前の記事で描いたギギ制作追記です
今回のシチュエーション
今回のシチュエーションは、映画のある1場面ですね。映画をご覧になれば「あ、ここか」とおわかりになると思うので、まだ見てない方は是非劇場で。
顔が一苦労
「閃光のハサウェイ」はかなりリアルな作画のアニメで、元のイメージをそのままにしつつ、エロい表情をしつつ、デッサン的におかしくないようにするのは骨が折れました。
特に今回ギギとわかる服でなくバスローブなので、顔だけでギギとわかるように描く必要があり、ギギの顔、完成したものを3回ほど描き直しました。
でもなんとか満足できるできになったと一安心(やったね)
口も
ギギは唇も特徴的で、一度口紅をつけた口で描いたのですが、ケバくなりすぎる。
アニメだと動くのでいいんですが、イラストだと強く出過ぎる。
大きく開けた口も最初は歯や舌をリアル目に描いたんですが、これもイラストだと
単なる口を大きく開けたデッサンの絵になってしまい、エロさが薄れる。
それでアニメ調に塗り潰して単純化し、想像の余地を入れました。
想像の余白の分柔らかさが生まれます。
髪
手前の髪の一房を半透明にすることで髪の軽さを表現しました。
描いててわかったのですが、ギギの少し緑がかった髪はプラチナブロンドをイメージしてるんでしょうね。そう考えるとクエスの真緑の髪もひょっとするとプラチナブロンドの漫画化した表現なのかも? するとかけ離れてるように思えるギギとクエスの髪は実は似た色なのかもですね。
性器
乳首や性器にモザイクを掛けたあとオーバーレイをピンクで重ねて発光させています。
ピンライトやレフ板での反射光のようになり、扇情的にかつ視線を誘導させています。
思いの外大容量に
なんも変哲もない絵なんですが、さにあらず。PhotoshopファイルがPSD形式で保存できない2ギガオーバー。PSBという大容量のPhotoshopファイルを保存する形式じゃないと保存できない究極のデカさなのであります。
なんでそんなにでかくなったかというと、差分が45あるんですが、今回その絵にグロー的な効果をつけてみた事にあります。
「グローをかけたい」 が
After Effectsではグローは「機能」であるんですが、Photoshopにはないので、それぞれの差分毎に自作のグロー用のレイヤーを重ねてあげる必要があります。
(統合した絵をぼかし・トーンカーブ等の加工をかけ、それをスクリーン等で重ねる)
つまり差分のと同数、45枚のグロー用レイヤーが必要で、一気に2ギガ突破してしまったわけです。
そんな中、半年ほど前だったか新PCにしましたが、今回の「ギギ」の制作でいかんなく力を発揮してくれました!
大容量の絵づくりで全く作業に支障ないばかりか、同じ大きさのファイルを二枚並べても(5ギガぐらい?)大丈夫。これは前のPCだと一発でフリーズするか、筆ワンストローク毎に1分待たされる羽目になっていたところです。
この重さの中での作業では差分管理で一ヶ月、2ヶ月費やした可能性があり、ゾッとしますね。
「ちょっとグローをかけたい」これができるのは贅沢でありがたいです。