作品の『売上寄付』について
こんばんは。
今日は少し真面目なお話を……
数日前にマシュマロでいただいた質問なんですが
どうお答えしたら上手く伝えられるのか悩んでしまい……
お返事が遅くなってしまって申し訳ないです。
また、説明するのが少々長くなりそうだったので
TwitterではなくこちらのCi-enでお返事させていただくこと、ご了承いただけますと嬉しいです。
cocoalacarteの『売上寄付』について
こちらが、いただいたマシュマロです。
正直最初は「おぉ……トゲのあるマシュマロがきた……」と悲しくなったんですが、改めて寄付活動について説明する機会にもなるかと思い、こうして記事を書いています。
どうして寄付をするのか
これはシンプルに、私が寄付をしたいから。それだけです。
実は最初に寄付をしようと思ったキッカケは
以前とても話題になっていた『東京大学・宮崎徹教授による猫の腎臓病治療薬に関する研究』を知ったことでした。
こちらの研究には、まず私個人で3万円の寄付をしました。
寄付を決心した思いについては、下記ツイートの引用元ツリーをお読みいただければと思います。
https://twitter.com/rk5x_ty7/status/1414926520112467972?s=20&t=KIsUvtngy9L-ETnFlc7B9Q
それから私は、こういった寄付活動をシチュエーション作品を通してできないか、と考え始めました。
シチュエーション作品の中で猫たちを大切に愛しつつ、リスナー様にもそれを楽しんでもらい、さらにそのリスナー様たちの愛情で寄付も出来る。
そう思って作り始めたのが『猫又様の結うことにゃ』シリーズです。
なので、実は企画当初『猫又様の結うことにゃ』シリーズの売上寄付先は東京大学の宮崎教授の研究の予定でした。
しかし作品の制作中、こちらの研究への寄付受付を2022年1月11日で終了する、というお知らせが。
『猫又様の結うことにゃ』シリーズは2022年2月22日に発売予定だったので
宮崎教授の研究へ売上寄付することは出来なくなり、新たに寄付先を慎重に探した結果、みなさまにお知らせした『フェリシモ猫部』様への寄付に変更となった、という経緯があります。
結果、猫又様たちはたくさんの方に愛していただき
そのおかげで、みなさんで一緒に「寄付をする」ことができました。
シチュエーション作品を通してこういった活動ができることも私にとっては幸せで、だからこそ、『ラブユアドッグ』シリーズも大切に制作しています。
ハッキリ言って、儲かりません
さらに、いただいたマシュマロには「そうやって儲かって嬉しいですか?」とありますが
ハッキリと申し上げますと、そもそも儲かりません。
まず、ご協力いただいているシナリオライター様やキャスト様にはしっかりと報酬をお支払いしております。
通常、cocoalacarteでは販売開始から2週間の10%OFF期間に多くの方が作品を購入してくださり、この期間が過ぎると購入数(売上)はほぼストップします。
なので、この期間の売上がライター様やキャスト様にお支払いした報酬額を上回ればcocoalacarteの利益となり、下回れば赤字となります。
……が、『猫又様の結うことにゃ』や『ラブユアドッグ』に関しては
この10%OFF期間の売上はすべて寄付することになっておりますので、基本的には赤字にしかなりません。
それでいいと思っているから、企画しています。
ご購入いただいたリスナー様からの善意はもちろん感じています。
ですがその善意は、猫ちゃんやわんちゃんの元に届きます。
私はそれが、儲かることの何倍も嬉しいです。
これに関しては、「儲かっている」と勘違いをされてしまうのは
善意を向けてくださったリスナー様にも失礼になるかと思いましたので
ハッキリとお伝えしたかったのです。
……とまぁ、こういった想いで売上寄付をしているのですが
結局、長々しいだけで伝わりづらくなっていたら申し訳ないです……
いただいた質問の答えになっているか不安ですが
私も少し、書きながら気持ちの整理ができました。
いつも応援してくださっているみなさま、本当にありがとうございます。
どうぞ、今後もあたたかい目で見守っていただけますと嬉しいです。
cocoalacarte 藤木野