平成の終わり

少し間が空いてしまい申し訳ありません。

平成も終わりに近づき、色々と心のもやもやを整理していました。

ボクは「お人好し」と言われ、その事で良く注意をされていましたが
それの一体何がいけないのだろうか、とずっと思っていました。

何か問題が起こったり自分が嫌なことがあっても
「自分が我慢すれば大きな問題にはならず、何事も無い日常が続くからいいんじゃないかな」
という考えでした。ただ単に気が弱いだけとも言いますが。
問題をかき回さず良いことだと思っていたのですが、
それは「他人にいいように使われるお人好し」であって
自分のことを心配して下さる方が注意をしてくれていたのでした。

しかしこれの本当の注意点はもう一つあり
色々と我慢して許してしまうことで「他人をいいように使っても構わない」
という前例を作ってしまうことに他なりません。
「組織のためなら個人を犠牲にしても構わない」という考え方はここで生まれてくる気がしました。
組織が大きければ大きいほど「問題を大きくしたくない」という理由で
個人の犠牲を正当化することがよくあると思いますし、また「自分が犠牲になれば問題は大きくならない」
という考えをすることもあるでしょう。

しかしそれは後に同じ境遇の被害者を生み出してしまいます。

勇気ある方はきちんとその問題と向き合い、問題を明るみにし、立ち向かっていき
「こういうことがあってはならない」と示すことが出来、
後に同じ境遇の人が生まれないように注意することが出来る。
普通はそういう目立つ事は潰しや脅しにかけられることがほとんどなので、素晴らしい行動です。
もちろんそれが出来ない状況の方もいらっしゃると思いますし、事情もそれぞれ違うと思います。

自分はこの「お人好しと思われたい」「自分が我慢すればいい」という考えは
相手に気付かせることも出来ず、後に同じ境遇の人を出す可能性が高いことも考慮し
修正していく必要があると感じました。

ＳＮＳでは明るい自分だけを見てもらった方が皆が幸せな気持ちになれる、という考えで
あまりそういう問題に触れてこなかったのですが
最近のニュースや事件を見て、「見直すべき点」として
自分が問題に感じたこと、それはいけない事と感じたことは
相手に伝えるよう努力をしていきたいと思いました。

これまでの自分を平成に置いていき、新たな自分で令和に臨みます。