+No.490 officina 2021/08/05 02:44

「執着イネーブリング2」テーマとイラストについて

いつも販売開始後に作品について制作の感想記事を投稿させて頂いておりますが、今回「執着イネーブリング2」に関しまして、1つの記事にするには内容が長すぎる為、一部の制作感想を販売開始前の記事にて投稿させて頂きます。

こちらの記事ではネタバレありませんので、ご安心ください!

「執着イネーブリング2」に対する拘り(執着?)を記事にさせて頂きました。今回の作品は、私の性癖の間に矛盾が起きていて、それについてどの様にバランスを取ればいいのかずっと悩んでおりました。そんな腐女子の謎な拘りのお話です。

今回のテーマの「リバーシブル」について

BL作品の中でも、少数派であるリバーシブルですが、この設定は、私の歴代推しCPでは当たり前のように存在し、ほぼ好きになっていた推しCPは全てがリバーシブルで成立しておりました。CPの設定によって「AXBメイン寄りのBXA」または、「5:5の割合でリバになっている」かの違いのみです。

そんな当たり前のようにしてきたリバーシブルですが、今回、樹&秋斗の2人にリバ設定を取り入れる事に関し少し葛藤していました。その理由は、樹&秋斗は「年下×年上」に拘っていたからなのです。(一度でもリバになったら、「年下攻め×年上受け」という言葉を果たしてまだ使えるのか?と、少し複雑な気持ちです・・・)

従来CPの攻め受け固定に関して私の中ではそこまで拘りは無いのですが、二次創作でもなく、パラレルでもなく、最初からリバーシブル設定の作品でもないので・・・この展開を正式に創作の作品として出す事を気軽に決断することができませんでした。

「兄貴や親属性の年上キャラは受けだ」という、自分の中で揺るぎのない性癖がありまして・・・と言っても決して攻めに回わる事を許せないわけではありません。寧ろ秋斗には攻めの男らしさも失ってほしくないです。執着イネーブリング前作の記事でも書いていたのですが、攻めキャラが受けになる設定が好きです。兄貴や親属性の年上キャラの受けが好きだけど、その前提に”元攻め”か”攻め寄り”か”攻めに見える”の設定がほしいです・・・(色々と個人の基準が混ざっております)

今回の作品で二人は「リバ」となっているのですが、これに関しては「樹×秋斗」という絶対的な存在があってのリバだという事です・・・今後の新作も(もしあるとしたら)ほぼ樹×秋斗がメインになるかと思います。このような理由も含めて、今でもCPの略称は「いつあき」のままです。

※勿論、リバの描写がある内容はちゃんと「リバ」と注釈させて頂きます。
 地雷原になってしまいますので。

また、ボイスコミックなど過去編の樹と秋斗も、私の中ではショタ×兄(正しくは叔父)になっております。勿論樹が18歳になるまでは2人にHシーンがないので、「ショタ×兄」というよりは「ショタ&兄」です・・・現時点、執着イネーブリング2の「秋斗×樹のシーン」以外、全てのストーリーは私の中で「樹×秋斗になる」前提で考えております。

更に裏話ですが・・・執着イネーブリング前作の段階では「樹のような攻めは最強なので、彼の受けは想像できない」と思っていました・・・それなのにリバーシブルの性癖が発動してしまいました。好きなキャラは攻めも受けも両方味わいたい!(極論)こんな作者で本当にすみません!

と言っても、キャラクターの本来の設定を壊すようなリバ展開だと、パラレルじゃない限り私自身も違和感を感じますし、納得できないと思います。本編の彼らの状況がリバ設定で成立するからこそ、この展開で続編を作ると決めました。

作者の感情も、キャラクターの感情も混沌しているこのシリーズですが、好きなものを沢山詰め込んで、自分なりに全てをかけたので・・・本当に作ってよかったと心から思っております。

ジャケットイラストについて

今回のイラストに関しまして、個人的に意識して描いた部分がいくつあります。

①前作は樹が秋斗に執着しているので、樹が秋斗を見つめていましたが、今作は秋斗の方が樹のことを思っているので、秋斗が樹を見つめているイラストになりました。

②樹の目線がこちらに向けられているのは「秋斗は僕だけのもの」という意味を含んでいます。両手で秋斗を引き寄せ抱いているのも樹のちょっとした独占欲を表しています。

③リバに見える構図を意識しました。

④樹の首にあるキスの痕は実際に作品中に出てきます。

⑤CV表記の並びは左×右ではなく左下×右上になっているのは、左(攻め)×右(受け)である事と、上(攻め)×下(受け)という意味を含めこのように表記しました。

⑥きっと誰にも気付かれない作者の拘りといえば、前作は男らしい感じの乳首を意識して描いていたのですが、今作は秋斗の乳首をとある理由で(ネタバレになるので伏せます)少しエロく描きました。男らしさが残っているように意識したので、あまり大きく違わないようなイラストになっているかと思います。

⑦以前Twitterでもツイートさせて頂いたのですが、樹の年下感を出したいので髪型と目付きを少し変更させて頂きました。現在DLsiteの販売ページの方も画像を差し替えしております。

▼本来のジャケットイラストはこちらです。

と、このように作者の謎の拘りは前作のジャケットイラストにもあったりします。

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