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サークルSBD 2014/03/08 12:00

餌育調教ふたたび

おねショタ!2 ~スカンクお姉ちゃんの変態クン調教 ぺろぺろ天国ぷすぅ地獄~』でもお世話になっておりますttlさんのダウンロード専用同人作品『餌育調教』が発売となりました。

内容は、三和出版より刊行中のハードM向けムック『別冊秘性 女神の愛 第二号』掲載の絵物語「餌育調教」に新規のイラストと文章が追加されリニューアルされたもので、扉絵1枚+基本絵8枚+差分23枚+おまけチラシ1枚+左記イラストを使用したグラフィックミニノベル10ページ+キャラクター紹介1ページ。

旧校舎の敷地内にある古い体育用具室にて、3人のおませなJSたちが、同学年男子をさんざん弄び慰みものにします。
腕をぎちぎちに縛られ下半身を露出させられたままなすすべも無く震える少年に、その年頃の女子特有の性的好奇心と嗜虐心をむき出しにした幼な魔女たちが次々と襲いかかり・・・・・・・・・・・


ミニノベルは『女神の愛 第二号』掲載のものから大幅に改訂されており、新たに放屁差分も加わってガス責めの模様が3~4ページにわたり大きくフィーチャーされるようになっています。
一人の少年が逃げ場の無いおなら責めを受けて半失神に追い込まれる様子を、ttlさんの絵と文章でお楽しみ下さい。
その後さらに、唾液責め、大便責め、飲尿強○と畳み掛けられ、完全に「女子専用のお便所」にされてしまう少年・・・・。
(上記のような表現・要素が苦手な方はご注意下さいませ。)

イラストには、以前の作品『蹂躙女神』に引き続き今回もまた、お楽しみの"脱衣差分"が用意されています。
なお今回は「おぱんつのみ着用の半裸状態」は収録されず、着衣状態/全裸状態の2種類となっております。

成熟し始めた肉体と、そこから放出される様々なモノを武器に、いたいけな男子を汚辱地獄へと突き落とす少女たちの残酷な怖可愛さがたまりません。
スカトロ・汚物系に抵抗が無く、上記のようなシチュエーションがお好きな方なら、要チェキ!です。

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サークルSBD 2013/08/20 23:00

「どうぶつ村誘拐事件」

どうぶつ村誘拐事件



こうひー 著




「村長の娘は預かった。――」

そんな言葉で始まるメッセージを残して、ヒツジ村長の娘ウルルは忽然と消えてしまいました。
相談を受けてやってきた探偵のドーベルとカバ太は大急ぎで捜査を始めました。
なぜなら、置手紙の最後にはこう書いてあったからです。

――以上の要求に従わない時はこの子は1時間ごとに毒ガスを吸うことになる」



「お頭ー、指定した場所には誰もいませんでしたー」
偵察に出た娘が報告すると、お頭と呼ばれた娘はふん、と笑いました。
「自分の娘よりも村のお金のほうが大事ってわけかい。立派な村長さんだねぇ。
ま、あたしたちの言うことを無視したツケは、娘のあんたに払ってもらおうか」

お頭がそういって振り向いた先には、薄暗い中、柱に縛り付けられた羊娘のウルルが
湿気た木の床に座りながら、不安そうに辺りを見回していました。
お頭や偵察役だけでなく、周りを取り囲む誘拐犯たちはみんな若い娘のようでした。

その中の一人が近づいてくるのを見て、ウルルはビクッと身を強張らせました。
ウルルの前で立ち止まった娘は、黒地に白の線が走る毛皮に包まれたかわいらしい顔で
おびえるウルルの顔を覗き込みました。
他の娘たちも同じような姿をしていました。ウルルの村では見かけたことの無い格好の人たち。
不意に目の前の娘が背中を向けたので、ウルルの顔にふわふわした大きな尻尾が触れました。
娘たちの毛並みと同じ、黒地に白の線が入った大きな尻尾はウルルの顔をやさしく撫で上げると、
ググッと持ち上がって、中腰になった娘のお尻が丸見えになり――
プゥッ

なんと娘のお尻からオナラが出て、あっという間にウルルの顔を包み込んでしまいました。

ウルルは驚いて目を丸くしていましたが、オナラを嗅いでしまうと「きゃうっ」と叫んでのけぞり、
臭い臭いニオイを振り払おうと頭をぶんぶん振りました。
けれども、柱に縛られた手では鼻を抑えることも出来ないので、
息をするたびにもやもやと漂う臭い臭いオナラを嗅ぎ続けてしまい、
ウルルは目を回しながらぐったりと床に崩れてしまいました。
「うふふ、1時間後も楽しみだねぇ」
お頭はその様子を見て言いました。



「手がかりが集まらない。ここはむこうの島まで行って聞き込みをしたほうがいい」
港までやってきたドーベルはちょっとだけ遠くに浮かぶ離れ小島を指していいました。
「でもドーベル、島に行くには船がいるよ?」
カバ太が聞くと、ドーベルは辺りを見回して、一隻の漁船とその乗組員たちを見つけました。
「よし、あの人たちに頼もう。すいませ~ん・・・」

ドーベルとカバ太がお願いすると、漁師さんたちは快く承知してくれました。
「もうすぐ出港するから、ちょっと待っててね」
女の漁師さんはそう言って二人を船に乗せてくれました。この人だけでなく、この船にいる人はみんな
女の人のようでした。
「ねぇドーベル、この船の人たちはみんな女の人なんだね」
カバ太がそれに気づくと、女の漁師さんの一人が笑顔で言いました。
「それだけじゃないのよ。この船に乗っているのはみんな同じ動物なの。何だか分かる?」
カバ太はしばらく漁師さんたちを見比べていましたが、黒地に白い線の入った毛皮や、
同じような色をした大きな尻尾を見て、わぁっと言って鼻を抑えました。
「ス、ス、スカンクだぁ!!」

黒地に白の線が入った毛皮、大きな尻尾・・・。
それらはくさ~いオナラで有名な、スカンクたちの特徴でした。
スカンク娘の漁師さんはクスクス笑いながら言いました。
「そんなに怖がらなくても大丈夫よ。私たちは自分が危ないときしか
オナラで攻撃したりはしないから」
それを聞いて、カバ太はホッとして鼻を抑えるのを止めました。

ドーベルはそんなやり取りを見ながら、一人難しい顔をして考え事をしていました。



出港した船が、ちょうど港と離れ小島との間に差し掛かっても、ドーベルは考え事をしていました。
「どうしたのドーベル?ひょっとして、犯人がわかったの!?」
カバ太が尋ねると、ドーベルは言いました。
「脅迫状を思い出していたんだ。人質は1時間ごとに毒ガスを吸わされることになる――」
「そ、そうだよ!急がないと人質が危ないよ!!」
脅迫状のことをすっかり忘れていたカバ太は、いきなり慌て始めました。
ドーベルはそんなカバ太を落ち着かせると、推理を続けました。
「まぁ落ち着くんだカバ太。
毒ガスといえば臭いオナラ、臭いオナラといえばスカンク、スカンクといえば・・・」
「えっ?じゃあこの船の漁師さんたちが犯人なの!?」

「バレたからには、ただじゃおけないわね!」
急に声がした方向に振り向くと、いつのまにか大勢のスカンク娘たちが二人に迫っていました。
「しまった!聞かれてたのか」
「や、やっぱりそうだったんだ!あわわ・・・」
もはや岸まで泳いで逃げるには遠い距離でしたし、たとえ海に飛び込んだとしても漁船の網で
捕まってしまうかもしれません。
何よりもそんな事を考える間もなく二人はじわじわと甲板の先に追い詰められていきました。

「さぁ、覚悟はいいわね・・・?」
スカンク娘の一人がそう言って背中を向けると、それを合図に他のスカンク娘たちも振り向いて、
尻尾を高々と掲げてお尻をドーベルたちに向けて突き出しました。
「ひっ!」
カバ太は思わず鼻を抑えましたが、その程度の事でこの危機を切り抜けられるとは思えません。
ドーベルは必死に考えを巡らせましたが、もうどこにも逃げ場は無さそうでした。
「これまでか・・・!?」

「みんな、よ~く狙ってね」
スカンク娘たちも発射体制に入り、いよいよおしまいという時、怯えるカバ太の目に船の備品らしい
大きなブルーシートが目に入りました。
「そ、そうだ!これを・・・!!」

「いくわよ!いち、にの・・・さんっ!!」
ばっふぅうぅぅぅうぅぅぅっ!!

「え~いっ!!」
ばさぁっ!!

スカンク娘たちがオナラをした瞬間、カバ太は大きなブルーシートを彼女たちに向かって広げました。
これにはドーベルも感心しました。
「そうか、これならスカンクの毒ガスを彼女たち自身に吸わせてしまえる!でかした、カバ太!!」

しかし、ぶわっと広げられたシートが、毒ガスもろともスカンク娘たちを包み込もうとしたその時!

びゅううううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ
「うわ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!?」

突如吹き付けた突風により、シートはカバ太たちのほうへ被さってしまいました。



「うう・・・いたた・・・はっ!?」
シートの下でひっくり返っていたカバ太は、シートの外から自分を取り囲む気配に気づきました。
「詰めが甘かったわねぇ、探偵さん」
スカンク娘の声が聞こえた方向のシートがめくれ、白黒の大きなお尻が入ってきました。
「ひえええっ!?・・・あわわ・・・」
見回せば、あちこちのシートがめくれて、あっという間にカバ太の周りはスカンクのお尻だらけになりました。
「う、うわ・・・やだ・・・いやだぁ!!」
「みんな用意はいい?いっせ~の・・・・・・・」

ぶばふぅぅぅぅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!!
ぶぶぶぅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!!
ぶぅぅぅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!!
「うっぎゃあああぁああぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~~ぁっ!!」

スカンク娘たちがオナラをすると、シートの中の空気は毒ガスでまっ黄色に染まり、カバ太は
ぎゃあぎゃあ喚いて、バタバタと悶え苦しんで、ヒイヒイと息を乱れさせました。
「ふげぇ!うぎゃあ!助けて、ドーベルぅ!!」

「ぎゃふぅ・・・ヒィ」
ドーベルはシートの外で既にノビていました。
カバ太よりもずっと素早いドーベルは、シートが被さってきた瞬間、とっさに飛びのいて逃げ出す
ことが出来たのです。
しかし、その時流れてきたスカンクのオナラガスをまともに嗅いでしまったのでした。
カバ太よりもずっとずっと鼻の効くドーベルには、それだけでもあまりの臭さに目が回ってしまい、
まともに立っていることもできなくなってしまったのでした。

「よーし、もういっぱつぅ!続けてもういっぱつぅ!せ~のっ!」
ぶっすぅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!
ぶぶっすぅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!
むっすすすぅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!
「んぎゃあぁ!助け、ぐひゃあ!ふぎゃっ!はふけて!ひゃあああ~~~~~っ!!
・・・・・・くはひ・・・はひ・・・ハヒィ」

何度も何度もスカンク娘たちが毒ガスを噴射しつづけると、そのうちシートの下からは
ぎゃあぎゃあも、バタバタも、ヒイヒイも聞こえなくなりました。
「はい、あなたはこれでおしまいね」

ブウウッ

仕上げのオナラをいっぱつ発射すると、スカンク娘たちはシートからお尻を引っこ抜き、
カバ太に被せたままシートの周りに荷物を置き、重しして動かなくしてしまいました。



「う・・・・・・ん・・・・・・・?」
ドーベルは、何時の間にか自分がベッドに寝かされているのに気づきました。
(そうか、俺たちはスカンクにやられて・・・。誰かに助けられたんだな。
でも何故うつぶせに寝かされているのだろう?
・・・ああ、なんか体が動かないな・・・すっかりニオイにやられてシビレちまったみたいだ。
これじゃ捜査はもう・・・人質の身が危ないっていうのに・・・・・・!!
・・・・・それにしてもやけに柔らかい枕だなぁ。
それにこのふわふわちらちらしてるものは・・・・・・)

「あら、お目覚めのようだねぇ」
頭の上から妖しい声が聞こえて、ドーベルはハッとして顔を上げようとしました。
ですが、体がまったく動かせません。ドーベルは自分がベッドにぐるぐる巻きに縛られているのが分かりました。
さらに、自分の頭のあたりをふわふわちらちら動いていたものがスカンクの尻尾だと分かり、
自分の鼻先が埋まっているのがスカンク娘のお尻だと分かると、ドーベルの顔は恐怖で真っ青になりました。
「ふがっ、ふがっ!!」
うまく顔を上げられず、お尻に顔を埋めたままドーベルが悶えるので、
スカンク娘―お頭は彼の頭をつかんで持ち上げてやりました。
「っぷはっ!ひ、人質は・・・それにカバ太は・・・!?」
「アンタの連れかい?さぁて・・・うちの子たちが随分と可愛がっていたようだけどねぇ」
「そ、そんな・・・カバ太・・・」
「人質のほうは・・・フフ・・・そろそろ5回目のが終わった頃かねぇ」
「・・・・・・!!」
カバ太の身を案じていたドーベルは、それを聞いて人質の身さえも危険な状態にあることを思い出しました。

「お頭ぁ~、あの子、もう限界みたいです~」
部屋の奥の扉が開いて、中から手下らしきスカンク娘が出てきて報告しました。
「ん・・・そうかい。小娘には刺激が強かったかねぇ。
いいさ、もう身代金は諦めよう。情けをかけておやり」
それを聞いて、ドーベルはホッとしました。
(ああ、これで人質の命だけは助かる・・・むぷっ!?)

お頭が手を離したので、ドーベルの顔はまた柔らかいお尻の中へ埋まりました。
「さぁ折角来てくれたんだ、アンタも可愛がってあげようねぇ」
お頭が言うと、手下のスカンク娘は素早い動作でドーベルの頭とベッドを丈夫な布で、
お頭のお尻ごと包む様にして縛り付けてしまいました。
「むぅ~・・・うぅ・・・」
人質は助かるのだから・・・ドーベルはそう観念したのか、大人しくなりました。
手下のスカンク娘はその上から毛布を被せ、さらに甲板にあったようなブルーシートを巻いて、
お頭の腰と、ドーベルの足のあたりをヒモでキュッと結びました。
しっかりと包み込まれたベッドの中がモゾモゾと動いて、お頭の太ももがドーベルの頭を挟み、
足はドーベルの背中を抑えるように伸ばされました。
手下のスカンク娘が部屋の外へ出た音が聞こえると、ドーベルの鼻先で何かがピクピクと動いたような
気がしました。
「さ、アタシのとっておきを味わいな・・・」

プス、スカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ

覚悟を決めて抵抗を止めたドーベルの鼻先に熱い空気がじわぁ~っと染み込み、閉じた目がいっぱいに
開かれて、体がビリビリと細かく震えました。
お頭の、音も無く放たれる強烈なすかしっ屁は臭くて臭くて、ドーベルは甲板のときみたいに
気絶することもできませんでした。
猛毒のガスはドーベルのするどい嗅覚をぐりぐりと痛めつけて、静かに静かに、止まることなく続きました。

「臭いよう!臭いよう・・・!」

静まり返った部屋に、ベッドの中からすすり泣くようなくぐもった声が漏れました。

スカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー・・・・・・
「臭いよう!臭いよぉぉ・・・・・・!」

お頭スカンク娘のオナラは止みません。
ベッドの中のすすり泣きも止みません。

スカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー・・・・・・
「臭いっ・・よぅ!臭いよぉ・・・っ・・・!」
止まらない毒ガスの噴射音と、弱弱しく、たまに裏返りながらも続くすすり泣きを、
お頭は手の甲を枕に伏せて、じっと聞き入っていました。






スカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー・・・・・・
「臭いよう!臭いよぉぅ・・・・・・!
く・・・さい・・・よ・・・ぉ・・・・・・」

すすり泣きが毒ガスよりも先に止むと、お頭はすかしっ屁も止めずに満足そうに呟きました。
「さよなら、探偵さん」



その夜、村長の屋敷には、虚ろな目をしたウルルがふらふらと戻って来て、
家の人が何を呼びかけても答えずに、自分のベッドへ潜り込むと死んだように眠りました。

その後、ドーベルとカバ太の姿を見たものはいませんでした。






夜明け前――
暗がりの中でウルルのベッドから、人影がむっくりと起き上がりました。
彼女は、姿見にかすかに映る自分の羊毛に触れました。

―数時間前まで、スカンク娘の毒ガスに責め立てられていたウルル。

姿見の中の彼女が羊毛を引っ張ると、それはするりと剥がれ落ち、中から黒地に白の毛皮が現れました。

―かすかに音を立てるスカンク娘の尻を顔に押し付けられ、細かく震え悶えながらも
『お情け』で速やかに永久の安らぎを与えれた少女。

「お前、この娘に化けて屋敷に帰りな。それから―」
彼女はお頭の命令を思い出して、現在の時刻を確かめました。
(そろそろ時間だわ。もうすぐみんながこの屋敷に押し入ってくる。その前に―)



その前に少しでも『仕事』をやりやすくしようと、彼女は隣のベッドで眠っている、
ウルルのまだ幼い弟の側へ忍び寄り、ウルルのものだったスカートの裾をからげると、
ちょっと大き目のお尻を彼の顔へと近づけるのでした。


E N D

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サークルSBD 2013/06/18 23:00

「GASSASSIN 2 外伝」

GASSASSIN 2 外伝


こうひー 著



「こらぁー!カイン!待ちなさ~い!」
「へへーんだ!待たないよ~~!ケツでかエミリ~!!」

「やれやれ・・・またやってんのねぇ・・・」
メリッサは山盛りにニンニクの入った籠を傍らに置くと、汗をぬぐいながら、農作業にいそしむ村人たちの間を走り回る少年と、それを追いかける少女の様子を眺めていた。
10歳かそこらの少年は、一回りは体格の違う年上の少女が息を切らせて追ってくるのを
明らかに楽しんでいるようであった。
少女は額に汗を光らせながらもなんとか少年を捕まえると、その肩を両手で掴みながら腰をかがめて少年と目線を合わせた。
質素なスカートに包まれた形のよい尻が後方に突き出されると、近くで作業をしていた村の若者が思わず視線を向ける。
そんな視線は気にも留めずに、エミリーはカインの目を見ながら語りかけた。
「はぁはぁ・・・カイン、はぁ・・・謝りなさい!」
「ん?何を謝るって?」
「何って・・・さっき私の・・・その・・・・・・」
「何だよ、はっきり言えよ」
ニヤつくカインに、エミリーはかすかに赤らめた頬で唇を噛むと、意を決して言った。
「私の、お、お尻に、触ったでしょう!?」
「いや~悪い悪い、姉ちゃんの尻があんまりデカいんで失敗しちゃってさぁ」
「なっ・・・・・!?」
乙女の尻を撫でておいて悪びれもしないカインに、エミリーが呆気にとられていると、
カインはかまわずトコトコと彼女の後ろへ歩いていく。
「今度は失敗しねぇから・・・・・・・・さッ!!」
カインの日に焼けた腕が翻ると、ぶわぁぁっと彼女のスカートは翻り、幸運な村の若者は美しい造形をもつ、魅惑的な肉の塊を目の当たりにした。
「・・・・・・・・・っこらぁ~~~~~~~~~~!!」
下着の白、素肌の白――――
春先の太陽のような、淡く眩しい光景に呆然とする若者を差し置いて、エミリーとカインは、この日12回目の追いかけっこに興じるのであった。

「・・・すっかり眠っちまったようだね」
「疲れたのよ。今日はさんざん遊ばされたもの」

夕暮れ時、エミリーはすっかり眠りこけたカインを背中に背負い、メリッサとともに帰路についていた。
「それにしても、この子はあんたに随分と懐いてるねぇ」
「ええ・・・お互い早くに両親を亡くした身だから・・・」
慈愛に満ちた表情で語るエミリーに、メリッサは遠慮がちに呟いた。

「今日・・・分かってるわね?」
「・・・うん」
エミリーの表情から、慈愛の色は消えて、かわって強く冷酷な光が目に宿った。
義務を、果たさねばならない。この村の乙女として。
それに報酬が手に入ったら、背中で眠る少年を自分が育てていこうと決めていた。



夜も随分と深まった頃、カインは目を覚ました。
ふと隣のベッドを見ると、いつも安らかに寝息を立てているエミリーがいない。
不安を覚えてベッドに潜りなおすには、その日の月は明るすぎた。
夕方前からたっぷりと睡眠をとっていた彼は、その輝きに誘われるように家の外へと出て行った。
持ち前のイタズラ心と少年特有の冒険心は、いつしか彼を村はずれの廃墟へと押し進めていた。
昼間に来ようとしても、いつもエミリー姉ちゃんや、おっかねぇメリッサ姐さんに連れ戻されてしまう謎の場所であったが、今この時間に彼を咎めるものはなにもない。
その開放感からか、廃墟の床から漏れる怪しい光を見たときも、嫌な予感の類など微塵も感じずに、少年は床についた取っ手に手を伸ばすのであった。


「終わったのね・・・」
キャシーとアリアが薄暗い地下道に目を向けると、エミリーとメリッサは音も無く現れた。
メリッサはカラスのようなマスクを身に付けており、エミリーの厚ぼったくて黄色いスカートが揺れ動くたびに、辺りには硫黄を煮詰めたような悪臭が漂っていた。
彼女らがキャシーとアリアのいる部屋まで戻ってきたとき、すでに二人もマスクを身に付けて、エミリーのために代えのローブを用意しているところだった。



エミリーが肌にまとわりつく悪臭を薬草の煮出し汁ですっかり拭き清め、代えのローブに身を包んだ時であった。
突然、地下室の入り口が動いた。
この時間、ここを訪ねてくるものは居ないはずだ。
思わず身構える4人の前に現れたのは、年端も行かない少年であった。
「あれ・・・エミリー?」
「か、カイン・・・どう・・・して・・・?」



面と向かって叱られたわけではない。
メリッサ姐さんに引っ張られて、部屋の真ん中の小さないすに座らされただけだ。
それでもこんな夜中に家を抜け出して出歩いていた負い目がある。
小さな椅子に腰掛けて、落ち着き無く辺りを見回す少年をよそに、4人の女性たちは
密談していた。
「わかってるね、掟は・・・掟だよ」
「でも・・・あの子はまだ・・・小さいのに・・・」
「気持ちは分かるわ、でも・・・ダメなの。こらえて頂戴、ね」
「あなたはもう帰ったほうがいいわ、エミリー。ゆっくり眠って、何もかも忘れるの」

「ううん・・・私が、やるわ。私にやらせて・・・」
「エミリー・・・・・・」
「わかったよ、あんたが・・・送ってやりな」



ふとカインが顔を上げると、自分の周りにアリアとキャシー、そしてエミリーが立っていた。
みんな通気性のよさそうな、簡単なローブに身を包んでいる。
ふんわり。
「?」
ふと自分の後頭部に、柔らかいものを押し当てられた感覚を覚えた。
振り向こうとしたカインの肩を、エミリーが強く掴んだ。
「!・・・エミリー・・姉ちゃん・・・?」
「カイン・・・じっとして目を閉じていて、何も怖くないのよ・・・ね?」
「・・・・?うん」
少年は、言われるままに目を閉じた。これが苦しみの幕開けとも知らずに・・・。



ふぁさ ぎゅ ぎゅうううう

「んぅ!?」
顔に柔らかいものが押し付けられたかと思うと、前と両斜め後ろの3方から強烈な圧迫感を感じた。
カインは必死に暴れたが、圧迫はその場からピクリとも動けなくなるほど強いものであった。
それでも痛みを感じないのは、顔に当るものが信じられないほどに柔らかく、弾力があったから。またそれは暖かく、かすかに懐かしい匂いがしていた。
やがてカインはそれが何であるかわかってきた。これは・・・尻だ!
女の尻・・・エミリー姉ちゃんの・・・でっかい尻・・・。



ブゥゥゥゥゥゥッ
低い音がして、顔面が揺れた感じがした。温もりを帯びた振動のあと・・・・・・
不意に強烈な臭気がカインを襲った。
「はんむっ!?んふんんんんんぅ!!!!????」
(臭い!!・・・ニンニクのニオイ?・・違う!お、おなら!?)
思わず立ち上がろうとするが、3つの尻は押さえつけるように彼を閉じ込めた。
「お願い・・・大人しくして」
「ごめん・・・ごめんね」
キャシーやアリアの声が、頭の上のほうから聞こえた。
いつもの、ニンニクを吊るしながら談笑する時の様な楽しそうな声じゃなく、感情を押し殺したような冷たい声だった。
「ああ・・・カイン・・・カイン!」
エミリーは悲痛な呟きを漏らしながらも、圧迫を緩めることなくさらに放屁した。
ぷぅ ブウウウウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥ
「んんわ!?はっぷぅ!あ゛ぷぅぅ!!」
いよいよもって彼は渾身の力で暴れ始めたが、日ごろの野良仕事で鍛えられ、さらに特別な食事を与えられた娘たちの強靭な足腰は、哀れな少年を柔尻の牢獄に閉じ込め続けていた。
ブズビゥゥィィィ
今度は右の耳の辺りから音が聞こえた。ほどなくして眩暈を起こしそうな強烈な臭気が
彼を責めたてた。
「んぐがぐ!ふんんんぅ!!!!」
カインの涙がエミリーのローブを濡らしても、尻の圧迫は緩まらなかった。
ブウゥゥゥゥゥン
続いて左の耳の裏のあたりから、低い音と重い臭いが彼を苦しめる・・・・・・。
「んっあぅ!ふがああああああああああ!!」
カインの嗚咽が部屋の空気をいくら揺らそうと、放屁の嵐は彼を嬲り続けた。


ぷぶぅ・・・・ぶううう・・・ぷすう
ぶぅぅぅぅぅ~~~~~~~~~~う プゥッ ボプゥゥゥゥゥッ
ブッ ぷしゅううううう ぷす・・・ぷすすす ぷぅぅぅぅぅぅぅ~~~~



カインの暴れる動きがやがて静かになり、放屁のたびに走る痙攣のようになったとき、ばたつく腕は前方をまさぐり出していた。
それがやがてエミリーの肢体に抱きつくように絡みついたとき、彼女は思わず、かすかに圧迫を緩めていた。
カインは初めて、哀願を口にすることが出来た。

「ぷはっ・・・!姉ちゃん、エミリー姉ちゃん・・・臭いよう、臭いよう・・・」

エミリーは一瞬ハッとなったが、すぐに後ろでにカインの腕を掴むと、ぎこちない動きで、彼をゆっくりと、柔らかき尻の処刑台へと押し戻していった。
「エミリー姉ちゃん、臭い・・むぐ・・・ふはいよぅ・・・・・もう、やめへぇ」
カインはエミリーの尻に顔を埋めたまま、尚も哀願していた。

「カイン・・・ごめんね。見られたからには・・こうするしか、ないの。
でも、安心して・・・きっとお姉ちゃんが、あなたのお父さんやお母さんが待っているところに、あなたを送って・・・あげ・・・っ」
それ以上は、言葉にすることは出来なかった。
エミリーがそっと後ろに目配せすると、キャシーもアリアも尻を突き出して、カインの小さな頭を、エミリーの豊満な尻へとめり込ませた。

(出して・・・もう臭いおならを嗅がせないで・・・!!)
ローブの裾をぎゅっと握るカインの手は、必死にそう訴えかけているように思えた。
だがそれでも、エミリーはその手に優しく自分の手を添えて押さえると、
ぷふぅぅぅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~・・・・・・・・
なおも哀れな少年の鼻腔を自らの屁の臭いで侵し続けた。



(臭い・・よぉ・・・何でこんな事するんだろう・・・・・・。
姉ちゃん・・・怒ってるのかなぁ・・・?
何か言ってたけど・・何だろう?・・・もう何も聞こえないや・・・
臭くって、アタマ・・・ぼうっとする・・・このまま死んじゃうのかな・・・?
でも何だろ・・・怖くないや・・・姉ちゃんのお尻で死んでいくのなら・・・おいら・・・
・・・あ・・・ぁ・・・姉ちゃんのおなら・・・臭い・・・なぁ・・・・)



もはやカインは何の抵抗もせず、かすかに残った力でエミリーの尻にすがっているようだった。放屁の激臭に翻弄された呼吸は浅いままであったが、いつしか小さく静かなものになっていた。



「ごめんね・・・おやすみ、カイン」
プッ プゥゥゥウゥゥゥゥ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~・・・・・・・・・・・・・・・・
・ ・・・・・・・・ッ・・・・・・
この世のものならぬ屁臭の子守唄は、少年を二度と目覚めぬ眠りへと沈めつつあった。
カインはエミリーにすがっていた腕を痙攣させ、いびつな木の枝のようにピーンと張ると、そのまま動かなくなった。
ようやくにして圧迫を解かれた彼の体は、まず腕からダランと垂れ下がると、虚ろに半開きな瞳のまま前方へと倒れこんだ。
「カイン・・・ごめんね、ごめん・・・・・・」
エミリーは彼を抱きとめて、静かに泣いた。
ともに処刑に携わった2人の乙女も、一部始終を監督していたメリッサも、ただ黙って見守ることしか出来なかった。



「カイン・・・・うう・・・ぐすっ・・・・・・」
エミリーが泣き続ける傍らで、メリッサは他の二人を帰した。あとは自分が何とかするから、と。
二人を見送って地下室に戻ったとき、彼女はカインの亡骸を胸に抱き、メリッサを見上げて言った。
「メリッサ・・・お願い。このまま・・・・・・」






「ただいま。いい子にしてた?」
「・・・・・・・・」
遠く離れた土地のある質素な家のなかで、エミリーは虚ろな目で一人、外を眺めていたカインに微笑みかけていた。
エミリーたちの屁臭の凄まじさに「壊れて」しまった彼は、もはや口を封じられたようなものであった。
いつか彼の心が元通りになった時、ニンニクの村で遭遇した恐ろしい事件のことを思い出さないとは限らなかったが、その時は自分が彼を葬る。
そう言って、エミリーは自分がカインの亡骸とともに、彼の魂を弔うべく旅立ったことにしてくれるよう、メリッサに懇願したのであった。
メリッサがどこまで、自分のことを信用してくれたかは分からない。
だが、二度と村に近づかないことを条件に、彼女は村はずれに馬車を手配してくれた。
あの日、カインの口を封じる前に、吸血鬼とされた男を屁臭の中に葬った。
その時、教会から前金で受け取った「報酬」がある、2人が当面、食べていけるだけの貯えは持っていた。
いま2人は、人目を避けるようにして、この地で暮らしていた。



「おなか空いたでしょ?いまご飯作るから、待っててね」
「・・・・・・ん・・・」
カインが虚ろな目で自分を見上げる視線さえ、今のエミリーには愛おしかった。
少年の頭を撫でて、台所へ向かう彼女。
(メリッサにはああ言ったけれど・・・)
夕飯の支度をしながら、彼女は考えていた。
(あの子の記憶が戻ったとき・・・出来るかしら、私に・・・?)



「きゃっ!?」
腰の辺りに不意に何かが押し付けられる感覚を感じ、考え事を中断するエミリー。
見ればカインが後ろから抱き付いて彼女のふくよかな尻に顔を埋め、甘えていた。
フゥ、と苦笑して耳のあたりを撫で下ろしてやると、彼はかすかに微笑みながら、エミリーを見上げた。
「もう・・・いけない子・・・・・・」
エミリーが慈愛に満ちた目でカインを咎めると、その声はどこか押し殺したような、妖しい冷たさを感じさせた。
カインは一瞬怯えた眼をしたが、そんな思いを振り払うかのように、すぐにまた目の前の柔らかく巨大な肉塊に顔を埋めて、甘い香りの中に沈んでいった。



END

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サークルSBD 2013/01/06 00:00

年末年始お蔵出し 「捕縛」

今回の"お蔵出し"はこれでラストです。

絵のほうですが、枠線が超適当ながらコマの流れが一応、通常のまんが風に読めるようになっております。
2ページめ上段でスカン子さんの手下がいつの間にかガスマスクを装着してたりなんかして、何だか我ながら妙な味が出てる気がします。
当時はノートにこんなことばっかし描いてました。
焼き捨ててしまったものも多いのですが、今にしてみればもったいないことしたなーと思います。
でも過ぎた事をくよくよ考えても仕方がないので、明日に向かって新たにまた書くべしっ描くべしっ作るべしっ

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サークルSBD 2013/01/03 00:00

年末年始お蔵出し 「鉄格子の檻」

※1月4日 画像追加。お友達が英語版を作ってくれました。

やられてる側が集団というネタは比較的珍しいような気がします。
イヌやオオカミは群れで行動するのが常ですから、らしくて良いかな~と・・・。
スカンクの例の武器は、現実には容量的におよそ6連発程度が限界らしいですが、メルカの場合は一発一発の量を極小出しに絞ることで噴射回数を増やしているのだと思って下さい。
一撃の濃度は薄まるものの、常に新鮮なガスを嗅がされ続けるわけです。
強烈な臭いがいつまで経っても強烈なまま一向に薄まらずに持続するので、どんなに相手がタフでも目を回すのは時間の問題でしょう。
またスカンクのアレはもともとがフェロモン由来なので、実際に交尾の際にパートナーに向かって使用される事もあるそうで、そんなことがスゥの性癖の元ネタとなっています。


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