一緒に読書
一緒に読書
バイク整備士の眞銀に愛車の原付を整備してもらっている間、捺希はバイクショップの店内を見て回っていた。
ふと店内の隅に視線を向けると、テージンの姿があった。何やら本を読んでいる。
メリアは昼寝中なので、今ならテージンとゆっくり話ができるかもしれない。そう思い、捺希はテージンの隣に並んだ。
捺希「テージン? 何読んで……」
テージン「静かに‼ 今いいところなの‼」
捺希「ひぃ⁉ ご、ごめんなさい⁉」
テージン「…………」
捺希(す、すごい真剣……そんなに面白い本なのかな? ちょっと見……、えっ、えぇ⁉)
眞銀に呼ばれるまでの数十分間、結局、捺希はテージンに存在を認識されることはなかった。
───
この二人の組み合わせも好きだったりします。
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