいか・・・長かったなー」
スヰミーはようやくにして移住の成功を確信することができました。
下水にいた仲間たちはみな散り散りになってしまいましたが、ここでも新しい仲間がみつかるさと探していると、やがてネズミの集落にたどり着くことが出来ました。

「やぁ、オイラはスヰミーってんだ。あっちの下水から来たんだ。ヨロシクな!!
・・・・・・な、何だよ?やけに暗いじゃねぇか。何があったんだ?」
「・・・バケモノ、だよ。最近このあたりにバケモノが出て、森の動物たちがたくさんやられてるらしいんだ。鳥たちの話によれば、そいつがこの村にも向かってるって話だ」
「マジか!?なんてこった・・・折角命からがら、引越しを敢行したってのに・・・・・・んで、そいつはどんなヤツなんだ?」
「詳しくは知らないが、どうも食う為に殺してるんじゃないらしいんだ。死体は残ってるらしい」
「そいつは・・・もしかしたらニンゲンっていう連中じゃないのか?それなら俺らみたいな小さい体の動物は・・・」
「いや、どうやらそうじゃないらしい。むしろ小さい動物のほうがやられてるくらいだ。・・・それで、その残されたエモノの死体ってのがやたら臭いんだそうだ」
「腐っても放置してるのか・・・ハイエナやハゲタカじゃないみたいだな」
「ああ、でもキツネやオオカミなんかも殺されてるっていう話だし、体の大きいヤツかも知れない。だからもうこの村を捨てて、みんなで逃げ出そうかと・・・」
「冗談じゃない!こちとら必死の思いでここまで来たんだ!・・・よし、俺に考えがあるぞ。相手がデカいヤツなら、こっちも・・・」

「来たぞ!まだ良く見えないけど、きっとアイツだ!!」
「よし!みんな行くぞ!アイツを追い返すんだ!!」



「うふふ・・・あそこにネズミの村があるのよね」
彼女はうきうきしながら歩を進めていきました。大きなシッポを揺らしながら、白黒で縞々の毛皮も心なしかツヤツヤと光っています。
「さっきの坊や、一気に仕留めないでジワジワ嬲ってよかったわぁ。おかげでこ~んないい場所教えてもらっちゃった♪あの子、リス・・・ううん、やっぱネズミだったっけ?ま、いっか。ああなったらもう関係ないよね。ふふっ」

その時、思い出し笑いを浮かべながら歩く彼女の目の前に、突然大きな影が現れました。
「な、何!?コイツ」
「チュウチュウチュウ・・・立ち去れ~立ち去れ~チュウチュウ」
(本当にコイツか?ヤマネコ程度の大きさしか無いぞ?オオカミを仕留められるようには見えないけど・・・)
(いや分からんぞ!?とにかく追い返すんだ!!)
「チュウチュウ・・・出て行け~早く出て行け~チュウチュウチュウ」

「何だか分からないけど・・・・・・」
彼女は不意に背を向けると、その大きなシッポをピーンと逆立てました。
そして影に向かってお尻を突き出したまま振り向きました。
「これでもくらえっ!」

プッシュ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ゥ

「ギャヒィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!」
「臭いよぉ!臭いよぉ!!」
「な、は、ふ、ギャハーーーーーーーーーーーーっ!?」

彼女のオナラが立ち込めると同時に、無数の呻き声が上がって、大きな影はグニャグニャと揺れ動きました。
やがてその足元からバーッと何かが沢山走って逃げていきました。
それはネズミの群れでした。逃げれば逃げるほど、影は小さくなっていきます。
ネズミたちは固まって大きなシルエットを作り、彼女を脅かそうとしたのです。
でも彼女は臆することなく、その大きな影に向かって、得意の毒ガスを吹き付けたのでした。

そう、彼女はスカンク娘だったのです。

一発繰り出して影の正体を見破ると、彼女は考えました。
「こんな小賢しい事を考えるイケナイ子には、キツ~イお仕置きが必要ね」と。
やがて大きな影の頭が降りてくるにしたがって、それが巨大なネズミをかたどった物であるのに気が付きました。
その頭の部分も、「目」のネズミが転がり落ち、「耳」のネズミが逃げ出し、他のネズミたちも散り散りになると、「鼻」の部分に収まっていたネズミが足場を失って、彼女の前に落ちてきました。

「うぅ・・・いてぇ・・・くせぇ・・・何なんだ一体・・・ハッ!?」
「うふふ・・・どうやらあなたがリーダーね?『お鼻』ちゃん♪」
「うう・・・畜生、失敗か・・・」
「ふふっ、やっぱりお鼻に直接、トドメを刺さないと、ね」
「えっ?う、うわぁ!!」

落ちた衝撃と強烈なニオイで立ち上がることも出来なかったスヰミーの上に、スカンク特有の大きなお尻が降りてきました。
お尻の穴のあるあたりがフリフリと揺れながら、スヰミーをむぎゅうううっと仰向けに押さえつけたのでした。

「えっ ふぐっ ぅっ むぅぅ!!」
スヰミーは、今まで下水道の中で生きていても嗅いだ事の無いような強烈な臭さを感じてもがき苦しみました。
でも彼の体は、その何倍もあるスカンク娘のお尻の下でモゾモゾするばかり。逃げることなんか出来ませんでした。
「ふふふ、元気がいいわね。あんなこと思いついた貴方に、ご褒美あ・げ・る♪」

ぷぅぅっ

スカンク娘のお尻の、スヰミーを押さえつけたあたりから、黄色い煙がもわわんと立ち込めました。
スヰミーは全身が温かくなったのを感じて、次の瞬間、鼻先から臭~いニオイが注ぎ込まれたのを感じました。

「いぇぎゃおえう!ぼぼべ!!ぶぎょあ!!げええ!!えぅぅ!!!」
スヰミーはあまりの臭さに、体中が痺れていく様な苦しみを味わいました。
重くて柔らかくて暖かいスカンク娘のお尻の下で身動きもとれず、ただただ叫び散らしていました。
鼻の中だけに留まらず、喉の奥、まぶたの隙間、門歯の先・・・ありとあらゆるところからそのニオイが襲ってくるかのようです。
まるで体全体が鼻になって、スカンク娘のオナラを吸着させているかのようでした。
臭い臭い思いをしながら、スヰミーはスカンクのオナラのニオイ以外だんだんと何も分からなくなっていきました。

スヰミーは臭い臭い空気の中で、下水道でのことを思い出していました。
あそこの空気もこんなだったかなぁ。みんな何してるかなぁ。楽しかったなぁ・・・・・・。
臭くて堪らないはずなのに、スヰミーは何故か離れ離れになった仲間のところに行けるような気がしました。

「あらら、すっかり大人しくなっちゃったわね。そろそろおねむの時間かな?
ふふっ、いいわ。それじゃ・・・・・・オヤスミナサイ」

むっす ぷすすすすぅ~~~~・・・・・・・・・・・・・・・

ジュビュビュビュビュビュ・・・・・・・・

スヰミーの涎や鼻水、もしかすると他の体液などにオナラが染み付いたのでしょうか。
お尻とスヰミーの間から、黄色い泡が吹き出してきました。
もうスカンク娘がお尻をムニムニさせても、スヰミーはピクリとも動きませんでした。
スカンク娘は立ち上がって彼を見ると、少し笑ったような顔で泡まみれになって、もう息をしていませんでした。
ヒゲだけがヘナ~ッと力なく垂れ下がっていきました。
「ふぅ、残りの子たちはどこ行ったのかなぁ~?」
スカンク娘は辺りを見回すと、シッポをフリフリしながら何処かへ去っていきました。



スカンクは本来、外敵に襲われたときにだけオナラをして、それを撃退します。
だからこのスカンク娘のように、相手を死に至らしめるまで・・・ましてや自分よりも弱い小動物を積極的に
「狩る」ためにオナラでいたぶることなど、まずありえないはずなのです。
それでは何故、彼女がこんなことをするようになったのか・・・

それは、ある恐ろしい出来事から始まったのです。


~つづく~

2匹目 → コウモリのビギンズ

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