女装男子の目覚め
その夜——
ベッドに入ってからも、修くんは気持ちが高ぶって眠ることができません。
悶々としたまま目を閉じていると、昼間の出来事が思い出されます——
(あいつら、ギラギラした目でオレを見てた……オレってそんなに可愛いのかな……)
(スカートめくられたとき、妙に恥ずかしかったな……べつにパンツなんて見られても平気なはずなのに……なんだったら、水泳で着替える時なんていつも真っ裸になって女子にちんちん見せつけてたし……)
(そういえば、クズキンのやつ何枚も写真撮ってたっけ……あの写真、学級通信に載せるって言ってたけど……まさか、パンツ丸見えの写真じゃないだろうな……あんなの友達に見られたら……見られたら、何だよ……)
(……そういえば制服、洗って返すからって預かってるんだった……ウィッグも…………返す前にちょっとだけ……ちょっとだけ、また着てみようかな……あのときのヘンなかんじ……ああいうふうに、またなるかもしれない——)
パジャマを脱いだ修くんは、お楽しみ会の時のようにスカートとウィッグを身につけて、女の子の格好になります。
鏡に映った自分の姿を見て——
(……………………オレって……かわいい……かも? あ、あ……き、きた……またあの気分になってきた……)
ベッドに横たわった修くんは、痛いほどに膨らんだ股間を震える手でまさぐります。
「やばい……やばい……こんなのダメだって……はぁっ、はぁっ……オレ、どうしちゃったんだろ……うっ……んくっ……あっ、あくっ……ふっ……ふあぁッ♥」
修くんの心の中に、怪しげな何かが目覚め始めました——
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