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ぶるがり屋 2023/07/02 23:35

機動戦士ガンダム 水星の魔女 24話 最終回の感想

機動戦士ガンダム 水星の魔女 24話
最終回「目一杯の祝福を君に」の感想です。


各種動画配信サービスにて配信中

【監督】⼩林 寛
【シリーズ構成・脚本】⼤河内⼀楼
【原作】矢立 肇、富野由悠季
【出演】市ノ瀬加那、内田直哉 ほか
(C)創通・サンライズ・MBS

機動戦士ガンダム 水星の魔女

 バトル、メカ、希望、キャラの絆、
幸せな未来へレディーゴー!
欲しいもの全部見せてくれた、最高の最終回でした……。
ありがとう大河内脚本!ちょっとだけ疑ってたよ!

うるさい敵とうるさい仲間

 マルタンくん人質にされた状況で「ボクもいるよ!」
ラウダくんこの期に及んで憎まれ口キタ!
スレッタが怒るほどの状況に(グエルとフェルシーが頑張って)ならなかっただけで、許される理由もないからね!

 でもこの描写のおかげで、敵や味方という区切りだけでなく、色々な人や立場があって、知っていることも大事にしていることも違う、群像の世界なのだと感じます。
いや本当に図太いよ君ら!好き!

 特にラウダくん、ずっとペトラと居ろよ!
目一杯デートしろよ!一緒に幸せになれよ!

母の祝福、子の祝福

 復讐よりも子供が自由に居られる為に。
一度は捨てても、子の家族は殺せなくて。
もう、魔女の仮面は壊れかけて。
失った大事な人々の憎しみの声が絶えず、守り抜いた子を失ってしまった罪に耐えきれず。
 プロスペラの仮面は他人を騙すものではなく、ガンドと自らの罪から逃れるための仮面だったのか。

 子を失って狂った母が、子が母を愛していると傷だらけで迫って来て。
苦しみ母を抱きしめたい涙を止めたいと迫って来て。
それでも顔を背けて逃げて、逃げられず、失敗した。

 でも、だから救われたのだと思います。

 エルノラの罪が何なのか、どれだけ重いのか。
非常に難しいところで、「救われるべきで、処罰されるべき、両面の人」だと、製作陣も計算して見せたのだと考えます。

 でもこの救いは、倫理でも法でもなく、エルノラをスレッタが愛して、救いたいから。
エリクトが一緒に愛して、救いたかったから。
それだけなのだと思うのです。

ガンダムの慟哭

 メカバトルは残念ながら有りませんでしたが、
前主人公機兼ラスボス機と、新主人公機との合体!
叫ぶようなガンダム真キャリバーンの震える姿、全てのガンダムの奇跡。
そしてその終焉。

 燃える!
圧倒的な描写力の洪水に、唸らせられました。
 勝手に呼んでるのですが、「ガンダムの慟哭」と感じる、天を仰いで震えるガンダムの姿。
美しく苛烈で、燃えますよね!
『ガンダムビルドダイバーズ』シリーズのガンダムの慟哭が大好きです〜!

 いや「ガンドの呪い」「1機で軍と戦えるガンダムの恐ろしさ」を1回でどう解決するのかと思ったら、ガンダムは「パーメットの海に触れられるから強い」なので、「一線越えたらパーメットの海に溶ける」なのですね。
美しい力技でした(笑

欲しかったものを

 再会し"続き"を話す4号くんとスレッタ
エリクトと夫と恩師と触れ合うエルノラ
人と技術の奇跡=ガンダム!
そして、手を携える元生徒たち。
ペトラと一緒のラウダ、フェルシーたちジェタークメンバー、意地悪セセリア&エラン様、仲良く愚痴も言えるグエル。
今も仲良く、更に広がる地球寮の絆。
ノレアのスケッチを旅する5号くん。
絶望を失くして罪と希望を背負うシャディク。
小姑のエリクトと、
手を取り合って一緒に帰るミオリネとスレッタ。
笑顔、笑顔、笑顔。

 罪も悪も間違いも諍いも消えたわけではなく、これからも間違い諍う。
だから、一緒に行こう。
全ての人に、目一杯の祝福を!

エピローグ、もっと見たいその先

 気になる点はゴドイさんくらいかなー。
エレノラさんに付いてきただけなら良いのですが、違う目的だったら悲しいですよ。
 エラン様と4CEOが決裂してなお両方とも成功するのは超意外でした(笑

 めちゃくちゃ細かい不満点をいうと、3年後チュチュの髪型が分からなかったことと、ロウジくんのくせ強キャラをもっと見せて欲しかったことですね。
3年後チュチュ、見直して見るとまぁ顔しか分かんないわヒッドい顔してるわ(笑
特に17歳くらい?のチュチュの姿、
設定画でなんとかなりませんか!

 エピローグで妄想が広がります。
3年後グエルのお相手候補、セセリアが筆頭なのでは?
同格で、愚痴も文句も言える相手ですし。
セセロウ、セセマルも妄想してましたが、セセグエも良いですな!

罪と憎しみと、罰と希望

 色々な方々の感想を見るのが好きで見回りましたが、特にモラル問題、死すべき人と与えられるべき罰について、不満が残る方も多く見られました。
まぁ正直私も4CEOについては、人生謳歌してて笑ったけどモニョります。
あの生き生きとした表情や服装はズルいよー。

 でも本編のようにちょっと苦労した程度で良いのか、死ねば良いのか、路頭に迷えば満足するのか。
誰もが満足するモラルなど有るのか。
 そんなものは無いと断言出来ますし、同時に満足できない人はやっぱり満足できないでしょう。
人は色々で違っていて、やっぱり人は少しづつ分かり合えず、ぶつかるのでしょう。

 不満残る人の感性も正しく、楽しむ人の感性も正しく、許せない視聴者を作ってしまう。
そう分かってなお、この赦しと希望の決着を選んだことに、私は水星の魔女スタッフに拍手を送ります。
物語の芯を貫いたことに。

目一杯の祝福を君に

 人間の愚かさと恐ろしさとおぞましさを。
叡智と図太さと優しさを。
衝動と責任感とぐちゃぐちゃの感情を。
愛の呪いと祝福を。
残酷さと希望を込めて、貫き描かれた作品でした。

 最後、シャディクが罰を受けているのはシャディクが罰を背負いたいからで、
ガールズはシャディクが、エレノアはスレッタが、死んで欲しくないから刑罰を受けていないのだと感じました。
 これは赦しと希望の決着であり、それでもエレノアは残り少ない人生をわずかな時間癒され、スレッタは3年リハビリに苦しみ、シャディクは最高刑となるのでしょう。
 一人一人が間違っても傷ついても失っても、自分の足で進んで、選び取った未来なのだと。
これからも歩いてつかみとって行くのだと。
そう、見せてくれました。

 痛みと呪いを背負い、希望と祝福を抱いて進む未来へ。
『水星の魔女」という作品に、ありがとう!

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ぶるがり屋 2023/06/25 22:09

機動戦士ガンダム 水星の魔女 23話 の感想

機動戦士ガンダム 水星の魔女 23話
「譲れない優しさ」の感想です。


各種動画配信サービスにて配信中

【監督】⼩林 寛
【シリーズ構成・脚本】⼤河内⼀楼
【原作】矢立 肇、富野由悠季
【出演】市ノ瀬加那、内田直哉 ほか
(C)創通・サンライズ・MBS

機動戦士ガンダム 水星の魔女

 「母親なら娘を等しく愛しなさいよ!」
「兄弟ゲンカで死ぬとかマジ笑えないっすから!」

 正論!!

 止まらない罪過の輪の中で、もがき苦しみ人の物語。
誰も救われないまま終わる、なんてことがなくて本当に良かったですよ……。
罪を犯しても、苦しんでも、それでも人生は続くし、良いことだってしたら良い。
一緒に一歩進めば良い。
ミオリネの、罪人を憎まない大きさに驚かされました。

ガンダムの呪い

 冒頭の、スレッタとラウダの呼吸音がもう、本当に本当に苦しそうで。
大事に愛し合う、戦うべきでない姉妹と兄弟が戦う様が、辛かったですよ。
でも違ったのですよね。
大事だから、愛しているから、命を削ってでもぶつかろうとした、だから、通じたのだと思います。
いややっぱりラウダの方はちゃんと話せよ!と思いますが(笑

 そしてエアリアルinエリクトは最強で、最新技術の塊のガンダムは強いと。
そんなエアリアルにギリギリ粘れるスレッタはやっぱり強くて、
圧倒的なスペックのシュバルゼッテと対等に戦えるグエルは、本当に強いですよ。
美しく苛烈で、見事なバトルでした。

地球寮の人びと

 勇気を出して、格好良い言葉を吐いて、世界で一番危険な場所に来たマルタンがやっぱりへなちょこで(笑
癒されるなぁ、可愛いなぁ、偉いなぁ。
みんな文句言わないし、5号くんがちょっとかばってて吹きました(笑
支えたいぜ!

グエルとラウダ

 ラウダとグエルの出会い。
やっぱりグエルは最高の漢だし、ラウダが脳を焼かれるのが納得でき過ぎる(笑
あとヴィムが恰幅良過ぎる格好良過ぎるよ!
この男ぶりでなんで妻と愛人に捨てられるんだよ!

 ラウダくんの闇落ちの理由はまー知ってる状況からすると分かります。
グエルが逃げたのもガンダム呼び込んだのも地球て暴動になったのもそこから学園テロになったのも、ミオリネに関係するのは事実ですからね。

 それはそれとして物語での意味は、ずっと言えなかった苦しみをラウダがぶちまけて、罪に苦しんで誰にも頼らないグエルと殴り合って、お互いぶちまけあって。
赦し認め合うこと、グエルを救うことだったのかな。

 誰にも頼らず全部背負うグエルは最高に格好良い。
格好良いけれど、グエルが好きな家族と仲間からすれば、それは傲慢な不幸なのですよね。
それでも「普通に話せよ!」なのですが(笑、
 グエルがやっと罪と責任の荷を下ろして、弱音を言える場所が出来た。
これから、幸せになれるんだ。

 だからフェルシーちゃん、君は今回のMVPだ!
偉い!可愛い!
絶対生き残って!

 しかしラウダくん、父死んで兄が殺害者で何も言ってくれなくて恋人重傷でノイローゼ状態なのは分かるけど、
その最愛の兄さん向けて殺人兵器ぶっ放すな!
絶対君グエル兄さんなら大丈夫と信じ切ってるだろ!
そっちの方が割と深刻な狂気だからね!

エリクトとスレッタ

 母娘の願いは一つ、エリクトが自由に過ごせる世界を。
意思の疎通が難しかった2人ですが、齟齬がなくてちょっとほっとしました。
罪は罪でも、勘違いより自覚的な方が救いはありますよ。

 少なくとも、大好きなスレッタと本気で戦えるほど、エリクトは本気でデータストームで満ちた世界を望んでいるのですね。

 そして対するスレッタは。
お母さんとお姉ちゃんが大好きで、同時に、人を守るために生きる人で。
どっちも曲げられない、スレッタの望みだから、命をかけて立ち塞がる。

言い続けろ

 お互いが譲れない本当の願い。
ただ、スレッタの愛は間違いなく尊いのだけど、「お母さんのそばに居たい、抱きしめたい」は、エリクトにはデータストームの中ですら、叶わないのですよね。

 それでも。

 愛する家族でもすれ違うし許せないしいさかうことも、ある。
それでも家族で、愛しているんだ。
命をかけて守るんだ。

罪過を超えて

 無敵の人だったにプロスペラは。
多くの人を傷つけ殺し、加害者になった。
唯一残した家族に、命を賭けて立ち塞がれた、娘を殺す側になった。

 それでも止まれないプロスペラに、母の愛を確かに受け取ったミオリネは、手を差し伸べる。
「私たち、家族になるんだから」
は百合としてもとても美しいのですが、それ以上に、「誰も犠牲になんてしない」と決めた強さと誇りを見ました。
お前も家族だ、犠牲にしない、罪も痛みも一緒だ、と。

 どこまでも正しいミオリネと、どこまでも優しいスレッタ。
世界がどんなに暗くて残酷でも、一緒に歩いていける。
最高の2人だ。

罪を背負った大人たち

 デリング、無理した!
ベルメリアさん、頑張った〜〜〜!!

 最善と突き進んで来ても、生き延びるにはこの道しかなくても。
罪を背負った大人たちが、せめてもと頑張る姿は、やはり素晴らしいですよ。
まぁデリングは人としても親としても企業人としてもこれぐらいはできて当然ですが、ベルメリアさんは本当に、荒事苦手なんだなぁ、と。

 弾が尽きて最後、死の危険を冒してミオリネを庇った背中が、今のベルメリアさんの本当の姿だと思います。
ずっとずっとそうして生きたかったのか、今までの罪を背負ったから出来たのかは分かりませんが。

 だから、5号くんも優しい言葉をかけたのだと思います。

ラスボスはペイル社!?

 いやー、議会連合が予想を遥かに超えて悪の暴力でした(笑
隠蔽、秘密兵器、関係ない民衆ごとも滅ぼす破壊、
コロニーレーザー!
 これはデリングが暴力で権力を奪って戦争シェアリングで回してきた世界が、それがまだ前世代よりマシな状況だったと納得してしまいます。

 ペイル社も今まで通りかなり悪辣なのですが、直接暴力行為には噛んでないので、これまた風見鶏に逃げられそうな所がヒドい(笑
流石に真エラン様が顔をしかめてたので、4CEOは切られる側になるかも?
うーん、しれっと逃げ延びても、懲らしめられても、どっちも重しおり良い悪キャラだなぁ。

次回、最終回

 プロスペラとデリングのクワイエット・ゼロの目的は今までの説明通りっぽいので、残る謎はそんなに気にならないかなー。

 唯一、今回データストームを止めたのは誰なのか、何なのか。
ちょっと難しい描写でしたが、エアリアルかクワイエット・ゼロの中に誰かが居るのか?
今まではエリクト・プロスペラに協力的で、でもそれ以上にスレッタに協力的な、誰かが。

 次回、『最終回』
果たして最後まで副題は「最終回」なのか!?
3/4年見続け(webラジオを)聴き続けてきたこの物語の、
残酷な世界を駆け抜けるこの愛しい若者たちの行き先が、とても楽しみです。
 とりあえずミオリネスレッタ、ラウダペトラ、マルタンとニカorセセリアのデート見せて!
幸せな恋物語を見せてー!!

ガンダムシリーズの中で

 ガンダムシリーズの色々なオマージュの込められた今作ですが、流石にハロが殺人機械となって主人公たちを襲って来たのは初めてな気がします(笑
いやただ命令通りに動くAIなだけなんですが、やっぱり可愛くて面白くて、怖いよ!

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ぶるがり屋 2023/06/18 20:05

機動戦士ガンダム 水星の魔女 22話 の感想

機動戦士ガンダム 水星の魔女 22話
「紡がれる道」の感想です。


各種動画配信サービスにて配信中

【監督】⼩林 寛
【シリーズ構成・脚本】⼤河内⼀楼
【原作】矢立 肇、富野由悠季
【出演】市ノ瀬加那、内田直哉 ほか
(C)創通・サンライズ・MBS

機動戦士ガンダム 水星の魔女

 ああああ〜〜!
30分面白かった盛り上がったー!
そして最後に「帰れ!」(笑

未完成な破局

 クワイエット・ゼロの機能が随分と物理で最終目標まで時間かかるなぁと思っていましたが、計画進行が早過ぎたからこその、未完成だったのですか。
 デリングの目標とプロスペラの目標の真相が知りたくてウズウズしちゃいます。

ラストパーティ!

 フェルシーちゃん参戦は嬉しいけど怖い!(笑
セセリナNO IN、ロウジInは意外!
妨害シスターズが準仲間に(笑

 ラストのエンドカードのフェルシー、ロウジ、5号くんの位置に笑ってしまいます(笑

 旅立つ前の、スレッタの5号くんの会話。
4号くん、やっぱり、やっぱり死んでしまったのですね……。
 前回でしっかり描かれていましたが、それでもなお、スレッタの選んだ道が輝いて見えました。
 5号くんはやっぱり、ノレアの遺したスケッチの場所に行くのですね。
うん、君はガンダムに乗るな!

本当の、最後の決闘

 誰かに課せられた理由でなく、誰かの為でなく、自分だけの為でなく。
そうあるべきと、そうしたいと願ったから、2人だけの約束の為に、決闘する。
自分自身の魂と誇りと、勝者の証。
 多分、グエルには勝つ理由は無くて、スレッタには勝つ理由があった。
その結果なのだと思います。

スレッタとミオリネ

 2期OPを見てずっと、スレッタとミオリネはお互い想い合って、お互い離れたからこそ、「一人一人の道を見つけて歩き出す」と思っていました。
でも離れる意味は「傷ついて動けなくなって自分を見つめ直す」までで、ミオリネが立ち上がるのは、「2人で進む」再契約なのですね。

 過去の呪いも祝福も、自分で行った正しさも罪も間違いも、
「自分で選び、自分で歩く」
弱った、勇気が足りない、怖い、でも進むと決めた、ミオリネの足運びに惹かれました。
ボサボサのちょい汚い、スレッタにしか見せないんだろうなぁ弱さに溢れたミオリネが、最高に可愛いです。

信じたい理想の世界

 シャディクは信じられなかった。
世界を愛し、人を愛し、だからこそ絶望した。

 そうと知って、それでも進むと決めて、「私を信じなさい」と言い切ったミオリネが強く美しく。
少年のように笑ったシャディクが哀しく、とても嬉しいです。

 やっぱりミオリネは、「誰も犠牲になんてしない」と決めたんだろうなぁ。

 先週の選択肢を出してお願いしたグストン査察官といい、今回の責任取るのは大人だと宣言したケナンジ隊長といい、ちゃんとした大人が居ることに、とても安心を覚えました。
 色々の騒動はデリングが動けていたら解決したでしょうけど、問題自体は押さえつけられるままだったでしょう。

 スレッタに夢を聞いたのはミオリネ。
やりたいことを聞いたのはペトラ。
今はきっと、スレッタにとって大事な人。
 みんなでやりたいことを話し合って、一人一人自分で決めて、みんなで力を合わせて。

 時間はいくらでもかかってしまうだろうけど、押さえつけられない、犠牲にならない、そんな世界に少しづつ、ミオリネたちは進んで行くのでしょう。

スコア5を超えて

 よかった、エリクトまでは行けなくても、「スレッタだから」ガンダムに乗れるのですね。
生まれと育ちと、スレッタ自身の選択と覚悟で。

 バルメリアさん、やっぱりだんだん生来の優しさが前に出てるように感じます。
子供が傷つくのを止めて良いなら、止めたいのですよね。

 それでも進むと決めたスレッタとミオリネを見て、ベルメリアさんはどう変わるのか。
もしガンダムの呪いを解くとしたら、技術を時代に受け継がせるとしたら、彼女しかもう居ないのですよね。
ガンダムの願いと罪と呪いを知り、それでも生き続け、背負っていけるのは。

母と姉と妹と

 ああ、ついに、ついに来て、来れてしまいましたか。
キャリバーンの活躍は格好良くて爽快!
なのですが、それでも愛して居た、地獄の復讐から置いていった、スレッタと他戦うことを、プロスペラは選べるのでしょうか。
 今自分たちのせいでスレッタが死ぬとしたら、プロスペラは耐えられるのでしょうか。
家族を奪われて悲しくて痛くてどうにもならなくて狂ったプロスペラが。

 とても怖いです。

グエルくんの試練はもう許してあげて!

 スレッタとミオリネの問題に組み込まれ振り回され、今回も正々堂々と譲り渡し。
おまけに最後、最後の家族、最愛の弟と戦う羽目に!
グエルイジメはもう、幾ら何でも終わりにしてあげてー!

可愛い!好き!でも活躍しないで!

 フェルシーちゃん!マルタンくん!
頑張った!偉い!でもこれ以上頑張らないでー!

そしてラウダ、
本当にすぐ帰ってペトラと一緒にいて!
 物語的にはミオリネの罪への向き合い方と、もう一つのガンダムというかけがえのない戦力にはなるという重大な役割かもと思うけど、こっち(視聴者)は心配なんだよ!

 いやホント、今回はスレッタと地球寮メンバーだけでなく、ボサボサちょい汚いミオリネ、恥ずかしがり屋ロウジ、健気小動物フェルシーが最高に可愛かったです。
でもあんまり活躍しないで!

ガンダム最新作!

 ガンドノードの強化パーツはGディフェンサーかプロヴィデンスガンダムか。
最後の決闘は、初代のフェンシング!
キャリバーン初戦闘・登場シーンはZのアイキャッチがオマージュじゃないかな〜。
 『ガンダム』シリーズファンとして、ワクワクしちゃいます。

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ぶるがり屋 2023/06/18 18:37

機動戦士ガンダム 水星の魔女 21話 の感想

機動戦士ガンダム 水星の魔女 21話
「今、できることを」の感想です。


各種動画配信サービスにて配信中

【監督】⼩林 寛
【シリーズ構成・脚本】⼤河内⼀楼
【原作】矢立 肇、富野由悠季
【出演】市ノ瀬加那、内田直哉 ほか
(C)創通・サンライズ・MBS

機動戦士ガンダム 水星の魔女

 今までの転機は「学園物語が終わる」でしたが、世界の秩序崩壊が始まってしまいました……
パーミットスコア6の結果、虐殺後のミオリネ、敗北後のシャディクたち、
そしてその結果、クワイエットゼロの起動、議会連合の戦い。
主人公たちは何を望み、何を選び、掴むのか。

壊れかけの空の下で

 今回学園内のカットはほぼずっと、歪み瞬く空が映り続けていました。
壊れかけた、不安な人々の心の映すような空。
 この中で、笑顔で人のために動き続ける姿が、スレッタの本質なのだろうなぁ。
今までは、プロスペラの、エアリアルの、ミオリネの指示を受けていれば正解だった、一番人を救えた。
でも今は違う。

 変わったかと問われ、「多分」と答えるスレッタが眩しいですよ。

君が困っているなら

 そんなスレッタを当たり前に助け、一緒に学生たちを助け回る地球寮メンバーがまたね!
癒しで救いですよ。

 中でも成長著しいチュチュ。
泣き言言っていた、あの塗料でスレッタを邪魔してチュチュと殴り合った2人(1人は殴り合う前にKOでしたが)にトマトを分ける姿。
もう、アーシアンだからスペーシアンだから敵、ではないのですよね。

 ニカは罪を償いまた理想を目指すと決め、マルタンのおかげだと感謝した。
マルタンは最後まで助けなかったことを謝り、ニカを応援すると誓った。
これからも仲間だと誓った。
 ああ、良かった。救われた。
…ちょっと本気で、ここで物語終わってハッピーエンドにならないかな?と願ってしまいました。
これ大河内脚本&ガンダムだから、ここで終わるわけないんだけどね!

 トマト配給をミオリネなら許すまでもないという笑い話、虐殺報道があっても、みんな信じてるんだなぁ。
あのわがままクソスペわがままな、不器用で優しいミオリネを。

風邪はどこに吹いて

 ペイル裏切った(笑
そりゃ確かにクワイエットゼロにもテロにも関与してないけどさ!
一番の悪の、今回殺し殺された非人道兵器ガンダムを作ったのは議会連合だし、ガンダムで少年少女殺してたのペイルじゃん!

 おまけに現れたクワイエットゼロ要塞とガンドノードに対し、誰何せず発砲してるのですよね。
この世界の暴力の垣根ひっくー!!
 こりゃデリングが強行するし、最高権力者になりますよ。
建前が必要でも、最終的に武断と暴力でのみ動く世界……。

巨大な敵、巨大な悪

 データストームによる地球圏支配とは、もっとオンライン的で一方的支配だと思っていたのですが、思ったより物理でした。
クワイエットゼロ、SRPGのボスユニットじゃん!(笑
これから先、ガンドノードを広げれば地球圏支配になるのかな?
それとも一度支配したらネットワークが繋がり続けるとかなのか。
物理的距離と時間が大変そうな。

 議会連合が急に繰り出してきた艦隊規模もMS数も世界が傾くレベルの数で、それをたやすく駆逐してしなうクワイエットゼロの恐ろしさよ……

 これ多分ZやZZの戦死・大破数より多いんですよね。
普通に行えてしまうプロスペラとエリクトの精神性も恐ろしく。
またこんな大戦禍ですら一人で背負ってしまうミオリネの優しさと真面目さが、本来は立派なものなのに、痛ましいですよ。

罪と弱さと

 叶えたい夢があった、大事な仲間が居た。
人を騙し、傷つけ、学園破壊に協力し、この大戦禍につなげてしまった。

今まで仲良く楽しく仕事して居ましたし、本来は似た特性だと思うのですよ、ニカとベルメリア。
技術者で、技術で人を助けたくて。

 でもベルメリアは、一度も他の選択肢がなく、一人生き長らえ、理想に違え、人を傷つけ、騙しながら生き続けてしまった。
自ら謗り、謝り、泣いて膝をついても。
ゆっくりと足を痛めないように膝を落と寿司、aペイル社の人体実験や今回大戦禍に協力したことも話さず、今またスレッタが七に赴こうとしても、非難はして求めはしない。

 でも、ここで終わりたくはない、とも思って居るように感じます。
ベルメリアを見てニカが贖罪の覚悟を新たにしたでしょう。
そしてベルメリアも、強○されず殺されない今この状況で、ニカの隣で、何を選ぶのか。

生きて、その先で

 5号(仮称)くん生きてた!逃げてた!ちゃっかり仲間になった!(笑
いやもー、スレッタと5号くんの図太さ生き汚なさ、そして優しさが好きだなぁ。
プレイボーイエラン様の真似をやめたら、格好良い少年なんだ。

 ペイル社4CEOへのお灸も期待してますが、それより地球に降りて、ノレアのスケッチの場所を回って欲しいですよ。

大人の責任

 「嫌なもんだな。大人っていうのは。」
グストン査察官、最終的にスレッタを化物棺桶ガンダムに乗せることになってしまいましたが、最初から最後まで、お願いしてるのですよね。
この作品に数少ない、相手に、子供たちに選択肢を提案してくれる大人。
そんな人だから苦しんでしまうこの世界が怖いし、ミオリネスレッタたちが変えていって欲しいですよ。

2つなくても

 母と姉に置いていかれた、一番愛した人に置いていかれた。
人を殺した。

傷ついて、動けなくて、そこから、ついにここまで来たのですねぇ。
もっと傷ついても、何も得られなくても、やるべきだと思ったから、進む。
傷つけないために、守るために。

 死地に飛び込むスレッタを助けないわけがないチュチュ、誰も一人にしないと勇気を振り絞るマルタン。
地球寮と一緒のスレッタ、スレッタを助ける地球寮のみんなが、本当に癒しで救いです。
みんな幸せにあって欲しいなぁ。

 ふと。
スレッタは、多くの人たちも守りたいように、プロスペラとエアリアルも守りたいのかな。

ラウペトー!! えっそっち!?

 ペトラ生きてたー!やっほい!
何もかもにおいていかれて奪われたラウダの闇落ちは当然な流れでしたが
「あいつのせいだ……ミオリネ!」はえっそっちー!?でした(笑
言われてみればスレッタには同類感沸いてたし今のグエルを引っ張って行っちゃったのも、悲劇を起こした(と見える)のもミオリネかー と納得。

 ラウペトは2期から割と丁寧に描かれたので、ここに来てのラウダのミオリネの敵化は大きな役割があると思って考えて。
死んでも殺してもミオリネ&スレッタにとってそこまでの関係性ではないですし、関係性の強いグエルもこれ以上失っても物語的意味が思いつかないのですよね。

犠牲に出来ない、のではなく

 全部自分で背負ってしまって動けないミオリネに、ラウダは問うのかな。
自身の罪と、デリングとベネリットの罪まで背負って動けないミオリネに、生の憎しみの声をぶつけて、ミオリネの生きる意味と戦う意味を思い起こさせるのだろうか。
それは間違った憎しみだけど、間違いなく遺された遺産で、ミオリネが変えたいと願う憎しみの連鎖なのだ。

 ミオリネは搾り出せるのか。
デリングでもない、プロスペラでもない、スレッタでもない、グエルでもシャディクでもない、
ミオリネの進む道を。

 個人的には、「誰ももう、犠牲にできない」ではなく。
「犠牲にしない世界を作るんだわ凄い私が!」という答えを期待しています。

 ただラウダくん、ミオリネの魂の答えよりもグエルの説得の方が止まりそうなんだよなぁ(笑
あ、いやだからこその「父の死の真相」なのか。

ラウダの間違い

 これは完全に二次創作的妄想なのですが、
ラウダにとって女性は"大事なものを傷つけて去っていく"存在で、だから最愛の兄グエルを奪ったスレッタとミオリネを憎むし、ペトラが去っていくことに耐えられないんじゃないかな、と妄想したり。

呪い、ガンダム!

 『ガンダム』という作品&ブランドで、愛されキャラがファンからガンダムに乗らないでー!と思われるの凄いな(笑
ここまでガンダムそのものが厄い作品は初めてですよ。
今はまだ道筋が見えませんが、物語の終わりに、この呪いは祝福に変わるのか。

 そして罪と祝福を背負った主人公2人、スレッタとミオリネは、どんな答えへ進むのか。
OPのように、スレッタとミオリネは、お互いが居るから自分の道を選び取って、お互いが隣に居ないから、自分の道を進むのだと、そう思っています。

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ぶるがり屋 2023/06/04 23:48

機動戦士ガンダム 水星の魔女 20話 の感想

機動戦士ガンダム 水星の魔女 20話
「望みの果て」の感想です。


各種動画配信サービスにて配信中

【監督】⼩林 寛
【シリーズ構成・脚本】⼤河内⼀楼
【原作】矢立 肇、富野由悠季
【出演】市ノ瀬加那、内田直哉 ほか
(C)創通・サンライズ・MBS

機動戦士ガンダム 水星の魔女

 人の心ーッ!!!!
30分ず〜〜〜っと。心掴まれ揺り動かされ振り回されました。
速くて濃くて溜まっていたものが吐き出されて、物語が大きく進んだのに全く晴れやかな気持ちになれません。

 ああ、うん、『鎌倉殿の13人』後期と被ってなくて良かった……
日曜日沈むわ。

マルタン律儀&オモチャ!

 半分弄ばれたのに、わざわざ報告&またイヂられるマルタンがもう、可愛いっ!
後半でもしっかり、劇場のせいで傷つけてしまいそうなチュチュを止めて、ニカに謝る前の真っ正面な気持ちをぶつけて、協力する。
真面目で臆病で、格好良くて可愛くて、大好きなキャラです。

 今思うと、マルタン代表の地球寮と、スレッタに怒るペトラのシーンだけが癒しだったなぁ……

口はヤンキー心は乙女

 ペトラがまた、
最高に可愛い〜〜〜!!!!
ホントに口はずっと悪いけど(笑、心揺らぐスレッタを助け、ラウダの礼をしっかり届け(当人ほぼ文句でしたし)、恋を指摘されて照れるし、倒れている生徒を助けるし。
スレッタにとって、ニカ、ミオリネ、地球寮のみんなに続く「優しくて良い人」になったでしょう。

 生きることはできた、母が間違っているのは分かった、でも進む道がまだ見えないスレッタに、「何のために生きるか」と問い、普通の少女の答えを吐露した。
そして、スレッタの目の前で倒れた。

 そう… なのですよね。
スレッタをフォローしたり、倒れている2人を助けなかったら、砲撃を受けなかった。
でも、だから。
スレッタの、きっとこれから先のラウダの、生きて進む理由の一つになると思うのです。
「だから、人を助ける為に前へ進む」理由に。

奪った奪われた嫌いだ

 正直今回、シャディクの心中と陰謀の結末まで描かれるとは思いませんでした。
こんなものは終わりじゃ無くて、これからなのですね。

 グエルとシャディクのバトル、見応えたっぷりでした。
学園用調整や2人の目的を考えるに、操縦技術はわずかにグエルが上、話術はシャディクが完全に上。
物語開始前ならシャディク圧勝だったっでしょう。
戦い傷ついた末にに、危険を計算した上で生き延びシャディクも殺さなかったグエルが戦いを勝利し、自分すら駒扱いしたシャディクが戦略では勝ったのだと思います。

 ただ、シャディクをよく知るグエルだからこそ単刀直入過ぎて時間を失わせ、死に逃げを許さずシャディクを、きっとこれから救うのだと思うのです。
間違って、正しくなくて、憎しみで戦って、それでも奪わず進むと決めたグエルだから。

絵が好きで、無口で皮肉屋だった少女

 うわぁ、という声が出てしまいました。
冒頭で地球での虐殺を見てしまう姿に、そしてシャディクの開放するという救いの後の「魔女は最後まで利用させてもらう」の絶望か。

 OPを見るたびに、ソフィは絶望と憎しみの中でも自分らしく生き切ったのだと、そんなソフィを横で見ながら、ノレアは憧れ愛していたのだと、痛いほどに伝わってきていました。

 憎くて怖くて先に何も無くて、止まれないノレア。
大好きで輝いて見えたソフィの、顧みられないむごたらしい死。
圧倒的な破壊力と、孤立無援とデータストームによる、滅び。
壊して殺して、死んでいくだけの。

エランと呼ばれた少年は

 アーシアンでなかった、寄り添えなかった、勇気が一歩遅かった。
それでも初めて一人生き延びる為でなく、死も覚悟して戦ったのは、喧嘩ばかりの少女の為。
素朴な絵を描く、抱きとめた体は小さく細く、震える手の怯える少女の為。

 体を張って、命がけで、大声で叫んで、やっと届いた言葉の先で、少しだけ見た希望の中で
ノレアは燃え尽きた。

 ああだけど、憎しみで燃え尽きるままだったノレアが、笑って生きることを考えて、愛することを思い出したのは、君のおかげなんだ。

https://twitter.com/hanae0626/status/1665274729501196289
 偽エランくん、2人とも恋をして、2人とも死に別れたのか……
ガンダムで繋がり、ガンダムで絶たれた恋。

この歪んだ世界で、僕たちは

 今回は喪失感が途轍もない……
失われる大事なものの多く。
シャディクはとうの昔に絶望して自分の死さえ計算に入れて陰謀を進め、傷ついて身を投げ出してそれでも何も得られないグエル。
失態に失態を重ね権力を奪われかけるベネリット、影でテロ戦力を提供していた宇宙議会連合。
目の前の壊れかけた学園、瓦礫、死体。

 引鉄を引いたのはノレア。
引鉄を渡したのはシャディク。

その罪は間違いなく、でも彼らを悪として排除すれば終わりなのか。
違う、それは違うと、彼らこそが被害者だったと、私たちは見てきました。
世界が歪んで、学園という子供たちの世界も歪んでいたと、見てきました。

 だから、今回。
大人の理論で敵対し差別してきた、アスティカシアの生徒たちが手を携え肩を並べ。
また、誰かを助けようと手を繋いで。
普通の少女が人を助け、ヒーローがその気持ちを思い出し、また多くの子らが人を助けようと続く姿が、輝いて見えたのです。

 大きな破壊と絶望と、その中の小さな営みと希望。
前に進む理由を自分で見つけたスレッタと5号と呼ばれた少年は、何を目指すのか。
失ったミオリネは、ラウダは。
祝福と呪いを受け継いだ子供たちは。

ラウペト最高!ラウペト最高!ほら君も

 今回一番辛かった気がします……。
地球寮、トマト菜園。
"幸せの象徴"として描かれて、だからこそ壊される大事なものに、ラウペトが挟まれるなんて思わないじゃ無いですかー!?
オタクの密やかな萌えだと思ってたのに、辛いわ!
逃げながら減らないペトラの文句に、「これ真っ直ぐにラウダに言えるのかな」「それとも好き過ぎて、目の前じゃあんまり言えないのかな」とかニヤニヤしてたんですよ。
だから、ペトラ。
ラウダに愚痴を言ってよ、言えなくても見せてよ、最終回はランチとディナーを奢らせててよ。
なんとか生きててくれ……ペトラ!

放映後、怒涛の供給!

 水星の魔女スタッフは、本当にオタクとカプ好きと……人の心を分かっている!
分かった上で丁寧に喜ばせ傷つけ、転がしてくるぜ……!
https://twitter.com/G_Witch_M/status/1665275723194433537
https://twitter.com/G_Witch_M/status/1665274997454307328
https://twitter.com/G_Witch_M/status/1665278745811251207
正直どんな気持ちでwebラジオ市長に臨めば良いのか分かりませんよ!
いやメタな視点で落ち着かせてくれるとは思うのですが(笑

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