駄文あるいは戯言のたぐい:失われたエロを求めて
過去に書いていた製作日記。あまり真に受けないようご注意ください
エロくない!
正確には自分の作ったものがエロいのかどうか分からない。
これは他の製作者さんも感じていることではないだろうか?エロゲはエロくなければ存在価値が無い。つまり製作そのものが無駄ということになる。
こうして製作中に何度も立ち止まっては何故エロくないのか、どうしたらエロくなるのか自問自答を繰り返すのがエロゲ作家の常である。
自分で描いた絵で抜ける者はいない。
断言しよう、北斎だって抜いてない。
(追記:いろんな作者さんのブログ見てたら、そのくらいよゆーな猛者もいるっぽいですね…)
自分で描いた作品で抜けると自分で自分の理想のエロを描いて自分で抜くという完全なるエロスパイラルが完成するので、なんとももどかしいところだ。
アンチスパイラルに滅ぼされてしまう。
あぁ、ミロのヴィーナスの作者は抜いてるかもしれないなぁ。だってあれエロいもん。
あんなにエロいのに教科書にまで載っているのである。
頭おかしいんちゃう?
思えば僕のエロの原点は古代ギリシャ彫刻にあるのだと思う。
それは子供の頃に見た教科書に載らないようなギリシャ彫刻の数々を紹介する番組を見てからだ。
番組名は覚えてないが、おそらく天下の「みなさまのNHK様」だったかと思う。
全裸で横たわる女性の股間から勃起したペニスが生えていたりして、子供の僕はまるで理解は出来なかったが安易に口にしてはいけない禁断の何かだと直感し、親や周囲に話さず心の奥底にそっとしまい込んだ。子供なので一晩寝たら忘れたが時々思い出す。
そしてこう思うのだ。
僕の作品も教科書に載らないかなぁ~。
そして世界中の子供達に抜いてもらうんだ。