電マ 後輩

3年最後の公式戦。そのレギュラー発表で、俺の名前は呼ばれなかった。
部活を休んだことは無く、練習だってマジメにやっていた。監督の覚えも悪くなかったはずだ。
けど、結局実力が伴わなかったんだ。
悔しくて悲しくて、オレは「腹が痛い」と初めて仮病を使って部活をサボった。
そんなオレを追いかけてきたのは、マネージャーをやっている後輩。

「元気出してください!先輩が、朝連も部活が無い日も、一人で頑張って練習していたの知ってます」
「私に出来ることなら何でもしますよ。だから、ね?」

なんでもしてくれる
その言葉に、やけくそで言ってみた。

「じゃあ、部室でパンツ見せて」

他の奴らが部活でいない小さな部屋。背徳感がたまらない。
いやいや半分な様子で俺の顔を跨いでくれる後輩。
部室の空きロッカーに隠されているいやらしいおもちゃの一つを、片手に隠し持っていることにはまだ気づいていないみたいだ。





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