6月進捗報告_シナリオ

今月は声優さんにお渡しするように台本を制作しつつ、本編の内容を手直ししています!私も物書きとしてまだまだ未熟な身。どうしても「あれ?この言葉回し分かりづらいな」とか「ここの言い方回りくどいな」とかが出ちゃうので直しながら着実に台本制作をしています。

それをやりつつHシーンの執筆も進めています。こちらは来月中に仕上げないと8月の声優募集に遅れが出ちゃいますからね。頑張らないと!


最後に本編のシナリオを先月の続きからペタリ。
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※下記内容は開発中の物となります。

//bg 学園外観(昼)

ここが俺の通う学園、その名も『桜華学園』。

学園の周りが緑豊かな木々に彩られている所が、西洋風に建てられた校舎と相まって、まるで別世界の様な雰囲気を漂わせている。

見た目も雰囲気もこじゃれた校舎に自由な校風。

小中高一貫と、純粋培養に育った生徒達は他校の生徒に比べ、どことなく気品があり、品行方正が揃いやすい。

噂では俺の1学年の上の先輩に、この学園に出資している企業の社長の大事な1人娘が居るらしい。

まぁ、と言っても俺には縁もゆかりもない話だが――

//bg 教室(昼)

//se スライドドアを開ける音

【香澄】
「おっはよう、2人共!」

教室に入ってすぐ目が合ったからか、元気の良い朝の挨拶が来た。

【智弘】
「うーっす」

【雄二】
「おっはよう香澄ちゃん! 今日もかわいいねぇ♪」

朝っぱらから元気十分なこの子の名前は、森香澄。

【香澄】
「あはは、サトちゃんも相変わらずだねぇ」

【香澄】
「それに比べてスズッキーはテンションが低いのなんの」

【智弘】
「……朝はこんなもんだよ」

香澄とはこの学園で知り合ったのだが、それを感じさせない仲の良さだ。

と言うより香澄はその可愛さと明るい性格もあってか、常にクラスの中心にいる。

それでいて女子バスケ部では、入部してすぐにエースとして活躍しているという、中々凄い奴だ。

これだけ香澄の紹介に事欠かない位なので、さぞかし学園の注目の的だろうと思ったのだが、どうやらそこまででは無かったようだ。

なんでも隣のクラスに居る女の子が入学早々、物凄い勢いで学園の男子の人気をかっさらってしまったからだ。

噂では学園中から驚異の新星とまで呼ばれ、コアなファンクラブまであるらしい。

【智弘】
(たしか名前が……うぅん、沖縄から来たらしいから苗字が独特で……なんだったっけな)

まぁ、いつか思い出すだろう。

話を元に戻すが、俺はかなりの面食いだ。

だからぶっちゃけ、こんなにも可愛い香澄のことは大好きだ。

しかしこれが恋愛感情から来るのかどうかは、自分でも分かっていない。

少なくともお気に入りである事は間違いない。

なので俺は香澄と良好な関係を築いている。

まぁ、この子が自分の彼女だったら最高なんだろうな。

そんな淡い考えを巡らせながら、他の友達とかと他愛ない会話をしながら席に着く。

しばらくすると担任の光家先生がやってきて、いつものように朝のHRが始まった。

さぁて、これから長い一日が始まるぞ。

//場面切替

//bg 教室(昼)

//se チャイムの音

6時間目終了後、ようやく学園での1日が終わった。

帰りのHRも終わり、生徒達が席を立つ。

真っ直ぐ帰宅する者。

部活に向かう者。

帰りに何処か寄って行こうと集まる者達。

皆、それぞれだ。

【智弘】
「ようやく期末テストが終わったのに部活? 大変だな」

でっかいスポーツバッグを持って教室を出ようとしていた香澄に声を掛ける。

【香澄】
「まぁね。んで? スズッキーは今日もゲーセン?」

【智弘】
「まぁね」

【香澄】
「あ、真似しっこ♪」

【智弘】
「バレたか♪ んじゃまぁ、部活頑張れよ」

【香澄】
「あはは、ありがと! それじゃあね♪」

笑顔で手を振りながら教室を出ていく香澄。

こんな他愛ないじゃれ合いにも乗ってくれる。

もしこの相手があの雄二だったら、さぞ鬱陶しかっただろう。

……うん、やはり可愛い子は良いな。

香澄から元気を貰った俺は、浮足立ちながら駅前のゲーセンに寄る事にした。

//場面切替
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メインヒロインの一人、香澄ちゃん登場回でした!
なんとなーく主人公のキャラクター性も見えてきましたね。


それではまた来月お会いしましょう!

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