5月進捗報告_シナリオ
本当は今月中に執筆完了させたかったのですが、どうやら来月いっぱいまで掛かりそうです…。最初はプロットを作り、それに沿って物語を描いていくのですが、
どうしても話が進むに連れ「ここはもっと盛り上がるだろう」、「こうなったらこの子はこう思うだろう」と色んな+αが出て来て内容がどんどん多くなっていくんですよねぇ。今作もオートプレイで2~3時間位のボリュームになりそうです!
残る執筆作業はHシーンとサイドストーリー2か所のみとなります。今作のHシーンは全部で6シーン。過去二作と比べると2シーン少ないですが、その分、より淫らに濃厚になる予定ですよー!
最後に今作の冒頭部のシナリオをペタリ。
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※下記内容は開発中の物となります。
7月1日
//bg 智弘私室(昼)
//se 目覚ましの音
【智弘】
「うっ……うぅん……」
スマホのアラーム音が、けたたましく部屋中に響き渡っている。
【智弘】
「んんぅ……んっ……」
枕元のスマホに手を伸ばし、適当にボタンを押してアラーム機能を止める。
【智弘】
「ふぁ~あぁ……」
大きな欠伸をしながら制服に着替え、登校の準備を手早く済ませる。
前日に用意しておいた朝食用の菓子パンを口に頬張りながら、部屋の窓をがらりと開ける。
//se 蝉の鳴き声
【智弘】
「そっか、今日から7月かぁ」
ようやく雨ばかり降ってて、祝日が1日も無い6月も昨日で終わり。
もう少しで待望の夏休み。
そう考えると自然と気分が高揚してくるな。
【智弘】
「っと、もうこんな8時か」
俺はバッグを持って、学園へ向かう事にした。
//場面切替
//bg 通学路(昼)
【雄二】
「やっほ!」
いつもの通学路を歩いていると、不意にぽんっと誰かに背中を軽く叩かれた。
【智弘】
「なんだ、雄二か」
【雄二】
「なんだとはなんだ! せっかくお前の姿が見えたから声を掛けたのに!」
【智弘】
「あぁ、はいはい」
ちょっと騒がしい成分多めなこいつの名前は、佐藤雄二。
同じクラスになった関係で、それなりに仲良くやっている友達だ。
だがどうにも周りからは、俺と雄二は一緒くたにされる事が多い。
というのも、俺の苗字は『鈴木』。
『鈴木』、『佐藤』が一緒に居ればそれはもう、皆さんも御察しの通りだろう。
【雄二】
「いやぁ、昨日でようやく期末テストもお終い。もう少しで夏休みだな♪」
【智弘】
「雄二は何か夏休みの予定でもあるのかよ?」
【雄二】
「おぉ、そりゃもうたっくさんあるぞ!」
【雄二】
「耕平達と海やプールに行くだろ。それからバーベキューとかもして、夏祭りや花火大会なんかも行ったりで――」
【智弘】
「……男ばっかりで虚しくないか? それ」
【雄二】
「ぐはぁ、智弘……お前、俺が気にしないようにしていた事をズバッと言いやがって……」
相当なダメージが雄二に入ったみたいだな。
これはこれで、ちょっと愉快だ。
【雄二】
「そういうお前は何か夏休みの予定があるのかよ?」
夏休みを男のみのパーティーで堪能する事が知れてしまった雄二がヤケになって聞いてくる。
【智弘】
「俺か? ……特には決まってない」
いきなり聞かれても何も浮かんで来ない。
と言うより、おそらく俺も雄二達と一緒に遊ぶだけだろう。
去年と全く同じ、華のない夏休みになりそうだ。
【雄二】
「あぁ~あ、俺達も彼女欲しいよなぁ」
【智弘】
「いや、俺は別に……」
【雄二】
「はぁ!? お前、彼女欲しくないのかよ!?」
別にいらない訳じゃない、むしろ俺だって欲しい。
だが必死になっているのを何処か格好悪いと思っている俺は、彼女を欲しがっている姿を周りに知られたくないだけなのだ。
【智弘】
「バカ言ってないで行くぞ」
学園の始業のチャイムが鳴るまでもうそんなに時間がない。
俺は雄二を置いて先にスタスタと学園を目指す。
【雄二】
「っておい待てって! 」
//場面切替
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シナリオ進捗報告の回は、こんな感じで月更新していくのも面白そうですね!
それではまた来月お会いしましょう!