女性版ガリバー旅行記
スウィフトのガリバー旅行記はご存知でしょうか。
よくできた小説に見えて、実は自分の政敵を登場人物にかえて毒舌に諷刺している現実批判小説です。スウィフトは政治闘争に敗れ、途方に暮れた時、暇を持て余しながら諷刺の才能を小説で発揮したのでしょうね。
イギリスの作家ジョナサン・スウィフトの風刺物語。 1726年刊。4部に分れ,第1部ではガリバーが漂着した小人国リリパットについて語り,小さいくせにいばりくさっている皇帝や国内の騒動を通してイギリスの政党対立を風刺する。
ダンテと違い、政敵を地獄で傷みつけるのでは無く、登場人物として参加させている所は、はてさて別の意味で面白味を感じます。
その記念すべき第一部にこんな描写が描かれています。
----それから二日たつと、皇帝は、首府の軍隊に出動を命じて、また途方もない遊びを思いつかれました。私にはできるだけ、大股をひろげて、巨人像コロッサスのように立っていよ、と仰せられます。それから今度は、将軍(この人は何度も戦場に出たことのある老将軍で、私の恩人でもあります)に命じて、あの股の下を軍隊に行進させてみよ、と仰せになるのでした。
歩兵が二十四列、騎兵が十六列に並び、太鼓を鳴らし、旗をひるがえし、槍を横たえ、歩兵三千、騎兵一千、見事に私の股の下を行進しました。
陛下は各兵士に向って、行進中は私によく礼儀を守ること、背けば死刑にすると申し渡されていました。しかし、それでも若い士官などが、私の股の下を通るとき、ちょっと眼をあげて上を見るのは仕方がありません。私のズボンは、もうひどくほころびていたので、下から見上げると、さぞ、びっくりしたことでしょう。
でね、俺思ったんですよ。高校の時に。
この小人国に迷い込んだ人がおっさんじゃ無くて、女の子だったら、どれだけエロい設定にできるかってことを。
「私が首都を訪問することは、前もって、市民に知らされていました。街を囲んでいる城壁は、高さ二フィート半、幅は少くとも十一インチありますから、その上を馬車で走っても安全です。城壁には十フィートおきに、丈夫な塔が築いてあります。
西の大門を、一またぎで越えると、私はそろっと横向きになって、静かに歩きだしました。しかし、私の服が、人家の屋根や軒に引っかかって壊すといけないので、それは脱いで、手にかゝえ、下着だけになって歩いて行きます。市民は危険だから外に出ていてはいけない、という命令は前から出ていたのですが、それでも、まだ街中をうろ/\している人もいますし、下着姿の女巨人を見ようと躍起になる人もいます。踏みつぶしでもすると大へんですから、私はとても気をくばって歩きました。」
スウィフトの小説をちーっと替えるだけでもこのエロさです。さすがスウィフト。さすが俺。
とまぁこんな感じで色んな面白いと思った話を自分なりにアレンジしています。
高校の夢が具現化してもう最高です。アドレナリン放出ウハウハザムライです。
AICは制作中です!お楽しみに!