聖騎士の矜持は淫紋に砕け散る 〜裏切られた気高き騎士と、高潔な王子〜1をアップしました。
王と王子を守る為に、身を張る聖騎士だが、敵国の将軍に淫紋を刻まれてしまい、王子も手籠めにされて、身も心も快楽に堕ち果ててしまう。そして二人は、自国の闇を知る事になり……。
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指を離したジェロルドが、次は自分の股間に手を伸ばし、ペニスをさらけ出す。
その黒光する肉の塊に目を瞠る。
なぜか心臓が高鳴り、戸惑った。
「………な、なんのつもりだ」
「もう理解しているだろう? お前のような気高い聖騎士様から魔術を使えないくらい理性を奪うには、メスにするのが一番だ! もっとも既に淫紋で絶頂したお前の魔力は、大分枯渇しているがな!」
「う、ぐううっ」
指摘された通り、結界が弱まったのを見ればわかる。
――この卑劣な男は、私を殺さずに、性的になぶり尽くした挙げ句、結界を開いて、王や王子を殺すつもりだ!
自害できれば良いのに……その希望も淫紋の力で制御されたこの肉体では、叶える事はできないのだ。
――いっそ舌を噛めば……!
試した瞬間、舌に歯がかすめただけで、またもや凄まじい快感に襲われて、甲高い声を上げて絶頂し、ペニスからザーメンをぶびゅ♡ぶびゅっ♡と吹き出してしまう。
「あへへへ!? んへえええ〜〜っ♡♡」
「ハハハハッなんだその間抜け面は!? 俺の部下共もさっきから笑いっぱなしだぞ!!」
将軍の言葉に反応した奴らは、盛大に笑い声をあげて手まで叩いた。
ヴィクシスは悔しさのあまり、頭に血が上りすぎて憎悪で胸中を染めた。
――ゆ、ゆるさない!! よくも、よくもお……!!
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