【仙度羅漢】アレルの変（草案）
アレルの変（草案）
零和三年 十月十六日 午の刻
房総半島のとある庄屋に二人の姉弟が居りました。
アレル（以下ア）「ちょっと」
弟「ん？」
ア「被写体モデル用の垢作ってくんない」
弟「は？何それ？」
ア「あんた機械詳しいでしょ」
弟「被写体モデルって援交だろ？」
ア「うっせーな！（ボコッ！）風呂入ってくるから作っとけよ」
弟「痛って！わーったよ、やりゃいんだろやりゃあ！ったく」
弟「新垢くらい自分で作れるようになれっての（ブツブツ）」
13:37
弟「よし出来た」
弟「ついでに客引きツイートを作っておいてやるか」
弟「えーっと…」
弟は何かネタになりそうなものはないかと周りを見渡した。
静寂の中、風呂場から掛け湯の音が聴こえる。
弟「あっ！」
弟は忍び足で脱衣所に向かい、姉の脱ぎたてパンツを手に入れた。
弟（へっへっへっ…）パシャッ！
床に置いてパンツの写真を撮った。
弟（うわっ染み付いてるよ）パシャッ！
汚れたクロッチが見えるようにパンツの写真を撮った。
元居た部屋へ戻った弟は汚パンツを添付したツイートを作り出した。
13:43
「使用済みのパンツいる？
裏垢jd 裏垢女子」
弟（あとは、画像ファイルから姉ちゃんのイケてる顔写真載せてっと）
「きみのいる朝
♯被写体 #被写体モデル #カメラマンさん募集 #カメラマンさんと繋がりたい #撮影依頼受付中」
弟（パパ活募集も、しておいてやるか）
「ぱぱ活募集してる
ｐ活 裏垢女子 えろ」
弟（くっくっくっ 姉ちゃんの自撮り写真載せてっと）
「おこじゅかいくれたらエッチなことするかも」
生糸「かわいいね 買います」
弟「アハハハ！ ウケる、もう釣れたよ」
ア「できた？」
アレルがお風呂から上がってきた。
弟「はい、既にお客さまがお待ちかねだよ」
ア「は？マジで！？」
アレルはスマホを受け取り、弟が作ってくれた垢を確認した。
ア「……おいコラっ！ てめえ、何してくれてんだよ！」（ボコボコッ！）
弟をボッコボコに殴った。
弟はヘラヘラと笑いながら口から血を流している。
ア「パパ活募集じゃねーよ！ 被写体モデルだっつの！ 消せ消せ消せ！ ばか！あほー！氏ね氏ね氏ね！」
弟「じ（バキッ！）冗談だ（ドカッ！）よ（ボコッ！）ぐはーっ！」
ア「マジで殺すぞ」（ガッ！）
鬼の形相で泣きながら弟を足蹴にした。
弟「ほ、ほら、消したよ！消した！」
零和四年 三月三日
番頭「これ、お前がやったのか？」
ア「私が投稿しているように見えるわいせつな画像や、そういった発言は断じて私自身のものではありません！」
番頭「…信じよう。しばらくの間、活動自粛とする」
ア「はい」