神楽ひつじ 2019/01/11 18:47

栄枯盛衰


先月、小学生の時からの友達と遊んだとき



ひさしぶりに市内にある漫画喫茶へ行った。




ビリヤードとダーツをすることが目的だったんだけど



そこの寂れようがとにかくひどかった・・・。







店内はそこそこ広いんだけど



確認できた店員は2人。



昔は料理を提供していたはずなんだけど



厨房が真っ暗になってるところを見ると



今はそういうことはやってないみたい。






壁のクロスは所々破けていて



天井も一部鉄筋がむき出し状態になってる。







ビリヤード台も昔8台くらいあったはずなんだけど



今は2台だけ・・・・・。



ダーツマシンも同じ位あったと記憶してるんだけど



3台に減り、そのうち1台は故障中。





ビリヤードもダーツも自分たち以外には



誰もやってない・・・。



ドリンクを取りに行っても



すれ違う人はぜんぜんいない。




個室の扉が閉まっているところがあるので



多少の客はいるみたいだけど



漫喫という場所柄、みんな静かにしていて



存在感は感じられない・・・。




BGMもないし、



もしかして自分たち以外に



人がいないんじゃないって



思ってしまうくらいの静寂が



店内を支配していた。







ビリヤード台がある部屋の



横にあるトイレに



たまーーに人がやってくるのを



確認できるくらい。




そんな中で、自分たちが突く玉のぶつかる音が



ただただ響いているという状況に



なんともいえない怖さを感じてしまった・・・。









この店がオープンしたての頃、自分はよく行ってて



レジ前は来店した客、会計する客、部屋を替わる客などで



溢れていて、料理を運んだり、部屋を片付けるために



スタッフが広い店内を所狭しと動き回っていた。




そんな光景をイメージして訪れただけに



この衰退具合は自分にとって



非常にショックだった。






ゲームやアニメ、漫画とかでよくある



荒廃化した近未来の世界へ迷い込んでしまったかのような



廃墟感が漂い、時間の流れの怖さや



不気味ささえ感じてしまうような状態のままで



店を継続させている意味は何なんだろう・・・?








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