「個人開発者がリリース後にやりがちなミスTOP3」を見て思ったこと
私が最近見ている動画に、インディーゲーム開発者で「ひろはす」というの方のチャンネルがあります。
この方は、もともとゲーム開発者で会社が嫌になって独立し、10年間で180本のゲームを作って、現在は年収4000万を達成しているようです。
この方の動画は、色々とためになるのですが、少し前にアップロードされた動画が面白かったので、その紹介記事となります。
■【ゲーム開発】個人開発者がリリース後にやりがちなミスTOP3
https://www.youtube.com/watch?v=LKHvELWkz7E
ただ、気をつけなければいけないのは、この方は「広告のある無料ゲーム」の開発者であるということです。
そのあたりも踏まえて、同人ゲーム開発に役立ちそうな部分を紹介していきます。
全力で宣伝しない
ゲームを作るのはすごい大変なんです。
ですが、せっかく世に出たのに、
それを全力で宣伝しない人が多すぎるんですよ。なるべく多くの知り合い、家族、友人に
ゲーム作ったから遊んでみてって伝えましょう。
もしそれで星5レビューがいくつか付いたりしたら
それだけでストアの見た目が変わってくる。
初日に数十ダウンロードされるだけで、
初速の勢いも変わってくるんですよ。
作ったけれど十分な宣伝しないと埋もれてしまう……という話です。
ただ、この動画で言われているように、エロゲはリアルの知り合いにお願いするには、なかなか難しいので、日頃からエロゲに理解のある友達を作っておく必要があるかもしれませんね……。
さらに、この動画では「無料ゲーム」が前提なので、「無料」であればプレイも気軽にお願いできます。
しかし、DL同人は基本有料なので購入までお願いするのはなかなか難しいところです。
では、どうすれば発売日にプレイしてくれる友達を作れるのかですが、同じように創作活動をしている友達がいて、お互いの作品を買ってくれたり、宣伝してくれるような関係だと、
勧めやすいのかもしれません。
あと Ci-en の場合、フォロワーの方に割引クーポンを配る仕組みがあるようなので、それを使ってみるのも良いのかも……。
無駄にデータをチェックする
ゲームを出したら、収益とかランキングとか、
いろんなデータがリアルタイムで見れるようになるんですけど
それらを必要以上の頻度で1日中何回もチェックする
「アナリティクス中毒」
なると時間を無駄に消費するのでやめましょう。販促活動をしない限り、売上は上がりません。
そのためのチェックは1日1回で充分です。
ゲーム改善のために、データをチェックするのは良いですが、あまりにも気にしすぎるのは時間の無駄になって良くない、ということですね。
特に有料ゲームは、ゲームの売上はほぼ初日で決まるようで、初日の売り上げを超える日はほぼないそうです。
であれば、販売後のゲームはバグフィックスにとどめておいて、次回作に専念したほうが良さそうですね。
批判的なレビューを気にしてしまう
どんなゲームであっても批判レビューはつきものなので、感情的な意見を気にする必要はないよ、とのことです。
ただこれも無料ゲームを前提としている部分がありそうです。
例えば、DL同人は無料ゲームほどユーザ数が多くなく、普通であれば販売数 100〜1000人程度で、有名サークルにならないと万単位はなかなか行かない気がします。
なので、ユーザ数が少ないDL同人では批判的なレビューも出にくい印象があります。
それに対して、無料広告ゲームは 数十万単位のダウンロードをされてようやく利益が出る世界なので、やはりユーザー数が多くなると批判的なレビューが書かれる可能性が高くなるような気がします。
ただ、ユーザ数が少なくても、ユーザが求めているものと実際の商品とで「ミスマッチ」が発生すると、それが原因で批判が出ることはありそうです。
ストアの商品説明が十分でなかったため、購入後に期待を裏切られた……という流れでしょうか。
この対策としては、商品説明をしっかり書けば、ミスマッチが起こりにくいのではないかと思います。
- 基本CGが何枚あるのかを明記する
- 差分を含めてトータルで何枚あるのか
- CGコンプまでのプレイ時間はどのくらいか
- どういうシチュエーションのHシーンが楽しめるのか
- 体験版を用意して安定した動作をすることが確認できる。ゲーム内容を理解できる
色々と考察を書いてみたのですが、個人的にはまだまだ試行錯誤の段階なので、この情報をもとにどういう売り方が良いのか、模索していこうと思っています。
ただ、その前にまずはゲームを完成させないと……ですね。