【書籍紹介】『自己暗示』C.H.ブルックス、E.クーエ
「自己暗示」名著です
この本は、暗示療法における貴重な情報源であり、今でも多くの人に読まれています。
ほとんどの執筆はE.クーエ本人ではなく、ブルックスが祖述した解説本です。
この書籍は、E.クーエ暗示法に関する解説が主な内容となっています。E.クーエ本人は執筆活動をほとんど行っておらず、後半に載っているクーエ本人による短い論文に関しても、その内容は簡潔かつ無駄がないものとなっています。
若干の持ち上げ感はあります
ブルックスによる冒頭でのE.クーエの紹介などはイエスの奇跡になぞらえているような描写もあり、今から見るとやや過剰であるように感じる読者もいるかもしれません。
ただ、まだ暗示というシステムが確立されていなかった時代だという事を頭に入れて読めば、問題ありません。
暗示というシステムが確立されていなかった当時、このような深い掘り下げを行った書籍は、非常に稀であり、その内容には多くの価値があるとされています。また、書籍が出版された当時には、E.クーエ暗示法についての情報が限られていたため、この書籍は非常に貴重な情報源としても捉えられています。
ミルトン・エリクソンとエミール・クーエ
催○療法と言えば、ミルトン・エリクソンの名前がよく挙げられますが、この本の著者であるE.クーエ(ブルックス)は、エリクソンよりも50年以上前に暗示療法に関する研究を行っていました。そのため、この書籍は、暗示療法の歴史において非常に重要な位置を占めています。
以上のように、この本は、その内容が書かれた当時には非常に革新的であり、今でも多くの人々に読まれ続けています。それは、人生において常に変化し続ける価値観や考え方を深く掘り下げた、貴重な書籍であるといえるでしょう。