不便という便利、不自由という自由・・・みたいな
最近、古いラブコメ系、純愛系の
漫画やアニメを意識して
せっせと見るようにしてるんですけど、
携帯やパソコンとかがない頃のほうが
話に緊張感があっていいなぁって
個人的には思いますね。
めぞん一刻でも、連絡手段が
共有のピンク電話と管理人室の電話しかないので
五代君と管理人さんのすれ違いや勘違いが
発生するような話ってけっこうあって、
パッと思い付く有名どころだと、
「豆蔵」と「マ・メゾン」を聞き間違えて
別々の場所で待ち合わせてしまうって話・・・。
五代君が勇気を振り絞って、管理人さんを誘ってみたけど
時間になっても来なくて、
女の人って身支度が大変だから・・・な~んて
いろいろ自分を納得させる理由を考えながら
待ってるというのがいいんですよねぇ。
ちょっと切なくて、可哀想で・・・・。
(自分の脳内BGMは、うる星やつらの名作「君去りし後」で
流れていた『心細いな』です。
この話を、ご存じない方は
YOUTUBEにアップされてるので、ぜひ見てくださいな)
これが今だったら、
「今どこ?」って携帯に電話やメールをすれば
解決してしまうわけで、
惨めさ、寂しさ、侘しさ、哀れさ・・・などといったものが
しゃしゃり出てくる余地ないですからねえ・・・。
なんというか・・・、
登場人物たちの言動や思惑とは別のところ・・・・
運命のいたずら、度重なる偶然の産物といった感じで
事が進んでいってしまって
その結果、寝取られてしまうというような感じの話を
描いてみたいなぁ・・・・。
そう考えると文明の利器って
便利ではあるけど
話作りにおいては意外と邪魔なもんなのかも・・・・。
平成初期とか昭和・・・、
いっそのこと明治時代くらいの設定で
なんか考えてみよっかなぁ・・・。