キャロル＆チューズデイ 12話の感想

キャロル＆チューズデイ 12話の感想ですよー。

キャロル＆チューズデイ

ブラボー！おお ブラボー!!
分かたれた2人を迎える、決勝戦という舞台。
　2組の歌曲も両方とも素晴らしく、聞き惚れました。
アンジェラもキャロチューも両方報われて欲しいよ！
という気持ちに見事応えるカトリーヌ。
その過程や身振り口ぶりも含め、名審査員長だぜ…！
普通に泣いて感動してるアーティガン大好き。
ああもう可愛いなぁ憎めないなぁ！

　キャロチューがもう途中からお互いしか見てなくて、微笑ましくも「プロとして観客を意識しろよ！」とも思いましたが、よく考えたらアンジェラも内情は似たようなものでした（笑
タオに、あとちょっとだけケイティに向けた歌だったのかな。
　とはいえ、2人の最初のこの歌「The Loneliest Girl」は特に、キャロチュー自身のように孤独な少年少女に、その魂の内側に向けた歌で、お互い大事なたった一人に歌ったのは、正しいのかもしれません。
聞いて欲しくて、届いて欲しくて、同じ気持ちだと知りたくて。

　アンジェラは対して最新の曲で、今の、今こその自分の気持ちがこもった歌。
Σそしてなんと、すでにタオに恋していた…!?
言われてみれば今までの行動で納得ですが、このアンジェラの不器用で真っ直ぐな告白、静かなのに熱くかった…
聞いているだけでちょっと気恥ずかしいくらいに。
一応、歌手として伝えたかった、ケイティに向けていた可能性も有りますが、一番の感情はこの解釈で合ってますよね？

　お兄ちゃん、ガス、ロディと頑張った姿がちょっとずつ格好悪いのがヒドい（笑
ガスは説得するシーンが格好良かったけど、ロディなんて嫌々ながらも体張って電撃食らったのに、チューズデイはキャロルしか見てなくて横素通りするし（笑
助けたメンバーで一番格好良かったの、車で送った通りすがりのパンクお爺さんだったのはなんでだ！(笑

　お互いの気持ちを知って伝え合って繋がり合ったキャロチューと、そんな2人を讃えるアンジェラ審査員と観客、留置所のみんな（笑
見たいシーンをきっちり見せてくれる、良いドラマです。

キャロル＆チューズデイ 11話の感想

キャロル＆チューズデイ 11話の感想ですよー。

キャロル＆チューズデイ

素晴らしいアーティガンの有効利用（笑
ナルシストたっぷりな語りも、適当な切られ方されるのも、憎めず可哀想でもないキャラが最高だぜ！
　まだキャロチューの歌を認めていないのは残念ですが、今回は本当のあるべき2人ではないので、やっぱり仲良しラブラブな2人の曲を聞いて欲しいな。

　チューズデイの傷はなんとか一週間で治るレベルなようでほっとしました。
先週ではキャロチューの心がすれ違っていて、負けるとしか思えませんでしたが、まさかそのすれ違いを、孤独から求める寂しさを昇華させるとは！
そう来たかと膝を打ちました。
最近の仲良しな2人でなく、出会ったばかりのまだ残っていた孤独な記憶の感情が込められて居る歌ならば、それを生かせるほどの絆ならば、勝って当然と言えるドラマと歌でしたよ。

　2人を祝福するカトリーヌとピョートルの茶目っ気が可愛い♪
ピョートルはいつもチャーミングで、カトリーヌは基本厳しいのに最後には純真に相手の魅力に寄り添うのが素敵です。
「パォウ！」がちょっと不慣れなのが最高に可愛い。

「私はここに居る」
それで十分だと思えることが、この作品でずっと描かれて居る「孤独を超えること」なように感じます。
そう思えるほどの何か。
自信、友人、特別感、実績。

　犯人を探し出そう、キャロチューを傷つけた、または自分の埃を汚されたと怒るアンジェラが清々しく、周りの皆が思ったよりアホで可愛い（笑
　ダリアママは悪いこと出来ないタイプではないと思いますが、アンジェラとやり直そうと、立派な親となろうと頑張っているように感じます。

　でも、チューズデイの優しさはシベールには届かず、アンジェラとケイティはすれ違ってしまって、チューズデイとキャロルの気持ちは元どおりになる前に離されてしまって。
　キャロチューはもうお互いの気持ちの強さを思い知ってより深く結ばれる為のワンステップと思っていますが（笑
アンジェラとケイティも仲良くなって孤独から解放され、シベールもいつかチューズデイの優しさを分かって、孤独から解放されて欲しいなぁ。

　成果が出ているのに話を確認さえしない、犯罪・暴力策を選ぶ。
チューズデイの母親は本当に悪い政治家で母親ですよ。
　でもだからこそ、内情を話して協力して救い出す爽快な救出劇となり、先ほど書いたようにキャロチューの絆は深まり、ガスやロディとも本当の仲間になるように思えます。
　今回の勝った直後のように、早く2人のお互いを求めるように抱き合う姿が見たいなぁ。
今度は笑顔で。

　勝手な思い違いによるシベール犯行は予想通り過ぎましたが、キャロチューのすれ違いの感情も昇華する、そんな歌を魅せつけられるとは思いませんでした。
『マクロス』とはまた違う意味で、歌が世界を変える物語で、そして自分を変えていく物語なのでしょう。

キャロル＆チューズデイ 10話の感想

キャロル＆チューズデイ 10話の感想ですよー。

キャロル＆チューズデイ

準決勝開始！
AIシャクティくんも好きなキャラなのですが、やはりこの作品トップレベルのビッグネームにして愛すべきキャラ、アーティガンには敵いません。
キャロチューの歌を始めて聞いた後の反応が楽しみです。
もうのっけから2人見て最高のリアクション取ってくれるしなぁ（笑
予想以上に怒ってますが、採点に私情は挟まないと信頼していますよ！

GGK、今回も歌やビジュアルも超好み！
だけでなく。
ああ、GGKも孤独を感じる少年少女だったのですね。

　ふと見渡すと、キャロルとチューズデイ、アンジェラはもちろん、GGKにピョートル、そしてシベールも同様でしょう。
キャロチューは今回ちょっとすれ違っているものの、運命のように出会って、孤独ではなくなって。
GGKは宇宙に、ピョートルはSNSで多くのフォロワーに触れて、孤独から解放されたのでしょう。
GGKとピョートルはちょっと突き抜けちゃった気もしますが（笑。
このままだけでなく、GGKはキャロルと仲良しになって欲しいなー。
　本当の自分を分かって、認められて、理解してもらえたら。
同じ気持ちの人がいると分かったら、孤独を越えられるのかな。

　でも、アンジェラとシベールはまだ孤独に囚われたままで。
これからの展開がちょっと不穏ですが、繊細で押さない若者たち、みんな幸せになって欲しいなぁ。

　不安で、時に「自分の中の声が聞こえる」アーティガンも、同じく孤独な魂を抱えた仲間なのかも。
精神年齢は幼いしなぁ（笑
芸術関係で、特に若者向けの作家で感性が若いのは長所の一つですし。

　アンジェラの2曲目はたしかにタオが自信を持って買えるほどキャッチーで魅力的で王道で、とてもアンジェラらしい曲でした。
やっとタオと会場で会え、面と向かって話し、かつ2人で決めた選択。
アンジェラの孤独はタオが埋めるのかな…
こういう似た者同士、メンドクサイ同士の恋(かも)は、ニマニマワクワクしますね！

　最後の誕生日プレゼントの箱は、煙からすると冷気か電撃などでチューズデイの指先を痛めさせたのかな…
怪我のほどは心配ですが、キャロチューの心がバラバラな今のままではやっぱり良い演奏は出来ないと思うので、敗北自体は仕方ない気がします。

　罠を仕掛けたのはシベールだと思いますが…
ピュートルの録画が証拠になるだろうと考えると、実はシベールが犯人じゃなかったとか、ピュートル自身が犯人だとかも有り得そうな気がしてきました。
　シベールが犯人だと個人の問題ですが、ピュートルが犯人だと「芸能界の闇と虚実」が描けるので、それもアリかな？
　ピュートルの過去語りや歌が惹かれたので、あんまり合って欲しくない推理ですが。

　今週もガス＆ダリアママ＆挟まれるロディが癒しでした（笑
仲良いなお前ら！

キャロル＆チューズデイ 9話の感想

キャロル＆チューズデイ 9話の感想ですよー。

キャロル＆チューズデイ

　「奇跡の7分間」復活してる!?基本はこれで、ちょっとした理由でも変えちゃってる感じかな（笑

　チューズデイのお母さんのこと、キャロル話せたのは大きい気がします。
魂は最初から惹かれあってくっついたけど、心はまだこれからなのですね。

　と思ったらシベールの急接近ですれ違うキャロチュー！
お互いをもう気持ちはそのままなのですが、受け身なチューズデイと自分というものが決まっているキャロルの違いが強く出た気がします。
対比で無駄に接近していくガス＆ダリアママの絵面がヒドい（笑

　アンジェラもタオの関係はまだ歪ですが、同じように同じくらいキャロチューを意識してライバル視してるのが何とも可愛いです。
本質的にソックリで、お前らもっと仲良くなっちゃえよ！

　すれ違っても、偽っても、心を映すのは歌。
アンジェラのパフォーマンスはやはり圧巻でした。
やっと全て聞けた『Move Mountains』は王道なだけでなく、初めての緊張感も伝わってきて。
審査員ベタ褒め前後の緊張や感動はきっとアンジェラの演技でもあり、本当の気持ちでもあったのじゃないかな。
歌だけでなく、生の感情で、さらに計算も乗せて、観客も視聴者も、魅せる。

　シベールの歌も演出も素晴らしく人を惹きつけるに十分な魅力でした。
ただやっぱりアンジェラの「誰もが思わず耳を傾ける"時代の曲"」と比べると段違いで、「シベールの美的センスだけを凝縮した」だけで終わってるのですよね。
チューズデイに見せた行動のまま、自分勝手で自分の中の世界だけで完結してしまっている。
　でも、やっぱりチューズデイと同じように孤独を感じて苦しむ少女の魂なのも事実で、一番チューズデイの心に届いていたように見えました。

　もうGGKぐらいのブッ飛ビじゃあ驚かなくなった自分がいます（笑
歌も動きも服をモニターにするビジュアルも好きだなぁ。
私だけでなく、キャロルも魅入っていたように見えました。
イイヨネ！

　マーメイドシスターズもめちゃくちゃ上手いし面白いし心に刻まれるけど、「正統派ミュージシャン」が目的だろうこの番組には間違いですよね（笑
隠す気なかった感じだけど、予選はどんなの歌ったんだろう（笑
　シャクティがオチなのは毎度のことですが、マイク投げにも全く動じないシャクティの後ろのおじさんが最高でした（笑

今週も耳が幸せ！でしたが、同じくらいキャラが個性に溢れて魅力たっぷりでした！
ちょっと胸焼けしそうなくらいに（笑
　総合的に一番素晴らしかったのはもちろんアンジェラで、一番好みなのはGGK、一番笑ったのはマーメイドシスターズ、でした（笑
　シベールの行動はちょっと不安ですが、次回からの2回戦も楽しみです〜♪

キャロル＆チューズデイ 8話の感想

キャロル＆チューズデイ 8話の感想ですよー。

キャロル＆チューズデイ

今週も耳が幸せ！
ちょんまげギタリストが落選なのはちょっと悲しいですが（笑、予選を超えたバラエティ豊かな音色、予選とは比べ物にならないクオリティのパフォーマンスでした。

　あれ、いつもの「奇跡の7分間」が無くなってる？

　アンジェラのマネージャー育成法が厳しッ！
芸能界で生きる最低基準が高いという現れなのだと思いますが…
ダリアママ、事前に教えとこーよ！
　あと、私の経験範囲内だと「はい喜んで！」は飲み屋のイメージで困ります（笑

　出場者全員期待以上。
ピョートルは歌も表情も動きも、"らしい"美しさ、楽しさでした。
ファイヤー兄妹の歌ももうちょっとちゃんと聞きたかった（笑

そしてOGブルドッグ＆キャロチュー！
全く違う魅力に満ちた歌合戦でした。
　強く澄み、力と知性を感じるOGブルドッグ。
　もう2人の恋物語じゃないかと思わせるほどの、原始的なまでの生の感情が溢れるキャロチュー。
　嘘が無いかという判定でしたが、ハッタリに感じられるOGブルドッグと、2人の魅力そのままのキャロチューとで、「次の曲を聞きたい」「違う魅力を見せて欲しい」と期待してしまうのは、やはりキャロチューなのでしょう。

　他のキャラも濃いは濃いのですが、シベールの濃さはエグいなぁ（笑
2人で楽曲作ってるのは普通に聞けば分かりそうなものですが…もしかして実家にいる頃からのファンだったり？
　キス要望へのキャロルの「待った待った」が気持ち良いツッコミでした（笑

　あ、審査員3人のキャラの濃さも大好きです（笑
信頼感のあるカトリーヌ、観客の評価をストレートに見せてくれるペニート、イカしたA.I.シャクティと、彼らの反応と評価だけでも面白い。

　そして、ついに出会った
アンジェラとキャロチュー。
ダリアママやタオまでも注目せざるを得ないキャロチューの魅力。
そんな中、アンジェラの反応はー
わざわざ否定しに行ったよ！
ガスの言う通り、それってライバル宣言だよ！
　多分キャロチューの歌は、アンジェラにとって一番輝いて見え、一番自分に無いもの、だったのじゃないかな。
　予想外の反応でしたが、アンジェラとキャロチューの激しい出会い、そしてアンジェラの中の恋焦がれるような情熱が見えて、見てる私の心が躍ります。
　ガスとダリアママもなんだかライバル関係になりそうですね（笑