【NTRアドベンチャー】製作記録⑳~アルバイト【完成版】~【せつ負け】
今回は【アルバイトシステム】が(細かい調整を除いて)ほぼ完成したので、そちらの紹介をさせていただきます。
どのバイトも制限時間が2分間(休憩する毎に+で10秒消費)のミニゲームです。
品出しバイト
最初から解禁されている共通バイトです。
①まずは倉庫から商品を持ち出す。
スタミナレベルによって持ち出せる数に限界数が設定されており、これを超えて持とうとすると、失敗メッセージが表示されタイムロスが発生してしまいます。
②10秒ごとに商品棚に空きができるので、店頭に商品を並べる。
(ちなみにどのバイトでも共通して10秒ごとにインカムで店長から指示が出されます。
指示を完遂できなくてもペナルティはありませんが、なるべく早く作業することがハイスコアの秘訣です)。
商品ごとに並べられる棚が異なっています。
棚は同じ種類でも複数箇所ありますが、どの棚に入れても入れられる上限は共通でスコアも同じなので、一番近くの棚にまとめて突っ込むのが効率的ですね。
メイドカフェでひたすらお皿を下げる
せつなの高効率バイトです。
このバイトが一番簡単ですね。
①10秒ごとにランダムで食べ終わったお客さんが出現します。
お客さんはグループ毎に分かれており、同じグループのお客さんは一人に話しかければまとめて回収可能です。グループすべてのお皿を下げるとボーナスが加算されます。
知り合いが来店することもあるので、色々お客さんの反応を見てみるのも面白いかもしれません。
②限界までお皿を持ったら、厨房の洗い場まで持っていく。
バックヤードの厨房前に接触すると、こんな感じでお皿の所持数がリセットされます。
お皿の所持上限は品出しバイトと同じくスタミナレベルが上がるにつれて増えていきます。
そして次が最後のバイトなのですが……
ざわ…
……ざわ
…ざわ……
……限定ジャンケン……っ! 開帳……っ!
……ナツオの高効率バイトです。
このバイトの設定が一番面倒くさかったです。
ルールはかなり限定ジャンケンです。
最初にグー、チョキ、パーのカードが4枚配られ、賭けチップが3枚渡されます。
カードを使いきれなかったらチップはすべて没収されてしまうので、残すカードのバランスが重要になってきます。
相手のチップ枚数を見極めて勝負をしかけるかを決めます。
チップ枚数が3枚より多い相手か少ない相手はそれだけ勝負を重ねて持ち札が変動しているので、狙い目です。
ゲーム開始前に対戦相手の持ち札1種類の枚数と、持ち札の合計枚数を確認できます。
対戦相手は多く残っている手札を出してくる確率が高いので、これを参考にして出す札を決めていきましょう。
参加者はなにもしなくても10秒ごとに勝負をしたりしなかったりします。
ナツオが勝負をした直後にもこの勝負判定があり、持ち札とチップが増減し、どちらかが0になった参戦者は退場します。
……さすがにカイジ達のように他の参加者と共闘とかはできませんが、駆け引きの要素が一番強いミニゲームですね。
運が悪いと全然勝てず、むしろ参加費分損してしまいますが、3つのバイトの中では一番大勝ちできる可能性のある、まさに悪魔的ギャンブルが体験できます…っ!
必勝法はありませんが、戦略を練ることでかなり有利に立ち回ったりどん底からの逆転も狙える仕様にしてみました。
ナツオは胴元に雇われたプレイヤーキラーとして参戦するので、他の参加者より有利な条件で戦うことが可能です。
こんな感じで今作のアルバイトには結構ゲーム性があるので、色々工夫してみるのも面白いかもしれません。
雑にやっても回数をこなせば必要資金は貯まるのですが…。
ゲームデザインとストレス要素
当サークルの方針として、退屈な周回は基本的には避けられるようにしようと考えています。
具体的には【ゲームを進めるために新鮮味のない周回作業を強要される】という状況に陥らないように気をつけています。
今回も【やろうと思えば色々できるけど、飽きが来るほどやる必要はないよ】というくらいのバランスを目指しています。
……それでも色々作ってしまうのは、【ゲームの世界観とか空気感を作る】という作業が製作者としてはとても楽しいからですね…。
ユーザーさんからすると、ほどほどでいい部分ではあると思うのですが…
ある程度没入感があった方がえっちだと思うので、ついついこだわってしまいます。