偽善とは
偽善とは?
連続して映画のレビューをした後にいきなり哲学の話なのですが、
偽善者っていう言葉ありますよね。
それってどこまでが善でどこから偽善なんでしょう?
例えば、重い荷物を持って年寄りが坂道を登ろうとしていて、それを手伝ったとして、それを手伝う。
その後に手伝ったのに一言も無かったとしたら誰でも腹が立つでしょう。
でも、お礼を言ってもらう為に善行をしてたなら…つまり、ありがとうと言う報酬を目的だとしたら、それは純粋な善ではないと思いませんか。
スーパーマンは人々の危機に颯爽と登場し、お金も貰わずに去っていき、周りに迷惑がかからないように正体を隠して生活してますよね。
これこそ偽善さの欠片もない善です。
でも、普通に考えてフィクションで無ければ絶対無理ですよね。
「先生、トイレ行ってきます」「急用が出来たので今日はこれで」なんて言葉は3回が限度だし、悪党との戦闘でケガもすれば全部自己負担。
ヒーローの話ではなく、見返りなしの善行ほどある意味、狂気な物もないですよね。
大型ボスと戦っても何の報酬もなく「ありがとう!君のおかげだ!」で終わって、お年寄りを助けてシカトされても何の不満もない。
これが本来の無報酬の善なんです。
だったら、僕たちが偽善だと思っている報酬があるから良い事をするって方が信用できるんではないでしょうか。
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