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異種えっちの記事 (22)

Pinky-Snow 2024/03/29 16:00

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Pinky-Snow 2023/10/29 16:57

ラビリンス&ネネカ&ムイミ肉壁ダンジョン②

◇Ⅵ


ビリッ! ビリィッ!!

ムイミ
「ひゃわ、うわああぁっ!」

ネネカ
「…っ!!」

ゼリー状の怪物に体の自由を封じられたまま、男たちにボロ切れと化した衣服や装備を乱暴にはぎ取られていく二人。年齢と比較するとやや幼く感じるその控えめな胸や、キメの細かい白い素肌が周囲を取り囲む雄たちの眼前へと晒されていく。

恥ずかしさの余り自由の利く方の手でどうにか胸や局部を隠そうとするが、そんなささやかな抵抗すらも周囲を取り囲む雄たちの手によって封じられてしまう。

寄生された男
「デュフ、デュフフフッ…♡」

ムイミ
「あ、ああぁあっ…!」

ムイミの体を肉の地面へと押し倒し、彼女の太ももを撫でるようにまさぐる小太りの男。その男の股の間で揺れる、血管が浮き立つほど硬く勃起した醜悪なペニスを見つめながら、ムイミが顔に恐怖を浮かべる。

初めて見る生の男の勃起ペニスに、普段は勇ましい言動が目立つ彼女も思わず言葉を失ってしまう。

寄生された男
「ブフ、ブフフフッ…♡」

ネネカ
「や、やめなさい、私に手を触れっ…! あぁっ…!」

ムイミの隣では、これまた小太りの中年らしき男たちがネネカの体をスンスンと嗅ぎまわり、彼女の体を撫で回しながら、その控えめな胸を舌で舐め回しながら堪能していた。さらに、

ゴブリンもどき
「キキッ!」「キキィッ!!」「キィキィッ!」

ネネカ
「んんっ…! あ、あぁっ…!」

ムイミ
「あっつ…! やめろ、そんなヘンなの顔に押し付けるなぁっ…!」

悍ましい金切声を上げながら、その体に不釣り合いなほど大きく膨らんだ熱く滾るペニスを二人の顔や体に擦り付けるゴブリンもどきたち。

その柔肌の感触をペニス全体で楽しみながら、先から滲み出る先走りの汁をまだ男を知らない彼女たちの肌へぬらぬらと塗り広げ汚していく。それはこれから行われる行為の下準備でもあった。

ぬるっ! ぬるるっ!

ムイミ
「うひゃあっ…!」

下着をはぎ取られ素肌が露わになっっていた局部に、突然熱い異物が触れるのを感じるムイミ。ゴムのようなその薄気味悪い感触に思わずビクンと体をはねさせ、その視線を恐る恐る己の下半身へと向ける。

そこでは自分を取り押さえる小太りの男が、己のペニスを彼女の中に挿入しようと、己の竿に指を添え何度も挑戦していた。

ムイミ
「うわあああっ! な、何してるんだオマエ! やめろっ! やめろぉっ!」

まだオクトーですら見たことがないその場所は固く閉ざされ男のモノを拒み続けていたが、それが突破されるのはもう時間の問題だった。

ゴブリンもどき
「キキッ!」「キキキキィッ!!」

寄生された男
「オ、オオォオ…!」

ゼリー状の生物
「うぞぞぞぞっ」

亀頭が肌に触れる度に体を汚すカウパーと、その体を舐め回すように這いまわるゼリー状の怪物の全身からにじみ出る生暖かい粘液。それらが肌に触れる度、2人の体にはある異変が起き始めていた。

ドクンッ――! ドクンッ――!

ネネカ
「はっ…!? あ、あぁぁっ…!」

ムイミ
「はぁっ…! はぁっ…! うあ…なんだコレ…!?」

雄たちの淫らな粘液が肌に染みこむ度、呼吸が乱れ、内側からジンジンと体が熱くなっていくのを感じる二人。同時に体の奥底から湧き上がる、メスの衝動。

心は拒絶しているのに、体は雄を求め周囲を取り囲む無数のペニスを受け入れる準備を始めてしまう。

ぬちゃ…。

寄生された男
「デュフッ♡」

ねちゃりとした薄気味悪い水音と共にムイミの局部へ再び押し当てられる熱く滾ったペニス。魔物たちの粘液で火照る体はそれを受け入れるための愛液をダラダラと垂れ流して、その醜い肉棒の先端をキスをするように受け止めてしまう。
そしてそれはネネカも同様だった。

ネネカ
「あぁっ…! 止めなさい…! お願い、止めてっ…!」

ムイミと同じく局部にに男の亀頭を押し当てられ、これから行われようとしていることを察し普段の彼女からは想像もできないほど弱弱しい口調で懇願するネネカ。

だが魔物に寄生され、生殖本能に支配された彼らにそんな声は届くはずもなく…

ムイミ
「あぁっ…! オク、トぉっ…!」

視線の遥か遠くで、正気を失った少女たちに服をはぎ取られながら愛撫されるオクトーの姿を目にするムイミ。そのわずか数秒後。

ズプッ…! ヌププププッ!!

ネネカ
「んううッ――!!」

ムイミ
「ぅあっ!! あ、あぁ――――ッ!!」

彼女たちへ覆い被さるように男たちの体が沈み込むと同時。
熱い肉棒が二人の体の中へと一気に侵入する。

寄生された男
「デュフ♡ デュフフフッ♡」

ムイミ
「うあっ…! いやだ、こんなの…! あ、あぁあっ!」

自分の膣に根元までずっぽりと埋まる、名も知らぬ男のペニスを見て思わず瞳を滲ませるムイミ。だが男はそんな彼女のことなど気にすることもなく、男は欲望のままに腰を振り始める。

ズプッ! ズプッ! ズプッ! ズプッ! 
パン、パン、パンッ、パンッ!!

空気の弾けるような音を響かせ、正常位のまま何度も何度も腰を浮かせては沈めるを繰り返す男。隣のネネカもまた同様に中年男に激しく腰を打ち付けられていく。

パン、パン、パン、パンッ!!

ネネカ
「んっ…! んんっ! うあ、あぁあっ…!」

ムイミ
「はぁっ…! はぁっ…! や、やめろって、言ってる、だろぉッ…!」

体をガクガクと激しく揺らされながら、震える声で体を捻りながら何とか男たちから抜け出そうと必死に抵抗するムイミ。だがその心とは裏腹に、男の肉棒が奥を突くたび頭が真っ白になるような、くすぐったい電気のような快感が芯から体中を駆け巡っていく。

ムイミ
「うあッ…! ぐうぅッ! うああぁッ!」

ネネカ
「んッ…! んん、んんんッ…!」

全身を奔る快楽に歯を食いしばりながら耐える二人。だがここで周囲の魔物たちが彼女たちの乳房や頬に激しくペニスを擦り付け、さらに追い打ちをかけてきた。

ゴブリンもどき
「キキッ! キキィッ!」

ムイミ
「ぷぁっ…! コラやめろっ、そんな汚いの口にっ…! んぐっ! んむうぅっ!?」

頭をゴブリンもどきに掴まれ、その小さな口の中に強引にねじ込まれるパンパンに怒張したペニス。

一瞬で口いっぱいに広がるカウパーの味と匂いに驚き、口から追いだそうと必死に舌で亀頭を押し返すムイミだったが、それはゴブリンもどきをさらに喜ばせ、さらに激しいフェラを要求されるだけの結果となってしまう。

寄生された男
「デュフッ♡ デュフフッ♡」

ゴブリンもどき
「キキッ! キキィッ!」

ズプッ!ズプッ!ズプッ! 
パンパンパンパンパンッ!!

ムイミ
「ぢゅるっ…! んぐっ! んンっ…! ンむうぅっ!!」

何度も出し挿れを繰り返しながら、ムイミを上と下から犯し続ける雄たち。
さらにその隣でも



ゴブリンもどき
「キキキッ♡」

ネネカ
「…ッ! な、なにを…!」

自らのモノを手でぐちゅぐちゅと扱きながら
男に犯され続けるネネカの上半身を囲む、数匹のゴブリンもどき。

そのうちの一匹がニタリと薄気味の悪い笑みを浮かべネネカの胸にまたがりると、その控えめな柔肉を寄せ上げ、わずかに出来た胸の谷間にペニスを擦り付け始める。

ズリュッ! ズリュッ! ズリュッ! ズリュッ!

ネネカ
「うぁっ…あ、ぁあっ…!」

亀頭の先端から溢れるカウパーを潤滑油代わりにしながら、起伏の少ない胸の上を滑らせるようにネネカのパイズリを楽しむゴブリンもどき。

ゴブリンもどきが腰を突き出す度、光沢が出るほどパンパンに張った亀頭がこれ見よがしにネネカの口元まで迫り、その先のぱっくりと開いた鈴口が彼女に激しい嫌悪感を抱かせる。

ネネカ
「うっ…、この、あまり調子に…は、あぁあっ!!」

だがゼリー状の生物たちも負けじとネネカとムイミの体を弄るように激しく這いまわり、彼女たちの体に未知の快感を与えながら体からにじみ出る体液でその感度をさらに狂わせていく。

何事も度が過ぎれば毒となるように、それによって一方的に与え続けられる快楽は彼女たちの思考を蝕む、まさに毒となっていた。

ネネカ
「はぁっ…! はぁっ…! あ、ぁぁあっ…!」

ムイミ
「ぷはっ…! くそ、ただの魔物に…こんな好き放題されてっ…! んぐ、んんむううっ!」

胸を、口を、膣を、何度も何度も熱く滾るモノに弄ばれ、快楽で思考をかき乱されながら、見知らぬ男たちとおぞましい魔物に犯されている現実に心を曇らせていく二人。さらに彼女たちの瞳に映る光景がさらにその心を暗く染める。

ルーセント学院の少女
「はぁっ…♡ あぁっ♡ はぁああっ♡ このお兄さんのオチンチン、すごいっ…♡ 気持ち良すぎるぅ…!」

白濁まみれの大きな胸をたぷたぷと揺らしながら、後ろから腕を掴まれ立ったまま犯される若い少女。その後ろで獣のように腰を振るのは変わり果てた仲間たちの姿だった。

ネネカ
「マサキッ…!」

マサキ
「ウッ…ウゥ、アアァァッ…!!」

犯され続けるネネカの視線の先で、ほぼ裸に剥かれたマサキが見知らぬ少女の胸を後ろから揉みしだき、何かに急かされるように腰を激しく突き動かしている。彼の意思によるものなのか、魔物の意思なのかは不明だがすでに正気を失っているのは明らかだった。更にその奥でも…

シズル
「んあっ♡ ぁんっ、ダイゴ君、激しくてっ…! ああっ♡ はぁんんんっ♡」

リノ
「はぁっ…! あぁっ♡ ああんっ♡ ラジラジさんおちんちん、奥まで当たって、気持ちいですぅっ…ふあぁっ♡」

周囲で大乱交を繰り広げる雄と雌たちの間で、彼女たちの腰を後ろからわし掴みにしながら、まるで腰を叩き付けるように腰を振るダイゴとラジラジ。ぶつかり合う彼らの間からは汗と愛液と先走りの交じり合った水しぶきが弾け、その激しさを物語っている。

ラビリスタ
「はぁ…はぁ…♡ ほら、オクトーも早く起きなよ…もうアタシ、我慢できなっ…ん、んんっ…♡」

オクトーのモノを激しく扱きながら待ちきれない様子で根元まで一気に咥え込み、玉袋の中で激しく分泌されていく精液を吸い出そうと、激しいフェラを繰り出すラビリスタ。

その快感に反応するように先ほどまで膝をついたまま硬直していたオクトーが、息を吹き返したように突然動き出し、自らのモノをしゃぶるラビリスタの頭をゆっくりと両手で鷲づかみすると、乱暴にガクガクと腰揺すり始めた。

オクトー
「ウ…ウゥゥッ…!」

ラビリスタ
「ぢゅるっ…! んぐ…! んんっ♡ ぢゅるるっ…ん、んんっ…♡」

だがオクトーの乱暴な動きに抵抗することもなく、その勢いに合わせながら彼のモノをしゃぶり続けるラビリスタ。口からそれを離すことなく彼が絶頂に達するまで舌や喉の奥で彼のモノを刺激し続けていく。そして。

オクトー
「グァッ…! ア、アアアッ!!」

体をのけ反らせながら、くぐもった呻き声を上げるオクトー。
それと同時に魔彼と魔物の遺伝子がぎっしり混ざり合ったと白濁の子種が一気にラビリスタの口内へとなだれ込む。

ドビュッ!! ビュルルルッ!! ビュプッ!! 
ドビュプププッ!!!!!

ラビリスタ
「んぷっ♡ んんっ…! ん、んん~~~~っ!」

鈍い水音を立て、何度も脈打ちながら凄まじい勢いで彼女の口の中へ放流されていく数十億匹もの種。
魔物に寄生されている影響か、通常ではあり得ないほどの白濁液が、ほんの十数秒の間にラビリスタの口内をいっぱいに満たし、収まりきらない精子がゴボゴボと彼女の下唇とペニスの隙間からあふれ出ていく。

ビュルッ!! ビュルルッ!! ビュルルルッ!! 

ラビリスタ
「ぷはっ♡ ああっ…スゴ…♡ まだ出てるよ…♡ やっぱ若いねぇ…♡」

口から離してもなおも大量のザーメンを吐きだし続けるオクトーのモノを見て、ドロドロとした熱い精液を正面から浴びるラビリスタがうっとりとした表情でつぶやいた。

オクトー
「ウ、ウウゥゥッ…!」

だがまだ出したりないのか、オクトーはひとしきり射精を終えた後、今度は彼女を正面から押し倒すと、その愛液にまみれた彼女の秘部へ躊躇なくペニスを挿入する。

ラビリスタ
「うああっいきなりっつ…♡ はぁ、はぁ、ははは、すごいねコレ…♡」

彼をなんのためらいもなく受け入れ、細身ながらも長くて逞しいオクトーのペニスに感嘆の声を上げるラビリスタ。さらに

パンパンパンパンパンパンパンッ!!!!
ドビュルルッ!! ビュプッ!! ビュププッ!!

シズル
「はああああっ♡ 中で凄いの出てるぅっ…♡」

パンパンパンパンパンッ!!

リノ
「ふあああっ♡ お願いしますラジラジさんっ…♡ そのままリノの中で白いのいっぱい出してくださいっ♡ あ、あぁあぁぁっ♡♡♡」

ビュルルルルルッ!! ドプッ!!

魔物に寄生されたダイゴやラジラジのペニスから迸る、熱い子種を中で受け止めていくシズルとリノ。さらには周囲を囲む他の男や魔物たちも次々と加わり、彼女たちの乱交はさらに激しさを増していく。

そんな狂った光景を目にしながら、ネネカとムイミも自分たちの運命を悟るしかなかった。

ムイミ
「あ、ああ…そんなオクトー…! ぷはっ、いやだ、アタシは、あんな風になりたくないぞっ…! うぐ、んむぅぅっ!」

ネネカ
「う、うぅっ…!!」

尚もはげしく全身を犯され続けるネネカとムイミ。
さ彼女たちの周囲には先ほどよりもさらに多くの男と魔物たちが集まり、自分の順番を今かと待ちわびながら、彼女たちの喘ぎ声をオカズに自分のモノを激しく扱き続けている。

押し寄せる快楽に必死にこらえる二人だったが、彼女たちにもいよいよ最も避けたい事態がすぐ目の前へと迫りつつあった。

寄生された男
「デュホッ♡ デュホホホッ♡」

ゴブリンもどき
「キィッ! キィッ! キキキキッ!!」

パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンッ!!!!
パパパパパパパッ!!!!

ネネカ
「はぁっ…!!」

ムイミ
「うぁあっ! ぁ、あああっ!!」

先ほどまでの大きく腰を揺らすような動きとは打って変わって幅の狭い、小刻みで素早いストロークで腰を打ち付け始める男たち。ムイミの口と膣内で挿入された肉棒が硬く反り返り、ビキビキと血管を浮き立たせながら大きく膨らむ。



ムイミ
「はっ…! あ、あぁあ…!?」

口の中と膣壁に感じる不思議な圧迫感に自分の体の中で何が起きてるのか困惑するムイミ。同じ状況に置かれるネネカは何が起こるのかすでに理解しているのか、その隣でじっと目を閉じ歯を食いしばりながら、かすかに唇を震わせ怯えている。

だがムイミもその意味をすぐに理解することとなった。

パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンッ!!!!!
パンッ! パンッ!! パンッ!!!!

寄生された男
「オッ♡ オオオォッ!!!!!」

ムイミ
「な、なんだコレ、また中で大きくなってっ…! うあっ…! あ、ああーーっ!!!!」



ドプッ!! ドプププッ!! 
ゴボボボボッ!!!!

ムイミ
「んぐっ!? んむ、んむううううううっっっ!!」

ペニスの先端から弾けるように噴き出す、弾力のあるゼリー状の白い塊。
それらが口内と膣奥へ凄まじい勢いで一気に流し込まれていく。

ビュルルッ!! ビュルッ! ビュルルッ! 
ビュプププッ!!

ネネカ
「んぁっ…! は、あぁあっ…!」

ムイミとほぼ同時に胸の間の亀頭からマグマのように噴き出す粘り気の強いザーメンを浴び、男の種を膣の奥まで注がれてしまうネネカ。

彼女たちの甘い喘ぎ声に耐えきれなかったのか、周囲の雄たちもまるでつられるように濃いザーメンを発射し2人の体を白く染め上げていく。



ムイミ
「ぷあっ…! あっつっ…! あぁあぁっ…!」

ネネカ
「う…んんんっ…!」

ビュルッ! ビュルルッ!! ビュルルルルッ!!

四方八方から飛び交いながら体を打つ搾りたての熱い精液に、身を震わせる二人。

その勢いが収まる頃には二人の全身にはどろりとした白い線が何十本も絡みつき、その美しい髪や顔も真っ白に染められていた。

寄生された男
「フフゥ…♡」

長い射精を終えてようやく満足したのか、ずるりと白い糸を垂らしながら二人の体から肉棒を引き抜く男たち。

下半身にうずき続けていた苦しみに近い快楽からようやく解放され、白濁液を滴らせながら肉のベッドの上でようやく一息つく二人。だがそれのほんの束の間…

寄生された男
「ウゥッ…! オオオォッ!」

ゴブリンもどき
「キキィッ!」

周囲を取り囲みながらペニスを扱き続けていた雄たちが、彼女たちの手が空いたと見るやいなや再び襲い掛かり、あっという間に空いた膣穴や口をペニスをねじ込み埋めていく。



ネネカ
「んぐっ…! んんんっ!!」
 
ムイミ
「うあっ…! も、もうやめ…っ! あぁぁっ!!」

再びあっさりと膣に挿入され、人生二人目の男を同時に経験する二人。
ネネカは男のモノを無理矢理咥えさせられ、ムイミは数匹ゴブリンたちのペニスの先で胸を撫でるように責められていく。

その後も何度も入れ代わり立ち代わりしながら二人を犯し続け、彼女たちの髪へ、顔へ、胸へ、手の中で、さらには膣内へと、その欲望の赴くまま容赦なく白濁を放ち続けてる雄たち。

わずか2時間程度の間に二人の経験人数は二ケタを突破し、絶え間なく襲う快楽とオスたちに汚された悔しさでムイミの瞳にうっすらと涙が滲む。

視線の遠くでは、まるで犬のような体位で激しく交尾するリノとダイゴの姿や、ラジラジを含む無数の男たちのペニスにマワされながら奉仕するシズルとラビリスタ、さらに名も知らぬ少女たちを相手に休むことなく腰を振り続けるオクトーの姿が映る。

ムイミー
(あぁ…オクト-…!)

変わり果てた相棒の姿に胸がぎゅうと締め付けられるような痛みを感じるムイミ。
だがこれもまだ、これから始まる淫らな宴の始まりでしかないことを彼女はまだ気づいてなかった。

※ラビリンス&ネネカ&ムイミ肉壁ダンジョン③に続く――。

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Pinky-Snow 2023/10/29 15:27

ラビリンス&ネネカ&ムイミ肉壁ダンジョン①

◇Ⅰ

ルーセント学院に突如出現した巨大な肉塊が街の大半を飲み込んから既に3日。

アリの巣のように張り巡らされた肉の洞窟内部では行方不明になった人々を救出するため、美食殿、トワイライトキャラバン、トゥインクルウィッシュ、カォン、その他多数のギルドを含む救出部隊が突入し、中から無数に現れる魔物たちと各所で激戦を繰り広げていた。


ゴブリンもどきの群れ
「ギィッ!! ギキイッ!!」

ムイミ
「あーもう! しつこいなコイツら!」

オクトー
「ほんと、数だけ多くてキリがないよねぇ」

ダイゴ
「へっ! こんな雑魚ども、百匹でも二百匹でもかかってきやがれってんだ! くたばれりやがれオラァッ!!」

ラジラジ
「油断しないでくださいみなさん、まだ後ろから来ますよ!」

ゴブリンもどきの群れ2
「ギイッ! ギィギィッ!!」

ラジラジが後ろを振り向いた視線の先から響く無数の足音。
百匹はいようかというゴブリンもどきの大群が彼らの闘うドーム状の肉壁空間の中へ溢れ出すように現れる。

オクトー
「またー? 流石にそろそろキツイよ~」

ムイミ
「あーもう! ダイゴが余計なこと言うからだぞ!」

ダイゴ
「オレのせいかよ!」

口喧嘩を交わしながらも、息の合ったコンビネーションで襲いかかるゴブリンもどきたちの群れを次々蹴散らしていくノウェム、オクトー、ダイゴ、ラジラジの4人。

ゴブリンもどき程度の魔物はいずれも彼らにとって敵ではないが、それでも体力は確実に消耗し、数の力の前で徐々に押されつつあった。


ゴブリンもどき1
「ギギィッ!!」

マサキ
「ネネカさまには指一本触れさせん! はああああっ!!」

ズシャッ!!

ゴブリンもどき1
「ギャアッ!!」

後方から魔法で味方の援護に徹する主人のネネカを守りながら、飛びかかるゴブリンもどきを次々とその手に握る剣で斬り伏せていくマサキ。

力尽きたゴブリンもどきたちは地面に倒れると、ドロリと溶け出し白濁粘液の水溜まりへと変化していく。

マサキ
「はぁっ…はぁっ…! ご無事ですか、ネネカ様!?」

ネネカ
「ええ、もちろんです。ですがこの数、このままでは埒があきませんね。
敵の正体が不明である以上、なるべく魔力は温存したかったのですが…

そう言いながらネネカが右手に持つ杖を天に掲げ、彼女は己が最も得意とする呪文を行使するための準備に入る。

ネネカ
「ミラーミラー」

その言葉と同時にネネカの両隣に現れる2体の分身。さらに。

分身ネネカ
「「ミラーミラー」」

分身がさらに彼女と同じ呪文を唱え、分身はさらに5体へと増える。
7冠<セブンクラウンズ>の変貌大妃である彼女固有の特殊能力。
この能力を使えば己が認識できる範囲まで分身を増やし、数で勝る敵にも容易に対応することが可能となる。――はずだった。

ジジッ――!

ネネカ
「……っ!!」

突如、彼女の全身を流れる魔力に走ったノイズ。
同時に2体の分身が乱れた映像のように歪み、光の粒となり消えてしまう。

ムイミ
「おい、どうしたネネカ! 分身、半部消えちゃったぞ!」

ネネカ
「…問題ありません。このまま手数で攻めます、サテュレイト・レイ――!」

突然のエラーにも動じず3人のネネカが振り上げる杖の先から拡散するレーザーのように放たれる光の矢。その全てが迫り来るゴブリンもどきたちの群れを的確に捉え次々と撃ち払っていく。

ドドン! ドォン!! ドドン!!

ゴブリンもどきの群れ
「ギィィィィィィィッ!!」

爆発音とともに甲高い断末魔の悲鳴を上げながら白濁液と化して弾けるように散っていくゴブリンもどきたち。そのわずか1分後。
そこに敵の姿は一つたりとも残ってはいなかった。


ムイミ
「――ぷはぁっ! 相変わらず凄いなーネネカの技は!
魔物たちがあっという間に全滅しちゃったぞ!」

オクトー
「けほっ、けほっ。
でもどーせなら、もうちょっと早くやって欲しかったんだけどねぇ」

辺りに立ち込める煙の中で軽口をたたくムイミとオクトー。
だがネネカは勝利に喜ぶこともなく、神妙な面持ちでやや顔を俯いたまま、何か考え込むようにそこに立っていた。

マサキ
「ネネカ様…? どうされましたか」

ネネカ
「ええ、この洞窟の内部に入った時から薄々気になってはいたのですが…。
どうやらこの空間の中では私の魔力の流れが何かによって妨害され、上手く能力が機能しないようなのです」

ラジラジ
「……どうやら違和感を感じていたのは私だけではなかったようですね。
今少し試してみたのですが、どうやら私の空間跳躍もここでは上手く行使できなくなっているようです。恐らく今の状態では、目視できる範囲内がせいぜいと言ったところでしょう」

マサキ
「…そう言われてみると、確かにいつもとは体の中を流れる力に何かの乱れが生じているような…」

ムイミ
「なんだそりゃ、つまり魔法や能力が使えないって事か?

ん、まてよ。そーいやアタシもここに来てからなーんか頭の中がぼんやりしてるんだよなー。スッキリ回らないっていうかさ。これもそれと関係あるのか?」

オクトー
「ちょっとノウェム、そういう大事なことはもっと早くいいなよー」

ノウェム
「ははは、悪い悪い。ただの寝不足かと思ってさ。
だってオマエ、最近ずっとアタシんちに泊まもごごごっ!!」

オクトー
「あーはいはい、余計なこと口走ろうとしない。
ごめんねー、このコってばホントに頭回ってないみたい~」

何かを口にしようとしたノウェムの口を、慌てて両手で塞ぐオクトー。
そんな様子に隣にいたダイゴが真顔で首をかしげる。

ダイゴ
「あん? どういうこった?」

ラジラジ
「察しが悪いですよ、ダイゴ」

ネネカ
「……こほん。恐らく貴方たちの不調もこれと無関係ではないでしょう。
力の行使が全くできないわけではないのですが、力の行使と同時にその力を誰かに横から奪われていくような感覚…とでもいいましょうか。

とにかく通常よりも力が制限されている上、魔力の消費も普段より大きくなってしまうのです。そう、例えるなら、『彼』の能力と真逆の性質のような…」

ムイミ
「ぷはっ! それって『アイツ』の強化の力のことか?
ってことはアイツもこれと何か関係してるってことなのか?」

ネネカ
「…わかりません。ですが『彼』も行方不明者の中に含まれていますし、その可能性も無いとは言い切れないでしょう。

フィジカルでなく魔法が主体の私にとっては少々危険を伴いますが、こうなるとなおさら中にいる人たちを放ってはおけません。

一度情報を外に持ち帰りたいところではありますが、ラジ二カーントの空間跳躍も使えない以上、このまま奥へ進み調査を進めるしかないでしょうね」

ノウェム
「ん、わかったぞ。どうせいつもみたいに、ろくでもないヤツが奥で悪さしてるに決まってるさ。そいつをぶっ倒して、みんなでさっさと家に帰ろう!
それに悪党を倒すのは、この大悪党の務めだからな! はーはっはっはー!」

事態の深刻さなどものともせず笑い飛ばす彼女の姿を見ながらやれやれと肩をすくめる仲間たちをよそに、剣を肩に担ぎ勇ましく洞窟の奥へと進んでいくムイミ。

だが、それから数十分後。
事態は大きく一変することになるのだった。


◇Ⅱ


ドーム状の空間で魔物の襲撃を退けてからすでに30分。

その後も一行は狭い洞窟の中で断続的に小規模な集団の攻撃を受けながらも、さほど苦戦することもなくダンジョンの奥へと確実に歩を進めていた。

マサキ
「ふぅ…それにしてもこの魔物たち、一体なぜ後ろからばかり…」

斬り伏せられ、目の前でドロドロと白い粘液と化していくゴブリンもどきの様子を見ながらマサキがつぶやく。

ネネカ
「…おそらくは私たちを奥へ誘いこんでいるつもりなのでしょう。
まぁ内部の調査と行方不明者の救出が目的の我々としては望むところ、ではありますが」

ムイミ
「うーん、それにしても本当にこんな弱っちい奴らにあの晶がやられちゃったのか?
数は凄いけど、その辺のゴロツキ連中の方が全然手ごわいくらいだぞ」

体ほどもある巨大な剣で自分の肩をトントンと叩きながらムイミが不思議そうに言う。ネネカと同じ7冠の一人であり、オブジェクト変更という強力な力を持つ彼女がこの程度の敵にやられるとはムイミには到底想像ができなかった。

ラジラジ
「例の力の不調の件もあります。油断はしない方が賢明でしょうね。
それに感じませんか、奥に進めば進むほど体に奔るノイズが酷くなってきているのを。彼女も同様の状況に置かれていたと考えれば、あり得ない話でもありません。」

彼らがそんな会話をしていると、前を歩き、前方の警戒をしていたオクトーが何かの異常を察知したのか、人差し指を口に当てしっと後ろに合図を送った。

オクトー
「みんな静かに。奥から何か聞こえない?」

???
「ん……ぁ……んぁあっ……!」

ダイゴ
「女の、声……?」

マサキの声の隣に立つダイゴが耳に手を当てながらつぶやく。
それぞれ足を止め静かに耳を澄ますと、彼の言う通り女性のものらしき甘ったるさの入り混じったような甲高い声が一行の耳へと届いた。

しかもそれだけではなく、魔物のうなる声、パンパンと空気か何かの弾けるような音がその声と織り重なって聞こえてくる。

ムイミ
「なぁ、これって悲鳴じゃないのか…?」

ネネカ
「…そのようですね。
聞こえてくる音から察するに、何か良からぬ状況のようです」

オクトー
「だね。なんだかヤバそうな匂いがプンプンするよ」

ムイミ
「こうしちゃいられない、急ぐぞみんな! 大悪党救出チームの出番だ!」

ダイゴ
「おう! …って俺は大悪党じゃねえ!」

自称大悪党にツッコむダイゴをよそに、一行は真っ先に駆け出したムイミの後を追い声の方向へ走とりだすのだった。


◇Ⅲ


ムイミ
「おわっ! なんじゃこりゃ!」

先頭を走っていたムイミが洞窟の狭い通路を抜け、真っ先にドーム状の広い空間へと飛び出すと、足を滑らせるようにブレーキを踏みながら『その光景』を見て思わず声を上げた。

同じく後からドーム状の空間に出たその他一行の目の前に現れたのは、想像もしていなかった恐ろしく淫らな光景だった。

ゴブリンもどきたち
「ギィッ、ギィッ!ギィイッ!!」

魔物に寄生された男
「ブオホ、ォ、ォォッ、ブホオオッ…!!」

パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ!!

全裸の少女たち1
「んあッ♡ はぁッ♡ あぁッ♡ あぁんッ…♡」

全裸の少女たち2
「あん♡ あんぁッ、ぁんッ♡ あぁあぁあッ…♡」

マリア
「ああっ! また精液、中にぃっ…!!」

ミイコ
「はぁぁあっ…♡ や、だぁっ…! 白くてスゴいの、出てる出てるぅっ…!!」

ラジラジ
「これは一体…」

学校の中庭程度の広さもある肉の壁に覆われた空間の中、一行の目に映ったのは壁や地面、天井などいたる場所から生えるように伸びる巨大なペニス状の怪物や、赤いゲル状の生物、そして、それらに体を拘束された少女たちの姿だった。

彼女たちはみな裸に剥かれ、残ったわずかなボロ布を纏ったまま、群がる無数のゴブリンもどきや頭部を何か肉の塊に取りつかれた裸の男たちに襲われており、口や膣を容赦なく犯されている。

周囲にはビリビリに引き裂かれた制服の布地や、若い少女の好みそうな衣服のなれの果てがあちこちに散乱しており、その若い風貌から主にルーセント学院や聖テレサ女学院、アンブローズ魔法学園の女子生徒たちであることが容易に推察できた。

ダイゴ
「おいおいなんだこりゃ、何がどうなっちまってんだ!?」

オクトー
「ひどいねこりゃ…」

この肉のダンジョンの発生地点では当時ランドソルの人気アイドルたちによる特別ライブが行われていたためか、男たちは学生から中年らしき風貌の男まで見た目が幅広く、完全に正気を失った様子で目の前の少女たちに群がり、魔物たちと共に白い欲望を股間から吐き続けている。

肉の床の上にできた白い大きな粘液の水溜まりや、犯される少女たちの体に絡みついた大量の白濁液が長時間にわたってその行為が行われていることを物語っていた。

ムイミ
「おい、のんびり観てる場合かオマエら! こいつら全員アタシらが助けるぞ!」

あまりの出来事に思わず言葉を失っていたオクトーたちだったが、ムイミの言葉に尻を叩かれようやく我に帰る。頭のスイッチを戦闘態勢に切り替え、すぐに状況の把握を始めた。

オクトー
「ま、状況はともかく、ようやくお仕事本番って感じだね。
男たちはどうする? 頭に変なの引っ付いてるけど」

ネネカ
「…どうやら魔物に意識を奪われているようです。
生きているかわかりませんが、ひとまず動きを奪う程度に留めるのが賢明でしょう」

ダイゴ
「うっしゃ! 魔物は全部ぶっ倒して、男は殴って気絶させりゃいいんだな?」

ラジラジ
「縛り上げておく道具もありませんし、ここは致し方ありませんね。
少々手荒になりますが、それで行きましょう」

そう言いながら、こちらの存在に気づき向かってくる魔物たちを相手に武器を構えるムイミたち。そんな中、マサキがはっと何かに気づき、肉壁ドームの奥に視線を向けた。

マサキ
「ネネカ様っ! あれを!」

ネネカ
「!」

マサキの視線の先に見える、洞窟の壁から生えるように伸びた何匹ものペニス状の魔物と無数の触手に犯される三人の少女。
そこにいたのは、彼らも良く知るあの人物たちの姿だった。

ムイミ
「晶!!」



じゅぷっ! じゅぷるるるっ、じゅぷぷぷっ! じゅぷっ!!

ラビリスタ
「んっ…♡ はぁっ! はぁっ…み、みんなっ…? あっ! はぁっ…! あああぁっ!」

シズル
「んんっ! んっ、んんっ! ぁんっ…! 触手の動きが、また激しくなってぇ…!」

リノ
「んんっ! ふぁぁっ…お姉ちゃ……! ん、んんん~っ!」

ペニス型生物
「ギチ、ギチチチッ…!」

ねちゃねちゃとした音が響く中、薄気味悪いペニス型の魔物に組み付かれ、無数の触手に弄ばれていたのはギルド、ラビリンスに所属する模索路晶こと7冠の迷宮女王<クイーンラビリンス>、ラビリスタと、その彼女を支える二人の少女シズルとリノだった。

彼女たちも他の少女たちと同様に全裸に剥かれており、その美しい肌や髪にはおびただしい量の白い粘液が絡みついて長時間辱めを受けていたことを物語っている。

顔見知りの少女たちの無残な姿に、すでに戦闘態勢だったムイミも思わず動揺する。

ムイミ
「な、なんだよアレ、なんで晶があんなとこに…!」

ラジラジ
「…どうやら我々の悪い予感が的中したようですね。皆さん警戒してください。
敵の大群が来ますよ」

ゴブリンもどきの群れ
「ギィッ! ギィッ! ギギィッギィッ!!」

ラジラジが振り返った視線の先で、先ほどまでムイミたちの走ってきた洞窟の奥から聞こえる魔物たちのけたたましい叫び声。
その鳴き声の数と地響きの大きさから、これまでにない規模の大群が迫っていることがわかる。

さらに彼らのいる空間でもゴブリンたちの一部が彼らに視線を向けギィギィと声を上げ始めると、肉の壁があちこちぱっくりと割れ始め、中からゴムボールのようなぼよぼよと跳ね回る肉の塊とやスライムのようなゼリー状の生物が徐々に姿を現し始めた。

オクトー
「どうやらぼくたちをここに追い込むのが奴らの目的だったみたいだね。
シャレにならない数だよ、これは…」

地面の揺れを足の裏から感じながら、オクトーがじわりと冷汗を垂らす。

ネネカ
「私も魔力の出し惜しみはしていられないようですね。
これまでの戦闘やこの状況から察するに、あの魔物たちはどうやらメスへの生殖を目的とた活動をしているようです。私とノウェムはこのままここで魔物たちを引きつけ、後ろから来る大軍の迎撃に当たります。

オクトー、ダイゴはまず近くのの魔物を排除しながらラジ二カーントの短距離跳躍で晶たちの救出を。彼女たちがまだ動けるようであれば少々酷ですが、そのまま戦いに加わってもらいましょう」

ダイゴ
「うし、任せとけ! いくぞお前ら!!」

オクトー
「ま、やるしかないね」

ラジラジ
「まずは仕掛けてくる敵の排除。その後一気に晶たちのところまでジャンプしますよ」

ネネカの指示に従い、前から仕掛けてくるゴブリンやゲル状生物たちの群れへと突撃する男たち三人。そんな中マサキは少しだけオロオロと困惑しながら

マサキ
「あ、あのネネカ様! わたしはどうすれば…!」

ネネカ
「…貴方はいつも通り、私の周囲を護衛しなさい。
私が魔力を行使する間、あの悍ましい魔物に邪魔をされるわけにはいきませんから」

マサキ
「承知いたしました! このマサキ、全身全霊であなたの背中をお守りさせて頂きます!!」

大声で気合を入れ直し機嫌よく剣を構えるマサキ。
その後ろでネネカはスンと無表情のまま、やれやれと小さく肩を下ろしながらムイミの横に並び立ち、杖を構る。

ネネカ
「ではノウェム、仕掛けますよ。」

ムイミ
「おう!一本道に向かって撃つだけなら誰かを傷つける心配もないしな!
よーしいくぞお!! 全力全開!! 天楼、破断けーーーーーん!!」

勇ましい口上と共に、勢いよく振り下ろした巨大な剣から迸った凄まじい衝撃波が、彼女たちの走ってきた洞窟を一直線に駆け抜けていく。

多数の魔物を一気に薙ぎ払い殲滅していく天楼破断剣の光。
その閃光と共に戦いの幕が再び切って落とされた。


◇Ⅳ


ムイミ
「もう一発だ! 天楼、破断剣!!」

ドォォォンッ!!

ゴブリンもどきの群れ
「ギキャアアッ!!」

戦闘開始から10分。
混沌とする戦場の中、洞窟の狭い通路から尚も押し寄せるゴブリンの群れに対し、ムイミが更なる一撃を放つ。しかし、

ゴブリンもどきの群れ
「キィッ! キィッ! キキィッ!!」

彼女の攻撃に全く臆することもなく、仲間の屍を乗り越え次々とドーム状の空間の中へ侵入してくる魔物たち。

ムイミが討ち漏らした敵をマサキとネネカが息の合ったコンビネーションでしらみつぶしに叩いていくが、それでも敵の数は増える一方だった。

ムイミ
「くっそ、ホントに調子でないな! これもネネカの言ってた妨害ってやつのせいなのか!?」

近づいてる敵を次々と斬り伏せながら、舌を打つように愚痴をこぼすムイミ。
普段の天楼破断剣であればこの敵を相手にしてもあっという間に壊滅させられるほどの能力を有するが、今の天楼破断剣は良く見積もって三分の1程度の威力しか発揮できていなかった。

同じく変身で手数を増やし、無数のサテュレイト・レイで敵に対応していたネネカも無表情ながらも内心、焦りを感じる。

ジジ…ッ! ジジジッ…!

ネネカ
「……ッ! またノイズが…!」

洞窟の奥へ近づいたせいか、先ほどよりもより強いノイズがネネカの体を駆け巡り、繰り出していた2体の分身が再び乱れた映像のように歪んで消えてしまう。

ゴブリンもどき
「キキャアッ!!」

ネネカ
「……くっ!」

弾幕が薄くなったと見るや、周囲を囲むゴブリンもどきたちは狙いを一気に彼女へと定め、勃起したペニスを大きく揺らしながらネネカの元へ殺到し始める。

マサキ
「ネネカさま! おのれ醜い化物ども、我が主には指一本触れさせんぞ!」

ムイミ
「今助けるぞ、ネネカ!」

仲間のピンチへ即座に駆け付け、ネネカに近づくゴブリンもどきを次々薙ぎ払い倒していくマサキとムイミ。だが短時間ながらも陣形を乱したことで、後からやってくる魔物たちの大群がドームの中へ一気になだれ込む結果としまう。

ゴブリンもどきの群れ
「キキャアアッ!!」

ムイミ
「このっ、このぉっ!!」

マサキ
「ぐっ…! ネネカさまっ…!」

蜘蛛のように壁を縦横無尽に駆け回り、けたたましい金切声をあげ四方八方から襲い掛かる魔物の群れに、流石のマサキとムイミも翻弄され徐々に押されていく。

ダイゴ
「おい!あれマズいんじゃねえのか!」

オクトー
「ノウェム…!」

敵を打ち払いながら、数に追い詰められていく仲間たちの姿を後ろに見て思わず焦るダイゴたち。

しかし彼らはも男たちと交わる少女たちを傷付けないよう襲い掛かる魔物に対処していくのは中々骨が折れ、体力と神経を相当にすり減らしていた。

ゲル状生物
「ずぷっ!ずぷぷぷぷっ!」

そんな彼らの目の前に立ちふさがる、高さ数メートルはあろうかというゲル状の半透明な巨大生物。さらににその周囲には不気味な肉のボールがぼよぼよと跳ねまわり、ゴブリンもどきの集団はニヤニヤと薄気味悪い笑みを浮かべ三人の隙を伺っている。

すでにかなりの数を倒したものの、その数は一向に減っている気がしなかった。

ダイゴ
「はぁ…はぁ…クソ、流石に少し疲れて来たぜ…」

オクトー
「ホント、厄介だよねぇ。倒しても倒してもキリがないよ」

ラジラジ
「ええ、このままではいずれ数で追い込まれます。
少々酷ですが、まずはラビリンス三名の救出のみを行い、一度この場から撤退も視野に入れた方が良いでしょう。彼女たちがいれば情報の入手と再調査の際の戦力増強も図れますから」

オクトー
「…だね。他のコたちには悪いけど今はそれで行かせてもらおうか」

非情だと思いながらも、冷静に状況を分析し、何よりノウェムやネネカの身の安全を考え、舌を噛む思いで決断するオクトー。

難しいことを考えるのが苦手なダイゴもこの状況を見て同意する。

ダイゴ
「だったら早いとこ嬢ちゃんたち助けてズラかるぞ! ラジラジ!」

ラジラジ
「ええ、しっかり捕まっていてください! はっ!」

オクトーとダイゴがラジラジの体に触れると同時。
一瞬で三人の体はラビリンスの三人が捕らわれる肉壁のすぐ上空へと転送される。

三人の眼下に現れるペニス型のモンスターと、それに犯されるラビリンスの三人。
だが、さらにその真下に映る光景に三人は思わず息を呑んだ。

じゅぷっ!! じゅぷっ! じゅぷっ!!

パンッパンッパンッパンッパンッ!!

エリコ
「んあっ♡ はぁああっ! んあっ♡ ぁあっ♡ たくさんのおちんぽが体中触れてっ…! またあの御方以外のモノで、気持ち良くなって、貴方様、どうかこんなエリコをお許しに…! あ、あぁあぁあっ♡」

ルカ
「んぐっ! また口の中に白いのがっ…! んんっ♡ んん、んんんっ!!」

ビュプッ!! ビュプルルルッ!! ドボボボボッ!!

アンナ
「あぁっ! またカタいのからっ…! 中、いっぱい出てきてぇっっっ…あぁあああっ♡♡♡」



肉の床に空いた大穴から覗く、下の階層に広がる真っ白な粘液プールの中。

彼らが今いる空間よりもさらに広い空間の中で無数の魔物や寄生された男たちと共に激しいセックスを繰り広げる裸の少女たちが見える。

その中には、この洞窟に突入した際に行動を共にしていた仲間たちの姿もあった。

ダイゴ
「おいマジかよ、ありゃトワイライトキャラバンの連中じゃねぇかっ!!
アイツら捕まっちまったのか!?」

オクトー
「みたいだね。でもまずは目の前の方優先だ…!」

目の前に広がる淫らな光景に一旦目をつむり、ラビリンスの救出に意識を向け直す三人。それぞれが彼女たちを捕らえる肉壁から伸びる触手へと手をかける。

シズル
「ふあぁっ…! ダ、ダイゴ、くん…?」

ダイゴ
「おう、無事…なわけねぇな。今助けるから大人しくしてろよっ! おりゃぁっ!」

ドゴォンッ!!

シズルを捕らえるペニス型の魔物へ、協力な一撃を加えるダイゴ。
続いて、

ラジラジ
「はっ!」

オクトー
「はあぁぁっ!!」

ザシュッ! ザシュッ!

ペニスモンスター
「ピギイイィッ!!」

ラビリスタを捕らえる魔物にはオクトーが、そしてリノを捕らえていた魔物はラジラジがそれぞれ腰に携えた短刀で触手の攻撃を捌きながらそれぞれあっという間に魔物を討ちとる。

ダイゴ
「おし、こっちは助けたぞ!」

オクトー
「こっちもOKだよ!」

鈴口から金切り声を上げながら白濁液となって溶けていくペニス型の魔物をよそに、少女たちに絡みつく触手を素早い手つきで引きはがし、捕らわれた少女たちをそれぞれ救出する三人。

脱出のため、再び跳躍しようとする彼らを逃がすまいと前方からは触手やゴブリンもどきが群がり迫ってくる。

ダイゴ
「くそっ! あいつらもう来やがったぞ! 急げラジラジッ!!」

ラジラジ
「いわれなくとも! はっ!」

全裸のリノを両腕で抱き抱えたまま、ラジラジが目を閉じると同時、その場から姿を消す6人。本来であれば、このまま出口付近まで一気に跳躍できていたところなのだが…。

ジジッ――!

ラジラジ
「…ッ!」

体の中を奔る魔力にノイズが走り、突然6人本来の目的地から大きくずれた位置に現れてしまう6人。そこは先ほどまで彼らが闘っていた敵の真っただ中だった。

ダイゴ
「おいラジラジ、敵のど真ん中じゃねえか! どうなってんだ!」

ラジラジ
「くっ…申し訳ありません、どうやら力への干渉がさらに強くなっているようです…! うまくコントロールが…!」

ラビリスタ
「くはっ…! はぁ…はぁ…はぁ…! みんな、早く逃げ…私ももう…!
げほっ、げほっ…!」

焦りを見せるラジラジの隣で、オクトーに抱きかかえられたまま口から白濁した粘液の塊を吐きだし、荒い呼吸で三人に訴えるラビリスタ。

意識はかなり混濁している様子で、蕩けた表情を浮かべながらオクトーの胸にしがみついてる。

オクトー
「とりあえず、三人を下ろして応戦しないと…!」

裸の少女たちを抱きかかえたまま、周囲を魔物に取り囲まれジリジリと距離を詰めらていく三人。だが彼らにとって一番の脅威は、その腕の中にいた。

シズル
「はぁっ…、はぁっ…! ダイゴ…くぅんっ…♡ あぁああっ…♡」

甘い声を出しながら、ダイゴの硬い胸板に愛おしい表情で頬を寄せるシズル。
さらに。

リノ
「はぁっ…♡ はぁっ…♡ ラジラジさんの体おっきくて、すごい、ですぅっ…。
わたし、もうっ…ガマンできなくてぇっ…!」

ラジラジ
「リノさん!? 一体何をっ…んぐっ…!」

ラジラジの首に手を回し、まるで恋人にすがるように抱き着くリノ。
そんな彼女が熱い視線を送りながら彼の頭に顔を寄せたとかと思うと、まるで不意打ちのように彼の唇を奪った。さらにその隣でも、

ダイゴ
「おぃっ! なんだオマエ、しっかりしやがれ! 離せってコラ、うおぉおっ!!」

明らかに様子のおかしいシズルを慌てて地面に下ろすダイゴだったが、彼女はすぐ彼の腰へとしがみつくと、その豊かに実った胸を彼の陰部に押し当て、その谷間に埋めるように体を上下に揺らし彼のモノを弄り始める。

ダイゴ
「おまっ何して…! うおっ!!」

シズル
「あは…あははっ♡ ダイゴ君の、私の胸に挟まれてすっごくカタくなってる、おっぱいで、コーフンしちゃったのかなぁ? あはははっ…♡」

オクトー
「ちょっとちょっと、なんなのコレ。このコ達まで頭おかしくなっちゃってるわけ!?」

顔を赤くしながら彼女たちを引きはがそうと焦る二人を横目に、戸惑いながら冷汗を垂らすオクトー。さらに彼の下半身にぐったりと寄りかかるラビリスタも

ラビリスタ
「はぁ…はぁ…っ♡ すまないオクトー、私も、もうっ…!」

オクトー
「ちょっ…! 何してんのさ晶っ…!」

息を荒げ、彼の腰のベルトに手をかけガチャガチャと金具を弄りながら、その中にあるモノを求めるラビリスタ。普段の彼女からは想像も出来ない行動に、さすがのオクトーも気が動転してしまう。

ゴブリンもどき
「キッキッキッ…」

彼女たちを引きはがそうと男たちが苦戦する間、ケタケタと笑い声を上げ間合いを詰めにじり寄るゴブリンたち。

さらに先ほどまでゴブリンもどきや男たちと交わっていた少女たちが、ダイゴやラジラジを求め腕を絡めてくる。

テレ女学生
「はぁ…♡はぁ…♡ このお兄さん、すごい筋肉…♡ まるで岩みたい…♡」

ア魔学女子
「あぁっ…♡ こっちの髪の長い人も…引き締まっててすごく好きぃ…♡」

ダイゴ
「まてまておめえら! んなことしてる場合じゃ…! んごっ!!」

裸の美少女たちに囲まれ、耳を紅らめるダイゴの陰部が突然ねっとりとした生暖かい感触に包まれる。その味わったことの無い感触に、思わず声を上げるダイゴの真下に見えたのは普段は想像も出来ないような光景だった。

シズル
「んっ…♡ ぢゅるっ…! んんっ♡ んふふ、らいごくんの、カタくておいひぃ…♡」

ダイゴの股の間で膝立ちになり、彼の腰を両手でつかんだままそのペニスを先から根元まで美味しそうにしゃぶるシズル。

『彼』との経験による賜物か、口に含んだまま舌を器用に動かし、裏筋やカリへと絡め刺激しては首をしなやかに振って竿全体を激しくも優しく包み込む熱心な奉仕に、そういったコトには無頓着なダイゴもおまわず身を預けたくなるほどの快楽に襲われる。

ダイゴ
「おいテメッ…こんな時に何考え…! くはッ!」

断続的に続くシズルの口撃に体をのけ反らせ、電気のような快感の奔る玉袋の奥から湧き上がる熱い衝動に必死に耐えるダイゴ。

そんな彼の横ではラジラジも同じく数人の少女たちに囲まれながら股間を弄られ、オクトーも正気を失ったラビリスタを引きはがそうともがき続けている。

ダイゴ
「くそっ…! おいラジラジ、このままもう一回跳躍できねえのか!?」

ラジラジ
「も、申し訳ありません、このような状況では集中が…! 正直、私もかなり動揺しています…うっ…!」

リノ
「はぁ♡はぁ♡ ラジラジさんの、すごくカタいです…♡ アハ、お兄ちゃんのよりも長いかも…♡」

正面から抱き着いたまま彼の陰部に手を差し入れ、唾液を垂らした逞しいペニスをぐちゅぐちゅと音を立てながらさするように優しく扱き手の中で育てていくリノ。

両手両足には少女たちが数人まとわりつき、今の状態ではラジラジ単独ですら跳躍は難しい状況にあった。

ダイゴ
「くそ、お前らマジいい加減にっ…! うぁっ!」

シズルの口の暖かい感触から怒張しきったペニスが解放されると同時。
ゆっくり立ち上がるシズルが彼に顔を近づけ、ダイゴの先走りに濡れた口を開く。

シズル
「も~素直じゃないなぁ…。せっかくダイゴ君も、一緒に気持ち良くしてあげようと思ったのに…。ほら、ダイゴ君もみんなみたいに『コレ』、付けちゃいなよぉ…♡」

ダイゴ
「ッ!?」

ダイゴの目の下でシズルの両手に抱えられた、うねうねと不気味に蠢く肉の塊。
それは先ほどまで辺りを跳ねまわっていた、あのゴムボール状の奇妙な魔物だった。

シズル
「みんなね、これを頭に付けると、すっごく正直になるの…♡
それにあっちの方もね、びゅっびゅってい白いのいっぱい出るようになって…スゴいんだからぁ…♡」

ダイゴ
「ちょ、お前まさか…! おいやめろって! やめっ…!」

シズル
「ふふふ…えいっ♡」

ダイゴ
「ぐぁ! ンお、ン、ンンンッ~~~~~~!!」

シズルの掛け声と同時に、ダイゴの顔面に押し当てられる肉の塊。
それは瞬く間に彼の頭の半分に張り付き、グネグネと動き回りながらダイゴの頭部を覆うように飲み込んでいく。

ダイゴ
「ぐごっ…! お、あァアアっ…!!」

あっというまに頭部を魔物に飲みこまれ、ガクンと腰を落とし肉の床に膝をつくダイゴ。腕や指先はわずかにビクビクと震え、抵抗の意思を感じさせるものの、それもすぐに力尽きてしまう。

ラジラジ
「ダイゴ! くっ…!」

そんな様子を目の前で見たラジラジも必死で少女たちから逃れようとするが、彼女たちの肌を傷つけまいとする彼の気遣いが仇となり、わずかな隙を産んでしまう。

ルーセント学院の少女
「ほらぁ、イケメンのお兄さんも一緒に楽しもうよぉ♡ えーぃっ♡」

ラジラジ
「ぐあっ…ああアっ!」

リノ
「あは…♡ これでラジラジさんも、一緒に楽しいことできますね…♡」

裸の少女に後頭部からぐいと押し当てられた肉の塊が、ダイゴと同じようにラジラジの頭へと浸食を始める。徐々に力を失い、ガクリと膝をつく彼の逞しい肉体をリノと他の少女たちが支え、体を寄せ群がっていく。

そんな様子にさらに冷汗を垂らすオクトー。
だがそんな彼もすでに体を見知らぬ少女たちに取り囲まれ完全に自由を奪われていた。

ラビリスタ
「オクトーくん、すまないね…。はぁ…♡ 私たち、けっこう頑張ったんだけど、あいつらに、体…色々されちゃって…、はぁっ…♡ もう、限界なんだ…本当に、すまないっ…君の熱いのも私に…! んんっ、ぢゅるっ…んんんっ…♡」

うるうると瞳を滲ませながらも、彼のズボンの中から顔を出したペニスをなんのためらいもなく口に含むラビリスタ。一瞬で竿全体を包み込む熱い感触にオクトーが思わず腰をのけ反らせる。さらにその横から彼に迫る、ボール状の肉の塊を抱えた裸の少女たち。

オクトー
「くそ…ノウェム…!」

己の敗北を悟り、わずか十数メートル先で大勢と魔物と男たちに襲われるノウェムを見つめながら悔しさで歯を軋ませるオクトー。そのわずか数秒後。
彼の視界は、真っ暗な闇に包まれることとなった――。


◇Ⅴ


ムイミ
「…ッ!! オクトーッ!!」

混戦の最中、ラビリンスの救助に向かった仲間たちの異変に気付くムイミ。
視線の遠く先で魔物に寄生されたまま動かないオクトーに向かい、大きな声を飛ばすが反応が全くない。

ムイミ
「ネネカ! オクトーたちがっ!」

ネネカ
「わかっています…! しかしこのままではこちらも…!」

分身を失ってもなお、単独で休まず魔法を放ち続け近づく敵を地道に排除していくネネカ。しかし一向に数の減らない敵の大群に、普段は微動だにしないその表情にも焦りが滲んでいた。

寄生された男たち
「オッ! オオオォッ!!」

ネネカ
「っ!!」

魔物に気を取られる彼女に対し、背後から襲撃する十数人の男たち。
そそり勃つペニスから先走りの汁を吐き散らしながら、まるで獣のような咆哮を上げネネカの素肌へ迫る。

マサキ
「ネネカさまっ!! ぐぅっ!!」

ネネカをかばい、男たちの突撃を身を挺して守るマサキ。
獣のように成り果てたとはいえ、街の人々を手にかけるわけにもいかず拳で一人一確実に人肉の床へと沈めていくが、すでに意識のない彼らは殴り飛ばされてもなおゾンビのように起き上がりマサキへと掴みかかっていく。

マサキ
「ネネカさま、せめて貴方たちだけでもこの場からお逃げください! ここは私が…! ぐアっ!」

ネネカ
「マサキ!」

男たちを足止めしていたマサキの頭部に、突然両サイドから挟み込むように襲い掛かった肉の塊。それがオクトーたちと同じ様に彼の頭を覆っていく。

マサキ
「ムグッ…! グゥッ……! ネネカ、さま…!」

慕う女性の名を口にしながらガクンとその場で力尽きるマサキ。
守りの一角が崩れたことでオスたちの矛先は、全て残った二人のメスへと向かうことになる。

ムイミ
「はぁっ! はぁっ…! くそ、マサキまで…! あたしたち、どうすればいいんだ…!?」

困惑するムイミにネネカは唇をかみしめながら

ネネカ
「やむをえません…! ひとまず彼の言う通り、ここは一時全力で撤退を…!」

動かなくなった仲間たちの姿を目にしながら、苦渋の決断を下すネネカ。
だがそんな彼女たちに残された唯一の選択肢も、次の瞬間に失われることとなる。

ウゾゾゾゾゾゾッ!!!!

ムイミ
「うわっ! こいつら天井から!? この、離せぇっ!!」

突然天井からどろりと流れ落ちるように落下してきた半透明なピンク色の物体。
それは先ほどまでオクトーたちを苦戦させていた巨大なゼリー状の魔物だった。

ゼリー状の魔物
「シュウウウウウゥゥゥッ…!」

ネネカ
「くぁっ、足が…!」

ムイミ
「このっ! このっ! くそ、なんだよコイツ、斬っても斬っても分裂するだけですぐくっついてっ…うわあああっ!」

地面に降り立つやいなや、ぷるぷると小刻みに震えるように這い動きながら、彼女たちの足を捕らえ、体を覆うように足元から這い上がってくる魔物。

体から引きはがそうとムイミは剣を振り回すが、千切れたそのゼリー状の体は地面に落ちるとすぐに本体と融合し、元に戻ってしまう。

ネネカ
「くっ…! この手の魔物はどこかに核となる部位があるはずです、そこさえ潰せば…!」

そう言って辺りを探るネネカがすぐ、その体の中心部にまるでぷかぷかと浮くように存在する赤色の球体を見付ける。

ネネカ
「見つけましたよ、そこですね。インスタンス・ジェム…!」

魔物の核に杖を向け、得意の攻撃魔法を繰り出そうとするネネカ。
だがすでにこの魔物の罠にかかっていることを、彼女はまだ気づいていなかった。

ゼリー状の生物
「ゾゾゾゾゾゾッ!」

バチバチと光りながら震え、発光する魔物の体。
しかしそれはネネカの攻撃魔法によるものではない。

ネネカ
「っ…! 魔力が、吸収された…!?」

ネネカの集中した魔力はその体に触れる魔物の肉体を通して、まるで吸い込まれるように魔物の核へ飲み込まれていく。しかもその魔物の力はそれだけではなく。

ムイミ
「はぁ、はぁっ…! ネネカっ!」

ネネカの振り向いた先で、魔物を素手で引きはがそうとしていたムイミ。
だがいくら触れようとも体はずぶずぶと飲み込まれ、暴れれば暴れる程に体は絡め取られてしまう。さらに

シュウウウウウッ!

ムイミ
「うわ、なんだよコレ、服が溶けてくぞ…! うわ、ああぁあっ…!」

空間にノイズを発生させながら、まるで水に溶ける粉のようにボロボロと朽ちていくムイミの装備や衣服。ネネカの目に映るそれは、溶けるというよりは、まるでそこにあるデータが無へ消失していくような印象を受けた。

シュウウウウウッ!

ネネカ
「ッ!!」

同じくゼリー状の魔物に体を拘束され、じゅうっと音を立てながら服が溶け、露わになっていく素肌に流石のネネカも動揺する。

魔法も使えず、仲間も体の自由も奪われ裸に剥かれていく二人。

その周囲では、熱く滾る何十本ものペニスが彼女たちの方を向いてそそり勃ちながら先走りの汁を滴らせている。

その次に何が起こるのかは、彼女たちが想像するまでもなかった。


ラビリンス&ネネカ&ムイミ肉壁ダンジョン②につづく

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Pinky-Snow 2023/04/08 21:37

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Pinky-Snow 2023/04/05 20:14

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