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藍月なくるの記事 (4)

お仕事情報

汗だくじっとりせっくす 幼馴染-カノジョ-と過ごすトクベツな日


神代そら様のサークル「そらいろパレット」の処女作で、音声編集と音作りで関わらせて頂きました。

幼馴染彼女とのあまあまで濃厚な一夜を楽しめる音声作品になっています。
夏らしい音を再現できるよう収録しましたので、ぜひお聴きになってくださいませ!
本当は花火の音も自前で用意しておきたかったのですが、手持ちになかったのと昨今の情勢で収録しようにも出来ず…癒し喫茶もち猫さまの素材に助けられました…!

https://twitter.com/uninimu/status/1417840306158858243?s=20

死神少女はしあわせにしたい


藍月なくる様のサークル「クラリムステラ」の新作で、音声編集と音作りで関わらせて頂きました。
自分のパートは身体洗い、シャンプー、耳かきといったASMRパートになります。

お風呂シチュは久しぶりで、頭皮マッサージあたりは新しいやり方で収録を試みたのですが、それっぽく聴こえたらいいなと…!
耳かき棒はなかなかこれといった音が出せないのが悩みで、試行錯誤しながら録ってみました。(綿棒シチュなら音圧強めの音を出せるのですが…生涯研究ですね)


まだまだ未熟ではありますが、2作品とも楽しんで頂けましたら嬉しいです!

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Cure Sounds-ノーラの発売日について


新作「Cure Sounds-ノーラ」の発売日ですが、今のところ「販売待ち」のステータスになっていますので、4月6日の0時の販売開始になるかと思います。

こちら、予告ページの方でも体験版が試聴できるようになりました。
気になる方はぜひ宜しくお願い致します!

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新作「Cure Sounds-ノーラ」の発売日について


新作「Cure Sounds-ノーラ」の発売日について、4月6日の月曜日で申請しました。
ただ、現在はコロナウィルスの影響でDLsite様の方も感染拡大を防ぐために登録作業などに時間がかかるとの事ですので、日にちがズレる可能性があります。
正式な発売日が決まり次第、またご連絡します!

以下、本作についてのお話を。

◆制作のきっかけ

https://twitter.com/uninimu/status/1087318891452260352?s=20
漠然とこれまでとは違うマニアックな音フェチ作品をCure Soundsで作りたいなと思っていたところ、昨年の夏にカマキリさんが「台本を依頼してみたい方はいますか?」とツイートされているのを発見。

プロットもすぐに書けたのもあり、そこからトントン拍子に進み、今に至ります…!
https://twitter.com/uninimu/status/1163768592837406720?s=20
https://twitter.com/uninimu/status/1164117714232696832?s=20
https://twitter.com/kamakiri2631/status/1164141049461137409?s=20

全体的にもうどうせなら突き抜けたものにしよう…とタワシや歯磨きで耳かきしたり、サイボーグ手術や黒魔術のロールプレイ、エビフライやポテチのお食事(耳で)を取り入れてみました。

普通ならこういった音を作品で自然な流れで使うのはなかなか難しいのですが、「ロールプレイ」という形でCure Soundsなら無茶がきくのでやりたい放題出来た感じですね…。

そんな雰囲気をカマキリさんが台本で素晴らしく表現してくださいました。
思い描いていたノーラちゃんにぴったりでした。
過去シリーズのイメージを壊すような内容のご依頼にもかかわらず、お引き受けくださり、本当に有難う御座いました…!!


◆音作りについて


本作も内容に合わせて小道具を準備し、様々な音を収録しました。
一番大変だったのは、やはりエビフライのお食事効果音ですね…

初めはエビフライをマイク付近に押し当てるなどして、あの衣のパリパリ音を出せればとイメージしながらやってみるも、なかなか想像していたような音が出ず…。

どうしようかと悩んでいた時に、「これはエビフライ耳かきじゃなくて、お食事なんだから咀嚼音みたいな音にしたらいいのでは?」と気付き、完成品のような音になりました。
衣の音もいいですが、エビ部分から出る微妙に水気がある音もいいですね…(洗脳)

サイボーグ手術でのドリル音は、オリジナルの物よりも抑える形で編集してみました。
仮にもCure~というタイトルを構えている作品なわけですし、大きい音を急に鳴らすのはまずいかなと…
もし、ドリル音フェチの方がいらっしゃいましたら、すいません…!


◆プロット

発売までの内容予習(?)にどうぞ。

・Track1

2年前からASMRにハマり、就寝時には必ずお世話になる程、日常生活になくてはならなくなっているあなた。
ネットで調べたらASMR専門店らしきものがあるらしく、そこへ足を運んでみることに…。

「いらっしゃいませ!Cure Soundsへようこそ♪」
明るく笑顔で受付の女性が出迎えてくれる。
下調べしていたものの、怪しいお店だったらどうしようと思っていたため、少し安心する。

彼女の名前は花奏。
このお店で働く女性なのだが、今日は受付を行なっているようだ。

簡単なお店の説明を受け、自分の好みの音の傾向をチェックシートへと記入する。
これにより、施術の内容が決まるらしい。

あなたはASMR歴が2年ということもあり、定番の耳かきや自然音などでは癒しやゾクゾク感を得る事が少なくなっていた。
新たな刺激を求め、好みの音の傾向も備考欄に「新鮮なASMR体験をしたい」と書くほど。
そして、「炭酸音」や「ロールプレイ」のところにチェックも…。

「なるほど…でしたら、ノーラちゃんに受け持って貰った方が良さそうですね」
これを見た花奏は、ノーラという店員さんが施術をするのに相応しいと提案する。
写真を見る限りでは、他の店員さんと比べて独特というか不思議なオーラを感じてしまった。

お店の人のオススメなのだから問題はないだろうと、その提案を了承する。
そして、施術室へと案内されるのだった。 (部屋までは行かず、奥へどうぞ的な感じで終わる)


・Track2

「…どうも。初めまして。ノーラって言います。あなたが指名してくれたんですね」
施術室で待っていると、写真で見た女性がやってくる。
挨拶をしてくるも、どこか無愛想というか…既に面倒臭そうにしているような雰囲気を感じてしまう。

「私を指名するなんて、物好きなんですね。
言っておきますけど、他の人と違って優しく癒す気なんてありませんから」
いきなりそのような事を言い出し、癒しを提供するお店としてどうなのか…。
しかし、受付の女性から勧められた以上、帰るわけにもチェンジするのも憚られてしまう。

逆に彼女の技術的な自信の表れなのかもしれない…とあなたは前向きに考える事にする。
そして、施術台の上へ仰向けになるように言われ、淡々とヘッドホンや目隠しを着けられていく。

施術台とは呼ばれているが、見た目はベッドのようなもので、自宅にいるような感覚でいて欲しいという意味合いからこのような形になっているらしい。
ヘッドホンは店員さんが出す音を楽しむため、そして目隠しは没入感を出すためのようだ。

「はい。マイクの調子がいいか確認しますよー」
ノーラは店員専用の部屋へと移動すると、早速バイノーラルマイクを用いて、テストを開始する。
真正面、左右へと移動しながら喋りかけ、きちんと立体音響感が出ているか確認していく。
気怠そうな声ではあるが、一応ちゃんと仕事はこなすタイプのようだ。

一通りテストを終えた後、早速施術へと移る事に。

「お客さんはロールプレイがお好きという事で…それメインでやっていきますね」
本来ならば、チェックシートに書かれた好みの音を聴いて癒されていく事になるのだが、あなたはロールプレイにチェックを入れていた為、それをメインに行っていくらしい。

突如、耳に馴染みがない音が聴こえ始める。
何の音か分からないが、ASMRに慣れ親しんだあなたは新しい音の感覚に身を委ねていく。

「はーい、お客さんの耳…綺麗にしていきましょうねー」
どうやら耳かきのロールプレイのようだが、明らかに綿棒や耳かき棒を使っているとは思えない音が聴こえてくる。

不安になり、何を使っているのか尋ねると何とタワシを使っていると言うのだ。

「はぁ…耳かきにタワシを使っちゃいけないって誰が決めたんですか?残念ですけど、諦めて下さい」
当たり前だと言わんばかりに、溜息をつきながら耳かき(?)を続けていくノーラ。

確かにこれは実際の耳掃除とは異なる物。現実と同じ行為を求めては、つまらない。”耳かき“という概念に囚われてはいけないのだと彼女が暗に伝えているような気がした。

タワシで左右の耳を掃除した後は、今度はブラシで細かく磨くような音が聴こえ始める。
どうやら、歯ブラシを使っての耳掃除らしい。

現実でこんなものを耳に突っ込まれては、その人の気を疑ってしまうが、これが彼女のスタイルなのだろう。
そういう意味では、確かに斬新さを求めるあなたには打ってつけと言える。

それにシチュエーションさえ考えなければ、何だか心地よさに似たようなものを感じてしまう。
それは彼女の技術力なのか、はたまた彼女の気怠そうな声が良いのか…。

ひと通り歯ブラシで掃除をした後は仕上げにタオルで拭き掃除をするらしい。
掃除に使う道具はアレだが、一応そういう所は気を遣ってくれるのだなと安心してしまう。

まずは顔全体から拭いていき、徐々に耳へと近づいていく。
耳の周りから耳穴へとしっかり拭き掃除を行い、最後は耳吹き…かと思いきや、耳に風が吹き込む音が聴こえてくる。

どうやら扇風機の風らしく、初めは弱…中と風を強めていきながら、耳についたゴミを飛ばすつもりらしい。

「お望みなら“強”でも出来ますが…これなら耳についたゴミは軽く吹き飛ばせるかと」
ノーラは簡単に提案してくるが、流石にあなたは遠慮する。
少し顔をマイクに近づけて息を吹きかければいいのに、全てにおいて道具の力を借りて行う彼女の耳かきは斬新すぎるものであった。

★使う道具について
・たわし
綿棒や耳かきに代わる掃除道具。
ゴシゴシと耳の周囲をお掃除します。

・歯ブラシ
綿棒や耳かきに代わる掃除道具その2。
たわしでは出来ない細かい動きで耳穴などをお掃除。

・タオル
梵天に代わる掃除道具。
タオルを使って耳の周りや耳穴を拭いていきます。
美容室ではシャンプー後に行うこともあるため、唯一オーソドックスな音?

・扇風機
耳吹きの代わりに使う掃除道具。
息を吹きかける事すら機械任せ。
弱~中の強さで行います。


・Track3 サイボーグ化

続けて別のロールプレイを行うということで準備を始めるノーラ。
何やらカチャカチャと道具を用意する音が忙しなく聞こえてくる。

「お待たせしました…。さて、早速ですが、お客さんをこれからサイボーグ化する手術を行います」
またいきなりこの子は何を言い出すのか…。
唐突な展開に困惑してしまうあなた。

「はぁ…ノリが悪いですね。こういうロールプレイなんですから、状況を受け入れてくれないと困るんですが」
困惑するあなたに不満そうな顔を浮かべるノーラ。
確かにこれはただのロールプレイなのだ。
サイボーグ化の手術と聞いて焦ってしまった自分が恥ずかしくなってしまう。

初めに何故サイボーグ化を望むようになったのか紙にペンで書きながら問診をされていく。
こちらも素直に受け答えしようとするが、「黙っていてください」と言われてしまう。
既に彼女の中で筋書きは出来上がっており、それに従って会話が進んでいった。

ノーラはゴム手袋を着けて準備万全。
まずは頭に埋め込む用のチップの準備が必要らしく、ペンチやネジ回し、ピンセットなどを用いながら準備を進めていく。

チップには色々な種類があり、感度を鈍化させるものや倍加させる物があるらしい。
これから頭に埋め込むものは、音フェチなあなたにとって有用な感度を倍加させるチップ。
これならば、慣れ親しんだ音でも新鮮な感じで聴けるだろうという狙いがあるのだった。

一見、雑に施術をしているように見えて、ちゃんとお客さんの悩みを分かった上でやってるんだなと感心してしまう。

使うパーツの準備が終わり、いよいよ手術開始。
普通のASMR体験に慣れ切っているあなたは少なからずワクワクしてしまっていた。

しかし、そんな想いを撃ち貫ぬくようにドリル音がいきなり鳴り響く。

「いちいち煩いですね。麻酔なんて物は無いんですから我慢してください。っていうか、注射を刺す音なんて音が小さ過ぎて無理ですから」
麻酔なしに手術をするのかと訴えかけるも、身もふたもない事を言われて一蹴されてしまう。

どうやら、左右の耳を起点として後頭部にドリルでいくつか穴を開けていくようだ。
ひと通り穴を開けた後は、何やらチップのような物を埋め込んでいく。
脳への伝達に関わる物らしいが、彼女の頭の中で既に出来上がっている設定なのだろうから、何も言わずに素直に従う事にした。

チップを埋め込んだ後は、空いた穴にネジ回しを使って一つ一つ丁寧にネジを締めていく。
途中、「あっ」と声を出して何かパーツが足りないとか呟き始め、不安を煽ってくるが、さほど問題は無いらしく(?)そのまま続けていった。

その後、耳に感度が増すチップを埋め込むらしく、耳の周りを消毒液が付いたガーゼで拭いていく。
ひと通り綺麗にした後、彼女は耳に向かってドリルを回し始める。
後頭部に穴を開けた時と違い、音が近い為、より穴を開けられている感じがリアルだ。

左右に1つずつ穴を開けられた後は、そこへピンセットを使いながらチップを埋め込まれていく。
今後自分がサイボーグ化する機会はまず無いだろうが、実際にこういう事をされるのだろうか…と音を聴きながら考えてしまう自分がいた。

「ふぅ、お疲れ様です。これでお客さんはASMRサイボーグになる事が出来ました。感度が倍加した事で色々な音が気持ち良く聴こえるはずですよ。
…まぁ、日常生活に支障が出ても私は知りませんが。

あと、肝心のパーツが足りなかったので、感度が上がるのは特定の音だけになります。
当初の予定とは違いますが、別に問題はないでしょう」
仕上げに耳に開けた穴をネジで塞いだ後、ノーラはそう告げる。
最後の一言から手術失敗なんじゃ…と突っ込みたくなってしまったが、敢えて口を挟まないようにするのだった…。

★使う道具について
・ドリル
頭に穴を空ける為に使う道具。

・ねじ回し
頭に空いた穴を塞ぐためのネジを締める際に使う道具。

・チップ
設定的にはかなり小さめなものを埋め込みますが、効果音収録の際は大きめの集積回路を使います。
それっぽく回路をピンセット等を使ってカチャカチャやる感じ。

・ガーゼ
消毒液を塗る際に使う道具。


・Track4 耳でお食事!?

「さて…手術が終わったところで、ひとつ感度の実験を行いたいと思います。
お客さん…突然ですが、お腹は空いていませんか?」
ちょうど小腹が空く時間帯という事もあり、あなたは彼女の問いかけに対し、肯定で返す。

「それは良かったです。では…早速ですけど、今から耳で食事を摂ってみましょうか」
――は???
突然の事に思わず、素っ頓狂な声を上げてしまう。

しかし、彼女の事だ。あれこれ突っ込んでは、また機嫌を損ねてしまいかねない。
そういうロールプレイなのだ…と自分に言い聞かせ、彼女の提案を受け入れるのだった。

「いい返事ですね。では早速…このエビフライをどうぞ」
そう言うと彼女はエビフライらしき物を耳にグイグイと押し込んでいく。
実際に何を突っ込んでいるのか音でしか確認できない為、ヤキモキしてしまうが、揚げ物らしい特徴的なパリパリ音が耳の奥へと響いてくる。

ああ…これがエビフライの音なのか。
普段は当たり前のように口に入れてただ食べるだけの物をこうして耳に突っ込んでみると感慨深いものがある。

ノーラはエビフライの栄養面や優れている部分などを力説しながら、容赦なく耳穴へと押し込んでいく。
どうやら彼女は揚げ物の中でも特にエビフライが好きなようだ。

左右交互にエビフライを突っ込んだかと思えば、左右同時に押し込んでみたり…。

「はい。お耳あーんですよ、あー…ん」
そう言いながら耳に突っ込んでくるが、耳をそもそも開けた事などないので、どう反応していいのか分からない。
ひとまず、口をあーんと開けてみるが、第三者が見たらこの状況…ドン引きしてしまうのではないだろうか。

「揚げ物ばかりで喉が渇いてきたでしょう。はい、炭酸水です。どうぞ召し上がれ」
まさか耳に直接炭酸水をかけるのかと身構えてしまうが、どうやらコップに注ぐだけの模様。

「流石にそこまでやるとマイクが壊れちゃいますから。お店の物ですし、大事に扱わないとですね」
エビフライを突っ込んでる時点で既にマイクに負担を掛けてるのでは…と思わずツッコミを入れてしまいそうになるが、そこはグッと我慢する。

左右の耳のそばに置かれたコップへ炭酸水を注ぎ、音を聴かせていくノーラ。

「さあ飲んでください。お好きなんでしょう?炭酸水。耳から飲むイメージで一気にどうぞ」
確かにチェックシートに炭酸系の音が好きだと書きはしたが、まさか耳から飲むという謎なシチュエーションで聴かされる事になるとは…。
色々考えても仕方ないので、あなたは何とか耳で飲むイメージを想像しつつ、音を楽しむのだった。

「喉も潤ったところで、おやつにしましょうか。はい、ポテトチップです。いっぱい食べてくださいね…耳で」
そう言うとノーラはポテトチップを袋から出して、耳へと押し付けていく。
強引に押し付けられた事で、それは簡単に砕けてしまい、新鮮な音として聴こえてくる。

左右交互にポテトチップを押し付け…もとい食べさせながら、時折、炭酸水もコップへ注ぎ、さながら本当に飲食しているかのような気分になってしまう。

ひと通り食べさせた後は、除菌シートで耳のお掃除。
食事を終えた後は、口の汚れを拭くために行うものだが、耳で食べても同様らしい。

「まったく…こんなに食べ散らかして。お客さんは耳で食べるのが下手ですね。まぁ、でも初めてですし、うまく行くはずがありませんが。
ほら、耳の縁が汚れちゃってますよ。」
そう文句を言いながらも、丁寧に耳を拭いてくれるノーラ。
取れにくい汚れは、扇風機の“強”で…と言いかけるが、気が変わったのか彼女の息で直接耳吹きをしてくれるのだった。

耳元で初めて感じる彼女の吐息に思わずドキッとしてしまうあなた。
ノーラに気づかれないよう、なるべく平静を装うとするが、脈拍計で状態を測定しているため見透かされてしまう。

「あれ…なんだか脈が上がってますけど、もしかして私の耳吹きでドキドキしちゃってます…?
サイボーグ化してもそのような感情は残るものなんですね。なんだったら、今度は脳ごと改造しちゃいましょうか」
それが冗談なのか本気なのか…彼女の口調からはそれが読み取れず、苦笑いするしかないのだった。


★使う道具について
・揚げ物(エビフライとか)
耳に突っ込んで食べさせます。

・炭酸水
ただの水では味気ないので、コップに炭酸水を注いだりして清涼感を出します。
マイクに直接ぶっかけたりはしません。

・ポテトチップ
こちらも耳に突っ込みます。
突っ込む過程で砕ける音をASMR要素として。

・除菌シート
食後の口元を拭くのと同じように、食後の耳を拭き掃除する為に使用。


・Track5

何だかんだで斬新なASMR体験が出来ている事にワクワク感が隠せなくなってきていたあなた。
次はどんなロールプレイなのか期待を胸に馳せていると…

「さて、サイボーグ化の手術が上手く行った事ですし、仕上げに黒魔術で呪いをかけてあげます。
これでお客さんは普通の音では癒されなくなるかと…」
サイボーグ化が終わっているのに黒魔術???と疑問が生じたものの、次第にあなたは彼女の施術に慣れてきたのか、すんなりこの状況を受け入れる。
むしろ、ノリが良くなってきたといえよう。

「ええ、私が先ほどまで行ってきた特殊な施術は、その為の物だったんです。
どうせもう普通の音じゃゾクゾクしなくなってきたんですから…ちょうどいいんじゃないですか?」
そう言うと、彼女は黒魔術の準備を行っていく。
まずは、彼女が来ている衣服に聖水(?)を霧吹きでふりかけ、儀式の前に清める。

そして黒板の中央には頭蓋骨(の模型)を置き、魔方陣を描いていく。
その魔方陣を囲うように四隅にロウソクも…。
なかなか本格的な様相を呈してきており、これからどんな魔術をかけるのか説明していった。

何かよくわからない呪文を唱えながら、黒板へと術式を描いていくノーラ。
そして、すべて唱え終わると、お香を焚き始める。

このお香は呼び出すものによって使うものが変わるとかなんとか…。
それは悪魔だったり、精霊であったりと様々。
今回は呪い(?)をかける為、低級な悪魔を呼び出すらしい。
実際にその場にいないので何とも言えないが、微かにそれらしき香りが彼女の施術室から香ってきているような気がする。

「お客さんが強力な悪魔に憑りつかれないよう、護符を貼っておきますね」
そう言いながら、ペタペタと護符を貼り付けていくノーラ。
顔中に貼られていき、もはやそれは守護というより封印に近いように思えた。

そして、彼女は耳元に顔を近づけると
「あなたは普通の音じゃ癒されなくなる…耳かき…シャンプー…そんな音じゃもうダメ。
あなたのもっと気持ちいい音…いっぱいありますよね。

エビフライ…エビフライ…エビフライ、好きですよね。
あのパリってした音…癖になっちゃう…。もっとゴリゴリ突っ込まれたい…。
あなたが強く思えば、動画サイトのASMRだって、エビフライ流行っちゃうかも…。
すき…すき…エビフライ大好き…。

んぅ…たわし…たわし…たわし…たわし、好き…」
とまるでまじないのように、今まで聴かされた音の名前を何度も何度も囁きかける。
こう何度も連呼されると、本当に自分はそうなんじゃないかという気分になっていき、洗脳されているような感じになっていく。
やがて、あなたの意識は遠のいていき…

「ふぅ…やっと落ちましたか。
今回はノリが悪いお客さんで手こずっちゃいましたね。
まぁ、でも…最後は一瞬で落ちてくれましたし、良しとしましょう。

さて、今日はお疲れさまでした。
ふふ、目が覚めるとどんな反応をしてくれるのか楽しみです。
ますますマニアックな音にしか興味を示せなくなるかどうかはお客さん次第…
満足できないようでしたら、また私を指名してくれれば、刺激的な時間を過ごせるかもしれませんよ?」
そうノーラは、静かに寝息を立てるあなたに対して呟くのだった…。

★黒魔術で使う道具について
・聖水
悪魔から身を守るために衣類に振りかける聖なる水。
本編ではただの水で、霧吹きを使ってASMR要素を出します。

・魔方陣
黒板の上にチョークを使って描き、ASMR要素を出します。
描く魔方陣の形は決まっておらず、ノーラが適当に描きます。

・ロウソク
四方の方角に合わせて置きます。
火を点ける時の音をASMR要素に使用。

儀式中にロウソクが消えてもその場を離れてはいけない。
ロウソクが消えているように、悪魔が見せかけているらしい。

・護符
悪魔から身を守るための護符。
強力な悪魔からの誘惑や恐怖に打ち克つ力が込められている。
本編で使われているのはただの紙切れ。
マイクに向かって直接貼る音をASMR要素として使います。

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新作「Cure Sounds-ノーラ」の体験版先行公開


4月の新作「Cure Sounds-ノーラ」の編集が無事に終わりました!
いつものように有料プランの方向けに体験版を先行公開します。

本編の方は4月上旬に発売出来ればなと思いますので、宜しくお願い致します!

【 ちょこっとプラン 】プラン以上限定 支援額:100円

体験版の先行公開

このバックナンバーを購入すると、このプランの2020/03に投稿された限定特典を閲覧できます。 バックナンバーとは?

【 クーポンプラン500 】プラン以上限定 支援額:500円

体験版の先行公開

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【 クーポンプラン1000 】プラン以上限定 支援額:1,000円

体験版の先行公開

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