進捗報告 2022-06-01

皆さま、お疲れ様です！

先月に発売した『癒らし暮らし ～Relief Doll～』、ご好評をいただき誠にありがとうございます！

開発期間がかなり長引いてしまったり、いろいろとトラブルが発生したり、完成するまでちょっと難産だった本作ですが、こうしてご好評をいただけてとても安堵しております…。

ゲームが発売してからしばらくは、いくつか頂いていた不具合報告への対処を中心に、体調不良の病気を治すために通院していたり、次の新作ゲーム開発のための下準備を行っていたりしました。

今回の進捗報告ではその辺りのことや、ゲーム開発の事などについていろいろとお話させていただこうかと思います。

『癒らし暮らし ～Relief Doll～』開発の反省点

まずは『癒らし暮らし ～Relief Doll～』のゲーム開発時の反省について振り返っていきたいと思います。

ご好評を頂けている『癒らし暮らし ～Relief Doll～』ですが、個人的にはゲーム開発時において大きな反省点がありました。

それは、開発期間が長すぎた、ということです。

この長引いてしまった原因が、ゲームのボリュームを増やすために時間がかかった、というのであれば別に問題はありませんでした。

しかし今回の原因は、ゲーム開発を非効率的な方法で進めてしまったせいでメチャメチャ長引いてしまった、というものでした……。

具体的に説明すると、過去作品を制作した時は下記のような感じで開発を進めていました。

01.どんな作品を作るか脳内でイメージを作る
02.それを元に設定資料集を制作
03.設定資料を基にストーリーを制作
04.設定資料を基にイラストを制作
05.BGMや効果音やボイスなどの素材を集めたり依頼する
06.それらをゲームとして組み立てる

ゲームに限らず、どんな制作物でも基本的には大体上記のような感じで、下準備などの土台をしっかり固めてから順番に制作していく事になると思います。

しかし、過去作品を制作していた時には毎回こんなことが起きていました。

イラストを制作している時に新しいアイデアが浮かび、既に出来上がっている設定資料やストーリーを変えたい！　と……。

そのアイデアの中には明らかに作品の質が良くなるものもあり、完成済みの設定資料やストーリーに手を加えざるを得ない状況が生まれ、それで大なり小なりの修正が常々入っていました。

そんな事が過去作品の制作時に毎回起きていたので、今回の『癒らし暮らし ～Relief Doll～』では開発方法を変えました。

設定資料やストーリーを順番に1つずつ完成させていくのではなく、すべての工程をゆっくりと同時に進めていって、良いアイデアが出ればその都度反映させていこう、と。

……しかし、思いついたアイデアをその都度反映させるということは、時間をかけて作り上げた素材をボツにすることもある、ということで。

2週間ほどかけて作り上げたイラスト等の素材を、数か月後に新しいアイデアが思いついてそれを全ボツにする、なんてことも今回の制作時には多々発生していました。

当然、新しいアイデアを反映させることでの設定資料やストーリー等の修正作業もかなり発生して、これにもかなり時間を取られましたね。

そんなこんなで、今作の開発期間が伸びてしまったのは、このような非効率的な方法で進めてしまったことが原因でした。

ただまぁそれでも良かった点としては、時間をたくさんかけて納得のいくまで作品に向き合ったことで、作品の品質をしっかり上昇させられたのと、自分自身のゲーム制作のスキルアップに繋がった、ということは実感としてあります。

今回の反省を胸に刻みながら開発方法は以前のものに戻しますので、次の新作の開発期間は今回ほど長くはならないと思いますので、そのように思っていただければ幸いです……！

体調不良について

「三大激痛の一つ」や「痛みの王様」などと呼ばれる尿管結石を、今年の3月に発症しました。

これまでの経緯は過去の進捗報告等で語らせていただいたのですが、ようやく手術に行くことが出来ました！

体外衝撃波結石破砕術（ESWL）という、体の外から衝撃波を当てて石を砕く方法で、入院することもなく当日に帰宅することが出来ました。

とはいえ手術はちょっと、いや結構痛かったですけども、それでも常日頃に襲われていた痛みに比べればなんてことなく、今はほぼほぼ回復している状態であります。

石が完全に砕けて排出されたかは次の診察までまだ分からないのですが、それでも現在は体調に問題なく、完治の道も見えているので安心してゲーム制作作業も行えている状況です。

身体は資本という言葉と、病院と救急車とお医者様の存在のありがたみを改めて実感しましたね……！

次回作について

『癒らし暮らし ～Relief Doll～』の不具合の対処も落ち着いてきているので、次回作の開発の準備も着々と進めています。

以前にも発表させていただいた通り、次の作品はサークル1作目『痴○の衝動』のリメイク作品となります！

ただし、現在は“開発の準備”を進めている段階で、実際にリメイクのゲーム開発に取り掛かるのはもう少し先になると思います。

今やっているのは、ゲームエンジンを変えたり、イラスト制作ソフトを変えたり、新しいCG制作ソフトの使用を検討したりと、ゲーム開発のためのツールを全て一新しているところです。

それらを検討したり使い方などを習得するために、おそらく6月中はこれらの作業に没頭することになると思います。

上手くいけば今後のゲーム制作の大きな力となるので、その成果を次回の進捗報告で発表出来るように今月は頑張っていきます！

以上、今月の進捗報告でした！

尿管結石で苦しんでいる最中はそんな余裕はありませんでしたが、ある程度落ち着いてきた後は、やはりゲーム等のエンターテイメントは沈んだ心を癒してくれる栄養となったものです。

当サークルの作品がそんな癒しの一つとして楽しんでもらえるよう、今後も慢心することなくゲーム制作に励んでいきますので、皆様引き続きよろしくお願いいたします！