少年王と年上王妃の小話その６

新作の進捗メモ開始

少年王と年上王妃２の裏話

4年という月日は、単純に子どものうちにパパになっちゃうのは、ちょっとかわいそうかな、と思ってのことです。（それはそれでおいしいんですけどね…）
で、避妊ってどうしてたの問題？を、感想でいただいたので、こっちでも説明しときます。

最初のうちは何も対策してなくて、子どもができなかったのは陛下の精巣がまだ成長しきってなかったからです。そのうちに、陛下は（自分勝手な）避妊という選択肢を考えるのですが、なにぶん避妊技術は発達していなかったので、女性に堕胎薬を飲ませるとかそういう手段しかなくて、でも大事なシャーリーにそんなことさせられない！ということで、偽名で避妊技術のスポンサーになってその道を発展させていきます。
まさに（性）愛は地球を救う。
というわけで、陛下には、この世界でのコンドームの発展の立役者になってもらいました。おしまい。
具体的な避妊方法は、コンドームだったり外出しです。コンドームっつっても、技術力的には動物の腸なので、避妊率は低いです。なので、避妊してたよ、っていっても、実際できなかったのは、陛下の強運の賜物です。

そのあいだ、シャーリーは政治的につらい立場に立たされていたのではないか、という感想もいただきました。
先王夫妻が亡くなり、王室存続の心配はあったのですが、陛下の年齢が年齢なので、王妃に妊娠の兆候がないことは、まあ仕方ないよね、という空気でした。（一応、ちょっと血は遠いけど、陛下のほかにも王族がいます）
そのあいだに、陛下は政敵を沈黙させ、シャーリーが妊娠しない状況に文句を言わせない宮廷の空気を作り上げました。
なので、シャーリーが気にしだしたのはごく最近のことです。
陛下が適齢期（16歳ごろから社交界デビューして大人の仲間入りとなる世界観です）にはいったため、情勢がちょっと変わって、おなじ年頃の娘を持つ臣下が浮き足立ったのです。とはいえ、陛下の寵愛は宮廷人にはよく知られているので、そういう臣もごくわずか。議会にあがっても、陛下は取り合ってない状況でした。
ですが、わずかとはいえ、シャーリーも、そういう空気があることは王妃として把握していて、陛下はどんどんかっこよくなっちゃうし、で不安がまたぞろ湧いて出たという感じの心境ですね。

などと、裏事情はあれど、まあ、要は自分勝手な男に振り回される女の子かわいい！萌え！！という気持ちなので…。
最初から陛下は自分勝手な男ですので…。

あと、裏話的なのってなにかあるかな～と思って、Twitterで募集したところ、何個かもらえました（感謝）ので、それについてもちょこっと語りたいと思います。

◆シャーリーの兄弟たちはどうしてるの？
　元気で（？）陛下に仕えています。いまだに、義兄に一泡吹かせられてませんし、いまだに義弟は子分扱いです。（そろそろちゃんと振り回されずに仕事しなさいって兄に怒られてそうですね）
　最初のうちの構想では、２でちょろっと話題にのぼった側妃候補の女の子をどうにか義兄にあてがって陛下ニヤリみたいなのを考えていたんですが、自分で嫁見つけてきてしまったので、義弟が餌食になりそうですね。
　陛下の悪だくみ（勝手に避妊）については、兄弟たちは知らされていません。兄はなんとなくまたよからぬことしてるな、って気づいてはいますが、他で結果出してるので静観していました。（そろそろちゃんと子づくりせーよとは思ってるので、陛下的にもタイムリミットではあったのですね～）

◆２冒頭の侍女から見た陛下とシャーリーは？
　まだ仕えて間もない侍女なので、仲睦まじそうに見えるけど側妃のうわさもあるし…っていう感じですね。古参の侍従・侍女は溺愛っぷりをよく知ってますので、そのうち子どももできるでしょうという感じです（陛下が子どものときから仕えてる面々なので、基本的に陛下に甘い）
　あと、どうでもいいんですけど、侍女の正体、一瞬側妃候補側の人間だったらそれはそれで面白いな、って思ったんですが（揺さぶるためにご注進）、たぶん陛下は気づきそうだな、と思ってなしになりました。よかったね。
　あれ？これ全然、ふたりの話じゃないですね？

◆陛下とシャーリーは一晩で何回くらい致したのか
　考えたことなかったですね～。でも、ハマりたてのおさるさんという認識でいる（ひどい）ので、最初の頃に朝までコースで周囲にめちゃくちゃ怒られたりはしてそうです。（公務ができない）
　その後セーブはしつつも、隣でだいすきなひとが寝てる思春期の若者の下半身なんて、そんなもんだろ！？みたいな感じです。

少年王と年上王妃の小話その５

お気づきかと思いますが、陛下の本来の気質はわがままでやんちゃなので、ちょいちょいそういう一面が出てます