第26回「#やえなつ」シナリオができるまで -ケンカする? やめる? 編-
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よろしくお願いします♪
■08/03 ケンカをさせるのか否か、それが問題だ
※多少のネタバレも含みます※
結論から言うと、させませんでしたが……
この頃は、『#やえなつ』における、
プロットからの一番の変化を書いていた時期でした。
当時わたしのTwitterをご覧になっていた方はご存知かもしれませんが、
当初、トラック10『10.雨_迷子_バス停_キス』は
トラック10『10.雨_ケンカ_仲直り_キス』というタイトルで、
二人はバス停でケンカする流れでした。
モブさんの存在が原因で主人公が不安になり
弥映ちゃんを遊んでいる女認定する。
それに弥映ちゃんが傷ついて……。という流れでした。
いやぁ~本当にやめてよかったなぁ~。
しかし、当時はこの展開がいい、この展開にすべきだと思っていた。
ということで、ここから数日分の日記は、
『最初はそういうストーリーだったらしい』
という前提で読んでいただけると嬉しいです。
さらにこの日には、例のモブさんの存在すら
なかったことも含めてお楽しみください。
--では再開--
トラック09『09.町に一個しかないショッピングセンターで買い物デート』
トラック10『10.雨_ケンカ_仲直り_キス』(当時のタイトル)
における、喧嘩に至るまでの流れがもっさりしているので修正。
プロットでは、靴を、
09でショッピングセンターにいる時点で渡す予定でした。
でも、このあと10で喧嘩するとなると、
弥映ちゃんは09で靴をもらってすごく喜んでる。
なのにその後10で自分が遊んでいる女だと誤解されて怒るので、
感情の流れがめちゃくちゃなんですよね。
しかもこれだと、
主人公が『自分は弥映ちゃんと釣り合わない』と
卑屈になりだす理由が弱くて
(この子急に何を言い出すんだ……)になってしまう。
ということで、便利なモブの方を招聘。
モブさんには申し訳ないことをしましたが、
弥映ちゃんの、主人公への態度とモブさんへの態度の違い、
ナンパされても
『あんなの、女が一人でいたら誰でも声かけるんだよ。
あたしだから寄ってきた訳じゃないでしょ』
と言ってしまう自信のなさなどを描写できてよかったです。
モブさんごめんね。
(※後日注 ↑のセリフはなくなりましたが、
弥映ちゃんはこのように思っていました。
『誰でも』ってこたぁないだろう……。という感じですが、
この、必要以上に自分を卑下するキャラクター性は
ちゃんと描写できたかなと思っております※)
--ここからまた注釈--
それにしても、こういうネガティヴな仕事をモブに任せるというのは
本当に最終手段です。
モブだからと言って雑に書くのはいけない、
愛があるに越したことはありません。
モブさん、本当にすまねぇ……。
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