魔法使いの嫁 SEASON2 1話の感想

魔法使いの嫁 SEASON2 1話
「Live and let live.Ⅱ」の感想です。

魔法使いの嫁

　120点！
いや〜『魔法使いの嫁』アニメは原作ファンの期待にしっかり応えてくれます。
入校チェックと寮母さん登場がカレッジ編最初のワクワクですよね！
とっても不思議でちょっと怖くて、最高にモフモフしたくなる猫さんたち！
抱かせてー!!!!

　すぐ抱き上げるチセの勇気と直感にはっとし、抱きしめる姿が羨ましくなりました（笑

「Dear」JUNNA

https://youtu.be/Q3QPWINIX_g
　1期を思い出す、綺麗な曲ですね〜。
原作の印象深いシーンがどんどん色鮮やかになっていきます。
　一番好きなのは特に原作に無い、赤い花に囲まれた"我が家"の4人のシーンですが（笑
だって銀の君好きなのですもの！
いやほら、チセに帰る家が出来たってことでも有るじゃないですか。

ふわふわな柔らかさに定評のある「まほよめ」アニメ

　アレクサンドラ先生の芋虫の柔らかさ感、マシマシでしたね……！(笑
原作でも触りたくなる感触でしたが、完全に期待以上でした。
　1期でのチセの道程は、言葉にするとやはり重苦しく痛々しいものですが、それでも自分を諦めていたチセが自分を捨ててでもつなぎとめようとした大事なものたちの絆なので、尊いものなのだとも思います。
願わくば、これからは自分も手放さず大事なものも守れるように。

　そして、
相変わらずのノーブラおっぱいの柔らかさ感よ。
なんでこんなにしっかり仕事するの（笑
ありがとうアニメスタッフ！

級友との出会い01

　母が死に、周りの人に怖がられるようになって絶望していたチセ。
多くの出会いと冒険を経てなお蝕まれた苦しみに胸を痛くし、
引き合いに出されるヨセフに吹き出しました（笑

　カレッジ編はチセとエリアスの"人間として"の成長が大きい長編ですが、数千年の呪いの怪物であるヨセフより腹を抉られるより、「級友に初めて挨拶する」の方が怖がられるの、とても端的ですね（笑
ヨセフが聞いたら多分怒るよ！

　ルーシーはつっけんどんですが、学院の説明ははっきりと、人付き合いの壁も明確で、事故もすぐ許してますし、その奥の真面目さと優しさが見え隠れしてるのですよね。
好きなキャラです。

級友との出会い02

　フィロメラ登場、
幸薄そ〜〜！
可憐な、薄幸の美少女そのものです。
そして颯爽と助けるチセの王子様感よ（笑

　筋力やら強靭な肉体やらを得たので、囚われの姫感の強かったチセが、かなり勇者っぽくなったのだと再認識させられました。
今までも精神はガンギマリ自己犠牲勇者魂でしたが、強く格好良くなったなぁ。

3人目？の級友

　そしてなんで円盤の担当者が君なんだリアンくん！(笑
新登場キャラの中でチセからちょっと遠いしエリアスなんてほぼ接触ないでしょ君！
いや一番好きなキャラだけど！

「無伴奏」edda

https://youtu.be/wltuFNsoYaI
　EDでルーシーとフィロメラに起こされるのはまー納得なのですが、やっぱり級友全員に囲まれて起こされて欲しいなぁ。
友達いっぱいなチセが見たいですよ。
　今回登場したのが2人だから2人だけ登場しただけで、これからもっと多くの友人に起こされる、ならとても嬉しい。

2期スタートを迎えて

　「1期からなんでこんなに空けて？」という声も聞きましたが、原作で一区切りついたのはかなり最近なのですよね。
アニメスタッフはずっと準備してくれてて、やっとスタートできたのだと思うと、感謝してもし切れません。
感覚的には区切りの最新刊出たらすぐアニメ2期ですからね。
それにしても早いぐらいですよ。

ありがとうアニメスタッフ、嬉しいよ！

かなり前のアニメ感想 土曜分 20180324

魔法使いの嫁 24話 最終回の
感想ですよー。

魔法使いの嫁

　OPが……完成した？
もっと早く見たかった気もしますし、ここまで物語が紡がれてきた証のように感じられ、感慨深いなぁ。

　チセとヨセフ&カルタフィルスの決着。
呪いと痛みとぐちゃぐちゃな肉体と記憶、焦燥と嫉妬。
ああ、今までが、だから、チセとヨセフは心が通じるのですね。
　呪われた肉体と、どうしようもない運命と、記憶を交わして。
分かる。だから、止める。

　ここで真っ正面からぶっとばす！
なのがチセの心が救われてきた証で、うれしくて、痛快ですよ（笑

　灰の目邪魔ー！
この愉悦部め!!
　チセが歩んできた道で多くのものがチセを愛して、そして愛しているからエリアスと協力する力になる。
　チセだけでなく、エリアスもまた人を愛して愛そうと変わり、人でも妖精でもないからこそ、ここに至ったように思います。

　殴り飛ばし殴り飛ばし抑えつけ、魔法の眠りで自分ごと止める！
腹罵倒されても、腹を刺されても、愛して、抱きとめて、子守唄を歌って、一緒に。
ヨセフ&カルタフィルス、封印。

　決着も、眠りで安らぐヨセフも。
「痛みに彷徨う者が寝床を見つけた」のはつまらないかもしれませんが、とても優しい、心安らぐものでした。

　約束をして、信じて。
チセとエリアスの、2人の日々が紡いだ優しい結末、でした。
でも愛する人のお腹ぶっ刺されても止めないのはキッツいよ！
さすがにエリアスが可哀想でした（笑

　うん、説教こんこんもメンドクサそうな約束も復唱も、当然ですね（笑
でも、だから、これがチセとエリアスの夫婦で、銀の君とルツとの家族なのでしょう。

　アンジェリカとステラのお節介な祝福が微笑ましく、風にそよぐウェヂングドレスが美しい。
　人と妖の狭間の孤独な2人が、間違って出会って不器用に進んで、
愛して、愛されて。
これから同じ日々を過ごしていく。
一緒に生きたいと想うから、一緒に考え、話し、決めて、歩んでいきましょう。
夫婦という契約。
　ああ、いいな。

　おかえりなさい、チセ、エリアス。

　そして新章・学院篇告知！
原作全く溜まってないのでアニメ化は随分と先になるでしょうけど、とても楽しみです。
どんな物語が続くのかな。

　ヤマザキコレ先生、アニメスタッフの皆様。
愛と情熱のこもった優しいアニメ、ありがとうございました。
2期もゆる～りと待っておりますよ！

かなり前のアニメ感想 土曜分 20180317

魔法使いの嫁 23話
感想ですよー。

魔法使いの嫁

　独り残され、魔物の姿で暴走し大地を腐らせていくエリアス。
悲痛な姿が、スプリガンに押し留められ、妖精の父と母に手を差し伸ばされ、
迷い惑わされながらも、人の心が分からないままでも、
チセの言葉と行動をエリアスの出来る限り理解して、答える道を進むのが、なんともうれしいです。

　愛を受け、愛する者を胸に抱いて、自分で決めて一人進むのですね。
愛するから、チセらしく、エリアスらしく。

　それはそうと、ファンタジー好きにはたまらないシーンの連続でした。
スプリガン巨人化！妖精の守り人！
言葉は厳しいけど教え諭す優しいスプリガンくん！
字間と幸せの尺度が常世なティターニアとオベロン！
優しい！妖しい！強い！美しい！

　養成の国でみんな一緒！も本心でしょうけど、違う選択でも、人と妖の狭間で苦しむチセとエリアスの幸せを願うのも、ティターニアとオベロンの本心なのでしょう。
　2者に縁深い人と妖精全員につなぐなんて、さすがは妖精の王たち。

　ああ、2者はここまでこんなに多くの人と絆を育んだんだなぁ。
猫たちやリャナン・シーたちが移るだけでも嬉しいですよ。
正直ウィル・オー・ウィスプがわざわざ来てくれて戦力にまでなったのは驚きでした。

　ロンドンの街に生きる魔女、マリエルがここで最後の心強い戦力になるのは意外ですが納得で、だからこそティターニアの力が届かなかったのかな？
妖精に近いピュリスが受けて、伝えてくれた。
急な話でしたが、だからこそ言いづらかった思いを伝えられたのも、短いながら好きなシーンです。
　ちょっと「惚れた弱みを利用する」ぽさが有りましたが（笑

　救われなかった孤独な魂の2人。
ヨセフとカルタフィルスの出逢い。
救いが……　見えない……

　孤独な2人が寄り添って生きることさえ出来ず、救われようとした筈なのに、逃れようとした痛みと呪いそのモノになっていく。
優しかった笑顔も声も抱擁も、汚れて消えていく。

　それでも多分、チセが傷つきながらも母の愛を思い出せたように、ヨセフもカルタフィルスとの愛を思い出せたのは、わずかながらの救いなように思えるのです。

　そしてここでエリアス登場！
やったーカッコイイ！
心強い仲間いっぱいで、おぞましい研究所がもうオーバーキルにしか見えません（笑
エリアス頑張ってるんだけど、まだチセ怒ってるのね（笑い

　運命的な再会なのに、まだエリアスに怒ったままなのも、危険でもヨセフ&カルタフィルスを見過ごせないのも、チセだなぁ。
　エリアスがすぐ後を追えないのは、チセが起こっていて辛いのと、さらに追うのがチセが怒ることなのかと怖がってるからかな。
　被害受けまくりなのに不器用な夫を叱咤するレンフレッドが優しい（笑

　仲直りはまだだけど、謝って、言葉と約束を交わして。
うおおおクライマックス！
ずっと見ていたEDの風景に収束する流れ、燃えるなぁ。

　次回、アニメ最終回。
孤独、人ならざる力、呪い、愛と痛み、過去と未来。
寄り添う2つの魂。
ヨセフとカルタフィルス、そしてチセとエリアスの物語の区切りをどのように見せてくれるのか。
ああ、楽しみ！

かなり前のアニメ感想 土曜分 20180310

魔法使いの嫁 22話
感想ですよー。

魔法使いの嫁

　カルタフィルスの研究所……いかにもな人体含む改造研究所でモンスターもいて、特撮の悪の組織かクトゥルフのスリラーダンジョンですよ。
怖ッ！

　呪いと肉体の交換。
いや、魔力や記憶、感情まで引きずられるのですね。
魔法的で心惹かれますが、呪いで不死のカルタフィルスとだけはしたくない……

　そして眠る心に移されるは、物語が始まる前、
幸せな家族の記憶から、絶望するまでの、変えようのない、記憶。

　幸せな、愛し合う家族。
スレイ・ベガの力を持った母と父と、娘と息子。
多分息子の命が危ないと急いで飛び出した……ように見えたのですが、どういう目的だったにせよ、戻れなくなったのでしょう。
　弟くんもスレイ・ベガだったのかなぁ。
お父さんはおそらく死亡、良くて呪われて囚われている、あたりでしょうか。

　幼い娘を抱え、魔性のものに求められ憑りつか続ける日々に、耐えられる筈もなく。
傷つき憔悴していく様が、心壊れかけて娘を傷つけてしまった顔が、自分を許せなくて選んでしまった死が、全てが痛々しくて。

　なんて残酷な「嫌がらせ」か。
でも、多くの人に触れあって救われて、守られてなんとかしてあげたい面倒な人が出来て。
恐ろしくて悲し過ぎて見えなくなっていた最期の母が見られて。

　チセを一番苦しめていた、チセ自身が生んでしまっていた呪いを解けたのだと思います。

　母は私を愛していた、私は母を愛していた、傷ついたから今ここまで来れた、多くの人と妖精に助けられて、彼らが大好きで、
何より、エリアスを愛している。
だから、生きる。

　そこから反撃するチセ強いな！(笑
今までの鬱憤も怒りもあるでしょうけど、
生きる！逃げない！正面からぶつかる！触れ合う！
あたりがチセの根っこの部分なのでしょうね。
本質的に優しい、けど後先考えない暴力的（笑

　チセとエリアス、そしてカルタフィルス。
真と人のはざまにたゆたい苦しむ3人が、どんな結末、とはちょっと違いますか。
どんな幸せな区切りへ進んでくれるのか。
とても楽しみです。

かなり前のアニメ感想 土曜分 20180303

ダーリン・イン・ザ・フランキス 8話、ポプテピピック 9話、魔法使いの嫁 21話
感想ですよー。

ダーリン・イン・ザ・フランキス

　前回でお遊び＆お色気な楽しい日々はもう終わり…
と半ば覚悟していたので健全な少年少女らしい元気な話でほっとしました。
まぁ利用されている、いつ死ぬか分からない環境なのは今までも分かっていた事ですし…

　服だけ溶かすスライム！
古典か！(笑
　エッチな目、線引き、駆け引き、風呂桶バトル！
いや～
羞恥に頬を染める女性たち、素晴らしいの一言。
フトシくんの言動は男としては喝采あげちゃいますね（笑
ココロちゃんがこれを受け入れるのは今は無理なのでしょうけど…

　感情を飲み込んでしまうココロ、それを否定しないミツル。
イクノちゃんは男子に興味なしとしか思えませんが、ミツルくんも興味なしなのか、ムッツリなのか、生き死にに囚われててそれどころじゃないのかどれだ！
　風呂桶投げのイクノ、目が悪いからかもしれませんが、人を殺す目だよ！（笑

　男子女子皆一人一人反応が違うのが青春ですよ。
今までチームの中に入らないようにしてきた02さえ、今回は耐え切れず自分から入ってきて。
下着盗むシーンの悪そうで楽しそうな笑顔よ…（笑

　そう、一人一人、違う心違う経験、そして違う思春期を過ごすのです。
それを汚らわしい、面倒なもののように扱われる世界が、やっぱり怖いですよ。
　フランクス博士はわざとこの思春期の扉を開けさせようとしているようですが、02や子供たちの為なのか、閉塞的な現状を打破する為の実験なのか、分りません。
こっちも怖い。

　現時点で一番結婚やセックスに近いのは
ゾロメ×ミクカップルですわ～。
お下品ですが！
一番子供だけど、使命とか他の異性のこととかよりも、一番相手のことを対等な人間の異性として見てますよ。
お互い一番大好きで異性として惹かれてて、もう3話ぐらいで、どちらでも「本気で頼み込んだら最終的には許しちゃう」状態だと思えてなりません（笑
　笑っちゃうほど表情豊かで寂しがり屋なのも一緒で、応援したくなります。

　でも一番変わったのは、やっぱり02でしょう。
今までは露悪的に「君たちみんな死ぬ」の嘯いていたのに、最後は言いよどむように言葉を発したのが、
ヒロだけでなく、イチゴたち皆に情が移ってしまった、同じ人、仲間と感じるようになってしまった証なように感じるのです。

　今回も決して忘れない、子供たちの非情な現状。
パパたちとパラサイト子供たちは異種族なのか、ナナハチや警備員たちがどちらなのか不明でしたが…
うーん、まだ分からない。
戦闘員=パラサイトとして、子どもたちはおそらく必ず若くして死亡。
パラサイトにならなかったものは一応成年までは成れる、という所かなー。

　ナナの語りから、大人たちは最初から大人として世に出てくる(カプセルからとか)で、子供時代が無いような言い方にも聞こえたり。
少なくとも「健全な育成」とか「共感」とかはパパたちに奪われた世界ですねぇ。

ポプテピピック

　アイマスじゃねーか！(笑
主演の3/4、前半EDに各助演もかなりの割合でアイマス関係じゃないですかもう！
大のアイマスファンなので大ハシャギです（笑

　前半声優は中村繪里子さん×今井麻美さん。
言わずと知れたはるちは！
ラブラブしてくれてありがとう！

　後半は斉藤壮馬さん×石川界人さん。
『ダメプリ』他、ゲームにアニメにラジオに引っ張りだこの人気若手男性タッグですね。

　ハリウッドパロはゴーストバスターズ、ロボコップ、ショーシャンクの空に、MIB、
あとファイナルファイトのハガー市長ルパン三世の五右衛門ネタまで何とか分かったぜ！
一番笑ったのは後半のサーターアンダギーでしたが（笑
　直後に流れてきたtwitterのおかげで固有名詞でなく、「油で揚げたもの」の沖縄訛りだったのも驚きでした。
勉強になるなぁ。

魔法使いの嫁

　あああああ…
展開を分かっていても胸が痛い…！

　チセとエリアス、2人がお互い救われて導かれて、一番大事な存在になったからこその、遠い遠い隔絶。
この隔絶、人間と魔物だから、常識や規範だとか、そういうものではなくて、
チセがエリアスと出会って得られた幸せと、
エリアスがチセと出会って得られた幸せの、
ちょっとした違いなだけ、そんな風に感じるのです。

　よく思い出してみたら、火の鳥になって帰ってきた時の伝えたい気持ち、チセもまだきちんと言葉にしてエリアスに伝えられていないのですよね。
エリアスの方も自分の気持ちを理解できず、伝えられてなくて。
2人で同じベッドで寝てる時にでも、
もっともっと2人だけで心のままに話しとけよ！
とか思ってしまうのです。

　今回エリアスなんて、ヤンデレ嫉妬＆チセの気持より命だとか、最低なタイミング＆言い方でしか素直な気持ち話せてないからなこの不器用骨が！

　エアリアルに頼む前、決心する前の、
そしてエリアスに「約束していない」と否定された時の、
チセの表情の、一瞬一瞬の変化がゾクゾクするほど素晴らしかったです…。

　エアリアル、他の妖精もそうですが、一度きりと思ったキャラが重要な役割になっていきますねぇ。
チセの中のネヴィンがあんなに大きいのは、父性や母性を見てるから、なのかなと思ったり。

　思い苦しむアドルフくんを愛でるリンデル＆シルキーのシーン、大好きなのでカットされずニマニマ。
足りない者、挫折、子弟の絆、人と人ならざる者の距離。
切なくて好きなテーマがきゅっと詰まったシーンなのです。

　チセを眠らせる魔法のビジュアルが毛むくじゃらの獣のようで、これはエリアスの本性なのか、力を借りた魔性のモノの特性なのか。
まだエリアスの本性が今一つ掴みあぐねているので、そのヒントになるかもと気になりました。