なぞなぞが出来ない現代人
なぞなぞが出来ない現代人
「なぞなぞ」って知っていますか?
パンはパンでも食べられないパンは?みたいな誰でも知ってるアレですね。
ただ、上の例はフライパン以外に多数答えがあるのでなぞなぞとは微妙ですが…。
知っていますかと聞いたのは現代人…のみならず、ある程度大半の人が「なぞなぞ」をしなかった人だと僕は思います。
なぞなぞって聞くと大半の大人は鼻で笑いますよね「しょうもない」と。
ただ、なぞなぞって子どもから始めれる抽象概念の勉強だと思うんです。
現代人はビックリするほど抽象概念が理解できない人が多く、
僕も以前「親の敷いたレールに乗りたくない」と言うと「なぜ急に電車の話になるの?」とそれなりの大学を出た筈の知人に質問され、こんな初歩の抽象概念が無理なの?と頭が痛かった記憶があります。
まず仮に食べられないパンを例で出すと、「腐ったパン」と解答されたとして「でも腐っても一応食べる事は可能」だも子どもの理屈で言い合ったとして、
その瞬間に"腐ったパンは食べ物の分類に入るのか"という軽い哲学めいた論争になるわけです。
言われた側がレーズンパンが大嫌いなら食べられないパンにレーズンパンは入るのか、それならある意味腐ったパンも同義ではないのか?
ここまで来ると哲学なんだと思うんですが、小学生ってこういうのたぶん大好きなんです。
しかし、大人の大半は「そんなしょうもないものより勉強しなさい」で終わらせるんです。
勉強だけが正義で、何よりわからなかった時に恥をかきたくない(抽象概念力が弱いのも原因)と僕は思うんです。
確かに抽象概念は勉強にも一般の仕事にもほぼ役には立たないんですが、見たまましか理解出来ない人が多すぎるなと色々感じます。
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