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落書きの記事 (24)

玖人②

魔王軍領地。
真っ暗な部屋。

その真ん中には触手で四股を固定され、捕らえられたフロワーゼ・ローズの姿があった。

愛らしい赤髪のツインテールは複数の触手に遊ばれゆらゆらと揺れている。

「んっ……」

静かに目を開けるも暗闇の中。

「ここ……は?」

何も分からない。
何がどうなっている。
自分は一体どうなって……。

「うっ……?! 腕が……動かない?! 体躯を固定されてる? しかも変身が解けてないだと?!」

唯一分かったこと。
自分は魔王軍に囚われている。
この状況を打破しなければならない。

そして変身が解けていない……つまり
「あ……あぁ……胸がある。戦ってる最中は殲滅に集中するから気になってなかったが……。
改めて意識すると恥ずかしいな」

フロワーゼ・ローズこと玖人。
その正体は男である。

宇宙から飛来したマザー・フロワーゼを救うため、契約した姿なのだ。

「それに……股も……有るべきものがない。違和感が残ってる」

何度も変身をして魔王軍と戦ってきた。
しかし女の体躯は慣れるものではない。

それにこの姿で囚われているということは……何をされるか分かったものでは。

【つづく】



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玖人①

「っ……がはっ!!」

禍々しい拳が腹部に入り、内臓の物が全て出てきそうな不快と痛みに襲われた。

赤髪のツインテールがハラハラと地面に落ち、禍々しい腕を持つ怪物は気絶したローズの顔をしげしげと見つめる。

「フロワーゼの中でも最も警戒すべき戦士と聞いたが……他愛もない。魔王様は何故こんな雑魚に構うのか……理解に苦しむ」

そう吐き捨てると控えていたオークを睨み
「何をモタモタしている。此奴を魔王様の元に届けろ……」

「お、仰せのままに!!」

真紅の戦士、フロワーゼ・ローズこと玖人は抵抗の甲斐なく魔王軍の手に堕ちた。

禍々しい腕を持った少年は苦虫を噛んだような顔をして
「……ちっ、こんなにも張り合いがないとは思わなかった。暇だな……ついでに他のフロワーゼも狩るか……」

崩壊の始まりし市街地へと消えていった。

【つづく】



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