柚木つばめのボトムズM専放送「七夕編　織姫っクス」

【完全無料化】　ボトムズの有料プランに入っている貴方へ　【決めました】

ボトムズの有料プランに入っておられる貴方へ。

大変申し訳御座いません

以前から考えていたのですが、有料プランを廃止することに決めました
（有料だったコンテンツは無料で公開する所存です）

理由は、ci-enに注力しようとすればするほど
「面白いコンテンツを見たければ、課金しろ」
というユーザビリティと相反する運営姿勢になってしまう現状を危惧したからです。
（実はci-en用の音源もそこそこ集めてました。）

御存知の通り、弊サークルの作品は他サークル様に比べて高価格（見えない所でアホみたいに原価を掛けている所為もあるのですが）である上に、割引キャンペーンにも参加しておりません。
もう十分にユーザー様から支援して頂いているにも関わらず、別料金商法に精を出すのは不誠実であるように感じます。

よって有料プランは近く閉鎖します。

「有料プランに入っていた貴方へ」

今まで自分が料金を支払っていたものが無償公開されてしまうと、損をした気分になると思います。
何らかの補填をしますのでTwitterか公式サイトから御連絡下さい。

ガンダムは何故駄作なのか？

恐らく監督の富野由悠季氏自身が一番痛感しておられることだと思うが、機動戦士ガンダムは駄作である。

理由は、同作が冒頭ナレーションで完結しているにも関わらず、数十年蛇足を継ぎ接ぎ続けているからである。
そう冒頭のアレである。
著名なナレーションだが、改めて引用する。

「人類が、増え過ぎた人口を宇宙に移民させるようになって、既に、半世紀が過ぎていた。
地球の周りの巨大な人工都市は、人類の第二の故郷となり、人々は、そこで子を産み、育て、そして死んでいった。
……宇宙世紀0079、地球から最も遠い宇宙都市サイド３はジオン公国を名乗り、地球連邦政府に独立戦争を挑んできた。
この一ヶ月あまりの戦いで、ジオン公国と連邦軍は総人口の半分を死に至らしめた。
人々は、自らの行為に恐怖した。戦争は膠着状態に入り、八ヶ月あまりが過ぎた……」

先入観を捨てて、読み込んで欲しい。
実はこの一文で、物語はハッピーエンドを迎えている。
「人口爆発に悩んでいた人類は、短期間に総人口を半減させる事に成功した」のだ。
問題解決してるじゃん。
めでたしめでたし。
しかもこれだけ劇的に間引きしながらも、人類は絶滅していないし、戦争を継続するだけの文明を保持している。

上手い皮肉だと思わないだろうか？

01、地球に誕生した巨大な官僚機構はその権力を以て、力なき貧民を宇宙に棄民する企みを実現する。

02、官僚機構は「人口問題の解決策」「地球環境の回復」を口実に地球生活を独占する。
宇宙に捨てられた哀れな棄民達は、空気すら地球官僚に握られ困窮生活を強いられた。

03、とうとう宇宙棄民の怒りが爆発し、地球への復讐を開始した。
自分達の牢獄であるスペースコロニーを弾頭に見立てて地球に打ち込んだのである。
多くの地球人が死に、地球人口は無事に削減された。

物語としてのガンダムは実はここで完結しているのである。
少なくとも星新一なら1~2ページで纏めるだろう。
プロットのモチーフは1965年に書かれた「月は無慈悲な夜の女王」以外にあり得ない。
というより、ガンダムはこのハインラインのベストセラーのパロディなのである。
当然、富野氏もこの世界的ヒット作を読んでいる。

誰か指摘してやれば本人も喜ぶのに、「ガンダムってアニメ版ハインラインですよね！」
と誰も本人に振ってやらない。

富野氏の不幸は、この出オチを延々と膨らませ続ける事を強いられる点である。
ガンダムを手掛けたのが富野由悠季ではなく星新一であったなら、富野氏が嘆くように「ガンダムしか語れないオタク」ではなく、もっと知的に建設的な語れられ方をしていただろう。

ボトムズは富野ではなく星でありたい。
同人音声という媒体がTVアニメとショートショートの丁度中間点の性質を持つものであるから、そう考えるのだ。

機動戦士ガンダムは最高のプロットに基づいた作品である。
それだけにアムロ少年の登校をフラウ・ボゥが迎えに来る以降の蛇足は実に惜しいと思うのだ。

公約するぞ！
俺はオチを勿体ぶらずに、手軽に楽しめて手軽に忘れられる作品を作る！
ユーザビリティを突き詰めれば、娯楽とは一発芸であるべきなのだ！