[近接効果]マイクに近づくと低音が強調される
近接効果について
一般的なボーカルマイクは単一指向性という特性があります。
簡単に言えば正面の音を良く拾い、それ以外の音はあまり拾わないというものです。
ただこの単一指向性、近接効果というクセがあります。
それは、マイクに近づけば近づくほど低音が強調されるというものです。
セクシーボイスには有効ですが…
この近接効果。催○音声、エロ系などの耳元で囁かれる系のセクシーボイスにおいてはかなり有効になります。
また、ライブ会場など周囲の音が極端に大きい場合はマイクに唇を付けて歌う人もいます。
しかしそれは、リップやブレスノイズを拾いやすくなったり、声量の安定しない人がマイクに近づきすぎると音量にフラつきが出て聞き取りにくくなったりする悪影響も出たりします。
イコライザーで調整しましょう
マイクの位置をどうしても近くしたい場合は、イコライザーで低域を落とすと安定します。
マイクとの距離は2.5~10センチくらい
2.5センチ未満=ささやき声
3.5~7.5センチ=バックコーラスなど
10センチ=張り上げ声など
このくらいが大体の目安です。
録音する音の特徴、最終的に欲しい音などを考慮しつつ、マイキングを調整していきましょう。