Pinky-Snow 2022/09/13 05:02

ク〇エ 肉壁ダンジョン【SS付+画像大size版】

クロエ
「ん、んん…」

パン! パン! パン!

???
「ぁん…!ぁん…っ! ぁん…!」

肉壁の向こう側から壁を伝い聞こえてくる喘ぎ声と、空気の弾けたような肉と肉の打ち合う音。

2つの音が響く狭い空間の中で、クロエは目を覚ました。


クロエ
「ぷー……、はぁ、もう勘弁してくんないかな……」

ぼぅと赤く光る狭い肉壁部屋の中で、クロエがそんな愚痴をこぼす。
両手足は、むっちりと肉の壁に取り込まれ、身動きは取れそうにない。
腕も股も大きく開かされ、クロエの大切な部分があらわになっている。

???
「ぁん…!ぁん…っ! ぁん…!」

クロエ
(この声、アオイ……? チエル? いや、両方かな……?)

両側の肉壁から、かすかに響く喘ぎ声とパンパンと空気の弾けるような音。
姿は見えないが、向こう側で相当良からぬことが起きているのは容易に想像ができた。

そして今の状況から考えて、同じことが己の身にも降りかかるであろうことも。

クロエ
(はー……。で? お次は何の相手なん…?
 
またあのチビ共だったらやだなー…、あいつら小さいわりにやたら激しいし……。
まぁどっかの知らないおっさんたちの相手も正直キツいけど……。ん……?)

そんなことを考えクロエが溜息をついていると、
彼女が目を覚ましたことに気づいたのか、周囲の肉壁がぶるぶると動き
壁中の隙間から大量の何かがまるで生えるように、彼女の目の前に出現した。

それはクロエの想像をはるかに上回るものだった。

クロエ
「うげ……」

狭い空間のありとあらゆる方向から生える
多種多様な形をした無数の突起物。

普通の女子の感覚であれば、それがナニかを理解するのには
多少の時間を要したであろう。

だが偶然にも、クロエにはそれが何なのか一瞬で理解できてしまった。
顔を引きつらせるクロエの脳裏に、半月ほど前の出来事の記憶が蘇る。

ーーーーー

――とある日の午後。

ユニ
「――じゃあクロエ君、ぼくは研究成果の定例報告会へ行ってくる。
 ここには貴重な蔵書が多いからね。塔の留守は頼んだよ」

クロエ
「りょ。また不機嫌になって帰ってこないように祈ってまーす」

ユニ
「はは、そうならないことを祈るよ。それじゃあ」

パタン。

ユニの小さな後ろ姿が重い扉のむこう側へと消える。

その後ろ姿を静かに見送りながら、クロエはカップに残った紅茶を飲み干し、
それをテーブルに置いてから、座っていたソファにぐてっと背中を預けた。

クロエ
「ぷー……。
 さて。話し相手もいなくなっちゃったし、パイセンが戻ってくるまで
 どう時間つぶすっかな……ん?」

部屋中に散らばる数えきれない本の山。
そんな中、クロエはたまたま足元に積まれていた一冊の本に
偶然目が止まった。

クロエ
「やれやれ、パイセン、貴重な本がどうこう言ってる割には
 扱い雑なんよなー……。
 
 ま、掃除くらいしてやっか。どーせ暇だし。
 えーと、なになに……?」

シックな緑色で塗られた厚手の本。
カッチリと堅い頑丈な表紙に、きらびやかな金の文字と装飾。
その紙質とデザインから、本の価値には疎いクロエにも
それが高価な本だと一目でわかる。

だがクロエが最も注目したのは
その本のタイトルだった。

『魔物の生殖器図鑑』

クロエ
「ぶっ」

その装飾の上品さとタイトルのギャップに、思わずクロエは吹き出してしまう。

クロエ
「え、ナニ? パイセン、こーいうの興味あったん?
 へー……ま、最近あいつとも色々あったし、いちおう年頃だもんね。ふーん……。はは……」

クロエ
うっすらと頬を赤め、そんなことを呟きながら、
本の表紙と目を合わせること数十秒。

クロエ
「……ハッ。アホらし……掃除しよ」

我に返ったクロエはぽいと本を机の上に放り投げ、
再び掃除用具入れの方へと歩き出す。だが

クロエ
(……ちら)

足を止め、もう一度放り投げた本の方へと、ゆっくり視線を戻すクロエ。
続いて扉の向こう、窓の外にもゆっくりと目を凝らしていく。

クロエ
(……よし)

周囲を警戒したまま本のそばまで戻るクロエ
そして。

クロエ
「……ま、誰もいないし。ちょっとだけ……」

クロエとて年頃の女子だ。
そういったことに決して興味がないわけではない。

再び魔物の生殖器図鑑を手に取り、
誰が来てもすぐに本を隠せるよう、扉を背にしてソファに腰を掛ける。

クロエ
「どれどれ……」

湧き上がるドキドキ感を抑えながら、本をゆっくりと開いていくクロエ。
ページの向こう側に広がっていたのは、彼女にとって全く未知の世界だった。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

そんな出来事を思い出しながら、クロエは今、目の前に広がる光景に冷汗を垂らしていた。

まるでキノコのような大きな傘を持ったもの、ゴツゴツとしたこん棒のようなもの、ヘビのようにとぐろを巻くもの、
様々な形状をした無数の突起物。

それら全てがクロエの方へと向けられ、ブルンブルンと上下に揺れながら、
まるで誇示するかのようにその姿をクロエに見せつけている。

図鑑で見たものとは色こそ違うが、その姿は間違いなく……

クロエ
(こ、これって……魔物のペニスじゃ……)

ラットン、リザード、コボルト、その他ありとあらゆる魔物と似た形状ペニスが
いま彼女の周囲を囲んでいる。さながら、生殖器の博物館だ。

まさか本物を、しかもこう一度に目にすることになるとは
流石にクロエも予想していなかっただろう。

余りの淫らな光景に、クロエもいつもの冷静さを失っていた。

クロエ
「はは……、冗談キツイって……。こっちはもうただでさえ
 散々知らないオッサンと変態バケモノたちに乙女の体汚されて、ガチで凹んでるっつーのに……」

顔を引きつらせながらはぁ、と小さく溜息をつくクロエ。
だが肉壁から生えた魔物ペニスたちは
そんな彼女の気持ちを知る由もなく、本能のままに動き始めた。

クロエ
「うわ……っ!」

両腕を捕らえていた肉壁が伸縮しながらぐにゅぐにゅと動き、
クロエの上半身をゆっくり上へと引き上げる。


ずず…ずずず…

クロエ
「うわわ、なんこれ……ちょ、体、勝手に……っ!!」

突然動き出した壁たちにクロエが驚いて声をあげた。

クロエの体が肉壁たちの蠕動(ぜんどう)運動によって狭い肉壁の中で器用に動かされ
やがて腰の浮いた状態の彼女の綺麗な割目が、目の前に生えた突起分の、
ちょうど真上へと位置する。

無数の突起物の中でもひと際とがった、
三角帽子のような亀頭を持つ長細いペニス。

クロエはその形にも見覚えがあった。

クロエ
(ちょ……これ、確か、ゴブリンの……)

クロエが図鑑で読んだ通り、ゴブリンらしい挿入しやすそうな細身の竿に加えて
引っかかりの強そうな段差の大きいカリ。

そして茎にはイボのようなブツブツとした筋肉がたくさん浮き上がっている。

その醜悪な見た目にクロエは思わず全身に悪寒が走った。

ぴと。

クロエ
「ひ……っ」

亀頭の先がクロエの大切な部分に触れ、つるりと張った生暖かい感触が、肌へと伝わる。

クロエ
「ちょ、ダメダメ!マジ、そんなん絶対無理!無理だから……!」

これから何が起こるかをすぐに察し、クロエは思わず壁に向かって懇願する。
だがそんなクロエの願いは、すぐに裏切られることとなった。

クロエ
「ひゃ!!あぁぁっ!!!!」

腕を捕らえた肉壁が一度ぐんと上に波打ち、
持ち上げたクロエの体を、そのまま真下へと叩き落とす。そして。

ズププッ!!

ズンッ!!

クロエ
「あッ!ぁあぁッ!!」

怒張したゴブリンペニスがクロエの膣の中へと根元まで一気に飲み込まれた。
一瞬の出来事に、普段のクロエからは想像もできないような甲高い悲鳴が上がる。

クロエ
(はぁ……はぁ……、ま、魔物のチ〇ポと繋がっちゃった……マジ、気分最悪なんだけど……)

自分の中にずっぽりと収まる魔物のペニスを見ながら
表情を曇らせるクロエ。

だが、それだけでは終わらなかった。

ぼんっ!ぼんっ!

クロエ
「ひゃっ!きゃぁあっ!」

クロエに挿入されたペニスの周囲の肉壁が
まるで彼女の腰を下から突き上げるように動き始める。

クロエ
「ちょ、動くなし……っ、この……っ! ひゃ!ぁあっ!」

ぼんっ!ぼんっ!ぼんっ!

ズプッ!ズプッ!ズプンッ!

クロエ
「ちょっ、マジでやめ……っ! 跳ねる度に……っ! イボが、中で擦れて……っ!」

肉壁が彼女の体を突き上げる度、ペニスのイボがクロエの中をズリズリと擦るようにかき乱していく。
それはまだユウキのモノしか知らない彼女にとって、未知の刺激だった。

ぼんっ!ぼんっ!ぼんっ!ぼんっ!

クロエ
「ひゃっ!あ!あぁあ……っ!」

クロエ
(なんなんこれ……アイツのと、全然違……っ!)

味わったことの無い快楽的な刺激に思考がぐちゃぐちゃにかき回されていくクロエ。
だがまだこれだけではなかった。

ググッ……! ググググッ……!

ゴゴゴゴッ!

クロエ
「はぁ……はぁ……、へ?」

激しい突き上げに悶えていたクロエがふと、周囲の壁たちがうぞうぞと
動き、自身との距離をさらに詰めていることに気づいた。

クロエ
「ちょ、今度は何……っ 」

さらに狭くなった空間の中で、おびただしい数の魔物ペニスが
クロエの体にずりずりとその身を擦りつけ始める。

クロエ
「ひゃっ!ああ!あああぁっ!」

胸へ。口へ。頬へ。彼女の体へ次々と、まるでくすぐるように
ペニスを擦り付けられていく。

それだけではない。
肉壁の中、埋もれている彼女の手の平や、足の裏側に、熱くて硬い何かが触れる。

クロエ
「ひ…っ」

その熱い鉄の棒に巻いたゴムのような感触から、クロエはそれがペニスだとすぐに理解した。

掌の中や足の裏、全身の感触を余すことなく楽しむように、肉壁の中でモゾモゾと蠢いている。

クロエ
(こ、こんなとこにまで……
ホントなんなんこいつら、マジ、キモすぎなんだけど…っ)

理解不能な肉壁の生態に生理的嫌悪を感じるクロエ。

だが肉壁ペニスたちは、そんな彼女の気持ちなど関係なく一方的な愛撫を続けていく。

ずりゅ!ずりゅ!ずりゅりゅ!

ペニスの先端からはヌルヌルとした先走り液が絶え間なく溢れ、
彼女の全身を濡らしながら、愛撫の刺激をさらに高めていた。

この洞窟の中に存在する生物たちの体液には女性の精神を狂わせる作用があるようで、
これまでも散々男たちやゴブリンもどきに犯され、肉壁生物たちの体液を注がれた彼女の体は、すでに通常とは比べ物にならない感度になっている。

そこへさらに先走りの汁を塗りたくられ、
今ではペニスの先がほんの少し体に触れただけで達してしまいそうになる程の快楽が、
クロエの体を絶え間なく襲い続けていた。

クロエ
(はぁ……、はぁ……! マジヤバイ、こんなワケわかんないバケモノに犯されてんのに……
体、気持ち良すぎて……頭、おかしくなる……っ)

ぼん!ぼん!ぼん!ぼん!

クロエ
「あっ!ぁああっ!!」

ズプッ!ズプッ!ズプンッ!!

5分、10分、30分。

全身を撫で回す無数のペニスと、下から突き上げるペニスからの刺激に
何度も意識が飛びそうになるのを必死に耐えるクロエ。

だが、そんな彼女にトドメを刺すかのように、
肉壁たちの愛撫は一層激しくなっていく。

ずりゅっ!ずりゅっ!ずりゅっ!

パン!パン!パン!パンッ!!

クロエ
「はっ!あぁっ!あっ!あああ……っ!」

下から突き上げ続けるゴブリンペニスの動きもより早くなって、クロエは呼吸を乱されていく。

クロエ
「ダメ…マジ、もう無理……っ!あ、あああっ!!」

全身を駆け巡る快楽が、ついに己の体の限界を超える。
そして。

クロエ
「あっ!! あああ――ッ!!」

ブルルルルッ!ドプッ!!ドププッ!!

ビュククククッ!!

ビュルルルルルッ!!

クロエが絶頂を感じたのと同時。

挿入されたペニスだけでなく、壁に生えた全ての魔物ペニスから
ゼリー状の白濁液がクロエの体めがけ一斉に放たれた。

びゅぷ! ぴゅぶぷっ! びゅぷぷぷっ!
ビタタタッ!!

大量の放物線を描きながらクロエの体に白濁の塊を発射し続ける魔物ペニスたち。

それも1発や2発ではなく、ペニスがぶるんぶるんと脈打ち跳ねるたびに
大量の精液がクロエの体にどろどろとした白線を描いていく。

クロエ
「ひゃう……っ!ひゃぁんっ!あぁあっ」

熱い迸りが体を打つたび、萌えキャラのような甲高い喘ぎ声を出すクロエ。

分泌液の影響で感度の高まった彼女の体に、その一発一発が絶頂レベルの刺激を彼女に与えていく。

クロエ
「はぁ……!はぁ……ッ!お願いだから…ホントやめ…ッ!
 
 マジで壊れる、壊れちゃうから……! こんなの…ッ
 
 ああぁあぁ――ッ!!」


――10分後。

ようやく落ち着いた狭い肉壁空間の中で、クロエはようやく一息ついていた。

髪や体には魔物ペニスたちが放った大量の白濁液がこびりつくように付着し、
そのペニスたちとクロエの体の間には、たくさんの白い橋がかかっている。

クロエ
「はぁ……はぁ……、やっと落ち着いた……こいつら……ホント最悪……」

そう愚痴をこぼしながら、まわりを見渡すクロエ。

未だ肉壁ペニスたちはその場に生えたまま、クロエの方へと伸びているものの、
やや下を向いたまま動きはぴたりと止まって、まるで眠っているかのようである。

クロエ
「はは……。出し尽くして満足ってか……こっちの気も知らずに……ん……?」

アオイの声
「はぁ…っ!あぁ…!あああ…♡」

チエルの声
「……ィ…ん…ぁぁ…っ♡ あぁあ……♡」

クロエの耳が、両隣から聞こえてくる音にぴくりと反応する。
肉壁の動きが静かになったせいか、先ほどまでクロエの壁の向こうから響いていた声が
再びよく聞こえるようになっていた。

クロエ
(……そういや、アオイとチエルも近くにいるっぽいんだっけ……。
 パイセンの声は……聞こえないか。無事なら良いけど……)

クロエ
(にしても……)

チエル
「ぁ…♡ …パイ…♡あ、ぁあぁっ…♡」

ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!

アオイ
「ああっ♡はぁぁ…っ♡あぁあぁ……っ♡」

近くから響いてくるその声に、クロエは若干の違和感を覚える。

2人とも先ほどまで、自分と同じように散々オスたちの相手をして
おかしな体液を注がれ続けていたのだ。

多少精神がおかしくなっていても不思議ではないが…

クロエ
(なんか、激しすぎじゃね……?)

向こう側から聞こえる2人の声色には相手に対する嫌悪のようなものが一切感じられず、
むしろ自ら求めているような気配をクロエは声の雰囲気から感じていた。

ぱん!ぱん!ぱん!ぱん!

アオイ
「はぁあ……っ♡あぁぁ……っ♡」

チエル
「…ぁん♡…ぁん♡…ぁんっ♡」

2人の声は時間を経るごとにより一層激しさを増し、
やがてクロエの耳にも、声がハッキリと聞こえるまでになっていく。

アオイ
「はぁっ♡はぁっ♡ だ、ダメですってばぁ……♡ これ以上されたら私また…♡
 ふあああぁぁっ!!」

ぱん!ぱん!ぱん!ぱんっ!!

チエル
「あん…っ、ぁんっ♡ 先輩っ♡ もっとチエルの中……かき回しちゃってください♡
 そう、もっと激しく、奥までぇ…っ♡ ああああっ♡」

2人の喘ぎ声がけたたましく響く中、クロエはチエルの口から洩れた
ある単語にぴくりと反応した。

クロエ
(え、先輩……? ナニ、もしかしてあいつもいるん……? 
……そういや、ドラスレねーさんたちと一緒にたい焼き屋台で働いてたっけ……)

クロエ
(ぷふー…やれやれ……。こっちはキモいバケモンの相手だってのに……)

ユウキとはいろいろな流れを経て、もう何度も寝た仲であり、
それどころか美食殿のギルドハウスで起きた例の大乱交パーティーや
なかよし部の三人とで4Pまでしてしまった間柄だ。

未だ乙女としての恥じらいはあれど、彼とのセックスには抵抗はない。むしろ……。

そんな中、隣から聞こえる声はさらに激しくなっていた。

ぱん!ぱん!ぱん!ぱん!

チエル
「あん♡ あん♡ あぁんっ♡ 先輩♡ 先輩♡ チエルもう……っ!あっあ!あ!あぁ――♡」

アオイ
「あッ♡あッ♡ああああっ♡も、もうダメ――!!」

チエル
「あ!あぁあああぁ――っ♡」

ビュルッ!!ビュププププッ!!
ブッシャアアアアッッ!!

ビタタタタッ!!

クロエ
(うっわ……)

2人の絶頂の悲鳴と同時。

まるで豪雨が屋根を打つような凄まじい水音がクロエのいる空間まで響き、
その射精の凄まじさを伝える。

ユウキの相手をしているチエルの方まで、その凄まじい音が聞こえたのが
少し気になる部分ではあったが、どちらも大変な状況になっているのは容易に想像ができた。

アオイ
「ぁん…♡ああああっ♡」

チエル
「んぁ…♡ あん…っ!あんっ……!」

そんな音が聞こえた後も、2人の喘ぎ声は一向収まらず、未だ激しく求め合っている様子がうかがえる。

聞こえてくる状況から2人のことが心配になるクロエであったが、
彼女自身にも再び魔の手が迫ろうとしていた。

ずる…ずる…っ。

ムクムクムクッ。

クロエ
「げ……」

クロエの目の前で、肉壁ペニスたちが眠りから覚めたようにむくむくと起き上がり
硬度を増しながら再び天を仰ぐように反り返る。

それは再び始まる、淫らな宴の合図でもあった。

ズル……ズルル……ッ。

クロエ
「ちょっ、また……っ!」

クロエの体が再び肉壁によって持ち上げられ、

なかでもひときわ大きな……、まるで戦棍(メイス)
のような形をしたペニスが、クロエを下から待ち構える。

その外観もクロエには本で見覚えがあった。

クロエ
(これって…たしか、オークの……)

まるで格闘家の腕のようにゴツゴツした筋肉にブヨブヨとしたイボや血管が浮き出て、
その狂暴な見た目に、クロエの額から冷汗が流れる。

やがてその先端が、先程と同じように再びクロエの割れ目へと触れた。

クロエ
「ちょ、マジ無理だって、そんなの、絶対挿入らな…!ひゃあぁっ!」

腰をくねらせてなんとか挿入を阻止しようと暴れるクロエ。
だが彼女の体を拘束する肉壁はその程度ではびくともしない

そして。

グププププッ!!

ズンッ!!

クロエの腕を拘束していた肉壁が一瞬ふとゆるみ、クロエの腰がそのまま自由落下しながら
体重に任せオークのペニスを根元まで一気飲み込んでしまう。

クロエ
「ひゃッ!!ああああぁ――ッ!!」

衝撃とペニスが中で擦れた刺激でクロエは再び大声を張り上げてしまった。

クロエ
「はぁ……はぁ……。どうしよ……挿入ちゃった……」

ぎゅうぎゅうと膣を圧迫しながら、根元までずっぽり隙間なく埋まったオークのペニスを見て、クロエは自分でも驚いてしまう。

だが、それだけではなかった。

ずりゅ…ずりゅりゅりゅ…っ。

クロエ
「あ、あぁぁ……っ」

クロエの目の前で、さらにおびただしい数の魔物ペニスが、壁からぬくぬくと生えていく。
数えきれないほどのペニスが彼女の方を向きながら上下に大きく揺れている。

その異常な光景に、流石のクロエも言葉を失った。
そして肉壁ペニスたちは再びクロエに近づき、彼女の体を求めて動き始める。

ずりゅ!ずりゅ!ずりゅりゅ!

ぼんっ!ぼんっ!ぼんっ!ぼんっ!

クロエ
「ふあッ!あぁ…!あぁあ…ッ!!」

先ほどのゴブリンペニスより、さらに太いものがクロエの中をズプズプと出入りしながら、イボのように盛り上がった筋肉とカリが彼女の膣を激しくかき乱していく。

クロエ
「ひゃ、あぁぁっ!! ダメ……、っこれ、さっきのより……っ! ヤバすぎ、てぇ……っ!」

ぼんっ!ぼんっ!ぼんっ!ぼんっ!

パンッ!!パンッ!!パンッ!!パンッ!!

一度突き上げられる度、そのあまりの気持ち良さで
飛びそうになる意識をなんとか保ちながら、その快楽に必死で抗うクロエ。
だが。

ずりゅ!ずりゅ!ずりゅ!

クロエ
「ひゃううぅっ!」

そんな彼女をあざ笑うかのように、
胸、背中、お尻、ありとあらゆる方向から魔物のペニスがクロエの体を撫でまわしていく。

パツンと張った亀頭が肌に触れる度、ぬるぬるとした先走りの汁が塗りたくられる度、
彼女の心を飲み込むように、快楽の波が次々と押し寄せる。

ぱん!ぱん!ぱん!ぱん!!

ズチュッ!ズチュッ!ズチュッ!

アオイ
「あ♡ はあ…っ♡ ああ!あぁああッ♡ ダメ、ダメです……ッ、これ気持ち良すぎますぅ……っ♡」

チエル
「あん♡ あん♡ あんっ♡ センパイのおちん〇ん、どれも凄すぎてぇ…っ♡
チエルの中…口もおっぱいも…もっと激しくぅ……っ♡」

肉壁の向こう側から尚も響く、アオイとチエルの喘ぎ声。
先ほどよりもさらにヒートアップしているのか、音も声もより激しさを増している。

「はぁ…ッ! あぁ…ッ! あああ…ッ!!」

クロエ
(ヤバイ……このままじゃ、こっちまで……)

ずんずんと突き上げるペニスの快楽に悶えながら、クロエの頭に、己の運命がよぎる。

クロエ
(はぁ……はぁ……、冗談じゃ…ないってーの……)

クロエの脳裏に浮かぶ、ユウキやなかよし部の面々との気だるくも楽しい思い出の数々。
あの楽しい日々がこんなところで終わりなどと、とても信じたくはなかった。

クロエ
(こんなワケわかんないバケモン共に……心まで好き放題…させてたまるもんか……っ)

すでに体は限界を超えているが、それでも心だけは渡すまいと
クロエは残った力を振り絞り、気合で襲いかかる快楽へ必死に抗う。

だが、それが彼女にとっては最後の抵抗であった。

シュー シュー。

クロエ
「は……?」



肉壁ペニスたちの愛撫に耐えていたクロエの元に突然、
肉壁の隙間から甘い香りのする、ピンク色の気体が大量に流れ込んできた。

元々洞窟中でうっすらと漂ってはいたが
それをさらに何十倍も濃くしたようなガスがあっという間にクロエのいる空間の中を満たす。

クロエ
「けほ…けほ…ッ。なんコレ……甘っ……」

気体が舌に触れた瞬間、まるでミックスベリーケーキのような甘味がクロエの口いっぱいに広がる。
まだ、それだけなら良かったのだが……。

ドクン……ッ

体の変化にクロエはすぐ気が付く。
だがもう、それを口にしてしまった時点で、もう手遅れだった。

だんだんと呼吸が荒くなり、心臓の鼓動もどくどくと早くなる。
まるで好きな人を前にした時のように、クロエの体がアツく火照りだす。

クロエ
「うあ……あぁあ……」

頭の中が何かに塗りつぶされていく感覚がクロエを襲う。

クロエ
(はぁ……はぁ……なんコレ……。
なんで、こんな心臓、ドキドキして……)



クロエの目に映る無数のペニス。
今それが彼女には、それが大好きな彼のものよりも…
いやそれ以上に魅力的なモノへと変わっていく。

同時に、チエルやアオイに何が起きていたのかも同時に理解してしまう。
そして先ほどまでの戯れは、ただのお遊びに過ぎなかったということを。

クロエ
「ちょ、やめてよマジで………」

だが言葉とは裏腹に、目の前でぶらぶらと揺れるペニスたちを見ているだけで
今のクロエにはまるで催○術にでもかかったように愛おしく感じ、
まるで彼が隣にいる時のように胸がドキドキと高鳴っていく。

クロエ
(はぁ……はぁ……。最悪だ、こんなの)

顔は耳まで熱くなり、呼吸も落ち着かない。

それが空間の中を漂う、このピンク色の気体が原因だと
頭では理解していても、心と体が言うことを聞かなかった。

気付けばクロエは肉壁の中、両手の中で怒張するペニスを
まるでおねだりするように強く握りしめ、ゴシゴシと扱いてしまっていた。

クロエ
「はぁ…はぁ…っ、ヤバイ……体……勝手に……動いて……」

思考がまとまらず、徐々に理性が崩壊していくクロエ。

ペニスたちが再び近づき、彼女の要求に応えるように
クロエの全身を激しく撫でまわしていく。

ずりゅっ ずりゅっ ずりゅっ

ぱん!ぱん!ぱん!ぱん!

クロエ
「ひゃんッ! はぁあ…ッ! ああぁッ♡」

全身を愛撫する熱い肉棒の感触にクロエが甘い喘ぎ声を上げる。
自ら腰を上下に動かし、ペニスを膣で締め付けながら射精をうながしてしまう。

クロエ
(はぁ……はぁ……ヤなのに……こんなん、絶対ヤなのに……腰……全然止まんな……!)

ぱん!ぱん!ぱん!ぱん!ぱん!

クロエ
「あんッ!! はぁ……ッ♡ ひゃ……あぁあ…ッ!!」

止められない体の疼きと、それを認めたくない心が反発し合い、その苦しみでクロエの瞳に涙がにじむ。
だがそれ以上に、全身を駆け巡る快楽に溺れつつもあった。

クロエ
「はぁっ♡ あああっ♡ あっ♡ ああっ♡」

腰を振り、体をくねらせながら、まるでおねだりするように周囲のペニスを自ら体を擦り付けていくクロエ。
肉壁ペニスたちも彼女の動きに合わせ、動きがより一層激しくものになる。

ずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!

クロエ
「はっ……♡ ぁんっ…!あぁあ……っ!!」

ぱん!ぱん!ぱん!ぱん!

狭い空間の中、彼女が肉壁と腰を打ち付け合う音が響き
混ざり合った先走り液と彼女の愛液がねちゃねちゃと白く泡立ちながら潤滑油となって
ピストン運動を加速させていく。

ぱんぱんぱんぱんぱん!

クロエ
「あん!あん!ああ!!ぁんっ!!」

普段の姿からは想像できないような声で喘ぐクロエ。
彼女の腰の動きに合わせ肉壁ペニスたちも負けじと動き、互いを激しく求め合う。

アオイ
「あん!あん!あん!はあああっ!!」

チエル
「はああっ♡センパ……ッ、それ激し…、チエルおかしくなっちゃ……ッ!ああああっ♡」

どうやら隣も同じくヒートアップしているようで、その声もますます激しくなっていく。

ぱんぱんぱんぱんぱんぱん‼!!

耳が痛くなるほどの音をを立てながら、肉壁とクロエが快楽を求め互いの体を打ち付け合う。

クロエ
(はぁ……!はぁ……っ!もう、ダメ……気持ち良すぎて、このキモいの……
このままじゃ……好きになる……っ!好きになっちゃ)

ずりゅっ!ずりゅっ!ずりゅっ!

ぱんぱんぱんぱんぱんっ!!

ぱんっ!!!!!!

クロエ
「うあ、あ、あああっ!!!!」


チエル「もうダメ、センパ…ッ!あああああッ!!」

アオイ「ああああああっ♡」

ドプッ!!!!

ビュプッ!!ドプププッ!!
プシッ!プッシャアアアアッッ!!

ビュル!! ビュルッ!! ビタタタッ!!

ビュククククククッ!!

クロエ
「ああああああっ♡♡♡」

全身を駆け巡る快感に
心も体も限界超え、ついに絶頂を迎えるクロエ。

アオイとチエルの方も達したようで先ほどと同じく、隣から豪雨のような水音が鳴り響く。

さらに彼女を○すオークペニスからはクロエの腰を浮かせる程の精液が勢いよく噴き出し
肉壁中のペニスからも大量の白濁液がクロエの全身めがけて発射され、彼女の体を真っ白に染めていった。


ごぽ…っごぽぽ…っ

クロエ
「はぁ……はぁ……はぁ……」

全身をねっとりと流れる生暖かい精液の感触を味わいながら、
肉壁とペニスたちに体を預け、快楽の余韻にひたるクロエ。

だが肉壁ペニスたちの方はまだまだやる気のようで、まるで甘える子供のようにクロエの体を
くすぐり続けている。

おぞましい光景だが、今のクロエにはそんなペニスたちも愛おしく感じていた。

ずずず…ずるずずず…

クロエ
「んぁ……っ ぁん……っ♡」

再び群がる、肉壁ペニスたち。
抗うこともせず、されるがまま彼らを受け入れていく。

ずちゅ!ずちゅ!ずちゅ!

クロエ
「んんっ…♡ちゅ…は……っ、んんん…っ、ぁあぁ……♡」

口元に差し出された何本ものペニスを自らしゃぶり、
体をくねらせ群がるペニスの大群に体を擦り付けていくクロエ。

クロエ
(はぁ……なんかもう、どうでもいいや……すっげー……気持ち良いし……)

パンパンに怒張したペニスに舌を這わせ、奉仕しながら本能が求めるまま腰をくねらせ肉壁と絡み合う。

クロエ
(はは……、あいつ……あたしがこんなんなっても、好きでいてくれるかな…
いてくれると……いいんだけど……)

最後に残ったほんのわずかな理性で、そんなことを想いながら、
再び悦楽の中に身を沈めていくクロエであった……。

チエ〇肉壁ダンジョンへ続く――。

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