flower spiral 2021/05/15 17:38

アルトボイス彼氏 沙月奏太 前日譚⑥


・販売予告はこちら
https://www.dlsite.com/girls/announce/=/product_id/RJ325675.html


サークル主です!!

アルトボイス彼氏 沙月奏太~いちゃらぶ甘々お泊り旅行~
5月17日に発売します~!!!

本作は発売から約28日間、30%割引になっております~!
第一弾も20%割引になります。

ようやく、奏太をお届けできます。予定より遅くなってしまって、申し訳ございません……!
もう上旬とちゃう。中旬やで……。
今回、前日譚を読んでいただかなくても大丈夫なように、表紙イラストをご依頼したりんくさまに1P漫画もご依頼して描いていただきました。
りんく様のイラスト……女の子がめちゃくちゃ可愛いのですが、サークル主、男子の絵も好きでして……、ご依頼を受けていただけたときは、めちゃくちゃ嬉しかったです……(話それた)

文章苦手なリスナー様には漫画を見ていただいたら、キャラも話も大体わかる。つまり、がんばって前日譚を読まなくても大丈夫→じゃあ、前日譚の話できるだけ短くしなくても、大丈夫になったのでは?(←??)→いっぱい書くぞ~!!ほほほほほ……!

三万文字になりました!笑

奏太のお声を担当してくださった美吹さまが、ほんまにかっこ可愛く演じてくださったので、それをしっかり伝えられるようなものにしてぇ……!!!と思ってたら、長くなってしまいました。

アルトボイス彼氏 沙月奏太 発売まであと少しですが、引き続き、よろしくお願いいたします! 







奏太くんの足元にクッションを置いて、座るように促す。
彼は部屋を軽くみてから、柔らかく微笑んだ。
「なんか良い部屋だな。上手くいえねぇけど、あんたらしい感じだ」
「奏太くんが戻ってくる前に、急いで片づけたの。普段は散らかってるよ」
「はは……バラしていいのか?」
「あっ……そうだね」
私は彼がなにを買ってきたのか気になって、コンビニの袋を見る。
「それ……なにを買ってきたの?」
「泊まるのに必要なものと……ゴム。……するなら、いるだろ」
「あっ……!そ、そっか……そうだよね。ありがとう……買うの、忘れてたよ」
「いや……こういうのって、男が買っとくもんだろ。……ほら、あれだし」
「……?」
「なんでもねぇよ。風呂、どうする? 一緒にはいるか?」
「あ……えっと……うん。すぐに入れてくる……!ついでに、さっき言ってたお酒もってくるよ」
部屋を出ようとした私の腕を、奏太くんは座ったまま強く掴む。
息をのんで振り返ると、彼は熱っぽい目で私を見つめてきた。
「酒を飲むのは、明日でいい。酔ってない状態で、あんたをちゃんと抱きたい」
「っ!あ……じゃあ、お茶にするね」
「おぉ、ごめんな」
私の腕を掴んでいる奏太くんの手が離れた。
それなのに、まだ感触が残っている気がしてドキドキしてしまう。
お風呂のスイッチを入れてから、台所でゆっくりとお茶の用意をして、部屋に持っていく。
「ど、どうぞ」
座卓にお茶を置き、奏太くんから少し離れて座る。
すると、彼はふっと笑って、目を細めた。
「離れすぎだろ。……こっち来いよ」
「う、うん……」
奏太くん態度に余裕が感じられて、自分から誘ったくせに、私は緊張が増してきた。
彼の行動ひとつひとつが気になって目が泳いでしまう。
「……風呂が沸くまで、テレビみてもいいか?」
「どうぞ」
テレビの電源をつけると、画面に海外の映画が映った。
二人の男女が絡み合いながら、ベッドに行く。
女性は全裸になって、男性の上にのった。
そのまま海外映画特有の、激しいベッドシーンが始まってしまう。
(き、気まずい……!)
友達となら、こういうシーンに遭遇しても、軽く笑って流せるのに。
奏太くんは居心地が悪そうな顔でテレビを消した。
「ごめん」
「ぜ、ぜんぜんだよ。あはは……海外の映画って、ベッドシーンが多いよね。ノルマでもあるのかな?」
「どうだろうな……」
自分からお泊りに誘ったのに、彼が動くたびに、びくりと肩を揺らしてしまう。
すると、奏太くんは私の顔をのぞきこむようにして、目をあわせてくれた。
「心配しなくても、あんたが怖くなるようなことは、絶対にしねぇから」
「っ!それは、信じてるから、大丈夫」
彼の目が甘く揺れる。そっと両手で頬を包まれて、あ、キスしてもらえるんだとわかった。
私がぎゅっと瞼を閉じると、柔らかいものが唇に触れた。
「ん、はぁ……」
「ぁ、んっ……ふっ、あっ……」
ついばむようなキスが繰り返される。
さっきよりも長い時間、キスをされて鼓動が速くなっていく。
「っ……はぁ……はぁ……はっ……」
「悪い……ちょっと、長くしすぎた」
「平気だよ。キスしてもらえるの、すごく嬉しい……あっ、んっぅ」
「あんた……可愛いこと、言いすぎだ……」
「んぅ……!っは、んっ……ふぁっ……あっ……」
甘い雰囲気に酔いそうになったとき、お風呂のアラームがなった。
すると、奏太くんはキスをとめて囁いてきた。
「あんたの服……俺が脱がせてもいいか?」
「えっ!?……あ、いいよ」
積極的な奏太くんは、いつもに増してカッコいい。ドキドキしすぎて、声が震えてしまった。
「ありがとうな。……とりあえず、俺が先に脱ぐ。ぜんぶ脱ぐと見苦しいかもだから、上だけな」
奏太くんは豪快にシャツを脱いだ。華奢なのに、しっかり腹筋がわれている身体を見て、目のやり場に困ってしまう。
「あ……えっと……あの、お腹……割れてるね」
「柔道で鍛えてるからな」
「か、かっこいいね……」
「……おぉ」
「さ、触ってみてもいい?」
「……好きにしてくれ」
おずおずと手を伸ばして、彼の腹筋に触れる。するとくすぐったそうに笑ってくれた。
「なんか、すごいね」
「次はあんたの番だな」
奏太くんは不器用な手つきで、ゆっくりと私の服を脱がせてくれた。
下着だけになったところで、ぱっと目を逸らされる。
「あんたは……柔らかそうだな」
「さ、触ってくれていいよ」
「……ん」
照れているのか、返事がいつもよりぶっきらぼうだった。
綺麗だけど、男の子らしい手が、下着越しに胸に触れてくる。
「っ……ヤバい……これ、触るほうが恥ずいな……」
「もっと、触ってくれていいよ……?」
「……あんたも、俺に触っていいぜ」
「うん……。……腹筋凄いね」
「それ、さっきも言ってたな」
「だって、カッコいいと思ったから……」
「あんたも……その、柔らかくていいと思うぞ」
不思議な誉めあい状態になって、お互いに恥ずかしさが増す。
そうこうしているうちに、お風呂のアラームが鳴ったので、私たちはそわそわしながら、お風呂に入ることにした。


私たちは身体を洗ったあと、背中合わせになって湯船につかる。
「あ、悪い。ちょっとぶつかったな……」
「大丈夫。……私は奏太くんとくっつきたいって思ってるから……」
勇気を出して伝えると、奏太くんが動く気配がした。
彼の腕が後ろから伸びてきて、ぎゅっと抱きしめられる。
背中に彼の男らしい胸板を感じて、私はうろたえてしまう。
「そ、奏太くん?」
「俺も、あんたに触りたいと思ってる。え、エロいことも、興味自体はあった」
「っ!」
「だから、あんただけが、やらしいわけじゃない。あんた、さっき悩んでたみたいだから、ちゃんと伝えとく」
(きっと恥ずかしいはずなのに、私を安心させるために言ってくれたんだ……?)
奏太くんの思いやりが胸にしみこんでくる。
勇気をだして、私は彼と向き合う。そして、自分からキスをした。
すると、奏太くんは私を抱きしめなおして、キスを返してくれる。
「はぁ……んっ、あっ、んぅ……奏太くん」
「っは……ぁ、ん……」
すこしだけ奏太くんの舌が口の中に入ってきた。
積極的に求められたのが嬉しくて、されるがままになる。
「あっ、んっ……!」
口腔をくすぐるように舐められて、えっちな声がもれてしまった。
「んっ……はぁ、そうた、くん……。ぁう、んぅ……」
「っは……はぁ……言っただろ。エロいこと、俺も考えてたって……。んっ……はぁっ…」
「はぁ、もっと、えっちなキス、して……ほしいな……。私、奏太くんがどんなキスしたいのか、知りたい」
「煽るなよ」
「……してほしい」
「っ!」
羞恥心を隠して、私は誘惑するように彼の身体に胸をくっつくける。
次の瞬間、さらに舌を絡める激しいキスがはじまった。
「っは、あっ、んぅ……!っは、はぅ、んっう……ふぁっ……」
「んっ……あんたが……煽ったんだからな……はっ、んっ……」
「っは、んっ、ふっ、あっ、んぅ、んっ、あっ……」
呼吸がままならないキスに、私の身体はなぜか興奮していく。
口の中が、とろとろに溶けてしまいそう。
すごく気持ちよくて、奏太くんのことしか考えられなくなる。
お腹の奥が、じんじん痺れてきたとき、キスを止められてしまった。
「ヤバい……頭、ぼーっとしてきた」
「ん……はぁ……私も……」
「あがるか。のぼせたら、できなくなるしな……」
「……うん」
もっとキスをしたかったなと考えていると、奏太くんが、ふっと笑う。
「そんながっかりした顔するなよ。まだ、たくさんキスするし、俺は最後まであんたを抱くつもりだからな」
「っ!」
男らしい言葉に、私は改めて奏太くんにときめく。
(はやく……奏太くんに愛してもらいたい……)

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