兄「いもうと。キモイって１０回言って」妹「キモキモキモキモキモキモキモキモキモキモアニキ！！」

兄「いもうと。キモイって１０回言って」
妹「キモキモキモキモキモキモキモキモキモキモアニキ！！」
兄「あぁ～ヤバ、めっちゃこうふんするぅ」
妹「はぁぁぁっ！？　アンタあたま沸いてんじゃないの！？　マジキモい」
兄「いもうとに罵倒されて喜ばないお兄ちゃんはいません！！」
妹「意味わかんないっ！　ホント、いい加減にしてよね！？　シスコンっ！」
兄「ぐぅふぅっ！？　ぁぁっ！　いいっ！　いいぞ、いもうとぉぉぉっ！！」
妹「う～わ、マジでキモい。ぜんぶ、録ってるからね！？　パパに言うから」
兄「そ、そんなぁぁぁ～っ！　お兄ちゃん、勘当されちゃうじゃないかぁ！」
妹「それぐらいのことしてるって自覚して」
兄「頼むっ！　キモウトーー」
妹「は？？？」
兄「あ、間違えた。いもうとぉ～っ！　それだけはぁぁぁっ～～～！」
妹「ホンっと信じらんない！！　キモイのはアンタのほうでしょ！？」
兄「はい、すみません……いもうと様の言うこと何でも１つ聞きます」
妹「フンっ！　キモアニキにしては、話が早いじゃん？　今『何でも』って言ったよね」
兄「ぁ、えっと……できないことはやめー－ッ」
妹「あ～あ、アニキは今日から宿無しかぁ～っ」
兄「なんでもしますっ！！！」
妹「あっそ。じゃ、言うから」
兄「はぃぃぃ～」
妹「……ぁって」
兄「ぇ……なんて？」
妹「だ～か～らぁ～っ！　付き合って！　って、言ってんの！！　二回も言わせんなぁ！！！」
兄「あぇっと、『付き合う』っていうのは、あ～なるほどっ！　買い物に付き合うとか――」
妹「ちがうし……」
兄「……ぇう？？」
妹「恋人になって！　って、言ってんの！！　なんでいつもいつも！　そ～やってボカすの。意気地なしっ」
兄「～～っ！？　だって、おまっ！！　自分が何言ってんのか、わかってー－」
妹「る！！！」
兄「ぇぇ～っとぉ……さすがに、兄妹……だし。なぁ……？？　世間的にヤバくね？？」
妹「そ～ゆうトコがキモいって言ってんの！！　はぁぁぁ～っ！　もうっ！　と・に・か・くっ！」
兄「は、はい……」
妹「め～れいは絶対だから！」
兄「……絶対に、ぜったい？」
妹「ぅ、ん」
兄「そっか」
妹「責任、とってよね……バカにぃ」
兄「キモウト……ぁ――ッ」
妹「キモいのは、お互いさまでしょ」
兄「シスコンキモアニキでごめんな」
妹「ホントだし！　なんで、こんなヤツ……っ！！」
兄「でも、好きなんだろ？　――ってぇ～～ッ！？」
妹「んっ…ちゅぅ。イチイチ言わせんな、バカ……」
兄「ツンデレきたコレ～～～っ！　妹ルートよ～やく入ったかぁ～。いやぁ、長かった」
妹「選択肢とか、はじめから、ないから」
兄「それって……ぇ、いつから俺のこと」
妹「フンっ……。ゆ～わけないじゃん！」
兄「いもうとぉぉぉ～～～っっっ！！！」
妹「いぎゃぁぁぁっ！？　イチイチ引っ付くなぁぁぁっ！！　こんの、エロにぃっ！！」
兄「いもうとのにおい、クンカクンカ。すぅぅっ、はぁぁっ」
妹「うげッ、もう盛ってるし。キんも～っ！　でも……すき」

～～新しい試み的なやつです。需要あればたまにあげるかも？？フリー台本のほうが使い勝手いいかなって迷ったんですけど、テキストじゃないと出せないテンポ感のようなものが出したくて、この形に落ち着きました～～