Spriter Pro 使い方【その2】

Spriter Proを前回初めて使用してから色々解ってきたので、
敵のアニメーションづけのついでに使用方法その2を書いてみます。

メイン画面の拡大縮小は、マウスホイール。

さらに早く拡大縮小したいときは、CTL+マウスホイール。

メイン画面中央の十字線の位置を変えたいときはMキーを押したまま画面をドラッグ。
十字線はセンタービューで上部にあるcenterviewアイコンかFキーを押すと画面中央にビューが移動する。
まずは前回のおさらいで、まずはボーン(骨)設定から。

ボーン設定以前の方法は、前回記事参照。
この記事の下部にあるSpriter Proタグをクリックして探せます。

【ALT+ドラッグでボーン(骨)作成】

続けてALT+ドラッグをすると子ボーンが作成される。

別の親子関係のボーンを作りたいときは、親となるボーンをクリックしてから

ALT+ドラッグで子ボーンを作る

左の階層フォルダをZ-orderになっているタブをHierarchyタブをクリックするとボーン名も表示されます。

【Bキーでのボーン設定方法】

階層フォルダではなく、必ずメイン画面のボーンをクリック。

Bキーを押しっぱなしにすると画像が半透明になるので関連づけたい画像をクリックする。
すると自動的に関連づけがされるので、同じ要領で別のボーンも設定していく。

前回階層フォルダからのボーン設定が早いと言いましたが、パーツ数が多いと
スクロールが必要になるので、パーツ数が多いなら普通にBキーの方法が早いです。
画像が重なってクリックしにくいときは階層フォルダから指定すると良いですね。

【階層フォルダ内ドラッグでのボーン設定方法】

ボーンを確認したら、画像との関連づけのために画像ファイルを目的のボーンまでドラッグ。

ファイル数が多いと上の方にあるボーンが隠れているので、フォルダの上の位置で

ドラッグしたままじっとしているとスクロールしてくれる。画像だと赤色の部分。

【ボーンを動かす】

動かしたいボーンをクリック。

ボーンの根元から半分ぐらいまでをドラッグすると移動。画像右。

半分から植え部分をドラッグすると回転。画像左。

【IK(インバースキネマティクス)】

IKとは3Dソフトで発展した機能で子ボーンを動かすと連動して親ボーンが動くもの。

3Dの人型キャラで言うと手を動かすと肘、肩、胸、腰が連動して自然なポーズが取れる。

Spriter Proではシフトキーを押しながらボーンを動かすとIK機能が働きます。

手前にある足をIKで動かしてみる。

子ボーンを回転させると親ボーンも連動して動いて足関節の動きが取れている。

【多関節IKを動かす】

手足のようなボーンが二つだけの物なら問題無いが多関節をIKで動かしたい場合はグループ指定をします。

サソリのしっぽをIKで動かしてみます。

まずは起点となる根元のボーンをクリックして指定。

Zキーを押すと自動的に連結している子ボーンが指定される。

この状態でシフトキーを押しながら、一番先の子ボーンを回転させると

指定してあるボーンが連動して動いていきます。

【ボーンを作成せずにポーズを付ける方法】
ボーンを作るまでもないパターンもあると思います。
ボーンを作成せずに親子関係を保って動きをつけるには、まず起点となるパーツを
最初にクリックして選択。そのあとCTRキーを押したまま動かしたい他のパーツを
好きなだけクリックします。最初に選択したパーツを回転、移動すると
自動的に他のパーツも追従して動いてくれます。
パーツ選択にはフォルダ階層からCTRキーだけでなくシフトキーでのまとめ指定も可能。

実際に作ったアニメーション例。

このアニメーション、実はボーン設定せずに作りました^^;
ブログ用の使用方法説明のために、わざわざ後からボーン作ってキャプチャーしたり
このキャラはパーツ数39個あるけど、ボーン無しでも結構簡単に作れましたね。
ただし、IK機能はボーン設定しないと使えません。当然だけど。
雑魚敵のような簡単なキャラならボーン作るほどでもないだろうし、
逆に動きを多く付けるようなキャラなら、ちゃんとボーン設定するべき。
今回のサソリも中ボスなので本当ならボーン作った方がいいんですけどね。

他の機能はまた機会があれば紹介しま～す^^