たがわリウ(星月夜) 2022/09/11 18:11

モブ×青年(NTR)短編

モブ×青年
モブレ/寝取られ/♡喘ぎ

※性的な描写があるため18歳以上・高校生以外の方のみご覧ください。
いつかモブレ数本をまとめてとごかに置くかもしれません。


とあるマッサージ店で


「ん……」
「けっこう硬くなってますねー」

 簡易的なベッドに横たわる俺の肩を分厚い手が行き来する。上から体重を掛けられると少し苦しくて、短い声がもれてしまった。

「中川さん、お久しぶりですよね? 忙しかったんですか?」
「あ、まぁ……もうすぐ恋人と旅行なんで、その前にと思いまして」
「へぇ、恋人と旅行……どこ行くんです?」
「温泉です。車の運転交代しながら行くことになってて」
「あー、それなら体ほぐしておいた方が良いですね」
「ですよね……ん、」
「あ、痛いですか?」
「いえ、平気です……」

 肩にあった手が移動し、今度は腰をほぐしていく。心地良さを堪能するため、目を閉じてゆっくり呼吸する。凝り固まった体がほぐれていく気がした。

「じゃあ今日は特別サービスです。普段はやらないんですけど、中川さんには、特別にね」
「え、いいんですか?」
「はい。最初はちょっと気持ち悪いかもしれないけど、すぐに良くなるので」

 この店に通って半年。常連と言える間柄になったからなのか、ちょうど他に客が居ない時間帯だからなのか、特別扱いは初めてだった。

「それじゃあちょっと体勢変えますよー」

 腰に手がそえられたかと思うと、グイッと持ち上げられる。俺は尻を突き出す格好になり、突然のことに羞恥心と焦りで顔を赤くした。

「え? あの、え?」
「大丈夫、そのままで結構ですよ」

 施術でこんな体勢になるものなのか。頭の中には沢山の疑問が浮かぶが、担当の先生は至って冷静に言葉を返す。
 恥ずかしいけどこういうものなのだろうと、俺はうつ伏せのまま先生に身を委ねた。
 しかしすぐに、さらなる混乱が訪れる。

「そのまま、力抜いてくださいねー」
「え? あの、なんか、変って言うか……」

 穿いていたスウェット生地のパンツがずり下ろされる。俺が反応できないでいるうちに、下着も太ももまでおろされた。
 隠さなきゃいけない部分が外気に触れ、ひやりとする。

「え、なに……ん、やだ、なんか……」
「せっかくならここもほぐしていきましょう」

 こんなの絶対おかしい。人に見せた事がない格好で、見せたことがないところを弄られている。
 ローションなのかぬめった指がソコをほぐし、侵入を試しだした。

「ん♡ やだ、なんか、変です……♡」
「お、中川さん、可愛い声ですね……ほら、僕の指入っちゃいますよ」
「あ♡ やだ、はじめては、とっておかなきゃ、なんです……っ♡」
「もう遅いですよ、ほら、僕の指、わかります?」
「んん♡ だめ、抜いてくださいっ♡」

 俺の中に入ってきた指は抜かれるどころか奥を目指す。こんなこと、拒絶しなきゃなのに。旅行を楽しみにしていた恋人の顔が浮かぶ。
 今すぐやめるべきだと頭ではわかっているが、じんじんした熱がせりあがってくるのを感じていた。

「ちょっとキツいけど、僕の指飲み込んじゃいましたよ。中川さん、恋人ともう経験済みですか?」
「ちが、まだ……っん♡ こんどの旅行で、しようねって♡」
「じゃあ僕が一番か。よかった、ずっと狙ってたんですよ、中川さんのこと」
「あ、あ♡ 動かしちゃっ♡♡」

 中にうずめられた指が前後に抜き差しされる。くちゅくちゅと音が鳴る度に、背徳感でゾクゾクした。やめて欲しいのにやめて欲しくない。

「すご、初めてなのに絡みついてきますよ」
「や、ぁ♡♡ こすっちゃだめ♡♡」

 好き勝手に中を擦られ、俺はぎゅうっとシーツを握る。いやいやと首を振りながら、下腹部に灯る熱に渇きを覚えた。どんどん息も乱れてくる。

「えろいなぁ、中川さん。ほら、気持ち良いでしょう?」
「や♡ あ♡ ぬいてっ♡♡ ぬいてくださいっ♡♡」
「うーん、そうですか? じゃあ抜きますよ?」
「っ、え……?♡」

 つぷん。中で蠢いていた指が出ていく。抜いてくれと言ったのは自分だけど持て余した熱が辛くて、物足りなさに疼いた。

「これで終わりますか? それとも……これ、欲しいですか?」

 指が出ていったところに押し付けられた硬いもの。首を捻って後ろを見れば、先生が腰を押し付けていた。
 入るか入らないかのところで止められている感覚に、勝手に腰が動きそうになる。

「……っ♡」

 先生の手は俺の腰を掴んでいる。そのまま強引に中に入れて欲しい。激しく中を突いて欲しい。
 欲求に逆らうことができない俺は、小さく頷いた。懇願するように声を出す。

「ほしい、です♡」
「いいんですか? はじめてじゃなくなっちゃいますよ?」
「……でも、ほしいんです♡♡ おねがい♡♡」
「そんな可愛くお願いされたんじゃ終われないですね……いきますよ、ほらッ」
「ああぁっ♡♡♡ あついっ♡♡♡ ふといの、きたっ♡♡♡」

 ぬぷり。太く熱いものが押し入ってくる。待ち望んでいたものに俺の体は喜び、びりびりと痺れた。

「ずっと俺が狙ってたのに、恋人つくったなんて……でもこれで俺が一番ですねッ」
「あっ♡ あっ♡ あぁっ♡♡♡」

 すべてをおさめた余韻もなく、後ろから何度も何度も突かれる。あまりの気持ち良さに涙を溢れさせながら、俺はただ喘いだ。まだ恋人にも聞かせたことがない声をこぼし続ける。

「あぁっ♡♡ ん、んっ♡♡ きもちい♡♡♡」
「ねっとり絡みつくの、わかります? ほら、俺の形覚えろッ」
「ん、んーっ♡♡ やぁっ♡♡ はげしっ♡♡♡」

 怖いくらいの快感に襲われ何も考えられなくなる。ずん、ずん、と奥を目指される度、切なさに似た痛みが走った。きゅん、と体で咥えるものを締め付ける。

「ああぁっ♡♡♡ そこっ、そこだめっ♡♡♡」
「お、ここか? 恋人とヤる前に中川さんのきもちいいとこ、見つかっちゃいましたねッ」
「んん~~っ♡♡♡ だめ、だめぇっ♡♡♡ いっちゃうっ♡♡♡」

 ある一点を擦られると体が大きく跳ね、視界が白くなる。こんな感覚は初めてで自分がどうなってしまうのか怖かった。
 だめだと首を振る俺に、容赦なく腰の動きは繰り返される。体の熱はパンパンに膨らんでいつ弾けてもおかしくなかった。

「ほら、俺のでイッてみましょうッ……いまここで、イッてみせてくださいよッ」
「そんな、はげしくされたらっ♡♡♡ ほんとに、イクっ♡♡♡ イッちゃうぅっ♡♡♡」
「いいですよ、いつでもッ……中川さんのイクとこ、ちゃんと見てますからッ」

 気持ち良いところを狙って擦られ、耳には熱い息が触れる。ハァハァと荒い息が肌を撫で、それすらも快感になった。
 ずくっと中に押し込まれた瞬間、俺は大きく体を震わせる。我慢していたものがついに決壊し、俺を飲み込んだ。

「っあ♡♡ あ♡♡ ああぁ~~っ♡♡♡♡」
「お、イッてるッ、中川さん、ちゃんと見てますからねッ」
「んん~~っ♡♡♡ いってる♡♡♡ いってる、からぁっ♡♡♡ うごいちゃ、だめっ♡♡♡♡」
「ほら、俺も出しますからねッ」

 限界を迎えた俺に構わず、ぐちゅぐちゅと腰を動かし続けた先生。思わず、おかしくなると口走った。
 いっそう腰の動きを速めた先生は、ようやく動きを止める。俺が果てている姿を見ながら先生も中に熱を吐き出したらしかった。

「はぁっ、はぁっ♡♡♡」
「長距離の運転は疲れますからね。旅行から帰ったら、ちゃんとほぐしにくるんですよ、中川さん」
「……はい♡♡♡」

 旅行のことなんて俺の頭からは抜け落ちていた。あんなに楽しみだった恋人とのデートなのに、今は煩わしいとさえ思う。
 太ももを撫でつける分厚い手に、俺のすべては囚われてしまった。

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