自動演奏ピアノ2 の付属テキストの内容です
このたびは「自動演奏ピアノ2 16パート表示対応」のお買い上げ、誠にありがとうございました。
末永くお使いいただけるとうれしく思います。
■使い方
MIDIファイルをファイルメニューから読ませるか、ドラッグドロップで放り込むか、
実行ファイルかショートカットに放り込むか、どれかの方法で読み込ませます。
すると演奏が始まります。
16パートすべての鍵盤が一斉に動くのはさらに楽しいです。
16人のピアニストが目の前で演奏をしてくれているかのような鑑賞をすることができます。
■仕様
・rcpcv.dll を同じフォルダに入れると、RCPファイルも演奏できるようになります。
・MIDIデータはformat0、1のタイプを演奏できます。
Macヘッダがあると正常に再生できません。
■操作方法
・キーの上下でテンポが変えられます。
・キーの+、-で演奏のキー(音の高さ)が変えられます。
・画面の鍵盤の部分をクリックすることで、そのパートをミュートします。
ダブルクリックすると、そのパート以外をミュートします
左クリックですべてのパートのミュートを解除します。
■メニュー解説
「ファイル」
「開く」
MIDIファイルを開きます。
「再読み込み」
MIDIファイルを読み込み直します。
「キー」
「キーを上げる」
現在の音程を+1します。
「キーを下げる」
現在の音程を-1します。
「オプション」
「MIDIデバイス選択」
使用するMIDI機器を選択します。
2ポートのMIDIに対応しています。
「About」
CPUの周波数測定ができます。
特に意味のないお遊び機能です。
「MIDIタイマ周期」
演奏のインターバルを設定します。
1msでも全く負荷はありません。
一番左まで持っていくと、0msになりますが、CPU負荷が高くなり、おすすめできません。
通常は、1msで使用してください。
逆に長くするとリズムが不安定になりますので、あまりここを変える意味はありません。
■その他解説
「PCを送らない」
プログラムチェンジを送りません。
すべての音色をピアノで演奏したいときなどに使えるかもしれません。
「バンク無視」
音色のバンクセレクトを送りません。
何も音がならないときなどに、とりあえず音を鳴らすことができるかもしれません。
「コーラス無視」
コーラスCC93 を送りません。
コーラスがかかりすぎていて不自然なMIDIデータなどに使えます。
「パン無視」
CC10 パンを送りません。
音量バランスが妙に右や左に偏っている場合に使えるかもしれません。
「高速頭出し無効」
再生開始時、できるだけコントロールチェンジやエクスクルーシブを高速に送信することで
音の鳴り始めるまでの時間を短縮しますが、この機能を無効にします。
たまにですが、データの取りこぼしが起こり、演奏がおかしくなることがあるので、こういう際に無効にしてください。
その代わりに、演奏開始までの時間が長くなります。
「ランダムベロシティ」
ベロシティ(音の強さ)をランダムにばらつかせます。
人間味のある演奏になります。
「速度/音程同期」
速度を変えたとき、音程もそれに連動させて変えます。
キーを変えたときは、速度を変化させます。
これは、テープを早送りすると速度につられて音も高くなるという現象を
MIDIでも再現するものです。
「指定なし/55MAP/88MAP/88ProMAP」
MIDIデータ内に音色のバンク指定がない場合、ここで設定されているMAPが使用されます。
「詳細表示」
画面の上の方に現在のMIDIデータのトラックごとの進行状態が表示されます。
(デルタタイムとデータの位置をトラックごとの一覧で表示します。)
「Seek」
指定した小節に移動します。
実装が大まかなので、正確な位置には移動できないかもしれません。
数値ボックスの中に小節番号を指定して、Seekボタンを押せばその演奏位置に移動します。
その他・・・直接音源にデータを送る機能、すべてのパートのリバーブをMAXにするなど、ありますが
自分でもどういう機能を実装したのか忘れました。デバッグ用です。
適当にいじって遊んでみてください。
自動演奏ピアノ と 自動演奏ピアノ2 は別のソフトですが、
まとめて同梱してあります。