石原慎太郎を論破した二人の話
談志が石原慎太郎を論破した話。
— 啓進 公式アカウント (@clntakechan_bl) December 16, 2019
立川談志と言えば談四楼(@Dgoutokuji)、志らく(@shiraku666)、談之助(@nosuketatekawa)らを育てた事でも有名だがそんな談志が石原慎太郎を論破したお話。
当時参院議員だった談志の元へ請願する有権者と言えば、どちらかと言えば世間的に所謂「変人」と呼ばれる人が多かった。— 啓進 公式アカウント (@clntakechan_bl) December 16, 2019
それを見て石原は談志を「お前の所にはろくな奴が来ねぇなぁ」と例の口調でからかった。
すると談志は「そうは言うがな石原、おめぇの選挙の応援に大江健三郎が来たか?開高健が来たか?来やしねぇ。来たのは俺と裕次郎と、圓楽(五代目)と毒蝮(三太夫)だけじゃねぇか!」と返した。— 啓進 公式アカウント (@clntakechan_bl) December 16, 2019
石原はただ「変な所で張り合うなよ」と返すのが精いっぱいだった。
まず作家の出でありながら同じ作家が応援に来なかった事、次にイデオロギー的に到底来ないであろう人物の名を敢えて挙げた事、何よりこれによって自らの支持者を守って政治家の筋を通した所が談志の凄い所なのである。— 啓進 公式アカウント (@clntakechan_bl) December 16, 2019
「人生、成り行き」という本に書かれているので是非読んで頂きたい。
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もう一人、石原を論破した人物がいる。筒井康隆(@TsutsuiYasutaka)だ。
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石原が都知事時代、所謂「三国人発言」で問題を起こした時てっきり筒井氏は表現の自由を元に擁護するのかと思いきや「氏の文才を認める」と前置きした上で「しかし言ってはならない場面で言ってはいけない言葉を口にするのは政治家として如何なものか」と暗に批判したのだ。
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感情を抜きにして冷静に政治家としての姿勢を批判し、何よりあの筒井康隆をしてここまで言わせる程事は重大なのだとアピールするやはり筒井氏は天才なのである。
確か笑犬樓シリーズのどれかだったが引用先を忘れてしまった。— 啓進 公式アカウント (@clntakechan_bl) December 16, 2019